子育て情報『試合があることさえ知らされない息子が情けない。移籍したほうがいいかな問題』

試合があることさえ知らされない息子が情けない。移籍したほうがいいかな問題

の言葉が、息子が試合に呼ばれていないことを指しているととれるからです。

受け取り方はさまざまあるでしょう。

しかし、私はこの「レギュラーにだけ試合告知する」というチームのやり方に憤りを感じます。少年団ではなく民間のクラブチームですから、クラブ員全員に平等なプレー機会と楽しくプレーできる環境を与えるのが本来の使命です。人数が多ければ参加する大会を分けて、子どもたちにその都度説明すべきです。

それをこっそり隠れてエントリー組にだけ知らせて試合に連れていくなど、教育的配慮に欠ける以上に人としてどうでしょうか。

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■戦力ダウンになるからレギュラー以外帯同させなかったチーム

実は、都内にあるクラブが以前、都大会の地域予選で同じことをしました。8人制です。


記憶があいまいで申し訳ないのですが、エントリーが十数人。1試合のうち確か12人程度を必ず試合に出場させなくてはならないレギュレーションでした。ほかのチームはエントリーぎりぎりまでの人数を参加させ、12人出場を順守していました。

ところが、そのクラブは9人しか連れてきていませんでした。レギュラー以外の子どもを出場させると戦力ダウンになるからです。

■補欠だからしかたない、ではなくチームの大人に情けなさを感じてほしい

あとで、そのクラブで試合に呼ばれなかった子どものお母さんから話しを聞くことができました。

お母さんは「うちのクラブはガチガチの勝利至上主義なんです。試合があることを知らされなくても、私たち補欠組は仕方ないねとあきらめています」と涙ぐんでいらっしゃいました。


聞けば、そのクラブは代表であるコーチの方の息子さんはJリーガー。プロを輩出したクラブとしても有名でした。さまざまなブランド力の前に、誰も何も言えない状態でした。十数年前の話ですが、いまだに同じようなことが行われていることにがく然とさせられます。

息子さんが試合に呼ばれないことを、お母さんが残念に思う気持ちは私も同じ親としてよくわかります。しかしこの場合は、息子さんよりも所属するクラブの大人たちに対して情けなさを感じて欲しいです。

■お子さんにはどうあって欲しい?レギュラーで活躍するのが最優先なのか

ここから三つほどアドバイスさせてください。

ひとつめ。
まずは子育ての原点に還ってみましょう。

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