佐藤寿人 × TRE2030 SPECIALストライカークリニック イベントレポート
高学年の子どもたちを対象とした第二部ではステップワークだけではなく、より実戦に近い形でシュートを放つ形でトレーニングを実施。ランダムにボールを出すことでシューターに判断が求められるシュチュエーションとするなど、選手たちも技術の向上を目指して積極的にチャレンジをしていました。
どちらのクリニックでも佐藤氏が練習メニューの意図を説明するだけではなく、選手たちのチャレンジする姿勢を引き出すような声掛けと自ら判断する重要性を助言。選手たちもJリーグ通算220得点を奪ったストライカーの言葉に対して、真剣に耳を傾けます。すると、時間の経過とともに動きが良くなり、終盤にはコーチ陣から何度も「ナイスシュート」という言葉が聞かれるようになりました。
■最後はスペシャルマッチでプロの技を見せた
一部、二部ともにシュートメニューを消化した後にミニゲームを行い、佐藤氏もフリーマンとして実際にピッチに入って選手たちの指導にあたりました。また、選手たち同士のミニゲームだけではなく、最後はコーチ陣と選手たちのスペシャルマッチを実施。佐藤氏だけではなく、長谷川氏も参加して元Jリーガーの技を惜しげもなく披露しました。
練習後は佐藤氏にサインを求める列ができるなど、大盛況で幕を閉じた今回SPECIALストライカークリニック。主催したTREの長谷川氏も「本当にわかりやすくトレーニングを進めてもらいました。子どもたちも自分の考えをもとにプレーを遂行しようとしてくれていました。今後もまた協力してもらえると嬉しいです」と語り、子どもたちが新たな刺激を受けたことに頬を緩ませていました。