「シュート」について知りたいことや今話題の「シュート」についての記事をチェック! (1/2)
彗星ジャパン・ハンドボール日本代表の吉野樹が1日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「ジャンプシュートの安定にも!」彗星ジャパン・吉野樹、ダンベル&ベンチ活用エクササイズ公開「Handball challenge」と綴り、動画をアップ。続けて「ハーフから決めたシュートを再現してというコメントがあったのでやってみました!」と報告。そして「@kai_tab_03 ごめんね笑」とユーモアを交えて締めくくった。 この投稿をInstagramで見る 吉野 樹 Tatsuki Yoshino(@tatsuki.yoshino23)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「ジークとのプレーオフでの前半あと4秒のロングシュートやばかった」といったコメントが寄せられている。
2025年05月02日プロ格闘ゲーマーのシュートが8日、自身のXを更新した。【画像】プロゲーマー・シュートがカプコンカップで2勝!「かなり怖かったけど一安心」「CRの先輩達“全員“が応援に来てくれましたおじさん達のペアルックウケる」と綴り1枚の写真を投稿。同じプロゲームチームCrazy Racoonに所属するチームメイト、ボンちゃんとどぐらが駆けつけたことを明かした。シュートは格闘ゲームの最高峰カプコンカップで勝ち残り決勝トーナメントに挑む。CRの先輩達“全員“が応援に来てくれましたおじさん達のペアルックウケる pic.twitter.com/oT1ICCrw9Q — CR シュート (@Shuto_fgc) March 8, 2025 この投稿にファンからは「やっぱり“全員“来てくれると心強いですね!!」など多数の反応が寄せられている。
2025年03月08日プロ格闘ゲーマーのシュートが7日、自身のXを更新した。【画像】プロゲーマー・どぐらがカプコンカップ出場選手の裏側を激写!「なんとか天決めてルーザーズで抜けました!今日は満足いく内容出せて良かった!明日にもいい風向きな気がする」と綴り2枚の写真を投稿。続けて「そして今回の大会でアングリーと沢山話して彼のことがもっと好きになりましたわ!一緒に頑張ろうなって話をしました!最終日出し切るぞ!!今日も応援ありがとうございました!♂️」と綴った。自身がKOを決めた瞬間と、同じく大会に出ていたアングリーバード選手との2ショットだ。なんとか天決めてルーザーズで抜けました!今日は満足いく内容出せて良かった!明日にもいい風向きな気がするそして今回の大会でアングリーと沢山話して彼のことがもっと好きになりましたわ!一緒に頑張ろうなって話をしました!最終日出し切るぞ!!今日も応援ありがとうございました!♂️ pic.twitter.com/6q6X3HlilY — CR シュート (@Shuto_fgc) March 7, 2025 この投稿にファンからは「まずはTOP16おめでとうございます!」など多数の反応が寄せられている。
2025年03月08日プロ格闘ゲーマー・シュートが7日、自身のXを更新した。【画像】プロゲーマー・どぐらが格闘ゲームイベントの最高峰の会場へ!「おはようございます!朝着いたらスタッフの方にもし同率3人居たら1先で順位決めますって伝えられて、それ自体は知ってたんだけどこの練習場にて配信外でやるらしいwwwそのお祭り絶対参加したくないのでなんとしても勝ちます…」と綴り1枚の写真を投稿。カプコンカップの舞台裏である練習場の様子をシェアした。おはようございます!朝着いたらスタッフの方にもし同率3人居たら1先で順位決めますって伝えられて、それ自体は知ってたんだけどこの練習場にて配信外でやるらしいwwwそのお祭り絶対参加したくないのでなんとしても勝ちます… pic.twitter.com/d2IUhVvCZs — CR シュート (@Shuto_fgc) March 7, 2025 この投稿にファンからは「シュートさん頑張ってください!!!」など多数の反応が寄せられている。
2025年03月07日プロ格闘ゲーマー・シュートが5日、自身のXを更新した。【画像】プロゲーマー梅原も驚いた、名作格闘ゲームの”隠し技”とは?「カプコンカップ初日2勝できました!かなり怖かったけど一安心明日も引き続き頑張ります!」と綴り1枚の写真を投稿。自身が使うデバイスとともにグッドポーズを収めた。カプコンカップはeスポーツイベントの一つで、格闘ゲーム大会の最高峰とも呼ばれている。カプコンカップ初日2勝できました!かなり怖かったけど一安心明日も引き続き頑張ります! pic.twitter.com/RyXbjiN4lX — CR シュート (@Shuto_fgc) March 5, 2025 この投稿にファンからは「まじでさいこうでした!!!」など多数の反応が寄せられている。
2025年03月06日ゴールに迫るほど視線がGKにフォーカスしてしまうのか、真正面に蹴ってキャッチされてしまう。焦って強いシュートを蹴るよりも、空いているほうにシュートしたほうがゴールできるよ、と伝えているが中々難しい......。というご相談。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、オシムさんが実践していた方法も交えアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<公式戦が終わってから中学入学までの指導、何をすればいい?中学に向けて11人制の準備をしたほうがいいのか教えて<お父さんコーチからの質問>子どもが通っている小学校のクラブで保護者兼コーチをしています(担当はU-10)。隣に保育園があって、未就学児も一緒に練習しています。高校までサッカーをしていたのでわが子をきっかけにサッカーに携われて嬉しいです。でも自分がプレーするのと教えるのは難しさが違いますね。相談したいのは、シュートするときにキーパーがいないところ(空いているところ)に蹴ることを意識させることです。キーパーとの距離が近づくほど、視線がキーパーにフォーカスしてしまうのか、真正面に蹴ってキャッチされる子が多いです。焦って強いボールを蹴らなくてもゴールはできるから、空いてるところ(取られないところ)に蹴ろうね、とは言っているのですが......。中学年ぐらいだと、脳や体の発達的にも無理はないのかもしれませんが、視線と足元の動きを別にする、というか広い視野をもって判断できるようになるにはどうしたらいいでしょうか。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。キーパーの正面に蹴ってくる子どもは多いです。おっしゃるとおりです。■空いているところに蹴ればゴールになる、という感覚を養うのが大事コーチから「(ゴールの)空いているところに蹴ろう」といったアドバイスはして良いと思います。強いボールを蹴らなくても、空いているところに蹴ればゴールになるよ、と。その感覚を養うことが大切です。子どもたちは、決めたいのでシュートを打つ瞬間、どうしても力んでしまいますから。そのことも考慮して、4年生くらいであれば「あわてずに最後までよく見てごらん」と言ってあげてください。シュート練習でコーチがキーパー役を務めてあげてもいいでしょう。来たボールを単にセーブするのではなく、例えば蹴る瞬間に左右のどちらかに動いてあげてください。コーチが動いたほうと逆の、大きく空いたほうに蹴るよう指導します。その場合、年齢が低ければなるべく大きく動く。高学年なら打つ瞬間に小さく動く。そうやって難易度を調節してあげてください。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>■オシムさんも実践していた、関節視野でボールをとらえる練習法似たような練習、といってもプロなのでより高度ですが、オシムさんもジェフの選手たちにさせていました。ギャラリーが多いとさまざまな試みを見せてくれるのですが、ある日ポストシュートの練習を始めました。オシムさんがゴール裏に立ち、選手に「私が指さしたところにシュートを打ち込みなさい」と命じました。そして、選手がシュート動作に入る瞬間、人差し指を上下左右に振って、シュートを突き刺す場所を指示するのです。すると、当時ジェフのエースFWだった崔竜洙(チェ・ヨンス)ら外国人選手たちは全員間違いなく、ノッキングを起こさずなめらかなシュート動作を見せました。ノッキングとは、走ってきて合図が出て蹴るまでに、一瞬躊躇して止まることを指します。外国人選手と違って、当時の日本人選手たちはノッキングしてしまう。動作がぎくしゃくするのです。つまり、外国人選手たちはオシムさんを見ながら、間接視野でボールを見ていましたが、日本人はそれができませんでした。■ゴールを2つ置いて判断させる練習法もうひとつ、子どもにわかりやすいメニューを紹介しましょう。子ども用の小さなゴールを2つ置きます。その真ん中にキーパーがひとり立ちます。子どもたちに「さあ、どっちのゴールにシュートを打ち込みますか?」と言って順番に蹴っていきます。4年生くらいなら、ゴールとゴールの間を1メートル弱ほど空けるといいでしょう。そのくらいならキーパーも守れるかもしれません。ゴールが左右2つあるので、子どもたちにとって判断しやすくなります。真ん中に蹴らずにすみます。キーパーだけが守らなくてもいい。みんなで交代にキーパーをやってどんどんシュートすればいいでしょう。■日常ではしない動きで神経機能を高め、眠っている能力を活性化加えて、ご相談文にある「視線と足元の動きを別にする」という視点は、神経系が発達する小学生にはとても重要です。この神経系の機能を高めるには「ライフキネティック」が有効です。ライフキネティックは世界最先端の脳トレと言われ、ドイツ人のホルスト・ルッツが独自に開発した「運動、知覚、認知を組み合わせたエクササイズ」です。ライフキネティックの運動メニューは、例えば右手と左手で違う動きをさせるなど、年齢や体力に関係なく、誰でも楽しくできるのが特長です。日常ではやらないような動きをすることで、神経細胞間に新しいつながりを作り出す。つまり、眠っている能力を活性化します。そうやってシナプスを増やすことで、情報処理の速度が高まると考えられています。■鬼ごっこなど昔の遊びも神経系の機能を高めるのに効果的神経系の発達を促すメニューは専門書などで入手できますが、いわゆる「昔遊び」をいっぱいしている子どもたちは神経系が優れています。代表的なものが「鬼ごっこ」でしょう。鬼として追いかけるとき、鬼から逃げるとき。相手の動きを予測して反応したり、相手を騙したり、そんなことを私たちや親世代の方々は子どものころからしてきたはずです。しかも、地面がでこぼこしていたり、雑草が生えている原っぱだったり、田んぼだったりしました。そういった経験そのものが、ライフキネティックと同様の効果を生んでいたわけです。フランスでは、小学校にクライミングウォールを設置し、子どもたちが遊んでいます。が、そこには遊びの中で自然に子どもたちの神経系を高め、体のバランスを整えようという狙いもありそうです。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■ユルゲン・クロップ監督も実践!神経系はある程度大きくなってからも鍛えられる(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)前述したように神経系は子どもや若年層で鍛えるものという考え方がありましたが、ユルゲン・クロップ監督がライフキネティックを導入して成功させました。ブンデスリーガで、成人のプロ選手たちのトレーニングにこのメニューを取り入れたのです。大人でも訓練すれば鍛えられるのです。日本でもライフキネティックのトレーナーが育っているようですし、取り入れているクラブも増えています。そんなことも参考にして、子どもの力を伸ばしてあげてください。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年11月29日山下実優がインスタグラムでクールなフォトシュートを公開した。【画像】東京女子プロレス HIMAWARI、Xで様々な活動を報告!「楽しいがいっぱい✨」ファンから「Yas gurl!!!!!!」「Holy shit 」など、絶賛のコメントが続々と寄せられている。「So cool!!」や「Your one hot ninja girl 」といった声も見られ、彼女のカッコよさに多くのフォロワーが魅了されている。 この投稿をInstagramで見る Miyu Yamashita(@miyu.yamashita)がシェアした投稿 #photo #wrestling #kick などのハッシュタグとともに、山下の強さと美しさが際立つ投稿となり、さらに注目を集めている。
2024年09月14日サッカーにおいて、アウトサイドキックは非常に重要な技術の一つです。アウトサイドキックとは、サッカーにおいて足の甲の外側を用いてボールを蹴る技術のことです。インサイドキックと比較して、ボールに回転を与えることが特徴です。カーブをかけたり、独特の軌道を描いたりすることができるため、パス、シュート、クリアなど、様々な場面で応用されます。正確なアウトサイドキックは、トリッキーなパスやシュートを生み出し、試合を有利に進めることができます。また、アウトサイドキックを使いこなすことで、プレーの幅が広がり、より高度な戦術を理解することにも繋がります。<目次>1.基本的な蹴り方2.アウトサイドキックの練習方法3.応用編効果的なドリル4.試合での活用方法基本的な蹴り方アウトサイドキックの基本的な蹴り方は、以下の通りです。軸足をボールの横に置く体を開いて、ボールと反対側の足を振り上げる足の甲の外側でボールの中心よりやや下を蹴るこれらのポイントを意識することで、安定したアウトサイドキックを蹴ることができます。アウトサイドキックの練習方法1.壁当て: 壁に向かってアウトサイドキックを繰り返し蹴ることで、ボールの軌道や回転を安定させます。2.対人パス: パートナーと向かい合ってアウトサイドパスを繰り返すことで、正確性を高めます。3.コーンを使ったドリブル: コーンをジグザグに配置し、アウトサイドでボールをコントロールしながらドリブルすることで、実践的な技術を習得します。応用編効果的なドリルアウトサイドキックの精度向上ドリル: ゴール前にコーンを複数設置し、アウトサイドキックで順番に倒していく練習は、精度向上に効果的です。アウトサイドパスの連携練習: 3人1組になり、三角形にパスを回す練習は、アウトサイドパスのタイミングや強弱を掴むのに役立ちます。試合での活用方法相手チームへの対策アウトサイドキックは、相手チームの意表を突くプレーとして非常に有効です。例えば、サイドチェンジの場面でアウトサイドキックを使うことで、相手ディフェンスの逆を突いてチャンスを作ることができます。ゴールを狙うテクニックアウトサイドキックは、シュートにも応用できます。ゴールに向かってカーブを描くシュートは、相手ゴールキーパーにとって非常に脅威となります。パスやクロスでの応用アウトサイドキックは、正確なクロスやスルーパスにも最適です。サイドを突破し、アウトサイドでカーブをかけてゴール前にボールを入れることで、決定的なチャンスを演出できます。アウトサイドキックは、練習を重ねることで誰でも習得できるテクニックです。ぜひ、今回の記事を参考にして、アウトサイドキックをマスターしてください。
2024年09月12日サッカー観戦初心者の方の中には、「ゴールポストって一体どこの部分を指すの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。この記事では、そんな疑問を解決すべく、サッカーの基本的なルールと合わせてゴールポストの役割や重要性を詳しく解説していきます。<目次>1.ゴールのサイズと形状2.ゴールポストの役割3.ゴールポストの歴史と進化ゴールのサイズと形状ゴールポストは、単にゴールの枠組みとして存在するだけでなく、サッカーの試合において非常に重要な役割を担っています。国際サッカー連盟(FIFA)によって定められたゴールのサイズと形状は、世界共通です。これは、どの国や地域で行われる試合でも、公平な条件で競い合うためです。ゴールの幅7.32メートル、高さ2.44メートルというサイズは、選手の体格やボールの軌道などを考慮して、適切な得点難易度を保つように設定されています。ゴールポストはどこかゴールポストとは、正面から見た左右の2本の柱のこと。上の部分はクロスバーと呼びます。ゴールポストの歴史と進化初期のサッカーでは、2本の棒を立てただけの簡素なものがゴールとして使用されていましたが、ルールが整備されるにつれて、現在の枠組みとネットを備えたゴールポストが採用されるようになりました。素材も、かつては木製が主流でしたが、現在では軽量で耐久性に優れた金属製が一般的になっています。また、近年では、ゴールラインテクノロジーと呼ばれる、ボールがゴールラインを完全に通過したかどうかをセンサーで判定するシステムが導入され、より正確な判定が可能になりました。このように、ゴールポストは、サッカーという競技の進化と共に、その形や役割を変えながら、現在も重要な存在であり続けています。
