まるで新人に戻った気分! 産後ママが復職した際に感じた不安3つ
『でも、仕事は成果があげられるばかりじゃなかったし、子どもだっていつも予定通りに動いてくれるわけじゃないから、うまくいかないことだらけ で』
仕事も育児もうまく回らず、どちらともが中途半端になっているようで、苦しかったそうです。
『大事な仕事を控えてるときに、子どもが体調を崩したりして。そうすると、「なんでこんなときに!」っていう苛立ちと「もっと体調に気をつけてあげられたらよかったのに」っていう罪悪感とが湧いてくるんです』
苛立ちと罪悪感とを同時に感じてしまうのは、とてもツラかったそうです。それを感じていること自体に対しても、また罪悪感を抱いてしまう……という、悪循環に陥ってしまうことも少なくないそう。
『もうどうしようもなくなってしまって、結局は「どっちも“ちゃんと”したい」って考えるのを諦める ことにしました』
諦める、というと、あまりよくない印象を持ってしまうことも少なくないかもしれません。
けれど諦めることで、できることとできないこと・することとしないことの線引きを上手につけられるようになった、とのことです。
----------
今回お話をきかせていただいた皆さまには、共通している部分がありました。
それは、「大丈夫、大抵は時間がちゃんと解決してくれるから! 」ということ。
出口が見えない暗闇を進むというのは、気力も体力も大きく消耗することです。けれど、子どもはぐんぐんと成長していってしまいます。永遠はありません。出口は必ずあるのです。
『“いまツラい”っていう状況は、どんなにツラくてもどうにかしていく以外に道はない。でも復職して子どもが保育園に通っているってことは、職場の人も、保育園の先生たちも頼ることができる。復職できて、味方も増えたということ』(30代・1児のママ)
自分と夫だけでなく、周囲の人たちにも助けてもらいつつ子育てを乗り越えられるというのは、心強いことですね。
●ライター/佐原チハル(フリーライター)