リビングで姿勢が悪化? ママが悩みがちな「子どもの学習机」事情
など、自己抑制が高い傾向があるという結果が出ています。
さらに中高生になると、姿勢のいい子どもほど、「学校生活に意欲的に取り組んでいて自己肯定感が高い傾向がある」 という結果を導き出していました。
ただし、この調査は担任教員による評価に基づいています。もともと気落ちしていたり、落ち着きがない子どもだったりするケースもあると思うのですが、そのあたりは特に記載はありません。
本調査の結論としては、別途行われた身体調査、および今回ご紹介した心理・社会的測面調査ののち、起立や礼など姿勢を正す訓練をはじめとした体幹を鍛えるプログラムを実践したところ、物理的な姿勢の悪さについては、いずれの児童・生徒に関しても、改善がみられたとのことでした。
確かに姿勢は悪いよりもいい方が身体的にもいいことです。その上、第一印象も大きく変わります。
しかし、心理的にも変化が起こるものなのか、個人的にとても興味があったので、体幹を鍛えた後の調査結果が気になるところです。
●机はそのままでも椅子の調整は可能! ぜひ試してみて
そうはいっても、正しい姿勢を継続して行うだけで、体幹を鍛えることにもつながることが判明しています。
リビング学習をするにしても、学習机で勉強をするにしても、机や椅子は切り離せませんから、やはり適したサイズの机や椅子を用意したほうが良いのでしょう。
では具体的に、体にフィットした机や椅子の高さはどのように調べればよいのでしょうか。実はこれ、人間工学の知見から、すでに計算式が判明しています。
【最適な机の高さ】
・机の高さ=“身長×0.25-1+身長×0.183-1”
【最適な椅子の高さ(座面高)】
・座面高=“身長×0.25-1”
机も椅子も最適な高さは身長から導かれます。たとえば身長118cmのお子さんにとって最適な机の高さは49cmですし、最適な椅子の座面高は29cmです。
しかし、小さい机や椅子を買っても、子どもは成長するため、すぐに使えなくなってしまいますよね。
一般的に学習机や椅子は調節ができるものがよい と言われているのはこのためです。
足がつかないと、ぶらぶらさせてしまいがちですし、机の高さが合わなければ疲れやすくなるため、勉強に集中できなくなるでしょう。
新しい机や椅子を、家具屋さんなどで探していてメジャーがない場合、適切な高さがわからないこともあるでしょう。