読書嫌いを克服する! 図書館を使った子どもを本好きにさせるコツ
そうすれば、本を読み機会が増えていきます。
くれぐれも注意したいのは、本を読んでほしいからと言って、「本を読みなさい!」と強制してしまうことによって“本嫌い”にしてしまう ことです。
多くのお子さんは強制されればされるほど本を読むのを嫌がるようになるのは、教科書に載っている小説などに興味を持てない子が多いことからもわかります。
●シリーズの本に注目する
本によっては、シリーズ化されているものもあります。シリーズ本のよさは、1冊気に入ると、全シリーズ読んでみたくなることです。
シリーズ化されている本の裏表紙にはたいてい別のシリーズの本が紹介されていますので、一緒に眺めてみましょう。
わが子の場合は、「次はこれを読みたい!!」と必ず言うので、次に行く時はそれを優先的に借りるようにしています。次に図書館に行って借りるのを楽しみに待っています。
また、お気に入りの作家さんがいるなら、全作読んでみるのも楽しいです。
たとえば、ある絵本に登場したキャラクターが、同じ作家さんの別の絵本に脇役で登場することがあります。また、人気の絵本だと、脇役たちのスピンオフのお話もあったりするなど、より楽しめるようになっているものもあります。
子どもは自分の知っていることを“発見”するのが大好き です。少しでも知っていることがあると親近感がわき、もっともっと好きになっていくことが多いです。
このようなワクワクや喜びの経験を重ねることによって、子どもはどんどん本が好きになっていきます。
●他の子が本に親しむ様子を見ることができる
図書館には地域でも指よりの本好き親子が集まってきます。
お子さんだけで食い入るように本を読んでいる光景も珍しくありません。
実はこのモデルになる親子を“みる”体験が大切なのです。言葉であれこれ伝えなくても、本が大好きな親子の行動を見るだけで、“本を読むのは楽しいことだ”ということが伝わりやすくなるからです。
ただ、そうはいっても、本が嫌いなお子さんの場合は図書館に誘っても行きたがらないことがあるかもしれません。
そのような場合は、無理やり連れて行っても逆効果です。お子さんが行きたがらない時は、「(ママが)図書館で借りたい本があるからついてきてもらえる?」などと軽く誘ってみましょう。そして、子どもの本が置いてあるコーナーにさりげなく立ち寄ってみてください。