出費の多さにビックリ!? 経験者たちが語る“キッズモデル”の実態
最近よく聞くようになった“キッズモデル”という言葉。
今ではキッズモデルを専門に扱う事務所も数多く存在し、実際に自分の子どもをモデルとして登録している人も少なくありません。
かわいいわが子がモデルデビューできるなんて夢のようですが、「実際にはどんな活動をしてるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで今回は、キッズモデル&ママたちにリサーチしてみました。
●演技よりも礼儀! 体育会系の世界
『レッスンをきちんと行う事務所だと、先輩・後輩関係が厳格です。例えば、レッスン室には必ず先輩から入ることになっています。
後輩は、レッスン室の入り口にズラーッと並んで、入っていく先輩たち一人ひとりに大きな声で「おはようございます!」と挨拶しなければなりません。この時、声が小さかったり姿勢が悪かったりすると、先輩からも先生からも厳しく注意されます 』(30代女性/小学生男の子のママ/キッズモデル歴2年半)
まるで体育会系の部活動のような光景ですね。
実は、モデル事務所に入って最初に教え込まれるのは、演技ではなくて礼儀作法なんだそうです。
中には、こんな感想を述べてくれたママもいました。
『娘が小学校に入ったとき、よそのお子さんの幼さにビックリしましたね。遊びに来ても挨拶しない、靴を揃えないなんて当たり前。私に対してもあれしてこれしてと、まるで自分の親に接するかのような態度なんです。
事務所の子たちはその点、礼儀や大人との関係性がきちんと分かっています。担任の先生からも「目上に対する接し方がこんなにきちんとしている1年生は珍しい」と驚かれました』(40代女性/小学生女の子のママ/キッズモデル歴7年)
撮影や収録は、多くの人が関わる仕事の現場。
子どもといえども、挨拶や敬語、正しいマナーをきっちり守ることが求められているんですね。
●びっくりするほどお金がかかる!?
キッズモデルといえば、気になるのがお金事情。
どれくらいの経費がかかるのか、ギャラで元は取れるのか……そのあたりも突っ込んで聞いてみると、ある1人のパパが苦い顔で答えてくれました。
『こんなにお金がかかる世界だとは、正直思っていませんでした。事務所に所属するためには入会金と年会費がかかります。それに毎月のレッスン代。衣装もヘアメイクも自腹で、宣伝用の写真を撮影するときにはカメラマンにもお金を払わなくてはいけません。