家庭崩壊しちゃう!? ブラック企業で働く夫への本音と転職サポートのコツ
近年、長時間労働によって過労死する人のニュースが後を絶ちません。
過労死してしまうのは社会人経験の乏しい新入社員だけでなく、長年会社に勤めてきた中堅社員でも大いにあり得ます。
そのため、日頃から残業の多い“ブラック企業”で夫が働いているという方は、心配で仕方ないと思います。
最近は“働き方改革”として政府も長時間労働対策に乗り出していますが、ブラック企業側に「残業させないでください」と言ったところで、社員は仕事を家に持ち帰ることになるか、タイムカードを定時に打って深夜まで働くという状況がしばらく続くでしょう。
結局、自分の身は自分で守るしかないわけですが、ブラック企業からの転職には妻のサポートも大切になってきます。
今回は、夫がブラック企業に勤めているという人たちの体験談と転職のサポート方法についてご紹介したいと思います。
●(1)専業主婦だから、「辞めていい」と言えない
『毎朝7時に出社して夜の12時に帰宅する夫。休みは毎週日曜だけ。
本当は育児を手伝ってほしいけどそんなことを言えるわけもなく、かといって私が専業主婦なので気軽に仕事を辞めていいとも言えません 。このままだと夫も私もおかしくなってしまわないかと心配です』(33歳女性/3歳男児、1歳女児のママ)
この方は、夫がブラック企業に勤めて疲弊していることを知っているものの、自分が専業主婦なので気軽に転職を勧められないという悩みを持っているようです。
また、労働時間が長過ぎるため、家のことは一切手伝ってくれる余裕がなく、家事育児は完全に任されっぱなしとのこと。
夫も自分も疲弊しきっていて、いつか共倒れになってしまうのではないかと心配で仕方がないそうです。
●(2)夫の上司にイライラ
『私の夫も長時間労働当たり前の会社に勤めていますが、昭和時代の働き方を強要してくる上司にイライラします。本当は週休2日なのですが、いきなり電話で会社に呼び出すこともしばしば。夫に聞くと本当は行かなくてもいいことでも、「とりあえず会社にきてから話そう」と言われるとのこと。
日頃のそういう言動にムカついていた私は、一度飲み会に参加したときに遠回しに嫌味を言いました。
そしたら、「俺たちの時代はな、何か月も休みがなかったし、毎日3時間睡眠なんて当たり前だった。それが本当の働くってことだ」と語り始め、しまいには「お前はもっと働かんといかん!」