幼稚園でテレビって普通なの? 子どものメディア漬けを防ぐ対策って?
しかし落ち着きだす5月ごろからはテレビ視聴をやめている、とのことでした。
筆者はこのメールを読んで、テレビの使用が5月までの限定であることに安心したと同時に、確かに年度初めの懇談会で、たくさんのお母さんが「今まで集団生活を経験したことがないので不安です」と言っていたことや、周りの多くの未就園児のお友達がYoutubeやDVDに依存的になる「メディア漬け」 状態になってしまっていたことを思い出しました。
解決策
●家庭でできる、メディア漬け対策
もちろん園側にも、保育者としてなるべくテレビに頼らず保育をしてもらう要求もすべきです。しかしまずは、保護者の側も、自宅で子供を育てている段階で園での生活に対応できるようにしてあげること を意識することも必要です。
①家庭でまず絵本を読む習慣を
家事、育児、仕事が忙しい中でたとえ1冊でも読むのが大変なこともありますよね。
ですが、未就園児の頃は寝る前に必ず1冊絵本を読むようにしたり、余裕のある時間帯や土日に絵本を読んだり、実家にいるときになるべく絵本を読んだりするようにしています。
また、おおきな絵本棚を設置して、ほかのおもちゃより目立つ場所に設置し、表紙が見えるように置いて、子供自身が絵本に興味を持ち絵本でよく遊ぶようなレイアウトにしています。
②メディアと子供のふれあい方は少し慎重に
ワンオペ育児が増え、メディアも発展する中、ムリヤリメディアすべてを禁止をするよりも、時間を決めてうまく付き合えるようにメリハリをつけさせることが大切です。
テレビ、Youtubeは時間をきちんと決めて親が管理をする、テレビのリモコンやDVDは親がきちんと管理をして、子供主体で視聴させるのではなく親が権限を持って視聴させる、など。
子供は2,3歳にもなればYoutubeのアプリのアイコンを覚えて、自分で動画を視聴するようになるので、スマホはロックしておくことが無難です。③なるべく外に連れ出しましょう
自宅保育は毎日のことなので、間が持たなくて、テレビに頼っちゃうーというママも多くいます。
もちろんメディアが悪、というわけではないのですが、なるべく公園や児童館、地域の子育て支援の催しなどに積極的に参加して、同じくらいの子供や集団生活に少しでも触れさせる機会をつくってあげるようにしましょう。
たくさん外に連れ出して色々な人にふれあい、体力を作り、心も体も免疫をつくることで、園に入っても病気になりにくく、毎日元気に通えるいい循環がうまれてきます。