リア充アピールで貧乏に! 見た目は勝ち組な“隠れ貧困ママ”の実態
次女も同じ中学に入れるつもりでいます。
世帯年収は900万円台ですが、貯蓄は全くありません 。教育費で全て消えますが、投資なので仕方がないと思っています。自分たちの老後?娘が面倒を見てくれるはずです(笑)』(40代女性/パート勤務/世帯年収900万円)
40代前後のママたちは受験戦争や就職難、不況、デフレ、リストラといった厳しい現実を乗り越え、堅実に生きてきました。
そのため自分の子どもには同じような思いをさせたくないと願い、教育につい力を入れすぎてしまう傾向があります。
このため、教育費が生活費を圧迫するほど高額になり、貯蓄ができないとあえいでいる世帯が多くなりがちなのです。
●(3)いつだって輝いていたい! “自分大好き貧困”ママ
最後に紹介するのはこちら。世代を問わず多い、“自分大好き貧困”ママです。
『自分に何もなくなるのがイヤで、どうしても許せないんですよね。社会から取り残されたくないし、いつまでも美しくいたい 。英会話とクッキングスクール、ヨガなどに週4日程度通っています。お付き合いがたくさんあり、とても充実した毎日を送ることができています。
主人も多趣味なので、お互い干渉せず好きなことをしている感じですね。貯金は世帯で50万あるかないかですが、特に不安はありません。食べるものも住むところもあるし、何ひとつ困ってませんから』(20代女性/事務職/世帯年収650万円)
結婚して子どもはいるけれど、家庭におさまりたくない。生活感が出るのもイヤだし、自分の好きなことを思う存分楽しみながら過ごしたい。
そのためには出費もいとわない……浮き彫りになるのはそんなママたちの姿ですね。
●隠れ貧困に陥らないためには“50歳”がターニングポイント!
隠れ貧困は“下流老人”へつながる道でもあります。
働くこともできず、年金額も十分ではない。日々の生活はカツカツで、何とか食べていくのもやっと……そんな苦しい老後は迎えたくありませんよね。
“隠れ貧困”に陥らずに安心な老後を迎えるために、30代、40代は、何を目標にしたらいいのでしょうか?
経済ジャーナリストで『隠れ貧困』(朝日新書)の著者でもある荻原博子さんはその著書の中で、
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「50歳でプラスマイナス・ゼロ」を目指せばいい
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と述べています。50歳で貯金はないけれど借金もないという状態が、老後の勝ち組 。