2024年09月12日ボールを運ぶことはできてもゴール前での連携がうまくいかず、決定的なチャンスが作り出せない。どうしたら攻撃に厚みが出せる?という質問をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、シュートチャンスにつなげるための選手配置や仲間との連携について具体的な練習メニューとともにお伝えします。(取材・文島沢優子)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<1年生から始めた子と4年生から始めた子がいてレベル差がある、歴の浅い子はチームを分けて基礎から教えるべき?<お父さんコーチからの質問>いつもご指導やアドバイスを参考にさせていただいております。クラブチームを指導している保護者兼コーチです。今担当しているのはU-12年代です。チームの悩みですが、攻撃の厚みが足りず、なかなかシュートまで持っていくことができません。具体的には、ボールを前に運ぶことはできても、最終局面での連携がうまくいかず、ゴール前での決定的なチャンスを作り出せていません。速い子がドリブルで仕掛けるだけの単調な攻撃になりがちです。手詰まりになった時に味方との連携で裏に抜けるとか、そういうのがあまりできません。このような課題を解決するためには、どのような練習方法が効果的でしょうか?攻撃の厚みを増し、シュートチャンスを作り出すための具体的な練習メニューがあれば、ぜひご教示いただければ幸いです。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。「速い子がドリブルで仕掛けるだけの単調な攻撃になりがち」とあるので、つまりはパスをつなげられないため足の速い選手がドリブルすることになってしまうのでしょう。もしくはまわりがその子についていけないのかもしれません。■ドリブルを効果的に使うにはタイミングと場所が大事!「どこで使うか」を教えようドリブルを効果的に使うには、タイミングや「場所」の選択が必要です。ゴールから遠い場所からドリブルで突っ込んでいってしまえば、ひとり抜いても次のディフェンスにつかまります。ご相談者様のチームの子どもたちはもう6年生なので、だんだんスピードについていけるようになっています。そこで、ドリブルしてしまう子には「君の速さをどこで使うか考えよう」と言い、まわりの選手たちにも先述したことを説明してください。子どもたちが知っている海外の有名選手のプレーを例に挙げるとわかりやすいかもしれません。「世界のサッカーを見てごらん。足の速い選手はサイドにいるよね。例えば、フランス代表のムバッペや日本代表の三苫は左サイドにいるよね」などと話してみてください。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■速い子をどこに置くかでシュートチャンスが変わるドリブルが速い子をサイドに置いてそこから展開すると、他の子が真ん中に走り込めばゴールに近づくのでシュートが入りやすくなります。もしくは、ボールをつなぎながら敵陣に入って、他の子がペナルティエリアの手前くらいからいいスルーパスを出してあげると、足の速い子がそれに合わせて飛び込めます。そうではなく、速い子がひとりで真ん中からドリブルで抜け出したとしても、シュートしかありません。他の子は追いつけないので、要するに孤立したプレーになります。相手のゴールキーパーが前にはじいたり、相手ディフェンスがシュートをカットしてゴール前にこぼれたとしてもボールを拾えません。他にも、足の速い子がディフェンスの裏に抜け出して、バックの選手からロングボールをもらうやり方もあります。縦にポンと蹴るので「縦ポンサッカー」などと揶揄されますが、ひとつの点の取り方です。ただし、そればかりだと攻撃に厚みが出ません。中盤を省略するのでボールを持つ回数を増やしたいジュニア世代には頻繁にやってほしくない戦法でもあります。■全員攻撃参加のつもりで上がる、奪われてもすぐに味方が取り返せる位置にいるやってほしいのは後ろにいる選手がもっと押し込むこと。みんなが攻撃参加するつもりでゴールを目指して上がって行けば、どこかでボールが引っかかっても味方がボールを取り返せるようにしておきます。これはプロのチームでも同じ作戦をとっています。大人のサッカーになると、ハイプレスでボール取って高い位置から攻めます。もし相手にボールを奪われても、押し込んでいれば複数の選手が敵陣にいるのですぐに奪って攻撃に転じることができます。とはいえ小学生はハイプレスまでやる必要はないでしょう。■2対1の練習でワンツーの感覚を養おう練習についてはまず2対1をやってみてください。攻撃の形を考えたとき、例えば足の速い子にボールを当ててワンツーパスを受ける。ワンツーはダイレクトパスでなくていいので、パスを出した子がもう一度もらうために走れば一瞬2対1になります。ボールをもらってまた裏に蹴れば、足の速い子はゴール前でフリーになります。その感覚を養うためにも2対1をやって、そのなかでワンツーのトレーニングをしましょう。プロチームのビデオを見せてあげるのもいいでしょう。イメージをふくらませるのに役立ちます。■欧州の子は5歳でもパスがつなげるのに日本では無理?指導者が語るその理由先日、対面式でドイツ在住の指導者と対談をしました。その際に、スペインのビジャレアルで仕事をされている佐伯夕利子さんがネットにあげていた5歳児の練習を撮影したビデオの話になりました。小さな子どもたちが実に見事にパスをつないでいます。私たちは「日本の小学1年生でも、どこにいればボールがもらえるかを伝えれば理解できますよね?間に相手守備の子がいて、その子の後ろに隠れているともらえないけれど、どこにいったらもらえる?と理解を深めながらトレーニングすればいいよね」といった話をしました。そんな話をしたときに、会場に来られていた方が「いや、そんなことはできない」とおっしゃいました。そこで「どうしてそう思われるのですか?」と尋ねたら、「(小学1年生では)ボールの止める・蹴るができないのに、そんな(パスを回す)ことができるわけがない」と話してくださいました。そこで私たちは説明しました。「小学1年生はうまくボールを止めたり蹴ったりはできないけど、動きは理解できますよね?」■ほかの選手の位置や動きも理解させるから「みんなで守り、みんなで攻撃」の意識が育つ守備の子の後ろにいたらパスする子には自分が見えないから、守備の子から離れて味方に見えるところに行ってみる。もしくは守備の子の前に動いてみる。そんなことを子どもに問いかけながら答えを導き出します。子どもは自分で答えた動き方を「あ、それいいね。やってごらんよ」とコーチに言われると、うれしくてやろうとします。パスする側もその子が見えるから蹴ってみる。そうやって動き方がわかるようになるのです。欧州の子たちはそんなふうに育っています。みんなで守る、攻撃する。そうやって育っています。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■問いかけながらサポートの概念を育てよう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)足が速い子はひとりでドリブルしたくなります。そこで「でも、どう?その子はひとりぼっちにならない?」とみんなに問いかけてください。そのことは6年生だから理解できはずです。「仲間がひとりぼっちにならないためにはどうしたらいいのかな?」そんな問いかけから、サポートの概念が育つのです。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年08月11日『ダブルチート 偽りの警官 Season2』より、場面写真およびドラマの世界観をイメージした市原隼人と向井理のスペシャルシュートが公開された。本作は、近年ネットの普及と共に拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライムエンターテインメント。市原演じるSeason2の主人公・田胡悠人は、巨大詐欺組織を喰らう詐欺師。かつて海外拠点の特殊詐欺で逮捕された経験を持ち、出所後に詐欺会社ライドクリーンに入り込む。圧倒的な詐欺の知識とセンスを武器に、成り上がっていく田胡の目的とは……。『ダブルチート 偽りの警官 Season2』 (C)WOWOWテレビ東京Season1に引き続き、捜査二課の刑事・宮部ひかり役に内田理央、“詐欺師K”の相棒・矢柴等役に荒川良々、捜査二課の刑事・山本貫太役に結木滉星、捜査一課の刑事・坂本正隆役に橋本じゅん、捜査二課長・岩合拓真役に伊藤淳史、そして多家良啓介役で向井理が出演。また、Season2より謎のサロンを主宰する詐欺師・海藤周役に陣内孝則、ライドクリーン代表・木崎竜一役として淵上泰史が出演。監督は、映画『サイレント・トーキョー』『連続ドラマW コールドケース』シリーズの波多野貴文と、Season1から続投する河野圭太がメガホンを取る。脚本は、Season1に引き続き田康弘と、新たにSeason2から参加した藤澤浩和が務める。Season1のラストで大物詐欺師“ヤマガミ”の正体を突き止めた多家良だったが、彼は警察官に追われる身となり、謎のサロン主宰・海藤からも命を狙われる。多家良の身を案じる捜査二課のひかりは、彼の相棒だった矢柴を訪ねるが、同じ頃、海外拠点の特殊詐欺で逮捕歴がある田胡が、多家良の前に現れる。<作品情報>『ダブルチート 偽りの警官 Season2』WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて毎週土曜 22:00~ 放送・配信脚本:田康弘、藤澤浩和監督:波多野貴文、河野圭太(共同テレビ)音楽:諸橋邦行主演:市原隼人出演:内田理央、荒川良々、淵上泰史、結木滉星/升毅、羽場裕一、岩松了/橋本じゅん、伊藤淳史、陣内孝則(特別出演)、向井理公式HP:
2024年07月01日身体が小さくて線の細い子ばかりだからか、浮き球のボールが蹴れない。大会だと他のチームは蹴れているし、シュートのバリエーションとして教えたいが、どうしたら浮き球を蹴れるようになる?とのご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんがアドバイスを送ります。記事の最後で浮き球を蹴れるようになるトレーニングも紹介します。(取材・文島沢優子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<「相手のマークを外す動き」U-11年代にどう教える?説明下手な指導者でも選手に伝わる方法を教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。地方の少年団で保護者コーチをしている者です。長年指導されていた代表の方が、年齢もあって現場を退くことになり、数人のお父さんたちと一緒にコーチを始めることになりました。サッカー経験はなく、ライセンスは持っていません。息子の学年だけでなく、いろんな学年を持ち回りで見ている感じなのですが、今回の相談はU-10年代への浮き球のシュートの身に付けさせ方です。身体が小さく細い(筋力がない)子も多いためか、どうしてもボールが浮きません。試合で対戦すると他のチームはゴロのシュートだけでなく、浮き球のシュートを打てる子もいます。シュートのバリエーションとして教えたいと思っているのですが、この年代への教え方としてどんなアプローチが良いのでしょうか?おすすめの方法があればぜひ教えてください。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。どうしたら蹴られるようになるかという話の前に、まずは小学生年代で浮き球のシュートを打つ技術が必要かどうかを考えてみましょう。■身体的な成長で考えるとU-10年代でパワー系の練習は避けた方が良い私は日本全国さまざまなところで講習会を行っています。集まった子どもから「遠くからシュートを決めるにはどうしたらいいですか?」と質問を受けることは多いです。そこで「君、ちょっと来てくれる?」と小学生を立たせて、私の横に並んでもらいます。「みんな、池上コーチとこの子では、どっちがボールを飛ばすと思う?」そう尋ねると、全員が「池上コーチ!」と声をそろえます。私は「そうだね。でも、みんなも体が大きくなれば、遠くに蹴られるようになるよ」と伝えます。子どもの身体的な成長という点で考えると、パワー系の練習は避けたほうがいいでしょう。例えば、小学生に筋力トレーニングが必要ではないことはずいぶん前から言われています。なぜならば、小学生はまだ骨格がしっかりしていないからです。この点から考えると、小学生のときから浮き球の強いシュートを打つ練習は必須ではありません。決して軽くはないサッカーボールを空中に飛ばすには、相当な筋力を要するからです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■小さくてもサッカーはできるゴールに流し込むのも得点私が講習会で子どもを並ばせて「どっちが飛ばすかな?」と尋ねるのは、コーチにも理解してほしいからです。それは「今は違うことをやればいいんだよ」というメッセージです。パワー系の練習よりも、パスで崩してシュートに帰結するものをやってほしい。そういった練習が子どもたちのサッカーキャリアを明るく照らすことにつながります。保護者の方からは「うちの子は小さくて......やっていけるでしょうか?」と相談されることも少なくありません。私は「小さくても生きる道はありますよ。そういう指導者に出会えればいいですね」と答えます。テレビでサッカーの試合を実況するアナウンサーが「ゴールに流し込みました」という言い方をしますね。そのように得点はできます。もっと言えば、高校生くらいになるとある程度の強いシュートはみんな蹴られるようになります。■体が大きく早熟な子たちは後年に晩熟型の子に負けるようになったりするご相談文にあるように、体が大きな早熟な子どもたちは強いシュートを蹴ることができます。小学生の間はゴールが小さく、ゴールキーパーも大きくはないため、そういった早熟な子たちは簡単にゴールを決められます。そういった子たちが強いチームに集まる傾向はあるようです。ところが、小学生時代はたくさん勝てた早熟な子どもたちが、高校生になると晩熟の子たちに負けるようになります。体格やパワーが全員そろってくる中学、高校と進むと、封じ込まれてしまうのです。パワーを使って勝っていた子たちはテクニカルの勝負ができないからでしょう。小さい頃からできていたためプライドもあるのかもしれません。負けたり、試合に出られなくなるとあっさり折れてしまいます。挫折から立ち直れない傾向が見られます。■小さいころから考える習慣が出来ている子は判断力があるのでのちのち頭角を現す対する晩熟型の子どもたちは、身長やパワーがないためしっかりした技術を身につけながらじっくり育ってきます。おおむね賢い。自分から考え出す力があります。パワー以外のスピードという能力で言えば、飛びぬけた子を除くと皆そんなに遜色なく速く走れるようになります。差は出ません。そうなると、小さいころに「自分は足が速くないからどうしたらいいかな?」と考えた子どもは、いろいろなことにトライできているようです。技術や判断力などプレーに幅があり、どんどん頭角を現してきます。私自身、晩熟型です。サッカーを本格的に始めたのは高校からです。身長が170センチ台で体が小さいセンターフォワードだったので「身長があともう5センチ高かったらなあ」と思ったこともありました。そんなときに祖母井秀隆さんという素晴らしい先輩に出会い、サッカーを教えてもらえました。■ゴールに入ればどんなシュートも同じ1点浮き球のシュートはかっこいいです。子どもも大人も「すごい!」と思ってしまいますね。でも、冷静に考えてください。ゴールに入ればどんなシュートも同じ1点です。浮かせて蹴らないとゴールできないわけではありません。ご相談者様が教えているのは10歳以下なので4年生でしょうか。上述したようにゴールキーパーは大きくありません。浮かせて蹴れると得点しやすいので試合に勝つ確率は上がるでしょう。しかし、そうではない方法で得点するやり方、つまりパスをつないで相手を崩すサッカーを教えたほうが子どもたちのためになります。