子育て情報『不登校児を救う!? 子どもの居場所“フリースクール”の特徴と体験談』

不登校児を救う!? 子どもの居場所“フリースクール”の特徴と体験談

勉強だけでなく、遊びや季節行事もたくさん行われます。

●「心が休まった」「費用が高い」……経験者の話

実際に通っていた人やその保護者は、フリースクールをどのように捉えているのでしょうか。インタビューしてみました。

『いじめにあって不登校になった私は、中学1年の夏から3年の春まで、私立のフリースクールに通いました。普通の学校と全然違い、いろんなタイプの人がいて、誰もが「ありのまま」を認めてもらえる 場所でした。

毎日の活動で何をするか・しないかは自分で決めることができたし、決めたことにとやかく文句を言ってくる人もいなかったのでとても安心でした。おかげで心をじっくりと休めることができ、中3のゴールデンウイーク開けにはもとの学校に戻れました。今でもスクール時代の仲間とたまに飲みに行ったりしますよ』(30代女性/パート)

これはまさにフリースクールの成功事例といえますね。


子どもたちには本来、生まれ持っての回復力が備わっています。学校になじめないことで傷ついたとしても、安心・安全な場所でゆっくりと休むことができれば、自然とふたたび羽ばたくことができるのでしょう。

また、お子さんをフリースクールに入れた方からはこんな話が聞けました。

『のびのびした泥んこ系幼稚園を卒園した息子。地元の公立小学校に入ったとたん、画一的な教育と理不尽な評価、無意味な規律ばかりの毎日で日に日にぐったりしていったんです。

息子なりに頑張って通学してはいましたが、勉強にはすぐについていけなくなりました。ストレスから体調を崩しはじめ、1年生の夏休み開けには泣きながら「僕もう学校はイヤ……」と言い出したため、フリースクールに通わせるようにしました。

スクールでは一人ひとりの理解度に合わせた教育がなされ、できたことは徹底的に褒めてもらえます。
わからない問題があっても決して叱られず、理解できるまで根気よく教えてくれるんだそうです。遊びも取り入れながら楽しく学ぶことができ、息子は本来の屈託なさを取り戻すことができました』(40代女性/主婦)

『フリースクールは費用がネックですね。うちの娘が通っているスクールは、入会金が5万5千円。毎月の月謝が4万円 かかります。お金を出し惜しむべきではないってことは百も承知です。でも、「いつまでここに通わせなきゃいけないのかな……」と思うことは正直ありますね』(40代男性/会社員)

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