女子=介護要員? モヤモヤを感じた“子どもの性別”に対する発言3つ
こんにちは、佐原チハルです。
以前、ライダーベルトを欲しがる女の子が、「女の子だから」という理由で親に取り合ってもらえなかった様子を収めた動画が話題になったことがあります。
これをきっかけに、「子どもの性別が女の子(男の子)だと、こんな風に言われてしまう」という悩みの声が多く聞かれました。
そこで今回は、「子どもの性別について、こんなことを言われてイヤだった、困った!」というエピソードを、周囲のママ友さんたちに聞いてみました。
●娘の前で、弟が「さすが男の子ね!」と褒められたんだけど……
5歳の女の子と、3歳の男の子のいるママさんから聞いたお話です。
『お正月に実家に帰ったとき、息子が電車の本を見て遊んでたのね。いろんな電車の名前を大人たちに教えてあげたり、写真に表示されている駅名を読み上げたり。それでみんな「さすが男の子」「もう文字を覚えているなんてすごいね」って褒めてくれたんだけど……』
褒められてうれしいはずなのに、「複雑な気持ちになってしまった」のだそう。
『実はうち、弟より姉の方が電車好きなんだよね。電車の名前たくさん覚えたのも、駅名が読めるようになったのも、お姉ちゃんのほうが早い時期だったし、弟が今いろいろできるのもお姉ちゃんの影響。でもお姉ちゃんのときは、それで褒められたことなんて1回もなかった 。なんかお姉ちゃんかわいそうだったなって、弟を見てて思っちゃった』とのことです。
こうした“悪気のない対応の差”は無意識に出てしまうので、意識していないと防げないもの。誰かを褒めるときには、そばにいる子どもとの間に性別によって差をつけてしまっていないか、注意をしておきましょう。
また上のお子さんが、下のお子さんが褒められることで悲しい気持ちになってしまうような事態が起きたら、「○○ちゃんも好きなんだよね、得意だもんね」など、フォローしてあげることも忘れずにいたいところです。
●「そんな女の子みたいな遊びばっかりじゃなくて」と言われてしまった
こちらは2歳の男の子のママさんからの声です。
『うちの子、おままごとが好きなのね。で、外遊びはあまり好きじゃないんだけど、それで「部屋でままごとばっかりして!」って、おじいちゃんに怒られちゃったことがあって』
息子さんは、どうして怒られてるのかも分かっていなかったそう。
『わからなくて当然だよね。別に悪いことなんてしてないんだから 。