2016年3月24日 19:00
炎上でプライバシー崩壊!? 子どもの「ネット利用」に関するトラブル6例
こんにちは。教育コンサルタントの佐藤理香です。
卒業式や入学式のシーズンを迎えました。このタイミングをきっかけに子どもにスマートフォンや携帯電話を買い与える機会も多くなります。
入学祝いにゲーム機器をプレゼント!ということもよく聞く話です。
スマートフォンなどは、大変便利な通信機器です。仕事でもプライベートでも、今や欠かせないものとなっています。
このような通信機器の普及によって、子どもたちは日々インターネットにアクセスすることが可能になってきています。
実際、「ゲーム機器として子どもに与えたはずなのに、子どもが自分の写真付きでネットに投稿していた」ということもあります。
遊びのつもりで……、操作を間違って……。
文字だけでなく画像としての個人情報も知らず知らずのうちに他人にさらされ、子どもに危険がおよぶ可能性 があります。
そこで今回は、子どもを守るためのネットのルールについてお伝えしたいと思います。
●子どもは何を使ってネットにアクセスしてるの?
内閣府が行った最新の「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、青少年の79.7%が何らかの機器でインターネットを利用していることがわかりました。
上位4つは以下の通りです。
・スマートフォン……46.2%
・携帯ゲーム機……22.6%
・ノートパソコン……20.3%
・タブレット……17.5%
番外編として、インターネット接続テレビなどもランクイン。子どもは、ボタンを押してインターネットにつながるなら何でも使うというような印象を受けました。
「中学生、高校生の話でしょ?」と思われた方、実は小学生もかなり多い ことが分かっているんですよ。
小学生だけで見ても、このようなインターネットにつながる機器の普及率は86.2%!前年から+2%です。
さらに、インターネットの利用率は61.3%。前年は53%だったのに急上昇ともいえます。
●どんなトラブルが発生してるの?
トラブルは子どもの生命に関わるものから、子ども自身が自己解決できるレベルまで大小たくさんのトラブルが発生しています。
その中でも比較的多いのが以下の6つのトラブルになります。
●(1)ネットへの書き込みトラブル
SNSや掲示板などが身近になりました。軽い気持ちで書いた内容がきっかけとなるトラブルが増えています。
文字上では感情を読み取ることがなかなか難しいものです。