2023年9月4日 21:38
技術はもちろん、自分で考えて判断ができる選手を育てる 横浜F・マリノスプライマリーの育成コンセプト
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジで、ベスト4に進んだ、横浜F・マリノスプライマリー。ラウンド16ではしのぎを削るライバル、柏レイソルU-12に勝利。準々決勝ではエクセレントフィートFCに逆転勝ちを収めました。
準決勝では、念願だったFCバルセロナと対戦。強豪相手に真っ向勝負を挑むなど、貴重な経験をしました。ラウンド16の試合後と準決勝の後、土井孝徳監督(以下、土井)と選手たちに話をうかがいました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一、高瀬波音也)
準決勝ではバルセロナと対戦(C)新井賢一
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■横浜F・マリノスプライマリーの育成コンセプトとはた
――ラウンド16で柏レイソルU-12に勝ちました。試合の感想をお願いします。
土井次のステージに進めたので良かったです。最近は守備をテーマにしていたので、相手の陣地でミスを誘ったり、ボールを奪ってチャンスに繋げる部分は良かったと思います。攻撃においてはもう少し、主導権を持ってやりたかったです。
――横浜F・マリノスプライマリーの育成コンセプトはどのようなものでしょうか?
土井攻撃的かつ主体的に、トップチームが掲げている「アタッキングフットボール」に繋げられるような選手を育てていければと思っています。個人では技術的にいろんなことができて、自分で考えて判断ができる選手。そして特徴を持っている。このあたりがしっかりと備わって、次のステップに進んでいくことが大事だと思っています。
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■ワールドチャレンジは普段できない経験ができて、成長するきっかけになる
――U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジは、世界にチャレンジする場です。
どのようなモチベーションで臨んでいますか?
土井この大会は11人制なので、6年生から中学生に近づいていく中で、8人制とは違う経験をすることができます。海外のチームも参加しているので、普段できないような経験ができて、選手にとって成長するきっかけにもなると思っています。
海外チームとの対戦など普段できない体験ができるのは成長のきっかけになると語ってくれた土井監督(C)高瀬波音也
■映像で見るだけでなく、バルサと直接対戦したからこそ分かったこと
土井監督には、準決勝終了後も話をうかがいました。