2023年9月7日 19:34
「相手にとって難しい状況に追い込む」エコノメソッドスクールが取り組む守備のコンセプト
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ。予選リーグではイタリアの名門ユベントスに1-1で引き分け、2位で決勝トーナメント進出を決めたエコノメソッド選抜。
スペイン・バルセロナで生まれた、「サッカーインテリジェンスを高める指導」でおなじみのエコノメソッドですが、今大会のチームは対人守備の強さも含め、攻守にハイレベルのチームでした。
ユベントスとの試合後、エコノメソッド選抜のベルナ・シウラーナ監督(以下、ベルナ)に話をうかがいました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
ユベントスと引き分けたエコノメソッドスクール選抜(C)新井賢一
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■急造チームにとっては大会の入り方が重要
――ユベントス相手に1対1の引き分けでした。試合の感想を聞かせてください。
ベルナユベントスが難しい相手だということはわかっていました。僕たちはスクールの選抜チームで、普段チームとしてトレーニングしているわけではありません。
それもあって、大会の入り方が重要だと思っていました。その意味では、後半追いつかれましたが、全体としてはいい形で試合ができたと思います。
守備のコンセプトなどを語ってくれたベルナ・シウラーナ監督(C)新井賢一
――フィジカル、スピードに優れたユベントスに対して、エコノメソッド選抜の選手たちは、個とグループで対抗する守備が素晴らしかったです。
ベルナエコノメソッドスクールでは、日頃から守備についてもテーマを設け、しっかりとトレーニングしています。その成果が、この大きな舞台で出せたので嬉しいです。
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■「相手にとって難しい状況に追い込む」エコノメソッドスクールが取り組む守備のコンセプト
――守備のテーマはどういうことを教えているのでしょうか?
ベルナ『プレス』についてであれば、相手選手にスペースを与えないように、しっかりと寄せていくことが重要です。そして、相手をどちらに追い込んでいくのか。外に追い込むだけではなく、利き足ではない方に追い込んでいく。
相手にとって難しい状況に追い込んでいきます。そのように頭を使いながら、デュエルに関してプレーしていきます。
『マーク』に関しても、ボールを持ってない相手に対して、どうやって守るのか。