知らないと後悔する!? インターナショナルスクールに入学する前の注意点
グレード1(小学校1年生)からグレード2(小学校2年生)に進級するとき、先生から留年を勧告されました。
勉強についていけていないようなところがあるからというのがその理由でしたが、私はかなりショックを受け、うろたえ、何とかグレード2に進級させてくださいと担任の先生にお願いし、留年せずに済みました。
その後、シドニーを経て上海に来て現在までは何とか留年せずにきておりますが、娘の友人の中には、数人留年している子がいるのです。
さぞかしご両親もショックだろうと心配していましたが、会ってみると意外とさっぱりとした顔で、学力に応じた学年にいたほうがいい、ということをおっしゃるのです。
娘たちも、留年した友人のことを軽んじたりすることもなく、それまでと同じようにつきあっているのが印象的でした。
小学校で留年なんてかわいそうという考え方はなく、その子どものことを考えたら、勉強がついていけていないのに進級させるよりも、もう1年同じ学年で勉強をして、それができるようになってから上の学年に上がる方が結果的にその子どものためになる という考え方なのですね。
●インターナショナルスクールに入学する前に理解しておきたい注意点
(1)インターナショナルスクールは、日本の正規の学校と認められていないため、日本の小・中学校の義務教育の卒業資格は取得できない
(2)中学、高校、大学と一貫して欧米式の教育を受けさせるのかどうかを、よく考えてみることが重要
(3)日本人としての文化やアイデンティティーを持ち続けることができるよう何らかの工夫、努力をする必要がある
(4)かなり高額の学費がかかるため、長期に渡る経済的計画を立てる必要がある
(5)留年する可能性もあるため、しっかり勉強をしないといけない
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いかがでしたでしょうか。インターナショナルスクールに入学を決める前によく知っておくべき点をご理解いただけたでしょうか。
ひとりでも多くのお子様が、豊かな計画の元に、インターナショナルスクールで楽しく学び、世界中で活躍できる人となりますように。
【参考文献】
・『全国版インターナショナルスクール活用ガイド』増田ユリヤ・著
・『子どもをインターナショナルスクールに入れたいと思ったときに読む本』平田久子・著
●ライター/Golden Bean(バイリンガル教育パパ)
●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)