しかし、体幹トレーニングは体の土台ができあがった状態で行って始めて効果があります。そのため、小学生年代においては体幹トレーニングを行う必要はないでしょう。
胴回りを強くすることが大切
小学生年代では、体幹トレーニングに取り組むよりも胴回りを強くすることに取り組んでみてください。日本と海外の子どもの身体の強さの違いは、骨盤の傾きによる胴回りの強さにあるとされており、胴回りの強化は非常に重要だといえます。
胴回りを強くしたい場合、まずは良い姿勢を意識することがポイントです。日常生活はもちろん、サッカーのプレー中もいい姿勢を意識して動いていれば、背骨周りや背面、腹部など、胴回りの筋肉が自然と鍛えられていきます。いい姿勢でのプレートは、骨盤を前傾させて走る、背筋をしっかりと伸ばすといったことが挙げられるため、意識してみてください。
体幹の安定につながる! 胴回りの筋肉を鍛える方法
胴回りを強くする方法は、姿勢を意識すること以外にもあります。例えば、以下の運動を行うことで、胴回りを構成する多裂筋、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群を鍛えることができます。
- 四つ這いになって足を上げる
- その状態でキープし、手を前方へ上げる
- 横隔膜(胸郭)を上げ、その状態で姿勢をキープする
この姿勢をとる場合、お腹をへこませた状態で呼吸をする、いわゆる「ドローイン」をすることがポイントです。ドローインをしながら横隔膜を上げた状態をキープし、呼吸をすると背中が曲がりません。
まとめ
今回は、体幹の概要から体幹を鍛えるメリット、具体的なトレーニングメニューなどについて解説しました。体幹は臓器を囲む腹腔部分のことを指します。鍛えることで体のバランスが安定するほか、パワーを発揮しやすくなるなど、サッカーをするうえでのメリットも少なくありません。器具なしでできるメニューもあるため、ぜひ取り組んでみてください。
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