子育て情報『勉強できるだけの子でいいの?「地頭のよさ」は親子の会話で育つ!?・その2』

2018年5月16日 17:50

勉強できるだけの子でいいの?「地頭のよさ」は親子の会話で育つ!?・その2

とか「お住まいはどちらですか?」という答えがすでに決まっていて、それ以外の回答がないものを指します。

聞かれたことに対して答えたらそれで話が終わってしまうため、会話が広がる事がなく「よい質問」とは言えないのです。

筆者の「給食は美味しかった?」なんてのは、「美味い」か「不味い」か「普通」か。

答え方が3択で限られていて会話が広がらないので「クローズドエンド・クエスチョン」。

ひと言で終わらせてしまえる悪い質問の仕方でした……。

一方で「たったひとつの正解がない」質問、たくさんの答えが存在する質問のことを「オープンエンド・クエスチョン」。

たとえばある物事について「どう思うか?」と意見を求めたり「○○が好きな理由」など、深い説明を求めるような質問の仕方を指すそうですよ。

■ あ、あれが「オープンエンド・クエスチョン」だったのか!!
親子

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

そういえば先日、息子と妙に話が盛り上がったのを思い出しました。


息子の小学校の卒業アルバムを開いて「どの子が好きだったの?」なんて息子に嫌われるような質問をしていた時の話です(笑)。

最初は「別にいない」なんてそっけない回答だったのですが、「お母さんだったら、この子が一番かわいいと思うなー」とか、「この子人気ありそう!」なんて話から「○○(息子)だったらどの子が一番かわいいと思う?」いう流れになりました。

すると息子は「この子はあまり人気ないんじゃないかな。だって○○だと思うから。」

「僕はこの子が一番人気があったと思う。だって○○だから」と、しばらくのあいだ会話のキャッチボールが続いて思わず大笑いしてしまうほど。

知らなかった息子の女の子の好みまでわかって、とても楽しい時間を過ごしました。

そうです!これが「オープンエンド・クエスチョン」だったのです。

これまでの弾まない会話は、息子の様子を知りたい筆者のための質問であって、息子が物事をどう考えているか?とうものではなかったことに気づきました。
まるで尋問のように、今日あった出来事を一方的に「報告しなさい!」と言われても嫌ですよね……反省します(泣)。

いかがでしたか?

親子の会話にあまり自信がないな、という「親子の会話に」苦労しているお母さん!

ぜひ「オープンエンド・クエスチョン」を意識して、お子さんとの会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?

【参考】

勉強できるだけの子でいいの?「地頭のよさ」は親子の会話で育つ!?・その2
※「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)

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