明日はわが身カモ? “相対的貧困”の実態と陥りやすい人の特徴4つ
しかし、そこからどう行動するか、どう考えるかによって、貧困に陥るか否かも変わってくるわけです。
それでは、相対的貧困に陥りやすい人の特徴をみていきましょう。
●(1)メンタル面で不安定な状況にある
離婚やリストラなど生活背景が不安定になると、メンタル面が不安定になり、ネガティブな思考 に偏ってしまうなどの状況が起こりやすいです。
●(2)無駄遣いが多い
ストレスや将来への不安が強く、現実から目をそらすために無駄遣いに走ってしまうなど、寂しさによる心の隙間を埋めようと浪費してしまう 人が多いようです。
●(3)自分の欲求を最優先にしてしまう
ギャンブルや離婚後の恋愛など、自分の欲求を最優先にしてしまうため、生活に必要な金銭の面を考えなくなる傾向が強いようです。
●(4)金銭的な感覚が鈍っている
お金に困ったら借りればいい、支払いできないと言えばいいなど、収入と支出をしっかり見ることができない傾向にあります。
●陥らないための対策
相対的貧困になってしまったら、自分だけでなく一緒にいる家族が困ります。特に子どもがいる場合は、一番の被害者となってしまうことを忘れないでおきましょう。
相対的貧困に陥らないためには、次のようなことに気をつける必要があります。
・精神的に不安定さや不安を抱えたら、信頼できる人に相談をする(医師やカウンセラー、役所の保健師など)
・金銭的な面での不安はかなり大きいので、住んでいる市区町村の金銭面の免除や受け取れるお金などの情報を集めて申請する
・「子どもがいるのだから」と子どもを一番に考える ようにする(自分の欲求はその後で)
・現段階の収入と支出を見直す
・できるだけ自炊するようにして、ファーストフードなどの外食を控える
・フードドライブ など食品を提供しているところを活用する(市区町村や生協などさまざまなところで行われているので、食の面で助けになる)
こういった方法を取るだけでもかなり違ってきます。役所に書類を提出するだけで免除になるものや、制度によってはお金を受け取れるものがあります。
生活をしやすくするための制度なのですから、しっかり活用しましょう。●おわりに
親が相対的貧困の状態でいることで、一番被害を受けるのは子どもたちだということを理解してほしいという思いでいっぱいです。
衣食住が毎日保障され、安心して家に帰ってくることができる、そういう状態を作り上げることが発達段階の子どもには本当に必要だからです。