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■浮き球を蹴れるようになる練習法(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)最後に、強いシュートにならなくても浮き球でゴールできたり、パスをする技術の磨き方をお伝えしましょう。2人1組で互いに10メートルほど離れて立ちます。対面パスです。片方はグランダーのパス。反対側は浮き球で返します。正面から来たボールをダイレクトで蹴って浮き球にしやすいので、試してみてください。逆の子は浮き球を止めておさめなくてはならないので、ボールコントロールの練習になります。自分のほうに転がってくるボールを蹴ると浮かしやすいです。ボールの下のほうを足先でポンと上げます。どう蹴るとボールが浮くか。やりながら子どもたちに見つけさせてあげましょう。少年用のボールよりも小さいハンドボールを使ってもいいでしょう。ゴール前にコーンを立て「コーンに当たらないように蹴ってごらん」と説明します。当てずに入れたら1点です。このように練習すれば、転がってきたボールをキーパーの頭越しに蹴ることができるようになります。強いシュートでなくても得点できます。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年06月17日イタリアンバルなどの前菜でよく使われる「生ハム」。その中で「プロシュート」という名前を見かけたことはありませんか? 生ハムの一種ですが、実は大きな違いがあります。そこで今回は、プロシュートと生ハムの違いやそれぞれの特徴のほか、美味しい生ハムレシピ【11選】をご紹介します。ぜひ参考にしてください。■プロシュートとは?プロシュートとは、日本ではイタリア産の生ハムを指します。イタリアでは加熱していない生ハムを「プロシュート・クルード」、加熱したハムを「プロシュート・コット」と呼んで区別しています。ちなみに、日本で販売されているプロシュートのほとんどは非加熱のものです。※イタリアでアフリカ豚熱の発生が確認されたことから、2022年1月8日以降、イタリアからの生ハムの輸入が制限されています。■生ハムとプロシュートの違い「生ハム」は豚もも肉を塩漬けにし、乾燥・熟成させてから低温燻製した加工肉のことです。やや固めの食感で、燻製特有の香ばしい風味があり、強い塩気を感じます。国や地域によってその製法は異なりますが、燻製するものが大半です。一方の「プロシュート」は、豚もも肉を皮つきのまま塩漬けにし、燻製を行わずに乾燥・熟成させます。皮がフィルターの役目を果たし、マイルドな塩味でしっとりと柔らかいのが特徴です。豚肉本来の旨味を活かした味わいでくせが少なく、日本人好みの生ハムと言えるでしょう。■簡単華やか、生ハムの<サラダ>レシピ3選・生ハムとルッコラのサラダ生ハムとルッコラは王道の組み合わせ! バジルやモッツアレラチーズも加え、バルサミコ酢ドレッシングで和えれば本格イタリアンの味です。簡単で見栄えが良く、女子会でも喜ばれそうですね。・生ハムのカップサラダピーラーで薄切りにキュウリと生ハムをクルクルと巻くだけで、ブーケのような華やかなサラダに大変身。グラスを使うとキレイに仕上がり、特別な日のおもてなしにぴったりです。・生ハムとカブのサラダ生ハムの塩気に、みずみずしいカブとマッチして美味しさ倍増です。カブは塩もみして水分を抜いてから、粒マスタード入りのドレッシングで漬けるのがポイント。さっぱりと食べられ、おつまみとしても◎。■おつまみに! 生ハムの<副菜>レシピ5選・カマンベールと生ハムのピンチョス生ハムでカマンベールチーズを巻き、オリーブをのせて刺すだけの簡単メニューです。味つけの必要もなく、料理初心者の方でもパパッと作れますよ。おうち飲みや女子会メニューにいかがでしょうか。・アボカドと生ハムのブルスケッタこっくり濃厚なアボカドクリームと生ハムの組み合わせは最高。赤×緑が鮮やかで、食卓を華やかにしてくれますね。バゲットをトーストする以外は火を使わず、夕食やおもてなしの一品におすすめです。・マッシュポテトの生ハム巻きマッシュポテトとスプラウトを生ハムで巻けばOK。生ハムの塩気がマッシュポテトにマッチし、お子様も好きな味わいです。ひと口サイズで食べやすく、ワインやシャンパンともよく合いますよ。・生ハムとキャベツの重ねレンジ蒸し耐熱容器にちぎったキャベツと生ハムを交互に重ね、電子レンジでチン! 生ハムの塩気でキャベツの甘みが引き立ち、あっさりと食べられます。5分で作れるので、あと1品にほしいときにぴったりです。・生ハムとイチジクの前菜 生ハムの塩気とイチジクの甘みが絶妙なバランスで美味。バルサミコ酢をかけて召し上がれ。生ハムはフルーツと相性が良いので、初夏には桃、秋には梨など旬のフルーツと組み合わせると、その時期ならではの美味しいコラボを楽しめますよ。■リッチでおしゃれ、生ハムの<パスタ>レシピ3選・トマトと生ハムの冷製パスタしっかりと冷やしたトマトの冷製パスタに生ハムと粉チーズの塩気がからんで、さっぱりなのにコク旨な仕上がり。バジルの風味もいいアクセントになり、暑い日にイチオシです。お酒ともよく合います。・生ハムのクリームパスタフライパンで作れる濃厚クリームソースに生ハムの塩気が見事にマッチ! 太めのフィットチーネとも好相性です。ニンニクの香りが食欲をそそります。キャベツやアスパラのシャキシャキ食感や香りがパスタ全体を格上げしてくれますよ。・カルボナーラ風パスタ人気のカルボナーラを時短で再現。ベーコンの代わりに生ハムを使います。ソースは卵黄・マヨネーズ・粉チーズで手軽に作れ、茹でたパスタと和えるだけでOKです。仕上げに粗びき黒コショウをたっぷり振りましょう。しっとりと柔らかく、マイルドな塩味が魅力のプロシュートはワインなどお酒と相性抜群です。店頭で見かけたときには、ぜひ一度購入してみてくださいね。手に入ったら、レシピの生ハムをプロシュートに置き換えて、いろんな食べ方を試してみましょう。
2024年04月17日事前に練習内容を共有しないのでアシスタントコーチの準備が無駄になったり、練習でしてないことを試合で求める年上コーチ。練習も単調で子どもたちの成長が見えづらい。いくつか改善したら子どもたちの楽しさも増幅すると思うのでお願いしたいが、年上コーチと上手く付き合い方が難しい......。と悩むスクール代表からのご相談をいただきました。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、コーチ間のコミュニケーションについてアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<事前に練習内容を共有しない、練習でしてないことを試合で求める年上コーチに対応を改善してもらう方法を教えて<お父さんコーチからの質問>初めまして。池上さんの記事、大変勉強になります。私が担当しているのは、まだ団子サッカーを続ける小学2年生のチームで、3年生になる前にポジション意識させ、3年生になったらポジションをハッキリさせていこうと考えています。現状は、みんな自分が点数を取りたくてしょうがない様子で、パスをしません。これから先パスの意味、意義をどの様に教えたらその重要性を理解してもらえるのか悩んでいます。現在は「シュートを打とう打とうとしてGKに向かって行ったって、そのままシュート打ったってそれはGKに当たってしまう。だから騙そう」と説明していますが理解している気配がしません。この年代の子どもたちに伝わるような何かいい言葉はありますでしょうか?今のままの伝え方でも成長とともに分かってくれるのか、ご意見伺えましたら幸いです。よろしくお願いします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。つい最近まさしく同じような話題を、私のクラブの子どもたちの試合を観ながらコーチと話しました。■まずは子どもたちが自分の判断でプレーしていることを見守ってあげる方が良いそれぞれの子どもたちのポジションを私が決めてしまえば、多分もう少しスムーズにいきます。ただし、そうしてしまうと子どもたちの伸びしろを奪うかもしれません。違うポジションの経験をすることで、その子がもっと違う発見をするかもしれないのに、私が「この子にはここが合っている」と主観で決めることの弊害がきっとあります。プレーの一つひとつを見ても「いや、そっちに行くよりこっちのほうが良かったね」と思ったりすることがあります。でも、それは外から見るとそうなのですが、プレーした子がその状況をどう打開するかというのは、そのとき、その子にしかわからない。その子の判断になるわけです。もしかしたらそのとき「自分の技術では抜けない」とか「パスできない」と思ったかもしれません。だからこそ、何も言わずに見守ってあげたほうがいいのです。そうすると、それぞれの子どもがやりたいように、あるいはやれる範囲で、あるいはやれないかもしれないけどチャレンジしようとします。その行為こそが、後々大きな成長につながります。ここでため息が出たのではないでしょうか。「後々」の成長になる。育成年代の指導者は現在地ではなく、そこを見なくてはなりません。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■団子サッカーを脱却するための指導私のトレーニングを見た指導者からよくいただく質問が「パスばっかりする選手になりませんか?」です。私は微笑みながら「パスすることの何がいけないのでしょうか?」と話します。私は小学生に、ワンツーで抜け出すことを指導します。パスしたらまた自分がもらいに動く。そうすると、もらった子も次にまたパスを出して動く。つまりずっと流動する。だんだんサッカー自体がダイナミックになります。それを小学生のスタートのところから教えておかなくては、今の世界のサッカーの潮流には乗れません。したがって、団子サッカーを解消する際は、ポジションを決めるといったことよりも「パスを出したら、次どこに行ったらもらえる?」「その次はどこに出したらシュートが打てる?」と言った問いかけをし、必要があれば原理原則を伝えます。そんなふうに指導をしていってもらえるといいかなと思います。■スペインで指導経験のある佐伯夕利子さんもかつて団子サッカー解消で失敗私も何度かお話ししたことのある佐伯夕利子さんはスペインで指導者をしてきた方です。彼女は著書『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』に、かつて低年齢の子どもたちが団子にならないようにするためにマーカーを置いた話を書いています。マーカーを置いて、子どもに自分のポジションをわかりやすく示していた、と。その指導をこう振り返っています。「何と幼稚な指導をしていたか」そんなことでは、団子サッカーからは脱却できません。日本では、指導者のみなさんは「広がれ、広がれ」と団子にならないよう声をかけます。一瞬広がりはしますが、チームとして繋がってはいません。それが現状なのです。■サッカーを理解すると子どもたちの視点が変わる「この年代の子たちに伝わるような何かいい言葉はありますでしょうか」とあります。例えば「サッカーで大切なのはチームゲームだよ」と言い続けてください。団子になりがちな幼児や1年生からそのことを理解させるのです。理解すると、子どもたちはこんな視点を持つようになります。「(小学)2年生の子たちが誰もパスしないんです!」ある日、高学年の女の子たちが、不満そうな顔で私に訴えてきました。「そうなの?それは大変やな」と彼女たちに対して共感を示したのち、「ちょっとみんな集まって」と声をかけ、話し合いをしました。まず、私がこんな問いかけをしました。「サッカーはチームでやります。みんなにすごいね!って言われたら、誰でも嬉しいよね。楽しくなるためにチームがあります。みんなが楽しめるようにするためにはどうしたらいい?」すると、私に訴えてきた高学年の女の子が「チームのメンバー全員がボールに触らないとシュートできないっていうルールにしたら?」と言ってきたのです。これはいい勉強になると思いました。じゃあ、そうしよう!と言って始めたら、みんながパスをつなぎ始めました。2年生の子どもたちも周りを見始め、パスを出し始めたのです。全体的にとてもダイナミックになりました。■大事なのは「ひとりでやるトレーニングをしない」こと(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)そんなふうにみんなで勉強できたのは、チームのなかに子どもたち全員が何でも言える雰囲気があったからです。心理的安全性とか、安全基地になるといったことを、指導者が意識して運営していけば、このようなことが起きるのです。もう一つ大事なことは、絶対ひとりでやるトレーニングをしないこと。2人組なら、いつも違う人としてもらうよう配慮してください。他者を感じることがとても重要です。そのことをこころとからだに刷り込んでいく。そう言った工夫を意識してください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年07月21日近年、海外の指導者が来日し、日本の子どもを指導する場が増えてきました。そのときに、海外の指導者が口をそろえて言うのが「日本の子どもたちは、コーチの言うことをよく聞く」という言葉です。その反面「日本の子はシャイで、自分を表現しようとしない」という言葉も聞かれます。自己表現が苦手なのは子どもだけに限らず、大人にも通じることで、日本人の特性なのかもしれません。日本の中だけで生活するのであれば、とくに不自由はしませんが、ことサッカーというグローバルなスポーツにおいて、「自己表現が苦手」というのは、マイナスに働くこともあります。そこで今回は日本の育成年代で長く指導し、サッカー王国ブラジルの名門育成クラブ「クルゼイロ」のジャパンスクールで指導をする小林弘典コーチに、「子どもたちの感情を解き放つためにしている、ブラジル人コーチの仕掛け」について話を聞きました。ブラジル人コーチは「自ら考えて動く」「自己主張する」といった部分に、どのようなアプローチをしているのでしょうか?(取材・文鈴木智之)写真提供:クルゼイロキャンプ■日本の子どもは失敗するとベンチを見る"クルゼイロジャポン"は東京のスクールの他に、今春三重に開校予定。春休みや夏休み等に、ブラジルからコーチを呼び、短期キャンプを実施しています。小林コーチは、ブラジルから来たアドリアーノコーチに「日本の子どもたちの話を聞く姿勢は素晴らしい」と感心されたそうです。「日本の子たちは、なんて良い教育を受けているんだ! と驚いていました。ですが、いざサッカーの練習が始まると、ミスを恐れ、失敗するとベンチやコーチを見る子がたくさんいました。極めつけは、ゴールを決めたのに誰も喜ばないこと。これにはびっくりしていました」■集団の一員として振舞えるが、個になると弱い日本の子どもアドリアーノコーチは、「日本の子は点を取っても嬉しくないの? あの子たちはサッカーを本当に好きでやってるの?」と質問をしてきたそうです。そこで小林コーチが「彼らは、枠からはみ出すことがあまり得意ではないのではないか」と答えると「子どもはもっと自由でいいし、何よりサッカーというスポーツは自分の感情を出さなければ絶対に勝てないし、上達もできない」と言われました。両者は「子どもたちに感情を発露させることに対して、私達はもっと取り組まなければいけない」という結論に至ったそうです。また、日本の子どもたちは、集団の一員として振る舞うことはできますが、選手個々に目を向けたときに「きみは何ができるの?」「何がしたいの?」という状態になっていたのだと言います。■もじもじしていた子たちが積極的に!「楽しい」環境を作ることが大事そんな日本の子どもたちを見たアドリアーノコーチは、驚きの行動に出ます。トレーニング中、サッカーボールやテニスボールなど、ありったけのボールをコートに投げ入れたのです。「たぶん、50球ぐらいあったと思います(笑)。それを次々にコートに入れて、どんどんシュートを打っていいよ、ドリブルで仕掛けようと言いました」子どもたちはコーチの言葉通り、たくさんあるボールを手当たり次第、ゴールに向かって蹴っていきます。「そうしたら、もじもじしていた子たちが、シュートが打てる、うれしい! と積極的にプレーし始めたんです。ドリブルやパスが成功したときの喜びもあるかもしれませんが、何よりも、ゴールを決めることが最高に楽しいわけです。その環境を作ってあげることが大事なのだと、改めて学びました」ブラジル名門育成クラブの指導を体験できる「クルゼイロキャンプ」参加者募集中>>■「こんなに楽しそうにサッカーをする姿は久しぶり」と保護者も感激当時のクルゼイロキャンプでは、子どもたちが感情を表すための仕掛けとして「得点を決めた後に、ゴールパフォーマンスをしないとゴールは認められない」などのルールを設けていったそうです。「そうすると飛行機ポーズだったり、クリスティアーノ・ロナウドの真似だったり、いろいろやり始めるんですよね。そのルールがなくなって、普通に試合をした後にもやったりと、感情を表に出して、積極的にプレーし始めるようになりました」小林コーチは「子どもたちに口で言ってもすぐにはできないので、こちらが仕掛けをして、気持ちをくすぐってあげる。ブラジル人のコーチはそういうところが上手だと思います」と話します。その様子を見た保護者も「いつもは苦しそうにサッカーをしているけど、ここに来るとすごく楽しそうにプレーしている」「こんなに楽しそうにサッカーする姿は久しぶりに見た」と感激するそうです。「ただ、日本の子たちはそれを引きずってしまうというか、真剣にプレーする場面でも、雰囲気に流されて、遊び気分になってしまうことがあります。そこはコーチが気にかけながら、やるときはやるというオンとオフをはっきりするようにしています」■サッカーする上で感情を出すのが必要な理由でも日本の子たちはミスを怖がる傾向にあるので、ミドルサードでもアタッキングサードでもプレーが変わらないんです」さらに、こう続けます。「せっかくフェイントやドリブルのトレーニングをしているのに、試合になると出てこない。それもミスを恐れているからです。だから我々コーチは『サッカーにミスはつきものだ』『失敗を恐れずにチャレンジしよう』ということを、繰り返し、伝えています」「ミス=失敗、怒られる」という考えから「上手くなるためにはチャレンジが必要で、チャレンジにミスはつきもの」という考えにチェンジしていくことで、子どもたちは積極的に挑戦するマインドになります。その状況に導くためにも、トレーニングの設定やルールなどで、よりチャレンジしやすい環境を作ることが大切なのだと教えてくれました。「ブラジル人コーチは、練習のルールやメニューを工夫することで、子どもたちが積極的にチャレンジする環境を作るのが上手」と話す小林コーチ。ブラジルからはネイマールやヴィニシウス、リシャルリソンなど、あっと驚くプレーをする選手が次々に育ってきますが、その背景には彼らの思想や文化、それに基づいたトレーニングがあることは間違いないでしょう。サッカーは国民性を映すスポーツと言われますが、日本が外国から学ぶことは、まだまだたくさんありそうです。ブラジル名門育成クラブの指導を体験できる「クルゼイロキャンプ2023春」は、現在参加者募集中です。詳細はこちら>>「個の力」にフォーカス!試合で活躍するヒントを一人一人に伝えるクルゼイロサッカーキャンプ>>
