肩書きだけは一人前? 甘い考えで失敗する“ママ起業家”の特徴5つ
【ママからのご相談】
子どもが小さいので、特技を活かして自宅で起業しようと思います。ずっとフラワーアレンジを習っていて友だちの結婚式でブーケを作って喜ばれたことも多いです。
主人に相談して一応は賛成してくれました。 起業するために、セミナーなどでまずは勉強しようと思います。何からやればいいでしょうか?
●A. 覚悟も本気もなく、儲けていないのに“起業家”面して得るものはない。
こんにちは。婚活・恋愛コンサルの菊乃です。
ママ起業、プチ起業、はやっているみたいですね~。
でも、起業セミナーに行って材料を仕入れてお金は出ていくのに、全くお客さんが来ない人も大勢いる。
いや、こういう起業家気取りで赤字になっている人の方が多い ってご存じですか?
今回は、サロン経営支援、ハンドメイド作品投稿サイト『シュミモ』を運営している工藤怜子さんに、ダメなママ起業家の事例をお聞きしました。
●(1)旦那の給料でセミナー参加。売り上げもお小遣い程度
旦那の給料でコンサルを受けに来たり、セミナーに参加したりする方もいます。
本気で起業する方は、今が専業主婦で収入がないとしたら旦那さんからお金を借りて初期費用にあてて、売り上げからちゃんと返済しておりました 。
旦那さんが毎月口座に振り込む生活費を起業資金にする方はほぼ稼げません。自己満足でサイトを作ってそこで終わり。
●(2)人に頭を下げたくない
もし自分が働くとしたらパートや中途採用。
そういう働き方は嫌なのです。誰かに頭を下げるのは嫌いで、だから起業という方もいるそうです。
ところが、起業すれば営業しなければなりません 。頭を下げて集客することはせず、お山の大将でいられるのですが、売り上げは上がりません。
一方で軌道に乗る起業女性は、自分で作ったチラシをマンションにポスティングして回ったとか泥臭い営業をちゃんとやっているのです。
●(3)「どうすれば確実に売り上げが上がりますか?」と起業家のくせに決断しない依存体質
たとえばフラワーアレンジメントのECショップで起業をするとします。
【Aさん】
豪華さが売りで、本物志向の方やブライダルなどのハレの日用の商品を売るから、枯れやすいけれど生花を使う。【Bさん】
手ごろに買える値段でお部屋にちょっと置けるプチギフト用商品を売るから、利益率の高い造花を使う。
生花を使うAさんと利益率の高い造花を使うBさんはどちらが正しいか分かりますか?
正解はどちらでもいいのです。