子育て情報『保護者の悩み「サッカーする子どもの少食・偏食はどうしたらいい?」にスポーツ栄養のプロがアドバイス』

保護者の悩み「サッカーする子どもの少食・偏食はどうしたらいい?」にスポーツ栄養のプロがアドバイス

野菜を食べることでそれらが減ってしまうことがないようにしたいです。また、大人が意識する"サラダファースト(野菜を先に食べてから糖質やたんぱく質を食べること)"も無視してください。野菜はごはんと主菜を食べられたら最後に......、で良いくらいです」

③丼ものを増やして皿の数を減らす
主菜に副菜が複数......というメニューは見た目だけで量が多そうに見え、少食な子はそれだけでプレッシャーになってしまうかもしれません。

そこでおすすめなのが親子丼やカツ丼などのどんぶりメニュー。同じ量でもお皿の数が少ないだけで食べやすくなります。

■エネルギーが枯渇する時間を作らないことがポイント

小中学生の子どもたちの食習慣で特徴的なのが、朝ご飯から給食までの時間がかなり空くこと。7時前には朝食を食べて学校に行き、給食は13時近いという学校がほとんどではないでしょうか。

朝ご飯をたっぷり食べないと、お昼前にエネルギーが枯渇してしまいます。
この「枯渇」の時間を少なくすることも成長期の栄養摂取のポイントです。そのため、朝ご飯をしっかり食べることは特に意識してほしいことなのだとか。

「成長期なんだから朝からたくさん食べなさい」と親がどんなに言っても、素直に聞き入れる子どもは少ないはず。

そこでぜひ実践してほしいのが、保護者のみなさんも朝ご飯をしっかり食べる姿を子どもに見せること。

朝食を食べない親御さんには大変かもしれませんが......。同じ方向をみて一緒に「食トレ」ができる環境が子どもの食に対する意識の変化に良い影響を与えるはずです。

■食事にも主体性を。自分の意思で「食べる」子どもに

坂口さんは、長男が大切な試合の直前に熱中症になってしまったことがあり、その際にお子さんが自ら「しっかり食べなくてはいけない」と気づいた日があったそう。
それ以降、本人の食への意識が大きく変わったという実体験から、親が何度も「食べなさい」と言うより、自らの意志で「食べよう」と思うことが大切だと語ります。

なりたい自分になるために、どう食べるかを本人に語ってもらうために、こんな問いかけをしてみてはいかがでしょうか。

・憧れのあの選手みたいになりたいならどうしたらいい?
・どうやってああいう身体になる?
・食べるためにどうすればいい?
・どうやって食べる量を増やす?

サッカーで良いパフォーマンスをすることと、身長を伸ばして体を大きくすること、どちらにも多大な影響がある食習慣。

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