2023年03月02日一般社団法人ニセコプロモーションボードは、フォトコンテスト「2022-23 ニセコシュートアウトプロアマ」の受賞者を発表しました。詳細URL: 一般投票賞■一般投票賞ニセコの魅力はディープパウダーだけではありません。軽トラのカスタムメイドが、今年のニセコシュートアウトプロアマ一般投票賞 賞金8万円を手に入れました。軽トラは、低コストで走行が可能でニセコを含む日本の地方ではどこでも見かけます。この軽トラは「サビちゃん」と呼ばれ、写真のライダー、キウイのヘンリー・ジョンソン氏がカスタムしたものです。撮影者は、ポーランド出身のTomek Ustupski氏。ニセコシュートアウトプロアマの創設者であるウィンスヘイワード氏は、明らかに投票者の心に響いたと述べています。「軽トラやバンは安くて個性的なので、地元の人がよく持っているんですが、これはニセコの広告塔みたいなものです」と語ります。「カラーティンバーパネルのパッチワークの照明と屋根のリッジはヘンリーが移り住むニセコの特徴を作り出しました。とてもクールで、とてもニセコらしく、今年のニセコシュートアウトプロアマ受賞にふさわしい作品です!」審査員賞■審査員賞ニセコは、パウダーピロー(地元ではキノコと呼ばれています)でも有名です。地元写真家のアーロン・ジェイミソン氏と来日中のプロスキーヤー、デニス・ラナルター選手からなるプロチームが、ブルーバードのピローラインを見事に撮影し、審査員票を獲得しました。12月1日からコンテスト期間中の1月9日まで、ほぼ毎日雪が降ったため、プロアマ期間中にはたくさんのパウダーピローが見られました。このラインは、スキーやスノーボードのメディアにとって最高の場所ですが、良い写真を撮ることは、良いビデオを撮ることよりもずっと難しいです。審査員はこれを踏まえ、このような原始的なブルーバードパウダーショットを撮影することの難易度を理解し、アーロン・ジェイミソン氏とデニス・ラナルター選手の作品に投票をしました。今年の審査員は、玉井太朗氏、中田奨氏、渡辺洋一氏、ニール・ハートマン氏、トーラ・ブライト氏、エリック・ポラード氏、マット・ハンプトン氏、ウィンス・ヘイワード氏の8名です。イベントポスター■ニセコシュートアウトプロアマ 概要ニセコシュートアウトプロアマは、毎年開催されるニセコシュートアウトプロアマ写真・映像コンテストの3つのカテゴリーのうちの1つです。毎年1月上旬、プロアマのアスリート・フォトグラファーチームがニセコ周辺の山々を舞台に撮影を行います。各チームは競技期間中に好きなだけ写真を撮れますが、最終審査では1枚だけを提出します。今年は過去最高の62チームがエントリーし、34作品が審査にかけられました。今年参加したプロ選手は、デニス・ラナルター選手、ヘドヴィグ・ヴェッセル選手、浜和加奈選手などです。今大会では、初めて高校生がエントリーし、ジュマ・フィンドレー、田中心之助、オリー・ニコルズの3名が参加しました。イベント会場この冬もニセコシュートアウトプロアマのハッシュタグ付き写真コンテストが開催されます。#nisekoshootoutを付けた写真を投稿いただくと、たくさんの豪華賞品ゲットのチャンスです!2023年3月11日に開催される「ニセコシュートアウト ショートフィルムフェスティバル」がニセコシュートアウトの締めくくりとなります。 ニセコシュートアウトプロアマの詳細については、こちら( )をご覧ください。また、@NisekoShootout( )と@NisekoTourism( )をフォローしてぜひ最新情報を確認してください。■ドン・フリオ1942&リズムベースがパーティを演出1月20日(金)の夜、スキーレンタルの拠点であるリズムベースに150人以上のファンが集まり、授賞式が開催されました。テキーラブランドのドン・フリオ1942がスポンサーを務め、ニセコシュートアウトプロアマにふさわしい賑やかな授賞式となりました。授賞式の様子や授賞式の動画はこちらからご覧いただけます。 イベント会場 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月27日アレックス・トロシュートがジャガー・ルクルトのために生み出した新しいアルファベットは、ニューヨークで開催されるアールデコの物語と精神が吹き込まれた展覧会、「Reverso Stories(レベルソ ストーリーズ)」展(2022年10月26日~11月14日)にて展示されます。ジャガー・ルクルトの新しいシグネチャーの1つとなるこのレタリングは、レベルソをパーソナライズするためにケースバックに入れることができるエングレービングの新しいスタイルとして提供され、将来的にはほかのさまざまな構想でも使用される予定です。時計製造以外の分野のアーティスト、デザイナー、職人たちとのコラボレーション シリーズ「メイド・オブ・メーカーズ」を通じて、ジャガー・ルクルトは時計製造とアートの間にある対話を追求し、拡大しています。マニュファクチュールを定義する基本原則を尊重するジャガー・ルクルトは、創造性、専門性、精度といった基本的な価値観を共有する一流クリエイターたちとのパートナーシップを行っています。このコラボレーションは、さまざまに異なる、時には予期しない素材や媒体を通じて、表現の新しい形を探求する作品作りをしているワールドクラスの専門家たちにフォーカスしています。バルセロナ出身で、ここ10年はニューヨークを拠点としているアレックス・トロシュートは、タイポグラフィに対する実験的なアプローチでその名を知られるようになりました。時計のムーブメントを組み立てる職人およびダイヤルやケースを装飾する職人と同様に、アレックスは内面の複雑さと見た目のシンプルさを組み合わせ、感情に訴えかける作品を制作しています。言語の視覚的な可能性を利用して、文字や言葉を新たな限界へと押し上げることで、見ることは読むことと等しくなります。そこではテキストとイメージが1つの統合された表現となるのです。ジャガー・ルクルトのために、アレックスは新しく大胆で現代的な書体によって、ブランドの価値観を意味のある形で表現しました。スタイルにおける出発点として、彼はアールデコに着目しました。アールデコは、彼の第二の故郷であるニューヨークで顕著に見られるだけでなく、レベルソの原点として、ジャガー・ルクルトにとって極めて重要なスタイルです。単なるスタイル以上に、アールデコは1920年代および30年代に世界を席巻した、たぐい稀な現代の精神性を表現していました。その進歩的で楽観的かつ前向きな考え方、テクノロジーへの憧れ、途方もない創造的エネルギーといった価値観は、今でもマニュファクチュールに受け継がれています。「アレックス・トロシュートと仕事ができて光栄です。彼のクリエイティブな作品はアバンギャルドなものであり、その点で我々と似ています。彼は伝統をベースとし、新しいクリエイティブな方法で現在と未来を表現するためにレガシーを活用しています。」と、ジャガー・ルクルトCEOのカトリーヌ・レニエは述べています。アレックスがジャガー・ルクルトのために制作した新しいシグネチャー レタリングは、ジャガー・ルクルトのビジュアルアイデンティティに強烈な現代性を加えるものです。アールデコをシャープで現代的に解釈したそれぞれの文字には、大胆な彫刻のような性質と力強い視覚的奥行きがあり、同時にダイナミズムや躍動感を伝えています。二次元のフォームと三次元のオブジェのいずれでも、同等の表現力を持ち合わせています。「私がデザインを作り始めたとき、アールデコとジャガー・ルクルトの時計製造の技を組み合わせるというコンセプトが浮かんできました。文字がある種のメカニズムを呼び起こし、さまざまに異なるモジュール式パーツが全体として1つの作品を作り上げるのです。私はこれらの文字たちをフィジカルに感じることができること、そしてその入り組んだパーツが動く機械のように、機能的にも装飾的にも同じように見えることを望みました。」とアレックスは述べています。アレックスは、自分の作品とジャガー・ルクルトの時計師および技巧に優れた職人たちの作品との間に自然な親和性があると考えています。「技巧および技術的なスキルは、タイポグラフィと時計製造の両方でその中心にあると思います」とアレックスは言います。「文字は感情的および理性的な意思の組み合わせであり、それに備わる強力な内部ロジックがパズルのようにそれらすべての意思を1つのアルファベットまたはレタリングフォームに結び付けています。時計製造には別のレベルの複雑さがあると思いますが、どちらの分野であってもそれらが体現しているのは、システム内で調和して機能する必要がある、細々とした物事へのこだわりです。」視覚面および感情面の両方に瞬時に訴えかけるアレックスの作品は、タイポグラフィとは何であるかという伝統的な概念を再定義しています。アレックスは、「文字のデザインは、書記媒体における非言語的コミュニケーションです」と述べています。自身のタイポグラフィとの特別な関係は、1940年代に革新的なモジュール式タイポグラフィおよび装飾システムを発明し、タイポグラフィの歴史に大きく貢献したとされている祖父のジョアン・トロシュートに起因すると考えています。この新しいアルファベットは、ニューヨークで開催されるアールデコの物語と精神が吹き込まれた展覧会、「Reverso Stories(レベルソ ストーリーズ)」展(2022年10月26日~11月14日)にて展示されます。ジャガー・ルクルトの新しいシグネチャーの1つとなるこのレタリングは、レベルソをパーソナライズするためにケースバックに入れることができるエングレービングの新しいスタイルとして提供され、将来的にはほかのさまざまな構想でも使用される予定です。アレックス・トロシュートについてスペイン出身のタイポグラファー、イラストレーター、アーティストであるアレックス・トロシュートは、そのタイポグラフィに対する実験的なアプローチによって国際的にその名を知られるようになりました。過去および現在のポップカルチャー、ストリートカルチャー、ファッション、ミュージックからインスピレーションを得て、彼はビジュアルメディアとしての言語の可能性にフォーカスしています。そこでは、言葉を限界まで押し上げることによって、テキストとイメージが1つに統合された表現となります。2011年に発表された彼の作品集『More Is More』は、彼自身の作業方法や影響力を探求したものです。バルセロナ生まれのアレックスは、Elisava(バルセロナ スクール オブ デザイン&エンジニアリング)でグラフィックデザインを学び、ベルリンで2年間働いた後、再びバルセロナへと戻ってきました。2007年に独立して仕事を受けるようになり、その顧客には巨大コンシューマーブランドからローリング・ストーンズやケイティ・ペリーらが名を連ねています。アレックスは、2012年からニューヨークを拠点として活動しています。
2022年10月16日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「相手を交わすキックフェイントがうまくできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中、ドリブルで相手を交わす際やシュートの時に、ボールを蹴るふりをして相手を交わす「キックフェイント」を使う場面があります。しかし、初心者はステップの踏み方がぎこちなかったり、ボールを足元でうまく扱えないため、相手をだますフェイントの動きが中々できないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、相手を交わすキックフェイントが身につくトレーニングを紹介します。【やり方】1.親子で対面して立ち、2人の中間あたりに2つの目印を置く2.子どもは片方の目印にボールを蹴るふりをして(キックフェイント)、もう片方の目印に進む3.アウトサイドを使って同じようにキックフェイントの動きを習得4.慣れてきたら、親が転がしたボールを足元でコントロールしてからキックフェイントを行う5.子どもがボールを足元でコントロールしたら親がDF役になり、ボールを奪いに行く。子どもはキックフェイントを使って親を交わすなど難易度を上げてみる【トレーニングのポイント】・右足で蹴るふりをして右のインサイドで方向を変える、という風に蹴る足のインサイドを使って方向を変える。(左も同様)・しっかり狙って蹴るふりをすることで、相手をだますことができる・間合いを大事に。相手が詰めてくるので、ボールを取られない間合いでフェイントを入れる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年09月26日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「前を向いてドリブルすることができない」を克服するトレーニングをご紹介します。サッカーでは、パスやシュートをするために顔を上げて前を向いた状態でドリブルできなければなりません。しかし、初心者はどうしても足元のボールを見ながらドリブルしてしまい、なかなか前を向けないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、常に顔を上げて前を見ながらドリブルできるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.2つの目印を置いて、子どもはその目印をグルグル回りながらドリブル2.動きに慣れたら、親がどこかのタイミングで手を上げ、子どもはそれを見たらボールを止め、手を下ろしたらドリブル再開3.右足だけ、左足だけなど片足だけでドリブルし、親が手を上げたら止まるなどアレンジする4.親が鬼になり、子どもを追いかける。子どもはボールを取られないよう逃げながらドリブル【トレーニングのポイント】・最初はゆっくりでいいので、顔を上げて前を向くドリブルの動きに慣れる・常に親の位置、手の上げ下げを見ていることで顔を上げる習慣をつける・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月30日一般社団法人ニセコプロモーションボードは、北海道でも有数のフォトコンテストの一つである「ニセコ シュートアウト フォトコンテスト」を、2021年12月1日~2022年3月1日の期間、開催いたします。5年目となるこのコンテストは、ニセコ、そして後志総合振興地域での冬の風景、スキー、スノーボードシーンの写真を通して、写真家が自分の写真表現を披露する機会となっています。