子育て情報『「首を振って周りを見れるようになった」強豪街クラブ・センアーノ神戸の選手がサッカーノートを変えただけで上達した理由』

2022年8月30日 20:00

「首を振って周りを見れるようになった」強豪街クラブ・センアーノ神戸の選手がサッカーノートを変えただけで上達した理由

そういった使い方も良いかなと思いますね。

――「目標を書いたら書いた以上はやらなあかん、というちょっとした責任感が出た」と言っている選手がいましたが、どうですか?

田代そうですね。漠然とやるよりは、自分で書くことによって自分の中で整理されて、やれますから良い事だと思います。

――6年生という高学年担当として、こんな項目があった方がいいなみたい要望はありますか?

田代そうですね。僕らは対戦相手の分析をしたり、「フォーメーションをこういうふうに掛け合わせてやろうね」って試合前に話し合ったりするので、そういうページがあったりしてもいいのかなと思います。

現在の仕様は、個人の事を振り返るようになっていますが、僕たちは試合の時に「もうちょっと相手を見て考えながらやろうね」といった話もしますので、相手チームの情報を書く項目があったら、高学年はチーム全体としての内容を書いてくるかもしれないですね。

■選手の目標が分かるので、指導としてもアプローチしやすくなった

5年生担当の高橋コーチと、3年生担当の滝口コーチからもそれぞれの年代での変化、成長を伺いました。

――サカイクサッカーノートを書くようになって子どもたちが変わった点や、成長が見られた点があれば教えてください

●高橋和久(たかはしかずひさ・5年生担当)(以下高橋)

高橋以前は、選手が思ったことを、整理できてなくてもそのままノートに書いてくるという感じでした。
サカイクサッカーノートは、しつもんに答える形式で書けるので考えが整理されていて、こちらも読みやすいです。

選手が今日の目標は何だと考えているのかわかるため、それに対してどうアプローチしていくのかというのを明確に示せて、僕らも指導しやすくなったと感じています。●滝口竣也(たきぐちしゅんや・3年生担当)(以下、滝口)

滝口やっぱり文章でダラダラ書かれるよりは、箇条書きみたいな形でまとめて書いてくれると、こちらも分かりやすく読みやすいですね。3年生ぐらいだと、普通のノートでは内容があちこち行ったり来たりしちゃうんですよね。

「首を振って周りを見れるようになった」強豪街クラブ・センアーノ神戸の選手がサッカーノートを変えただけで上達した理由

5年生を指導している高橋コーチは、ノートに書いたことでプレーにも責任感が生まれたと感じるそうです

――このサッカーノートをサッカーに活かせていますか?

高橋5年生だと、もう自分たちで考える力は身につけ始めているので、当然書いたことに対する責任が生まれて、プレーも徐々に一人一人責任感を持ち始めているな、と思いますね。

新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.