子育て情報『会場設営、出場メンバーも作戦も子どもたちで。ベンチに大人が入らない「子どもが主体の大会」で子どもたちに起こる変化』

2021年4月13日 16:35

会場設営、出場メンバーも作戦も子どもたちで。ベンチに大人が入らない「子どもが主体の大会」で子どもたちに起こる変化

グラウンドの一角には、伊勢原市の郷土玩具である「大山こま」で遊ぶことのできるスペースが設けられ、子どもたちが楽しそうに触れ合っていました。もちろん、こまスペースの運営も、フォレストの選手たちです。

一場さんはその様子を、目を細めて見ています。

「フォレストカップは開会式、閉会式、こま大会など、すべて子どもたちが主体となって運営します。子どもに任せれば、意外とできるものなんです。でも、大会運営や審判は大人がやるものだという固定観念があるので、多くの場合はそうはなりませんよね。フォレストカップのような取り組みがあるんだと知ってもらえれば、うちでもやってみようかなと思う人が出てくるかもしれません。そのきっかけになればいいと思います」

いま一度「ジュニアサッカーは子どもが主役」という当たり前のことを見つめ直す機会でもあるフォレストカップ。
このような取り組みをすることも、サッカーを通じて、子どもたちの成長につなげるための、ひとつの方法といえるのではないでしょうか。

次回の記事では、フォレストカップに参加した子どもたち、保護者の声をお届けします。

会場設営、出場メンバーも作戦も子どもたちで。ベンチに大人が入らない「子どもが主体の大会」で子どもたちに起こる変化

一場哲宏(いちば・てつひろ)
伊勢原FCフォレスト代表。
日本体育大学に進学後、ドイツ・ケルン体育大学にて交換留学生として4年間サッカーの指導法を学ぶ。ケルンの街クラブで5・6才カテゴリーの監督の他、イギリスや湘南ベルマーレなど国内外で指導に携わる。 2019年4月から一般社団法人伊勢原FCフォレスト代表理事と保育専門学校講師として活動中。独・英・Jクラブで確立したサッカーを通して『人間力』も養う【4ステップ理論】を提供。

保有資格は、日本サッカー協会公認指導者ライセンスB級、日本サッカー協会公認キッズリーダーインストラクター、日本キッズコーチング協会公認エキスパート、幼稚園教諭一種保育士

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