英語だけじゃない! “インターナショナルスクール”で学ぶメリット4つ
しかし、自由を支えるための規律の厳しさも同時に持ち合わせている のがインターナショナルスクールなのです。
娘がGrade6(小学校6年生)のときのことです。クラスに、カナダ人の女の子とスウェーデン人の女の子がいました。
この2人は仲が悪かったらしく、スウェーデン人の女の子が、クラスの他の子たちに皆でカナダ人の女の子を無視しようとメールを送ったそうです。
それを知った学校は、即刻スウェーデン人の女の子を一週間の停学処分にしました。
この件に関して学校から送られてきたメールには、クラス皆で一人の子を無視するというのは、心に傷を負わせる重大な暴力行為であり、その深刻さを子どもたちに理解してもらうために厳重処分としたと書いてありました。
小学校6年生に停学一週間はいくらなんでも厳しすぎるのではないか、とそのときは思ったのですが、この事件後、その類の陰湿ないじめは学年全体で全く発生しなくなったという話を聞き、子どもたちは本当に大切なことを学んだのだなと思いました。
もしいじめの理由が相手の文化や民族性、肌の色といった外見的要素に関わることであったら、学校の対応はさらに厳しくなります 。
多国籍の人々が集まるインターナショナルスクールの中において、“生まれ持った個々の特性・背景”を標的にする行為は最も卑劣な行為であるとみなされるからです。
インターナショナルスクールは自由だし、子どもたちも意見を述べることができる。
しかし、YESはイエス、NOは絶対にノー。良いことは良いし、悪いことは絶対に悪い。それがインターナショナルスクールのしつけに対する姿勢なのです。
●インターナショナルスクールで学ぶメリット
(1)優れた英語力が身に付く
(2)自分とは異なる文化への理解力が身に付く
(3)個性尊重の教育により、個性が伸びる
(4)自由の中で、守らねばならない規律を学べる
----------
いかがでしたでしょうか?インターナショナルスクールで学ぶと、どのようなメリットがあるかご理解いただけましたでしょうか?
この記事を読んだママやパパに、近くにあるインターナショナルスクールを一度覗いてみようか、と思っていただけたら幸いです。
【参考文献】
・『全国版インターナショナルスクール活用ガイド』増田ユリヤ・著
・『子どもをインターナショナルスクールに入れたいと思ったときに読む本』平田久子・著
●ライター/Golden Bean(バイリンガル教育パパ)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
不登校息子は小5で大荒れのピークに!中学からは特別支援学級?悩んだ末決意した「私立中学受験」への挑戦