鳴らなかったのは私だけ?1分でわかるJアラートの基礎知識
こんにちは、ライターのyossyです。
2017年に入って以降、北朝鮮の弾道ミサイル発射に関連するニュースが連日報道されています。
8月29日の早朝には、ミサイルが北海道の襟裳岬上空を通過して太平洋に落下するという事態が起き、Jアラートが発動されました。
しかし、『通過したようだが、Jアラートが鳴らなかった』といった不安を覚えた人もいるそうです。
有事に備え、Jアラートの仕組みと設定方法を解説しましょう。
●Jアラートは、消防庁から送られる警報システム
そもそも、”Jアラート”というのは、『全国瞬時警報システム』のこと。
気象庁や内閣官房からくる重要な情報を、素早く国民に伝えるために整備されたものです。
・気象関連情報(津波、地震、噴火、竜巻、特別警報等)
・武力攻撃関連情報(弾道ミサイル、テロ等)
などの伝達に使われます。
2014年には全市町村にJアラート受信機が整備。2016年には各自治体の職員の手を介さずにJアラートによる配信をする整備が完全に整いました。
何かあった際には、屋外スピーカーや戸別受信機等から警報が流れることになるというわけです。
ただし、その都度その都度、対象となる地域にしかJアラートは配信されないため、全国一律に同じ警報が流れるわけではない ことに注意が必要です。
8月29日のミサイルに関するJアラートも、
対象地域は
北海道、宮城県、山形県、岩手県、新潟県、栃木県、福島県、秋田県、群馬県、茨城県、長野県、青森県
でした。それ以外の地域に住んでいる場合は、Jアラートは鳴らなかったのです。
●携帯電話、スマートフォンの場合、設定によっては鳴らない
また、携帯電話、スマートフォンでJアラートを受信したい場合、きちんと設定をしていないと対象地域でもJアラートが鳴らない可能性があります。
iPhone(iPhone4S以降)であれば、
「設定」画面から「通知」を開き、「緊急速報」をオンにすればOK。
Androidの場合でも、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ワイモバイルといった大手事業者の場合、対応機種であれば緊急速報メール(エリアメール)の受信が可能です。各事業者HPで確認してみましょう。
いわゆる格安スマホの場合は、iPhoneの場合は原則受信が可能 。その他の場合は機種によって異なります。