詳細WEBページ: 昨シーズンのフィルムフェスティバルの様子【「ニセコ シュートアウト フォトコンテスト」について】ニセコ シュートアウト フォトコンテストは、2021年12月1日~2022年3月1日に後志管内で撮影された写真を、Instagramにハッシュタグ「#nisekoshootout」を付けて投稿するだけでエントリーができます。ニセコ シュートアウト フォトコンテストは、2018年1月にウィンス・ヘイワード(USA)によって初めて開催されました。当時は、「スキーとスノーボード」の一部門しかありませんでしたが、ニセコシュートアウトの人気が高まるにつれ、コンテストは「スキー」、「スノーボード」、「自然風景」の三部門に拡大されました。今年から「自然風景」の部門が「フリー」(2021年12月1日から2022年3月1日までの応募期間中にニセコ地域で撮影された冬の全てのシーンが対象)に変更され、写真家はより高い創造力と柔軟力を表現した作品を応募できるようになっています。「過去5年間、参加者と主催者が共に大きく盛り上がるの見て、私はこのコンテストに無限の可能性を感じました。ニセコシュートアウトがより広く認知されるようになり、世界の主要なフェスティバルの一つとして高く評価されることを願っています。」-ニセコシュートアウトの創設者、ウィンス・ヘイワードニセコ シュートアウト コンテスト応募作品の審査は、この地域で最も著名な写真家達によって行われます。前回のコンテストの審査員には、プロカメラマンの渡部陽一、Gentemstickの創設者で写真家の玉井太郎、ニセコに長く在住するオーストラリアの写真家、アーロン・ジェイミソンが審査員として参加しました。また、“ProAm”と“Short Film Festival”の二つのコンテストもメインの写真コンテストと同時に開催されます。“ProAm”コンテストでは、写真家とライダーが二人一組のチームとなって、2022年1月7日から1月10日の間に撮影した写真をエントリーします。審査は、ニセコに関係する世界中のプロのスキーヤーや写真家によって行われます。昨年の“ProAm”コンテストでは、スキーヤー兼映画製作者、その他にも多彩な才能をもつエリック・ポラード(USA)、冬季オリンピック金メダリストのトーラ・ブライト(AUS)、映画製作者でプロのスキーヤーのレナ・ストフェル(GER)が審査員を務めました。そして、ニセコ シュートアウト“Short Film Festival”では、ニセコで撮影・制作された短編映画が上映されます。このイベントは、ドライブインシネマとしてひらふで開催され、世界中にもライブ配信されます。(イベントは日本語と英語の二言語で行われます。)この映画祭では、雪で作られた巨大なシネマスクリーンに映画が上映されるとともに、メインのフォトコンテスト、“ProAm”及び“Short Film Festival”コンテストの受賞者が発表されます。今年のニセコシュートアウトの各カテゴリーに入賞された方々には、ニセコユナイテッドのシーズン券、Gentemstickのスノーボード、ニセコのNISADEの宿泊券等の豪華賞品が用意されています。詳しくはウェブサイトよりご確認いただけます。【開催概要】名称 :ニセコ シュートアウト フォトコンテスト主催 :一般社団法人ニセコプロモーションボード期間 :2021年12月1日~2022年3月1日応募方法:Instagramでハッシュタグ「#nisekoshootout」を付けて投稿【ファクトシート】2021/22シーズンのニセコシュートアウトは2021年12月1日にエントリーを開始し、2022年3月1日に応募を締め切ります。受賞者は、2022年3月12日に開催される今年の「ニセコ シュートアウト ショートフィルムフェスティバル」で発表されます。ニセコシュートアウトは2018年1月に、アメリカンウィンスヘイワードによって設立されました。ニセコシュートアウトは、ニセコ地域の公式写真コンテストであり、ニセコプロモーションボードが主催しています【ニセコプロモーションボードについて】一般社団法人ニセコプロモーションボード(通称:NPB)は、中核となる所属会員からの年会費を財源として、2007年より“ニセコエリア”(ニセコ町、蘭越町、倶知安町)の広報宣伝および販促活動を行っている、DMO組織です。2020年8月、2021年9月に観光庁より重点支援DMOとして選ばれました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月07日昨シーズン限りで現役を退き、指導者として新たなスタートを切った佐藤寿人さん。Jリーグ通算220ゴールを決めたストライカーは自身の経験を子どもたちに伝えるために、様々な視点を持って指導に当たっています。前編で自身のキャリアを振り返りつつ、柏レイソルなどで活躍をした長谷川太郎氏が代表を務める一般社団法人TREが主催した"TRE2030 STRIKER PROJECT"の各ACADEMY(ストライカーアカデミー・TRE.Lab・朝TRE・ゴールスキルサーキット)の「SPECIALストライカークリニック」で子どもたちに伝えたかったことをお話しいただきました。後編の今回はストライカーとして持つべき心構えについて、教えていただきます。(取材・文:松尾祐希)(写真:松尾祐希)<<前編:J通算220ゴール、稀代のストライカー佐藤寿人が語る世界で活躍するストライカーの共通点■世界で通用するFWを育てるためには動きの「言語化」が大事――今、世界で得点王を取るようなストライカーが日本人ではまだいません。世界で通用するFWになるために何が必要なのでしょうか?FWに限らず選手を育てる上で、決まった枠組みはいらないと思っています。一人一人個性は違いますし、選手の特徴を少しでも伸ばしてあげたいからです。その上でより高いレベルでプレーできるように促してあげたいんです。自分はストライカーとして育ててもらいましたが、誰もが成功体験を持ってアプローチすることが難しいポジションです。GKであれば専門的なトレーニングができるコーチがいますが、FWはなかなかいません。まだまだFWの動きについて言語化されていないので、そういう落とし込みをしていくことは大事なのではないでしょうか。――言語化というところで、今日の練習ではチャレンジする姿勢についてお話をされていました。個人の意見ですが、GKと比較すると、FWは楽なポジションです。シュートミスをしたとしても、次のチャンスを決められればミスを帳消しにできるからです。一方でGKは一つのミスが失点に結び付きます。そう考えれば、FWは一つのミスを十分に挽回できるポジションなので、それも含めて指導者が向き合い、選手たちのメンタルを強化しないといけません。■メンタルを強くするためには「ミス」を次に生かす考え方が重要――メンタルを強化していく上で何が大事なのでしょうか。ミスをミスで終わらせないことが大事になります。ミスをすると、どうしても大きなミスとして捉えてしまいがちです。特にFWは周囲からのプレッシャーを感じてしまうポジションなので、一つのミスを「次に進むためのステップ」と捉えられるかが重要です。ミスのまま終わらせてしまうのか、ミスを次に生かせるか。考え方次第でミスの捉え方が変わってきます。僕はプロの世界で220得点を取っていますが、そのぐらい決めるためには合計で800本以上シュートを打っています。それだけシュートを外してきたので、それをいかにゴールに繋げるかが、ゴールを量産するためのカギかなと。子どもたちもミスをミスで終わらせないで、ミスから自分の技術や判断がどうだったのかを考えて、次に繋げられるかが大事になります。幼い頃からそのような思考で取り組んでいる選手と全くやってない選手であれば、その後の成長曲線がまるで違ってくるのではないでしょうか。――早い段階でそういう意識付けがされていると、全然違うんですね。そうだと思います。答えを選手自身に考えさせる。指導者が答えを与えるのではなく、選手が判断できるようになる。今回のトレーニングではそこを意識して指導していました。■自分が決めるという想いは持っていないといけない――ミスを次に繋げる姿勢を持った上で、FWとして大切にしてほしい部分はありますか?僕は中学時代に、この身体のサイズではプロは無理だと言われました。中3の時にポジションが2列目になって背番号も10番から9番になりましたが、全く嬉しくありませんでした。高1の時もMFで、「MFをやるぐらいならサッカーを辞めたい」と思っていたほどです。どのポジションをやってもFWとしてのこだわりは持っていましたね。誰よりもゴールを取るポジションをやりたったからです。プロ3年目にセレッソ大阪へ期限付き移籍をした際に左ウイングバックで出場する試合がありましたが、FWをやりたいという気持ちは持ち続けていました。FWとしてプレーする覚悟を持って、良い意味で我慢強くやって譲らない。もちろん他所からの意見やアドバイスには耳を傾けますが、自分が曲げられない部分、折れない部分を持つことがFWとして大事なのではないでしょうか。――FWであれば、状況を見つつ、エゴイスティックにゴールを狙うべきということですよね。やっぱり、自分が決めるという想いは持っていないといけません。味方が決めてくれればというメンタリティーでいけば、プロの世界で生き残れません。自分が決めるのではなく、「味方が決めてくれれば」と発言している時は、どこか自分に自信がなくてパフォーマンスが良くない時なんです。つまり、ゴールが取れない責任を他者に転嫁している時期。責任を全部自分が背負うぐらいでないといけないんです。味方がフリーな状況であれば、パスをする選択肢は持つべきですが、自分が打って決められると思うならシュートを選択すべき。もちろん、決められなかった時はその批判を受けないといけません。■シュート練習で重要なのは本数ではない――ゴールを決める自信を付けるためには、日々の取り組みが大事ですよね。シュート練習は本数ではなく、しっかり決めることが大事。それこそプロでもゴールに拘らず、決まらなかったら何本も打ち直す選手が少なくありません。でも、試合では1本のチャンスを決めないといけません。試合中にシュートを打つ場面は限られていますし、途中出場の選手だともっと打てません。結果を出さないと次はないという世界で生きているのに、普段の練習であれば10本打って決められない状況では試合で結果を出せません。また、練習で多くの選手はPA外からシュートを打ちます。試合中に離れた位置から打つ場面は多くないので、練習からより試合に近いシュチュエーションを作ってシュートを打たないといけません。■上手くいかない原因を逐一考えながら練習することで身についていく――クリニックで浮き球のシュートをされていたのは、試合を想定してということでしょうか。そうですね。浮き球のシュートは難しく、なかなか枠に飛ばせないかもしれません。大人でも難しいものです。少しでもボールがイレギュラーしたり、足の入れ方を間違えると、枠に向かわないですし、ボールが上に外れてしまいます。なので、1回ずつちゃんとボールを見て、しっかり打つ。それを重ねていくと、そのサイクルが日常になってしっかり打てるようになっていくと思います。確実に打てるようになるためには、先ほど話した通り、浮いてしまった原因を自分で考えないといけません。僕が「浮いた時はこうやらないといけない」と話しても、外側からの意見であって選手の感覚とはまた違います。選手が自分で考えて、練習に取り組めるようになることが望ましいと考えています。■世界で活躍しているストライカーの得点パターンで多かったのは......――今回のトレーニングではボレーシュートのメニューを行いました。また、ワンタッチで打つメニューもかなりありましたが、その狙いを教えてください。ワンタッチで打つことは大事。トラップをしてしまうと、相手に守備の機会を与えてしまうからです。カテゴリーが上がると、簡単にはゴールが決められません。ボールを持ってから仕掛けていく場合もありますが、極力相手に守備の機会を与えないようにしないといけないですし、得点王を取るためにはワンタッチシュートが絶対条件になります。トラップしてシュートを打てば、相手に守備の時間を与えてしまいます。なので、ワンタッチで打つ練習をしないといけません。トップレベルの選手でも、1回止めて外してから自分がやりたいようにシュートを打つ場合があります。もちろんそういうゴールもありますが、シーズンで20得点を決めても1つか2つしかない形です。そのスーパーゴールのために莫大の時間をかけるのであれば、もっとパーセンテージが高いシュートパターンに時間をかけて方がいいですよね。ワンタッチのシュート、横から来たボールをワンタッチで打つ形、振り向きざまに流して打つ。このようなトレーニングの方が効率的ですよね。僕は世界で活躍しているストライカーの得点パターンを調べました。すると、ほとんどがペナルティエリアの中でした。そして、ワンタッチ、2タッチ、3タッチ以上の比率を調べたら、やっぱりワンタッチの割合が多かったんです。つまりオフのところで相手を外して少ないタッチ数で打たないといけないし、今日のトレーニングでやったみたいに角度を作って打たないとワンタッチでシュートに持っていけません。いろんなタイプのストライカーがいますが、もっとデータをとって選手にあった形でアプローチできるといいですよね。今の日本人でワンタッチゴールが上手なのは上田綺世選手(鹿島)やオナイウ阿道選手(トゥールーズ/フランス)が上手ですよね。(オナイウ選手のように)J2やJ3で経験を積んで、成功体験を重ねた上で自分の形を作ることも大事です。何故ならば、出場機会を得られないと成功体験が得られないからです。特にFWは外国籍選手を獲得する可能性が高いポジションなので、日本人が活躍するのが難しいポジションです。そうした環境面も含め、生き残るためにピッチ上で自ら決断できるようになってほしいですね。
2021年09月17日Jリーグ歴代最多得点を持つ稀代のストライカーは誰よりも貪欲のゴールを目指し、努力を重ねてきました。21年間で積み上げたゴールは220。中学3年生の時に2列目へコンバートされても諦めず、練習後は照明が消えるまでシュートを撃ち続けました。多くのゴールを決められたのも、日々の積み重ねがあったからです。昨季限りで現役を退いた佐藤寿人氏はどのような幼少期を経て、Jリーグの歴史に名を残すストライカーになったのでしょうか。柏レイソルなどで活躍をした長谷川太郎氏が代表を務める一般社団法人TREが主催した"TRE2030 STRIKER PROJECT"の各ACADEMY(ストライカーアカデミー・TRE.Lab・朝TRE・ゴールスキルサーキット)の「SPECIALストライカークリニック」に参加した際に、お話をお伺いしました。ご自身の幼少期を振り返りつつ、子どもたちに伝えたかったことは何か。前編と後編に分けてお伝えします。(取材・文・写真:松尾祐希)(写真:松尾祐希)関連記事:佐藤寿人 × TRE2030 SPECIALストライカークリニックイベントレポート■もっとゴールを奪いたい、その欲があったから厳しいトレーニングに向き合えた――以前、双子の兄である佐藤勇人氏と千葉で監督を務めた江尻篤彦氏にお話を聞いた際に、向上心がすごかったという話をされていました。改めて、ご自身の現役生活を振りかっていかがでしたでしょうか。成長したいという欲がなければ、21年もプロサッカー選手はできませんでした。ジェフ千葉に所属していた昨季も「もっと上手くなりたい」と思って取り組んでいましたし、むしろ「まだまだ下手だな」と思ったぐらいです。(上手くなりたいという想いは)現役から離れる時まで常に持っていましたし、今でもその想いは少しあります(笑)。引退後の現在でもシュートを打つと、「もっと上手くできるかな」と思うんです。現在は、プロとして結果を残さなければいけない立場ではないので、そこはもう少し楽しんでやっています。自分は子どもの頃から「上手い」と言われていたわけではなかったので、常に「もっと上手くなりたい」と思って練習に取り組んできました。もっとゴールを奪いたい。その欲があったからこそ、厳しいトレーニングに向き合えたと思っています。■昔から「自分で決めたい」という気持ちが強かった――元々、佐藤さんはFWとしてゴールに拘るメンタリティーをお持ちだったのでしょうか?昔からゴールに拘るメンタリティーを持っていて、自分で決めたい気持ちが強かったです。(中盤をやっていた際に)自らFWをやりたいという意思表示をしました。普通に考えたら、身体が小さい選手で得点もあまり取っていなかったので、指導者からすれば2列目をやった方がというのはごく真っ当な意見だと思います。育成年代の時も2列目をそのままやっていたら、プロにもなっていなかったのではないでしょうか。――逆に言えば、170cmの身長だったからこそ、駆け引きやゴールを奪う術などFWとして生きていく武器を身に付けられたとも言えますよね。