避難訓練はOK? 子育てママ向け「地震対策」のチェックポイント3つ
かさばらないオモチャ
・絵本
・トランプなどのカードゲーム
・お絵描きセット
<日用品>
・多めの下着(ストレスでトイレの失敗をする子が増えるため)
・女子の生理用品など
赤ちゃんがいる場合の紙コップ&スプーンは、哺乳瓶の代わり に使用します。熊本の某避難所では、住民の間でノロウィルスが流行しました。
避難所の衛生環境は十分でないことが多いので、煮沸や消毒が必要な哺乳瓶などは、あまり実用的ではありません。
日ごろ母乳が出るママでも、避難生活中はストレスで出が悪くなることが多いもの。その間粉ミルクをスプーンで与えつつ、ママの回復を待つのが賢明です。
また、どんな深刻な場面であっても、子どもの心をリラックスさせてあげるためにちょっとした遊び道具 は必要です。
周囲への迷惑になるようなうるさい物は論外ですが、絵本やトランプがあるだけで、親も子どもも強いストレスからちょっぴり解放されることもあるでしょう。
以上の物品を、最低でも3日分は防災バッグの中に用意しておきます。
その後の避難生活を生き抜くために必要な物品は、二次的に持ち出すものとして別途用意しておくといいでしょう。
【D】二次的に持ち出す基本セット
・さらに水&食料1週間分
・調理器具
・食器
・防寒具、下着
・寝袋
日ごろキャンプをされるご家族なら、キャンプ用品 が非常時におおいに役立つかもしれません。
通帳等の貴重品を最初の避難時に持ち出せなかった場合は、二次的防災グッズと一緒に持ち出すとよいでしょう。
●チェック(2)揺れが来た! 子連れで逃げるときの四原則を頭に入れて
●(i)頑丈なテーブル、カウンターの下に入る
まずは子どもをすぐにテーブルなどの下に逃がしましょう。
この後の流れを考えると、防災頭巾やヘルメットはテーブルの近く、または玄関に配置しておくのがベストです。揺れがおさまったら様子を見て次の行動に移ります。
最初に避難するとき、火の元がすぐ近くにあれば消すことも可能ですが、実際の震災では、
『大人でも立っていられないほどで、暖房の近くに行けるような状態ではなかった』
『子どもをテーブルに隠すことを優先すると、それどころではなかった』
『火事が起きなければラッキーという状態で、どうすることもできなかった』
という体験談が目立ちます。
日ごろからできる対策としては、古い暖房機は地震感知器やリモコンスイッチのあるものに買い替える、といったところでしょうか。