プレッシャーになる!? “女性の社会進出”推進に違和感を感じる声3選
本当に実現しているかどうかはさておき、近年、「女性の活躍推進」「女性が輝く社会の実現」「女性のキャリアアップ推進」など、働く女性を応援しようとする動きが見られるようになってきました。
でも、そういった言葉や風潮に違和感を感じる、という人も少なくないでしょう。
「結婚や出産をしても女性が管理職になれる環境を」「すべての女性が活躍できる社会に」などと言われて、自分はそんなの目指してないのに……と焦りを感じる女性もいると思います。
そこで今回は、女性の社会進出やキャリアアップが叫ばれる中で、違和感を感じる女性たちの声をご紹介したいと思います。
●(1)産後はパートでほどほどに働きたいのに……
『私はまだ独身で正社員として働いています。近いうちに結婚も出産もしたいですが、そのときに今と同じように働きたいとは思ってません。子どもが小さいうちは専業主婦として子育てに専念したいし、子どもが大きくなってからも経済的に逼迫していなければ週何日かのパートで十分 だと思っています。
もともと働くことで自己実現とか成長とかを目指しているわけではなく、生活のために働いているだけなので……。
そういう私からすると、「産後も女性がキャリアを積みやすく」とか「女性の管理職を増やす」とか言われると、正直困惑するというか、私はそんなもの望んでないからそっとしておいてと思ってしまいます』(20代女性/会社員)
働く女性の誰もが管理職を目指してバリバリ働きたいと思っているわけではありません。
プライベートを大切にしながら(むしろプライベートを重視しながら)ほどほどに働きたいと考える女性だってたくさんいます。
十分な収入さえあれば、結婚後は家庭に入って夫をサポートしながら子育てに専念したいと考える人だって少なくないでしょう。
そういった考えの人からすると、あまりに「女性活躍」を叫ばれると、「“女性”と一括りにしないで。私は仕事にやりがいを求めてないんだから……」と焦りを感じてしまうかもしれません。
●(2)専業主婦だって社会貢献して輝いているのに……
『私は10年ほど専業主婦をしています。別に働きたいけど働けなかったというわけではなく、自分と家族の意思で専業主婦になりました。後悔もしていないし、専業主婦として家族を支えていることに誇りを持っています。
でも、女性の活躍推進とか女性が輝く社会の実現とか言われると、女性はみんな専業主婦にならずに社会に出て働けと言われているよう で違和感を感じます。