そうですね。185cmや190cmの身長があれば、「このままでも十分できる」と思ってプレーを考えず、相手を外すような動きを覚えなかったと思います。身体がある程度大きな子は考えることを止めてしまう傾向が少なからずあるので、指導者もアプローチを変えていかないといけません。なので、子どもたちには常に刺激を与えるべきではないでしょうか。できる世界からできない世界に入れてあげる。できる世界に居続けると考えることを止めてしまうので、できない世界に入れて考える場を与えたほうがいいと思います。■国内外問わず、得点を重ねているストライカーの共通点――今回のトレーニングで子どもたちに伝えたかったことを教えてください。ストライカーに限ったことではありませんが、ストライカーの視点として、プレーの答えを選手自身が持つべきだと考えています。特に判断ではそうあるべきです。それ以外の部分でも育成年代ではプレーの判断をするために考え方を整理してあげたり、アイデアを与えることも必要ですが、最終的な判断はピッチに立っている選手自身でしなければいけません。上のレベルになっていけば、それこそプロの世界では一人で勝負をします。なので、選手自身が判断をしないといけないのです。特にストライカーの選手はそれが顕著になっていきます。そういう意味で、自分で考えるトレーニングから土台を作ってあげたいなと思っています。自分で状況を判断し、持っている技術を発揮できるか。そこからいかにゴールを奪うか。そこをトレーニングで落とし込んで作っていきたいですね。――今回のトレーニングを見ていても佐藤さんが意図を伝えた後は、選手たちが自分自身で考えられるようなアプローチをされていました。そうですね。基本は自分で考えること。低学年と高学年の2グループで指導をさせてもらった中で、上の年齢でもプロでも同じなのですが、シュートを打つ前は身体の向きを作り、いろんな情報を目から得なければいけません。国内、海外問わず、得点を重ねているストライカーの共通点は常に良い準備ができていることにあります。より良い準備状態をどう作っていくか。そのトレーニングをやらないといけません。今回の練習メニューは僕自身が現役時代に行っていたメニューでもあります。それを少し微調整し、子どもたちに伝わるような形にアレンジをしました。事前に文字に起こしてトレーニングの準備をしましたが、練習中は準備したものを見ながらやるわけにはいきません。事前に頭に入れておかないと、その場に応じて指導はできません。子どもたちの状況を見ながら、実際のプレーを踏まえて調整をしてあげないといけないのでそこは注力していました。■サッカーの楽しさをいかに感じてもらえるか――以前は「僕は現役選手で教える立場ではないから難しいところがある」とお話されていましたが、現役を引退されて目線が変わった点はありますか?現役時代と考え方が変わりましたし、見方も変わったと思います。現役時代と比べ、引退してからは教える機会が増えました。もちろん指導の勉強をしていますし、特に自分の三男は5歳なので、5歳の子にいかに伝えられるかというのはよく考えます。(なので、三男とボールを蹴る時は)サッカーの楽しさをいかに感じてもらえるか、その上でボールフィーリングも少しでも感じてもらえるように心掛けています。――選手目線から指導者の目線に変わってきたということでしょうか。そうですね。選手は選手でしかないので、引退後は指導者目線で見るようになりました。選教える側になって間もないので、僕自身ももっと学ばないといけないと感じています。■世界のスピードと日本の成長速度をどう縮めていくかが今後の課題――引退したばかりで子どもたちに触れる時間がまだ多くないとは思いますが、ご自身の幼少期と比べて今の子の違いは感じますか?今の子どもたちは環境に恵まれていて、良いプレーをしていると感じています。技術的にも上手くなっている印象があります。ただ、より成長を促すために刺激を与えないといけないのも事実です。成長するために世界は進化を続けているので、世界のスピードと日本の成長速度をどう縮めていくかが今後の課題かもしれません。――日本の子どもたちを見ていると、臨機応変に対応できない子が多い印象があります。そこはどうですか?もちろん日本の子は良い環境でやっているので、そこは難しいところですね。常に悪い環境でやらせれば良いわけでもないので、いろんな環境を体感させることが大事かもしれません。育成年代であれば、いろんな経験をしていくことが大事だと思います。
2021年09月08日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「インステップキックが蹴れない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。インステップキックは、強いボールを蹴る時に多く使用し、ロングボールや強いシュートの際によく使います。試合の中ではいくつかのキックを使いますが、強いボールを蹴る時に使うのがインステップキックです。しかし、初心者はインサイドキックはすぐ身についても、強く蹴るインステップキックががなかなか難しいもの。身体が小さい・細くて筋肉がないから強いキックが蹴れないわけではありません。コツを覚えれば、誰でも強いキックが蹴れるようになります。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中でインステップを使って強いボールを蹴ることができるようになります。親は難しい動きは一切ありません。【蹴り方のコツ】1.助走は正面ではなく、少し斜めに入る2.蹴る方の足のつま先は外側に向ける3.靴紐の結び目のあたりをボールに当てる4.蹴る時に軸足はボールの横に置く5.軸足は膝を少し曲げた状態で踏み込む6.腕の振りを加える。右足で蹴るなら左手を振り上げて蹴るそれぞれのポイントを意識しながら一連の動きを反復する【トレーニングのポイント】・親は膝でボールを支え、キックの衝撃を和らげる・親は手でボールをしっかり押さえる・子どもが動きのポイントを覚えたら、ゆっくりパス交換で蹴る練習を行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年07月31日7月18日(日)、柏レイソルなどで活躍した長谷川太郎氏が代表を務める一般社団法人TREが元日本代表で昨季までジェフユナイテッド千葉で活躍していた佐藤寿人氏をゲストに迎え、千葉県の"ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA"で「SPECIALストライカークリニック」を開催しました。今回のSPECIALストライカークリニックは一般社団法人TREが主催する"TRE2030 STRIKER PROJECT"の各ACADEMY(ストライカーアカデミー・TRE.Lab・朝TRE・ゴールスキルサーキット)に通う選手たちが参加。17時からスタートした第一部には小学校2、3年生の子どもたち、19時15分からスタートした第二部には小学校4年生から6年生の子どもたちが佐藤寿人氏とともに汗を流しました。(取材・文・写真:松尾祐希)クリニック(第一部)に参加した選手たちと記念撮影(C)松尾祐希■ピッチの中では自分で判断しなければならない長谷川太郎氏の依頼で実現した今回のSPECIALストライカークリニック。トレーニングでは佐藤寿人氏がデモンストレーションを行う場面もあり、子どもたちからは大きな歓声が上がりました。今回のトレーニングは佐藤氏が練習メニューを作成。さまざまなパターンのシュートにトライをさせましたが、その狙いについて佐藤氏はこう話します。「ストライカーに特化すると、判断の答えは選手たち自身で持たないといけません。育成年代のうちに考え方を整理し、アイデアを与えてあげることも大事なのですが、最終的な判断はピッチに立っている選手で行わないといけません。育成年代の時から意識をしないといけませんし、プロの世界では一人の選手として勝負する必要があります」「特にストライカーはそれが顕著になっていくので、将来を考えた上で今回のトレーニングメニューを作成しました。今回のクリニックをきっかけに考え方を整理してあげたい。自分でいかに判断をして、持っている技術を発揮していかにゴールを奪うか。これを今回のトレーニングメニューで落とし込みたいと考えていました」■高学年ではより実践に近い練習を実施選手たち自身が考えて動くことを重視して指導していた佐藤寿人さん(C)松尾祐希低学年の子どもたちを対象とした第一部では浮き球のシュートやステップワークを用いたシュート練習などをメインに実施。高学年の子どもたちを対象とした第二部ではステップワークだけではなく、より実戦に近い形でシュートを放つ形でトレーニングを実施。ランダムにボールを出すことでシューターに判断が求められるシュチュエーションとするなど、選手たちも技術の向上を目指して積極的にチャレンジをしていました。どちらのクリニックでも佐藤氏が練習メニューの意図を説明するだけではなく、選手たちのチャレンジする姿勢を引き出すような声掛けと自ら判断する重要性を助言。選手たちもJリーグ通算220得点を奪ったストライカーの言葉に対して、真剣に耳を傾けます。すると、時間の経過とともに動きが良くなり、終盤にはコーチ陣から何度も「ナイスシュート」という言葉が聞かれるようになりました。■最後はスペシャルマッチでプロの技を見せた一部、二部ともにシュートメニューを消化した後にミニゲームを行い、佐藤氏もフリーマンとして実際にピッチに入って選手たちの指導にあたりました。また、選手たち同士のミニゲームだけではなく、最後はコーチ陣と選手たちのスペシャルマッチを実施。佐藤氏だけではなく、長谷川氏も参加して元Jリーガーの技を惜しげもなく披露しました。練習後は佐藤氏にサインを求める列ができるなど、大盛況で幕を閉じた今回SPECIALストライカークリニック。主催したTREの長谷川氏も「本当にわかりやすくトレーニングを進めてもらいました。子どもたちも自分の考えをもとにプレーを遂行しようとしてくれていました。今後もまた協力してもらえると嬉しいです」と語り、子どもたちが新たな刺激を受けたことに頬を緩ませていました。
2021年07月28日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「狙ったところに強いボールを蹴れない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合中は、相手がたくさんいる中で強いボールを狙った所に蹴れるとパスが通ったりシュートが決まります。緩いボールだと相手にカットされてしまうので、強いボールを自分の狙った所に蹴るスキルが必要です。しかし、初心者は狙った所にはボールが蹴れるけどパスが弱くなってしまったり、キックが弱かったりするので、相手にボールを取られてしまったり、どこかに引っかかってしまうことも少なくないもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中も自分が狙った所に強いパスが出せるようになります。親は難しい動きは一切ありません。【やり方】1.コーンなどの目印を間において、親子で対面して立つ2.ボールをコーンに当てて相手陣地に押し込む3.助走無をつけて強く蹴ることを繰り返す【ポイント】・目印をよく見て狙う・しっかり助走を取って強いボールを蹴る・力まずリラックスして行う・止まらずに行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年07月16日日本と欧州の間でEAP(経済連携協定)が締結され、日本でもヨーロッパの製品を安く手に入れることができるようになってきました。ワイン、チーズがよく取り上げられます。が、今後プロシュートも同じように身近になっていくはずです。今回は、これから私たちの食卓で出番が増えるであろうプロシュートについて解説します。■プロシュートってどんな食べ物? プロシュートと生ハムという言葉は知っていても、その違いを説明できる人は少ないはず。まず、生ハムとプロシュートの違いと、プロシュートの特徴について知っておきましょう。・プロシュートとはプロシュートを一言で言うと、イタリア産生ハムのこと。でも、そもそも生ハムってなに?というところから説明しますね。生ハムってどんなもの実は、日本では「生ハム」に明確な定義はありません。日本生ハム協会の定義を参考にすると、生ハムとは、下記のように説明されています。豚の骨付き腿肉を原料とし、その製造工程で一切加熱されることなく塩蔵処理され、長期熟成して製造される保存を目的とした加工食肉製品出典: 一般社団法人日本生ハム協会 プロシュートはイタリア産生ハムの総称日本では、生ハムの原産国によって呼び方を変えていることが多いようです。例えば、イタリア産の生ハムは「プロシュート」。同じくらい耳にしたことがある「ハモンセラーノ」はスペイン産の生ハムです。イタリアでプロシュート(Prosciutto)と言えば、豚もも肉から作られるハム全般を指します。さらに、加熱していない生ハムを「プロシュート・クルード(Prosciutto crudo)」加熱したハムは「プロシュート・コット(Prosciutto cotto)」と、分けて呼んでいるのです。日本で食べられるイタリア産ハムのほとんどが、加熱されていない生ハムです。そのため、プロシュートとはイタリア産生ハムの総称と覚えておけば大丈夫です。また、燻製したものはプロシュートとは呼びません。プロシュートの名品:プロシュート・ディ・パルマそのプロシュートにも、地域や製法の違いでいろいろな種類があります。プロシュートの中でも最も有名なのが、プロシュート・ディ・パルマ。「パルマハム」と言えば知っている人が多いでしょう。パルマハムもプロシュートの1つなんです。・プロシュートの製法と特徴プロシュートはローマ帝国時代から続く伝統的なハム。もともとは、保存料のない時代から作られている、保存食です。現代でも、その伝統的な製法から生み出される風味と食感が、多くの人を魅了しています。製法原材料は皮つきの豚もも肉と天然塩のみと、とてもシンプル。豚のもも肉を皮つきのまま天然の塩をすり込み、塩漬けしたあと、長期間つるして乾燥・熟成させます。そもそも、プロシュートとは、イタリア語で「じっくり乾かしたもの」という意味。その名のとおり、1年から2年かけて乾燥・熟成を行います。ドイツ系生ハムなどには、燻煙(スモーク)したものもありますが、プロシュートの特徴は燻煙しないこと。風味と食感プロシュートは、皮つきのままで塩漬けし熟成させているので、生ハムの中では塩分が少なくまろやかな味わいです。さらに、程よく入った脂の甘みと熟成により増えたうまみが私たちを虜にするのでしょう。長期熟成でも肉の水分がほどよく残り、食感はしっとりと口当たりがよいのも特徴です。クセが少なく、食べやすい生ハムといわれています。ほかの食材とも合わせやすく、チーズやパン、サラダともよく合います。■おいしいプロシュートの選び方 プロシュートは、ワインやチーズのように熟成期間や産地によって味わいが違います。では、おいしいプロシュートを選ぶにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?・熟成期間を確認熟成によるプロシュートの変化この1~2年の熟成期間の間に、プロシュートは風味と味わいを増していきます。プロシュートに起こる変化は大きく分けて2つ。まず、タンパク質が分解されアミノ酸が増えます。つまり、うまみが増すのです。プロシュートの表面に、塩の結晶のようなものが見えることがあります。それが、うまみ成分のアミノ酸です。もう1つは乾燥です。保存性が増すだけでなく、ほどよく水分が抜けうまみが凝縮されるのです。熟成期間は18か月この、熟成期間が長ければよいというものではないようです。熟成期間が長いと、アミノ酸がさらに分解されたペプチドができます。ペプチドは苦みになってしまうからです。プロシュートは熟成期間が18ヶ月程度のものが、最もおいしく食べることができるといわれています。日本で見かけるプロシュートのほとんどは、カット済みで販売されています。カット後、熟成は進みませんので、加工年月日が近い新鮮なものを選ぶほうがおいしく食べられますよ。・DOPマークの有無DOPって?DOPマーク(Denominazione di Origine Protetta)とは、イタリアで保護指定原産地呼称が与えられた商品につけられるマークです。かみ砕いて言うと、EU(欧州連合)が認める農産物の「生産地の認定」基準を意味します。このマークがついているプロシュートは、「イタリアの名産地で作られたプロシュート」であるといえるのです。ヨーロッパから輸入されたワインやチーズによく見かけるマークです。DOPマークがついたプロシュートは、プロシュート・ディ・パルマ以外にもあり、「プロシュット・ディ・サン・ダニエーレ」、「プロシュット・トスカーノ」などが有名です。