あなたはどっち?来年は子供にお年玉を使わせてみよう
という経験に結びつかない と思います。
子ども自身の実体験を積み重ね、「お金を大切にしなくてはいけない。」という心を育んでいくという事を目的にするなら、お年玉を使う事をむやみに禁じる必要はないのではないでしょうか?
本当の感謝の気持ちが「ありがとうございます。」に込められていなければ、ただ口先だけ親に言えと言われたから「形だけのお礼」を言っているだけということになってしまいます。
2018年は是非、お子さんがお年玉をもらったら、その一部のお金でお買い物をさせてみる という事をおすすめします。
●お金を使うことは、算数である
親子2代で師事している公文式のF先生は、「子どもの算数(数学)的な感覚を養う一番の方法はお買い物です。」という考えをお持ちで、我々親が最も意識して子どもを連れて行くべき場だといつも言っています。
低学年のお子さんと一緒なら商品の値段で簡単な足し算が、お会計の際は引き算が勉強できます。
お子さんが高学年なら、消費税の計算やセール時の○%引きの計算などができますね。
また、100円玉が何枚集まれば1000円になるのか。
また10円玉なら?など小さいお金の単位から大きな数を想像するという感覚を幼いうちから身につけておく と、4年生以降の算数の学習で大きな差が生まれるそうです。
●銀行に預ける時も、子どもにその様子を見せると良い
親の方針で、お子さんの将来のために「お年玉は貯金」というご家庭も多いと思います。
そんな時には、是非お子さんを銀行に一緒に連れて行く事をおすすめします。
良い例を挙げたいと思います。キッザニア東京では、子どもたちが様々な職業体験をし、その仕事への対価として「キッゾ」という通貨を賃金として受け取る ことができます。
キッザニアの中には銀行もあります。そこで自分で口座を開設し、貯まったキッゾは自分自身の銀行口座に貯金する事ができるのです。
長男にとってこのシステムは非常に興味深かったようで、銀行で口座を作る前と後では、仕事に対する意識がガラッと変わりました。
「何となく、並んで仕事をしたらお札がもらえるテーマパークにやってきた。」から、
「ここでは働いた内容に応じた金額の報酬がもらえて、それを銀行に貯めることも下ろして使うこともできる。
自分は小さな社会の一員なんだ。」
という意識になっていったように感じました。