サプライズで親子喧嘩に? 失敗例から学ぶ“母の日ギフト”の選び方3選
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
もうすぐやってくる母の日。誕生日以外にもう一度、母親に感謝を伝えることができる日です。
ただ、毎年のことだけに、何をして何をあげたらいいか迷うのも確か。
そこで、母の日ギフトを選ぶときのコツを、過去の成功例や失敗例のインタビューをもとに3つご紹介します。
●(1)サプライズは避けるのが無難
サプライズプレゼントは相手の嗜好にマッチすれば“大成功”ですが、万一ハズレてしまうと“大失敗”になってしまう大きな賭けです。
誕生日なら、家族以外にも複数の人からプレゼントを受け取ることが多いので、一つくらい失敗があっても笑い話で済みますが、母の日を祝うのは子どもだけ 。
失敗したときの場の盛り下がり度はハンパありません。
サバサバした性格でみんなに好かれているOさん(30歳女性)は、数年前の母の日に、母親の大好物のスイーツをドイツの知人に頼んで海外から取り寄せてサプライズプレゼントしたそうです。
ところが母親は、少し前の健康診断で血糖値の高さを指摘されて、糖質制限を始めてイライラが募っていたところ。
遠慮のない江戸っ子の母娘間だけに、「なんでこのタイミングで!」とまずは母がキレ、「そんなこと知らないし!」と娘も逆ギレし、しばらく音信不通になったそうです。
サプライズにこだわるよりも、本人の近況や希望に耳と目を研ぎ澄ましたほうが良さそうですね。
●(2)好みが分かれるファッション系のプレゼントは一緒に選ぶ
母も女性。身につけるものに対してはこだわりを持っているものです。
だからこそ、衣類などのプレゼントはせっかく選んだ品でも気に入ってもらえない という最悪の事態が発生しかねません。
Mさん(48歳女性)はおしゃれな義母(70歳イギリス人)への母の日のプレゼントに、毎年、スカーフやバッグなどのファッション小物を選んできたそうです。
『でもあるとき、義母がそれを身につけてくれていないことに気づいてね。同居している義弟に聞いてみたの。そしたら、赤十字に寄付しているみたいって。どう思う?』
ショックを受けたMさんは義母に直接抗議したそうです。
すると「だって私の趣味じゃないんだもの」との答えが返ってきたとのこと。一瞬絶句したものの、「じゃ、今度は一緒に買い物に行きましょう!」と宣言したというMさん。
それ以来、毎年母の日には一緒に買い物に出かけるようになり、義母もMさんも満足のいくプレゼントを選べて満足しているそうです。