DOPマークがなくてもおいしいDOPマークがついたプロシュートは、もちろん品質とおいしさが保証されているわけですが、それ以外のプロシュートがおいしくないわけではありません。イタリアでは、お手頃な価格でおいしいプロシュートが作られ、日本にも輸入されています。お手頃なプロシュートが食べたい。そんなときは、生産地や原材料を確認しましょう。生産地が有名なプロシュートの産地(パルマなど)と近いと、同じ気候のもとで作られらたことがわかります。また、原材料がシンプルであれば、有名なプロシュートと同様に伝統的な作り方で作られていると言えるでしょう。同じパルマ地方で、違う製造者がプロシュット・ディ・パルマと同じ製法で作っていても、原料の豚肉がほかの産地であるだけで「プロシュット・ディ・パルマ」とは呼べないのです。DOPマークがなくても、まじめな職人がつくったおいしいプロシュートは存在するのです。■おすすめ生ハムレシピ5選 もちろん、生ハムを使ったレシピはプロシュートでも応用可能。こだわって選んだプロシュートを使えば、さらにワンランク上のおいしさになるでしょう。・生ハムサラダシンプルなグリーンサラダに、ピンク生ハムをクルクルっと巻いてのせるとお花のようで見目もいいですね。材料(2人分)生ハム6~8枚レタス1/4個キュウリ1/2本ブロッコリー4房クルトン適量ドレッシング(お好みのもの)適量下準備レタスは水洗いし、食べやすい大きさに手でちぎって冷水に放ち、パリッとしたらザルに上げる。キュウリは端を切り落とし、ひとくち大の乱切りにして冷水に通す。ブロッコリーは小房に分け、熱湯でサッとゆでて水に取り、粗熱が取れたら水気をきる。作り方手順1:器に生ハム、レタス、キュウリ、ブロッコリーを盛り合わせ、クルトンを散らしてドレッシングをかける。生ハムは塩気強いので、ドレッシングの量はいつもより少なめで。・アボカドと生ハムのブルスケッタちょっと手軽な生ハムの切り落としが手に入ったら、バケットにたっぷりのせて。材料(2人分)アボカド1/2個カマンベールチーズ2切れ生ハム(切り落とし)50gバゲット(スライス)4枚下準備アボカドは種を取って皮をむく。バゲットはトースターで軽く焼いておく。作り方手順1:ボウルにアボカドとカマンベールチーズを入れ、フォークの背で粗く潰しながら混ぜる。手順2:バゲットに生ハム、(1)を順にのせ、器に盛る。作ってから食べるまで時間があくときは、変色を防ぐためアボカドに少量のレモン汁を加えてください。・野菜の生ハム巻き千切り野菜のシャキシャキ感と、生ハムのしっとり感の組み合わせがくせになる一品です。材料(4人分)生ハム75gニンジン1/4本赤パプリカ1/2個キュウリ1/2本大根5cm砂糖小さじ1酢大さじ1レモン汁1/2個分オリーブ油大さじ3塩コショウ少々粒マスタード小さじ2下準備ニンジン、大根は皮をむき、せん切りにする。赤パプリカは種を取って細切りにする。キュウリは斜め薄切りにし、さらに細切りにする。<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:野菜を同量ずつ取り、生ハムで巻くように包む。手順2:器に盛り、<ドレッシング>をかける。野菜を巻くときは、生ハムが破れないようにやさしく扱ってください。・生ハムのフェットチーネピリッと塩気の効いた生ハムがクリームソースのアクセントに。色合いもおしゃれなパスタです。材料(2人分)フェットチーネ200g ゆでる塩20g生ハム60~80gキャベツ1~2枚グリーンアスパラ4本生クリーム150gニンニク1片粉チーズ大3塩コショウ少々オリーブ油大3下準備下準備がある場合はこちらに。句点あり。箇条書きにしない。作り方手順1:グリーンアスパラはハカマと皮をピーラーで薄く削ぎ落とし、2cmの長さに切る。キャベツは水洗いし水気をきって、食べやすい大きさのザク切りにする。ニンニクは縦半分に切って芽を取り、薄切りにする。手順2:<ソース>を作る。フライパンにオリーブ油とニンニクを入れて中火にかけ、香りが立ってくれば生ハムをサッと炒める。生クリームを加え、トロミがついてきたら粉チーズを加え、ひと煮立ちさせる。手順3:パスタと野菜をゆでる。塩を入れた熱湯にパスタを入れ、常にクツクツ煮たった状態を保ちながら、時々菜ばしで混ぜ、指定の時間より少し短かめにゆでる。ゆで上がる1分前にキャベツ、グリーンアスパラを加え、一緒にザルにあげる。手順4:パスタと野菜の汁気をきり、熱いうちに2の<ソース>に加え、手早く全体に混ぜ合わせ、全体にからまれば、器に盛る。・トマトと生ハムのサラダピザイタリアンカラーのさわやかなピザ。ぜひ、プロシュートを使って作ってみたいレシピですね。材料(直径23cm 1 枚分)米粉50g強力粉100g砂糖小さじ1塩小さじ1/2インスタントドライイースト2gぬるま湯100mlオリーブ油小さじ2トマト(小)1個玉ネギ1/6~1/4個生ハム6~8枚モッツァレラチーズ50gブラックオリーブ(種抜き)2~3個ベビーリーフ1パックイタリアンドレッシング(市販品)適量ガーリックチップ適量下準備米粉入りピザ生地レシピを参照の上、ピザ生地を用意する。 →作り方 作り方手順1:トマトはヘタをくり抜き、ひとくち大に切る。玉ネギは縦薄切りにし、水に放って軽くもみ洗いし、水気を絞る。ブラックオリーブは輪切りにする。手順2:オリーブ油、ぬるま湯を少しずつ加えてかくはんし、まとまってきたら3分位こねて(生地を伸ばしてもちぎれない位)ボウルに取り出し、ラップをして温かい場所で約30分おく。手順3:2倍の大きさに膨らんだらフライパンの大きさに合わせて丸くのばし、フライパンにのせてフォークで全体に穴をあける。手順4:イタリアンドレッシングをかけ、ガーリックチップを砕きながら散らす。最後のドレッシングは、召し上がる直前にかけるようにしてください。■プロシュートはイタリア産生ハムプロシュートはイタリア産生ハムの総称です。その特徴は、しっとりとした食感と、伝統的な熟成法によって生み出されるうまみです。これからますます、輸入されるプロシュートの種類が増え、食べる機会も増えると予想されます。料理やシーンに合わせて選べば、楽しみ方が広がっていくはずですよ。《参考》・ 特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター「生ハム」
2021年06月12日サッカーにおけるゴールキーパーは、ピッチ内で中唯一手を使用できるなど、フィールドプレーヤーとは特徴が大きく異なります。そのため、プレーに関する用語も聞き慣れないものが少なくありません。この記事では、キーパーの「ファンブル」とはどのようなプレーなのかその概要について解説します。キーパーをやっているお子さんがいらっしゃる方はぜひ参考にしてみてください。ファンブルとはファンブルとは、ゴールキーパーが相手のシュートなどを一度はボールをキャッチしたものの、落としてしまうことです。ファンブルは、サッカーにおいて一般的に使用されている言葉ですが、サッカー以外の球技スポーツにおいても使用されています。ファンブルするとどうなる?ゴールキーパーがファンブルすると、ピンチを招く可能性があります。これはシュートを打つ場合、基本的に相手選手はゴール前につめてくるためです。そのため、試合中、特にゴール前の混戦時などは、ゴールキーパーはファンブルを避けなければいけません。ファンブルはどういう時に起こる?ファンブルは試合中のさまざまな場面で起こりますが、特に無回転ボールによるブレ球シュートや回転がかかったシュートをキャッチしようとするときに起こりやすいとされています。また、クロスやコーナーキックのボールをジャンプしてキャッチしようとしたものの、ファンブルしてしまうケース、スピードのある力強いシュートのキャッチを試みようとした時などにもファンブルするケースなどもあります。そのほかにも、雨の日の試合は手が滑りやすくなるため、ボールを落としやすくなっているため注意しなければいけません。ファンブルしないためのポイント勝敗にも大きく影響する恐れのあるファンブルは、絶対に避けなければいけません。ここでは、ファンブルをしないための基本的なポイントについて解説します。キャッチできるかどうかを素早く判断するファンブルをするケースの1つに、キャッチが難しいボールを無理してキャッチしようとしたためにボールを落としてしまうというものがあります。このようなケースは、ボールをキャッチできるかどうか素早く判断できれば回避することができるでしょう。例えば、無回転ボールのシュートを打たれた場合でも、キャッチングではなくパンチング(フィスティング)や、手のひらの固いところではじくディフレクティングなどで回避することもできます。キャッチングできるに越したことはありませんが、失点しないことが一番大切であるため、適切な判断を素早く下すようにしましょう。判断力を磨くためには、実戦経験を積むことも欠かせません。試行錯誤しながら取り組んでみてください。キャッチングの正しい方法を学ぶ正しいキャッチング方法を理解することも大切です。例えば、ゴールキーパーの中には、ボールの大きさを正しく把握できておらず、キャッチングの形を作る際に、ボールの大きさよりも大きい形で手を構えるケースが少なくありません。またボールを怖がり、ちゃんと見ていないためにキャッチできないケースもあります。そのため、ボールの大きさを覚えさせ、適切な大きさの形で構えられるようにする、ボールをしっかりと見るようにするなどキャッチングをするためのポイントを知ることが欠かせません。まとめ今回は、ゴールキーパーのファンブルについてその概要から、起こりやすいシーン、ファンブルをしないためのポイントなどについて解説しました。サッカーにおいて1回のファンブルで試合に負けてしまう可能性は十分にあるため、ゴールキーパーは適切な判断をすること、キャッチングの正しい方法を学ぶことなどが大切です。ぜひ今回の内容を参考に練習に取り組んでみてください。
2021年04月26日生ハムはハムと違い、フレッシュさや肉の味わいが深く、食べ比べのできる食材です。最近では、輸入されるものも増え、世界中の生ハムを食べる機会が増えましたよね。プロシュートやパンチェッタなど、よく耳にする名前もあるのではないでしょうか。スペインやイタリア、ドイツや中国のものなど世界各国の生ハムが手に入りやすくなりましたので、好きな生ハムブランドがある人も多いでしょう。今回は、生ハムの産地と種類別に製法やおいしい食べ方をまとめて紹介します。■生ハムには種類がある 「ハム」とは、主に豚のもも肉によって作られた加工肉の総称です。日本では、「ハム」の中でも加熱していないものを、一般的に「生ハム」と区別されることが多いのですが、海外では、まとめて「ハム」という総称で呼ばれています。 ・骨付き生ハムそもそも英語で「ハム」とは、豚肉のもも肉のこと。歴史は古く、ローマ時代のころから、保存食として豚の骨がついたまま塩漬けにし、ぶらさげて乾燥させてきました。いまでも、イタリア料理店やスペイン風バル、専門店などで、大きな豚の太ももがぶらさがっているものを見かけることが多いのではないでしょうか?このふともも(原木といいます)を1本買うこともできますが、多くは、スライスして真空パックされたり、グラム販売されたりしています。ドイツなど地域によっては、乾燥させたあと燻製にするものもあり、乾燥だけさせたものを「ドライハム」と区別します。・燻製しないものは『ドライハム』 一方、骨つき生ハムの中でも、燻製せずに乾燥させたものは「ドライハム」と呼ばれます。塩漬けしてじっくり熟成させたものが多く、長期にわたって自然熟成させることで、ねっとりとした味わいになるのが特徴。イタリアやスペリンでは、このタイプのものが多いです。 ・ドイツ系生ハム『ラックスハム』 ラックスとはドイツ語で「鮭」のことで、ハムの色が鮭の身の色に似ていることからこう呼ばれます。豚のもも肉以外、肩やロースなどの部位を使ったものも多く、日本の生ハムもこのタイプに含まれます。乾燥させながら発酵させたあと、冷温で燻製するのが特徴です。塩気のきいたどっしりとした味が特徴で、塊をスライスしながら食べるのがおすすめですよ。■生ハムの原料と製法の違い・生ハムの原料は主に『白豚』 生ハムの原材料は、産地によって大きく違いますが、ほとんどが白豚です。イタリアでは、もともと白豚が使われ、スペインでも、イベリコ地方の「ハモン・イベリコ」などを除いて、白豚が使用されています。白豚は黒豚に比べてはやく「食べごろ」になるため、戦後には生産効率のよい白豚が利用されるようになった背景があるようです。また、白豚のやわらかい肉質もハム向きといえるため、ほとんどの生ハムは、現在でも白豚が使用されています。 ・海外の生ハムの製法豚の太ももをしっかり塩漬けし、それを乾燥させて熟成させるのが共通した製法です。塩漬けする際に皮がついたままだったり、はがしたあとだったり、乾燥させる前に湯通し(加熱)したり、熟成したあとに燻製したり…産地によって工程が変わる場合もありますが、大切なのは、長時間熟成させること。数ヶ月、長い場合には4年ほど風通しのいい場所につるし、熟成させることになります。そのため、ヨーロッパでは、風のよくふく山岳地帯に有名産地が多く集まっています。また、豚の飼育にもこだわって、えさや飼育法も含めてその土地の風土に合わせて工夫をしており、味わいが大きく異なるのです。また、同じ産地のものでも熟成の期間によって味が変わり、日本の専門店や現地では、ワインのように産地や熟成期間によって人気が違うということが起こっています。・国産の生ハムの製法 湿度の高い日本では、食品衛生法の基準が厳しく、比較的短期間でハムをつくる製法が取られています。スーパーなどで販売されている大量生産の生ハムは、自然乾燥させることがむずかしく、調味料などを加えて燻製したあと1〜2週間の短期間で熟成させます。海外産に比べみずみずしい生ハムが多いのが特徴です。ところが、最近では、ヨーロッパ同様山岳地帯で、自然に熟成させる生ハムを作り始めた農家が多く、国産品の生ハムも人気が急上昇。チャンスがあれば、食べ比べしてもいいですね。■ハムと生ハムの種類と熟成 ハムはもともと保存食として古くはローマ時代からつくられたものでした。保存のために塩漬けをし熟成させますが、いろいろな製法があります。 ・塩漬けする方法 どの生ハムも、最初に殺菌のために塩漬けをします。このとき産地でとれる天然塩を使いますが、海が近いスペインやイタリアでは、地中海で取れる塩をそのまま豚の肉にすりこむそうです。スペインでは皮をはいだ身に、イタリアでは皮付きのまますりこみます。また、ドイツ系のラックスハムは、文字通り塩に漬けこむ(埋め込む)ものが多くなり、天然塩の味わいと、塩漬けする方法で、できあがりの塩気の具合が変わります。・乾燥させる方法塩漬けしたあと、骨つきのまま乾燥させるのも、生ハムの大事な工程です。このとき、ヨーロッパ系生ハムではぶらさげて半年〜4年かけて自然乾燥させるものもありますが、地域によっては、カビや腐敗などを防ぐために冷温乾燥させるもの、加熱(湯通し)するもの、ラードを塗るものもあります。いずれも、長期間かけて水分をぬいていくため、できあがったときには最初のものより5〜6割ぐらいの大きさになっています。・熟成させて燻製する方法ドイツ系のラックスハムは、熟成させたあと、香りや保存力をつけるため最後に燻製をします。このとき小分けにして網をかけることもあるので、日本産の「ボンレスハム」(日本では、もも肉ハムをボンレスハムと呼ぶことが多い)を想像するといいでしょう。実際、日本産のハムもこの製法が多いのですが、スペイン産生ハムでは、ほとんど燻製を行いません。イタリアは、地域によって燻製するものとしないものがありますが、日本では主に燻製されていないタイプが人気です。 ・熟成期間の違いどのハムも、乾燥させながら熟成させてうま味を閉じ込めるのが特徴です。それぞれ豚肉に合わせて、うま味を出す工夫をしているのです。通常1年ほどたてば食べごろですが、ワインやチーズと同様に熟成期間が長ければ長いほど、まろやかで個性ある味になり「通好み」の食材となるでしょう。 ■『世界三大生ハム』とは 生ハムでも特に歴史があり、美味で知られているものは「世界三大ハム」として有名です。 ・イタリアの『プロシュート・ディ・パルマ』 直訳すると「パロマのハム」。イタリアでは、豚のモモ肉の生ハムは「プロシュート」と呼ばれます。中でも「パルマハム品質協会」の全基準をクリアして、パルマ侯爵の王冠マークの焼き印が押されている一級品を「プロシュート・ディ・パルマ」と認定してします。パロマ地区独特の山からおりてくる爪いかい風、昼夜の寒暖差が、肉を乾燥・熟成させ、やわらかく深みのある味に特徴があります。ちなみに、プロシュートは、プロシュットと呼ばれることもあり、日本ではイタリア産の生ハムを、「プロシュート」と総称することもありますよ。