相手に存在を気付かせるためにも、ライトは必ず点灯させましょう。
また、自転車購入時に自動で点灯するタイプのもの を選ぶのもひとつの手です。
【信号を守る】
基本的なルールですが、急いでいると信号無視を起こしやすくなります。朝はなるべく時間に余裕を持って送り出すことです。
【交差点での一時停止と安全確認】
警視庁のデータでも明らかであったように、これが徹底されていないために事故が多発しています。
『止まれ』の標識・表示のある場所では、自転車も一時停止の義務がある ことを教えましょう。
●(5)子どもはヘルメットを着用
ヘルメット着用の努力義務があるのは、13歳未満の子どもです。
しかし、13歳以上であっても学校でヘルメットの着用を義務づけている場合は、必ず着用させましょう。
とはいっても、中高生といえばファッションへの興味が高まり、ヘルメットに抵抗を持つ年頃でもありますね。
私の通っていた中学校では、校門を出てしばらく走るとヘルメットを脱いでしまう生徒があちこちにいました。
そんなことを防ぐ意味でも、ヘルメットの必要性を伝えておきましょう。
交通事故総合分析センターによると、自転車での事故時、『最も死に至りやすいのは、頭部』と発表しています。
そして、『死者の割合は、ヘルメットを着用することにより1/4に低減する』としています。
また、着用の際には顎ひもが正しく締められているかどうか もチェックしましょう。
衝突の際、ヘルメットが脱げたのでは意味がありません。
●その他の注意
平成27年、千葉県でイヤホンを装着して自転車で走っていた大学生が事故を起こしました。
横断歩道を渡っていた70歳代の女性にぶつかり、死亡させたというものです。千葉地裁は有罪判決を言い渡しました(内閣府)。
危険なのはイヤホンだけではありません。携帯電話を使用しながらの運転、傘さし運転なども危険です。これらの行為は、都道府県によって禁止されているかどうか、罰金や科料がいくらかなど違いがあります。
他にも、運転の妨げになる衣服を着用しての運転を禁止、警音器(ベル)を備えていないと違反とするところもあります。
お住まいの都道府県ではどのような規則があるかを確認しておきましょう。
車は走る凶器、なんてよく言いますが、自転車も車に含まれます。
自転車は危険な乗り物であり、乗れば責任が生じる ことをお子さんに伝えておきましょう。