子育て情報『最近は当番制廃止のチームも! 入ってみたら意外と負担が少ないし親も楽しめる「スポ少」の魅力』

最近は当番制廃止のチームも! 入ってみたら意外と負担が少ないし親も楽しめる「スポ少」の魅力

低学年から練習に通学路を歩いて行けるところも多数あります。

【2】指導者のスキルが低い→日本サッカー協会の指導ライセンス取得者が必ずいる

学校の先生や地域のサッカー経験者がコーチになり、独自のメソッドで指導を行っている。サッカー経験はあっても指導を学んでいない、そんなイメージから技術や戦術に関する指導力に疑問を感じてしまう方もいるようです。

ですが、スポーツ少年団は日本サッカー協会(JFA)に加盟しているしっかりした組織のひとつです。チームに最低1名はJFAの公認指導者ライセンスのうち「D級(U-12年代の子どもの指導者ライセンス)※」を取得している指導者がいなくてはなりません。※Jクラブや街クラブの指導者が持っているのと同じライセンスです

取得に2日間かかる座学と実技の講習を受け、サッカー指導の知識はもちろん、子どもたちとの関わり方も学んでいるのです。

JFAのメソッドを身につけた指導者が中心に練習メニューや理念をつくり、それぞれの少年団が切磋琢磨しているのが今の日本の少年サッカーの実情です。

また、OGOBが指導を行っている少年団も多いもの。


ボランティアに近い形で毎週末のようにサッカーを教えてくれる地域の大人が関わってくれる環境は、歴史のある少年団ならではの魅力。「まわりの大人のサッカー愛」という観点では、少年団の指導者はとても高いものと言えるでしょう。

【3】高いレベルを目指して切磋琢磨できない

セレクションなしで誰でも入団できる少年団には、いろいろな子がチームにいます。

ただし、小学生の早い段階からそのような高い意識を持つ子どもばかりではありませんし、意識の高さ=実力というわけでもありません。少年団にもハイレベルな子がたくさんいます。さらに言えるのは、ジュニア年代では強いチームが必ずしもクラブチームばかりではありません。

ちなみに、少年団から強豪クラブチームやJリーグの下部組織に進路を決める選手も多いものです。

少年団だから高いレベルを目指してチームメイトと切磋琢磨できない、なんてことはないのです。
サッカーする子どもを伸ばす親の心得
「サカイク10か条」とは

■小さい頃は「どこでやるか」より「楽しめるか」に重点を

シンキングサッカースクール指導者の菊池健太コーチは、4人のサッカー少年を育てるお父さんでもあり、少年団にお世話になったお子さんもいるそう。

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