・スペインの『ハモン・セラーノ』スペインの山岳地帯・アンダルシア地方で、白豚のももで作られるハム。「山のハム」の意味があります。蹄のついたままの骨つき肉で、山岳地帯の冷たい空気を最低でも9ヶ月以上利用して熟成させます。プロシュートに比べて歯ごたえがあり、塩気がマイルドなところが、人気の由来です。 ・中国の『金華ハム』 中国浙江省の金華地区で作られているハム。「金華火腿」とも呼ばれます。なんと900年以上の歴史があり、体が白く頭と尾が黒い優良豚だけで作られ、腐敗しにくい冬に仕込みが開始されます。2ヶ月ほど、塩に埋め込んで塩漬けしたあと、天日で乾燥させ、そのあと表面にラードを塗り1年ほど乾燥させて熟成させます。ヨーロッパ系のハムと違ってぶらさげるのではなく、棚にならべて、ときどき上下に繰り返して、満遍なく乾燥させる独特の製法です。しっかりした身と塩が強い味が特徴で、そのまま生では食べず、調理して食すのが特徴。中国だけでなく、シンガポールや台湾などでも人気ですよ。 ■イタリアの生ハムの主な種類 生ハムといえば、イタリア産のものが多く、日本では、イタリア産の生ハムをまとめて「プロシュート」と総称することも。もちろん、たくさん種類があるため、有名で比較的入手しやすいものをピックアップしました。 ・プロシュート・ディ・サント・ダニエレイタリア北東部にあるサント・ダニエレ産のプロシュート(ハム)。じつは、パルマ産より歴史が古く、伝統にこだわってより大事に飼育された豚の肉は、甘くねっとりしていて、香り高い生ハムとなっています。パルマ同様、保護指定原産地保証をされていて、認定を受けているのは数少ないため、希少種として人気です。・コッパ・ディ・パルマパルマ産の「コッパ」と呼ばれるハム。豚の太ももではなく、後頭部から背中にかけた肉を、燻製したあとに乾燥・熟成させる製法です。赤身部分が多く、そこに白い脂肪分が入っているのが特徴です。より肉の味をしっかり味わいたい人におすすめの一品です。 ・クラテッロ・ディ・ジベッロもも肉の真ん中あたりのやわらかい部位を使った小ぶりの生ハム。パロマ近くのジベッロ村で作られ、めったに手に入らない希少種のため、イタリア料理の食材の王様とも呼ばれていますよ。製法は少し特殊で、豚の膀胱の中に詰めて紐で網目状に縛って熟成させているので、クラッテロならではの独特の味があります。■スペインとフランスの生ハムの主な種類 イタリアと並び、スペインやフランス産の生ハムも、おいしいものがたくさんあります。逸品を紹介します。 ・スペインの『ハモン・イベリコ・ベジョータ』 日本でも有名なスペイン・イベリコ産の豚を使った、ハムを「ハモン・イベリコ」と呼び、中でも最上級のものを「ベジョータ」と呼びます。世界三大ハムの「ハモン・セラーノ」が白豚を使うのに対し、「ハモン・イベリコ・ベジョータ」はどんぐりだけを食べた黒豚を使うのが特徴で、肉の甘みと熟成されたうま味がバランスのよい生ハムです。ちなみに、どんぐりのほかのえさも食べた黒豚を使った生ハムは、「ハモン・イベリコ・デ・カンポ」、どんぐり以外の餌を食べた黒豚は「ハモン・イベリコ・デ・セボ」と呼ばれて区別されていますが、いずれもイベリコ豚は完全放牧で育てられることも特徴です。 ・フランスの『ジャンボン・ド・バイヨンヌ』 フランスの南西部・バイヨンヌ地方の生ハム。この地域は、スペイン・バスク地方と古くから交流があり、フランスでは16世紀より王室では生ハムを食べる週間がありました。スペイン国境のピレネー山脈の麓で乾燥されて、塩味のきいた赤身が特徴です。■生ハムとパンチェッタの違いイタリアの「パンチェッタ」や「グアンチャーレ」もよく耳にする加工肉の名前ですよね。生ハムと何が違うのでしょうか。 ・パンチェッタは『燻製しないベーコン』 パンチェッタは、イタリア語で「豚のバラ肉」のこと。これを塩漬けにした塊肉だったり、スライスしたうずまき状になった姿で販売されていることが多く、生ベーコンと呼ばれることもあります。生ハムのように乾燥させることはないですが、塩漬けにしているため、生ハムと混合されることが多いようです。大手食品専門店では塊肉で販売されていることもあり、塩をぬりこみ1週間ほど自宅で熟成させればたべごろに。自家製ベーコンを作りたい人にもおすすめです。 ・生でも食べることができるパンチェッタの特徴は、生でも食べられること。塩漬けにされているので、日本で販売されている生肉のように加工が必要ではなく、塊肉をスライスしてそのまま食べることが可能です。スライスして燻製すればいわゆるベーコンになり、細切りにしてスープにしたりパスタの具材としても、使い勝手のいい食材になります。 ・パンチェッタと『グアンチャーレ』も違うグアンチャーレも、よく聞くイタリアの加工肉の名前です。これは「豚のほお肉」を塩漬けして2、3週間熟成させたもの。日本でいうところの「豚トロ」と同じで、白い脂肪分が多く、甘みのある味わいです。これもパンチエッタ同様塩漬けにされていて、冷蔵庫で熟成させることが可能です。パンチェッタよりも脂身が多く、アマトリチャーナやカルボナーラなどと相性の良い食材ですよ。 ■知っておきたい生ハムの選び方 生ハムの製法や、産地による違いを紹介してきましたが、「じゃ、どれを選べばいいの?」と思いますよね。食べるものに合わせて選びかたを紹介します。 ・ワインに合わせて選ぶワインも世界各国産地のものがありますが、一番シンブルに合わせるなら、イタリアワインにはイタリア産生ハム、スペイン産ワインにはスペイン産生ハムを選びましょう。また、イタリアの生ハムはマイルドでやわらかい味のものが多いですが、スペイン産生ハムは、赤みが多くて歯ごたえがしっかりしているため、チーズが合うような赤ワインと合わせるなら、スペイン産生ハムがおすすめです。 ・合わせる食材て選ぶフルーツやカナッペとしてオードブルや軽食、おつまみとして食べたい場合は、イタリア産の生ハムがおすすめ。メロンや柿などのフルーツとも相性がよく、サーモンと合わせたりグリッシーニにまいたりしておつまみにもなります。濃厚なチーズや、しっかりしたパンと合わせる場合は、スペイン産生ハムを。コクのあるねっとりした味で、一品でも十分なおつまみになります。ちなみに、ドイツ系ラックスハムも薄切りにしてオードブルにするのがおすすめ。赤身の味がしっかりするので、さっぱりとした味のメロンや、なしなどのフルーツと好相性です。 ・迷ったら『プロシュート』を選ぼうイタリア産のプロシュートには、熟成後燻製させた「プロシュート・コット」と、燻製していない「プロシュート・クルード」と2種類あります。燻製していない「クルード」のほうが、よりくせがなく何にでも合わせやすいので、何を選んでいいか悩んだ時は、「プロシュート・クルード」を選びましょう。また、同じプロシュートでも、熟成させた期間がいろいろありますが、生ハム初心者はほどよく熟成された18〜24ヶ月のものがおすすめ。ほどよく肉の味や塩気がまろやかで、食べやすいものが多いです。■生ハムの保存方法保存食として製造されている生ハムですが、それは原木(太もも一本まるごと製造されたもの)の場合に限られます。多くはスライスされて販売されているので、冷蔵保存が必要です。・原木や塊肉の場合パーティなど大人数で食べたい場合、塊の状態のものを購入することもあるでしょう。このときも、スライスと同様冷蔵保存が必須です。また、スライスした断面を、空気にふれて乾燥しないように守ることが重要です。断面にオリーブオイルを塗ったあとに、キッチンペーパーで切り口を覆うようにし、そのあと全体をラップでしっかり包みましょう。包んだまま、ジッパー付き保存袋に入れて、冷蔵庫に入れて保存してください。 ・冷蔵庫で保存するスライスされたものは、真空パックでされているものでも、量り売りされているものでも、冷蔵保存しましょう。冷凍保存をすすめられる場合もありますが、生ハムの食べごろは、脂肪が少し柔らかく溶け始めるころ。油の甘さが感じられるタイミングが一番おいしいので、冷凍の場合は、冷蔵庫で自然解凍か流水解凍させてから食べるようにしましょう。冬場などは30分ほど室温で解凍させてもいいですが、急激な温度変化は味の変化をまねくので、じっくり解凍させるのがコツです。一度解凍したものは、再び冷凍させることはなく、食べ切るようにしましょう。・ラップで密閉する 一度開封した生ハムは、一度に食べきるのが理想です。空気に触れてしまうと、乾燥したり脂肪分が酸化したりしてしまうため、空気に食べないようにすることが理想です。大量に買ってきた場合は、1回分ずつ食べる量を目安にラップで密閉し、そのあとジッパー付き保存袋で保存するのがおすすめです。できるだけ3日〜1週間ぐらいで食べ切るようにしましょう。 ・アルミホイルをかけるどうしても冷凍したい場合は、アルミホイルを用意しましょう。空気にふれないようにラップをして、ジッパー付き保存袋にいれたあと、アルミホイルで包み冷凍庫へ。アルミホイルは冷気伝導が速いため、急速冷凍の役割を果たしてくれます。平らにならして冷凍すれば、曲がることなくハムも冷凍でき、解凍もしやすくなりますよ。3ヶ月を目安に食べ切るようにしましょう。■産地ごとに味わいが違う生ハムを楽しんで一口に生ハムといっても、産地でとれる豚肉の味や、塩漬けで使う塩の味、乾燥させる地域の気候や製造される工程の微差などで、味わいが深く変わることがわかりました。一気にたくさん食べ比べるチャンスは、なかなかないかもしれないですが、「どこでどう作られたか」を知って食べると味わい深さがまたちがってくるはず。また、専門店では、気軽に生ハムについて教えてくれるので、いろいろ質問しながら楽しんでみましょう!
2021年02月16日着せ替えできるデジタルトイカメラ「ペーパーシュート(Paper Shoot)」が神奈川エリア初登場。2021年1月27日(水)から2月16日(火)まで開催される限定ストアにて販売される。デザインをカスタマイズできるトイカメラ「ペーパーシュート」「ペーパーシュート」は、自分好みのデザインにカスタマイズできるデジタルトイカメラ。フラワーモチーフがプリントされたエコな紙素材、スタイリッシュなアクリル素材、温かみのある木材やコルクなど30種以上から、カメラボード(電子基板)を覆うカバーを選択でき、気分や洋服にあわせてコーディネートを楽しめる。厚さは約12mmというコンパクトなボディながら、1,300万画素の本格性能をもち、動画撮影もできる。撮影モードはクラシック、モノクロ、セピア、ブルーの4つを切り替え可能。インスタントカメラのような柔らかい写りやノスタルジックな雰囲気を楽しむことができる。なお、「ペーパーシュート」は一部のTSUTAYAのほか、新宿北村写真機店、オンラインストアでも取り扱っている。【詳細】「ペーパーシュート」限定ストア期間:2021年1月27日(水)~2月16日(火)会場:横浜髙島屋 3階 スタイル&エディット住所:神奈川県横浜市西区南幸1丁目6-31時間:各日10:30~19:30 ※変更の可能性あり ※最終日は17:00閉場価格:「ペーパーシュート」セット 16,500円(税込)~サイズ:約110×75×12mmセット内容:カメラボード(電子基板)、専用カバー 16GB SDカード、USBケーブル 特殊 レンズ(広角・ マクロ)ほか
2021年01月24日夏の風物詩だった『ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。今年は新型コロナウイルスの影響で、年末開催となりました。海外クラブの参加は叶わず、日本の選手だけが参加する形となりましたが、子どもたちは久しぶりの大規模な大会に、緊張しながらもハツラツとしたプレーを見せていました。(取材・文鈴木智之)元フォワードとしてどのコースを狙うか、力の加え方などシュートのコツを指導したそうです■街クラブ選抜の監督は元日本代表フォワード久保竜彦さん大会初日の第1試合。早速、注目チームが登場しました。「大和ハウスFUTURES」です。東京、大阪、愛知などでセレクションを開催し、その中から選ばれた選手で構成されているチームで「中学から、J下部に行く子も多いです」(浜田満・大会実行委員長)との言葉どおり、タレントが揃っていました。チームを率いるのは久保竜彦さん。現役時代は「ドラゴン久保」の愛称で親しまれた、元日本代表FWです。「普段はちょこちょこ呼ばれて(指導に)行く程度」(久保監督)と謙遜しながらも、子どもたちに的確なアドバイスをし、勇気づけて試合に送り出す姿は"監督"そのものでした。大和ハウスFUTUERS、初戦の相手はコラソン千葉FC。立ち上りから、高い技術で試合の主導権を握った大和ハウスFUTUERSは、前半4分に海老原空選手(13番)がゴールを決めると、後半5分にはキャプテンの手嶋蒼介選手(8番)がドリブルで持ち上がり、強烈なミドルシュートを決め、2対0で勝利しました。試合後、攻守に存在感を発揮した手嶋選手は「守備では相手を止めて、攻撃ではミドルシュートで1点決めることができたのでよかったです」と笑顔で振り返りました。その存在感は抜きん出ていて、久保監督も「2点目のロングシュート、パスカットから(足を)振り抜けるのは、小学生ではなかなかないと思う」と称賛していました。右サイドを鮮やかなドリブルで駆け上がり、チャンスを作った小林葵選手(9番)は「初戦が大事なので、しっかり勝ててよかったです。久保監督から『失敗してもいいから、全力でやってこい』と言われて勇気が出ました。最初はちょっとだけ怖いのかなと思ったけど、話してみたら全然そんなことなかったです」と、はにかみながら話してくれました。■違うチームの子と試合に出る経験を通して、チーム作りや大人とのかかわり方を学んでほしい勢いに乗る大和ハウスFUTUERSは、2試合目のモンテディオ山形ジュニア戦も2対0で勝利。圧巻だったのが、徳山晃成選手(17番)の先制ゴールです。巧みな足技でボールをコントロールすると、左足で強烈なシュートを突き刺しました。実は徳山選手、事前に久保監督のプレー集を見ていたそうです。「監督が久保竜彦さんなので、スーパープレーの動画を見たりして、ミドルシュートを意識しました。昨日、監督からシュートについてアドバイスを受けて、しっかり軸足を固定してから『神コース(サイドネット)』を狙えとか、シュート態勢が横でも、前に体重をかけてボールに力を伝えようと言われました。得点の場面では、それが出せました。監督はサッカーも上手かったし、いろんなアドバイスをくれる。すごい人だと思います」(徳山選手)久保監督は「みんな『シュートがあんま入らん』と言っていたから、そこを朝ちょっとやって。シュートを打つ場所や自分の得意な場所に持っていくことだったり、気づいたことを言いました」と、指導の内容を教えてくれました。子どもたちについては「こんなに元気が良くて、レベルの高い選手とは思わなかった」と驚いたそうで、「自分のチームは(選抜なので)寄せ集め。寄せ集めで大会に出る経験は、代表でもない限りないと思うので、チームの作り方や大人との関わり方などを、子どもたちなりに感じてもらえれば、のちのサッカー人生にもプラスになると思う」とエールを送っていました。■子どもの「こういうプレーがしたい」を邪魔しないこと失敗してもいいから、全力でやってこい、という久保竜彦監督の言葉に勇気をもらった選手たちが躍動さらに、サカイク読者に向けて「親の関わり方で大事なこと」を尋ねると、こう答えてくれました。「一緒にやれるのであれば、一緒にやって。難しさだったり、悩みだったりは共感できると思うから。親御さんが一緒にやるのが、子どもにとって支えになると思うけど、それができないんだったら、何も言わずに見守ってあげるのがいいと思う。やってみて、どんだけきついのか、大変なことをやっているのかがわかるだけでも、見方が違ってくると思うので。自分は娘と一緒にテニスをやっていますけど、全然だめだから何も言うことはないです(笑)」子どものサッカーを見守る姿勢については、次のようなアドバイスをくれました。「小学生のうちは自分のやりたいプレーというか、思い描いているかっこいいプレー、こういうプレーがしたいというのを繰り返し、自分で勝手にやるものなので、それを邪魔しないように、できるだけ多くの時間を作ってあげること。自分が子どものときは外灯の下でボールを蹴ることができましたけど、いまはそういう時代じゃないので。できるだけ見てあげたり、車のライトをつけてあげて、その灯りで練習したりとか、いろいろアイデアはあると思う。子どもはボールを蹴るのが好きだから『もうちょっとやりたい』と言うもの。そこで親の都合で帰ったりしないように、子どもの気が済むまでやらせてあげる。なかなかできないとは思いますけど、それが大事だと思います」指導者として、様々な経験をもとに子どもを導く久保監督。大和ハウスFUTUERSの選手たちが見せる、今後のプレーが楽しみです。【全試合結果・詳細】U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020公式ホームページ>>
2020年12月27日