勉強できるだけの子でいいの?「地頭のよさ」は親子の会話で育つ!?・その2
母「学校には慣れた?」
息子「うん」
母「給食は美味しい?」
息子「普通……」
最近の我が家での親子の会話です。
Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
中学校に上がったばかりの息子の様子を知りたい母は、いろんな切り口で話を振ってみますが、適当な返事を返されるばかり。
実はこれ、親の質問の仕方に問題があったようです!
前回と今回の2回にわたって、有元秀文氏の著書「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)を参考に、地頭のいい子どもにするための方法をご紹介します。
今回は、親子の会話が弾むための質問の仕方についてご紹介いたします。
■ 意外にも、みんな「親子の会話」で苦労している!?
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前回、社会に出てから「デキる人」と評価されるには、「地頭」のよさが必要不可欠である!というお話をしました。
そして「地頭」は家庭の会話で育つ!ということですが、もともと親子の会話が少ないと、地頭を良くするもなにも……という感じではないでしょうか?
我が家の場合、コミュニケーションをとろうにも、息子と会話のキャッチボールが続きません。
質問をしても「うん」とか「別に」
この感じ、本当にどうにかなりませんかね!?
「一問一答は会話ではない」
-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-
まさに、我が家の親子の会話は「一問一答」。
質問をして会話を投げかけても、その話題はすぐに消え去ります。
息子のほうは別に話をしたいと思っていないのか、話題を広げようと努力はしてくれません。
反抗期だからと片付けて、子どもが話したくないと思っている以上「地頭」が良くなってほしいと思うのは諦めて、そのまま放っておくしかないのでしょうか?
■ 質問の仕方は2種類だけ!「クローズエンド・クエスチョン」と「オープンエンド・クエスチョン」って?
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「クローズエンド・クエスチョン」と「オープンエンド・クエスチョン」。質問の仕方はだいたいこの2種類に分かれるそうです。
一つ目は「答えが一つしかないもの」。
二つ目は「たったひとつの正解がないもの」。
答えが必ず一つしかないものを「クローズドエンド・クエスチョン」というそうです。
「いま、雨が降っていますか?」