子育て情報『威嚇するS級コーチのもとに卒業までいさせていいのか問題』

2022年1月12日 20:00

威嚇するS級コーチのもとに卒業までいさせていいのか問題

子どもたちに蹴りを寸止めして「ビビってんじゃねーよ」、ボールを頭めがけて蹴るなど威嚇行為や暴言がひどいコーチ。

親たちが苦言を呈しても、「親に言われても変える気はない」「誰にアピールしなきゃいけないのか考えろ」と改善する気なし。S級を持っててトレセンでも偉い立場らしいけど、こんなコーチのもとにいて大丈夫?とのご相談。

暴力暴言は脳の萎縮につながるだけでなく、生きづらさの原因にも。

今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんにアドバイスを送ります。
(文:島沢優子)

目次

・コーチがしていることは「威嚇」ではなくすでに「暴力」
・暴力暴言は脳を委縮させ、更には生きづらさの原因にも
・小学生の間は楽しむことが一番、できれば今の環境を離れよう
・次の被害を生まないために、サッカー協会の窓口に連絡するなど行動を起こそう
・お子さんが「自分がダメだから......」と考えてしまわないよう、心のケアを


威嚇するS級コーチのもとに卒業までいさせていいのか問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

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<サッカーママからのご相談>

6年生の息子が所属しているクラブチームの代表兼コーチの暴言や威嚇行為に悩んでいます。

もともと息子の学年は強くないので、代表は興味がないので練習を一切見ませんでした。
下の学年に力を入れていて、いつも下の学年の練習をみている感じでした。

ことの発端は今年の四種リーグ戦です。6年生にとっては最後の大きい大会なのに6年生を3人5年生を5人出したのです。交替も5年生で、ほかの6年生は一試合も出れませんでした。

さすがに何故出さないのかや、練習をもっと見て欲しいと親たちが抗議しましたが、「自分は見ているの信じてほしい」というのでその場はとりあえずおさめました。

しかしその3日後に行われた6年生と代表とのミーティングが酷かったらしく、

「親に何を言われても俺は変える気はないから嫌ならやめてもらってかまわない」
「誰にアピールしなきゃいけないのかよく考えろ」
「6年は頑張っても元が下手だから強くはならないから」

など言われたそうです。

最初は言葉の暴力だけでしたが、いまは蹴りを寸止めして『ビビッてんじゃねーよ』など言ったり、ボールを頭めがけて思いっきり蹴ってきたりと威嚇がひどくなってきています。

息子にも「お前なんて通用しない」とも言ってきます。
しかも自分がトレセンに推薦したのに「今度は落としてやる」と言われました。

どうやらS級ライセンスも持っていてトレセンでも偉い立場にいるようですが、こういう人が指導者で良いのでしょうか?
この代表の下であと3か月続けて行くか迷っています。

<島沢さんのアドバイス>

ご相談いただき、ありがとうございます。

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