【医師監修】乳児発疹の原因とは?予防とその対処法 │ パピマミ
●汚れ・よだれなど
外で泥だらけになったり、目に見えるような汚れは少ないものの、よだれや汗により赤ちゃんの肌には汚れている場合が多々あります。
汚れが溜まってしまった場合、あせもができて、かゆみや肌トラブルにつながってしまう場合があります。
頭皮や背中、耳の裏など汗の溜まりやすい部位に限らず、背中やお腹などの部位にもこまめにきれいにしてあげましょう。
●皮膚のバリア機能が弱い
大人の肌ですと、皮膚のバリア機能が一定の外部の刺激から守ってくれます。
しかし、新生児期や乳児期はバリア機能が弱く、肌に悪いものも吸収してしまいます。
そのためウイルスの感染等の危険もあり、湿疹の原因となってしまいます。
●母乳は乳児湿疹に関係があるのか?
先生から時に、母乳やミルクに原因があるのではないかと考える方がいると聞きました。
赤ちゃんの体内に入っていく栄養ですし、ママとしても非常にきになるところです。
「母乳やミルクが悪いのではないかと考える方がいるようですが、ほぼないと考えていいでしょう。持病などで薬を飲んでいる場合は、薬によって変わってきます。その際は、医師の判断を仰ぎましょう。」とのことでした。
お母さんの体の状態によって、母乳が影響を受けてしまうことはあるので、妊娠時はもちろんですが、授乳時も食べ物や服用するお薬には十分に注意する必要がありそうです。
発疹の対応と予防方法
発疹が出てしまってからの対応と予防策について教えていただきました。
大切なポイントは2つとのことでした。
●清潔にする
「発疹は、おでこ・頬・関節のあたりなどに出やすいです。
ですから、清潔を保つことが一番大切です。
赤ちゃん用の石鹸などを使って、しっかり泡立てて優しく、汚れや脂分などを洗ってあげましょう。
清潔にしてあげることが大切なんです。
洗うことで、ちょっとしたものであれば、たいがい良くなります。」
●洗った後は速やかに保湿する
洗うだけでは不十分なようで、
「皮膚を乾燥から守っていかないといけません。
赤ちゃんの肌は、バリア機能が弱いです。
乾燥することで、水分も飛んでいってしまいます。
洗った後は、皮膚のコンディションを整えるために保湿をしてあげましょう。
入浴後は乾燥しやすいので、できるだけ早めに塗ってあげます。
入浴後10分以内に保湿クリームやローションをした方が良いとされています。」