かゆさで泣き続ける!? 赤ちゃんの“夏のあせも”を予防するポイント6つ
【ママからのご相談】
生後2か月の娘を持つ母です。ママ友から「夏になると子どもはあせもができやすいから気をつけて!」と聞きました。今のところは皮膚に異常は見られませんが、今後あせもができないか不安です。
どうにかしてあせもを予防することはできないのでしょうか。第一子なので知識がなく心配です。
●A. 家庭でできる“あせも”の予防法をご紹介します。
こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。
ご相談ありがとうございます。
赤ちゃんにとって、あせもができるのは大きな苦痛です。かゆくても泣くことでしか伝えられませんから、発見が遅れることもあります。
今回は、あせもの予防法について小児科医からお話を聞いてきました。
●あせもができる原因
あせもとは、汗の出口となる毛穴に汗や垢などがたまり、毛穴が塞がれて炎症を起こしている状態のことを指します。
見た目は赤いプツプツが基本ですが、赤ちゃんや幼児の場合は白いあせももできる そうです。
・赤いあせも……皮膚の深いところでできる→強いかゆみを伴う
・白いあせも……皮膚の浅いところでできる→かゆみはほとんどない
赤いあせもは、強いかゆみを伴います。ご友人が「夏になると子どもはあせもができやすいから気をつけて!」と念を押したのはそのためでしょう。
かゆみを伝えることができない赤ちゃんは、泣くことでしか表現できません。親は、あせもを作らせないためのケアを十分にしてあげることが大切 です。
あせもは放っておいたり、掻いてしまったりすることで“とびひ”します。そうすれば二次的な感染を引き起こすこともあるので注意が必要です。
アトピー性皮膚炎を心配してしまうこともあるでしょう(私もそうでした)。小児科医のお話によると、相談者様のお子さんの月齢ではアトピー性皮膚炎かどうか判断がまだ付けにくいこともあるそうです。
受診するときに、いつから出始めたのかという情報と一緒に、親族にアトピー性皮膚炎を患っている人がいるかどうかも知らせるようにしましょう。
●ここに気をつけて! 汗をかきやすい体の部位6つ
皮膚が接触しやすいところや、毛の生えている部分は汗をかきやすいです。
・頭や額
・首まわり
・髪の生え際
・背中
・オムツをつけているところ(下腹部などはたまりやすい)
・関節(ひじやひざ、手の中や脇など)