現役パイロットも絶賛! 家族旅行におすすめの国内&海外スポット3選
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
香港という巨大なハブ空港を抱える場所に滞在しているせいか、知り合う人に航空関係者が多く、常々羨ましく思っています。
何せ、彼らは社内割引を利用して世界中を旅できるから。家族持ちとなったママパパ友たちもまだまだ現役アテンダントやパイロットとして空を飛んでいます。
そして、休暇時には家族連れで世界中を旅するだけあって、世界も日本も知り尽くしています。そんな彼らにお勧めスポットを紹介してもらいました。
●(1)日本~東北震災地で日本の底力と優しさを知る
14歳から18歳までの3女のママIさん(48歳)は元アテンダント。Iさんが子連れ家族旅行に「一押し!」と教えてくれたのが、日本の東北。
その理由は『日本の伝統と日本の自然、それと何より日本の持つ底力を感じ取れるから』とのこと。
海外生活が長いからこそ、外から見る日本の姿に心を痛めることも多いというIさんは、3年前の夏、子どもたちと一緒に東北の仙台・気仙沼・石巻を10日間かけて廻ったそうです。
そう、震災地です。実際の被害地を目にして話を聞いたとき、大人も子どもも最初はショックで言葉を失ったそうです。
でも、そこに泊まって食べて買い物をする中で復興の力強さも知り、日本という国の底力と優しさを感じ取ることができたと言います。
『特に子どもたちは、日本人であることに誇りを持つようになった 』とはIさんの言葉。
それ以来、子どもたちは毎年震災の日が近づくと、通うインター校でさまざまなドネーション(寄付)を募るイベントを行っているそうです。
●(2)タイ~酷暑のチェンマイ山中で保護象と体当たりのふれ合い
10歳から17歳までの1男2女のパパTさん(45歳)は現役パイロット。
その特権を生かして、子どもたちも世界各地に気軽に出かけています。
そんなTさんのおすすめスポットはタイのチェンマイ。チェンマイ市街から車で2時間ほど山に入ると、そこにはアジアンジャングルが広がります。
そしてそこには象たちの施設が点在しているのです。タイでは古くから象は神の使いであると同時に労働力でした。
でも近年になって急減にその需要が減り、“無職”状態の象が増えているそうです。『象たちに与えられた新しい仕事の一つが、トレッキングバディ なんだ』とTさんが教えてくれます。
Tさんたち家族は、象使いと象とが暮らす集落を訪ね、そこで象使いからタイにおける象と人の歴史、そして象との接し方を学び、実際に象にまたがって川へ山へと分け入るトレッキングを体験しました。