ダメ出しよりまずほめること!子どもに片付けを促す9つの方法・後編
「早く片づけなさい!」よりも「もうすぐおやつの時間だから片付けようね。片付けって、使ったモノを出した場所に戻すことだよ。○○ちゃんが片付けできるの、待ってるからね」のほうが、子どもも気持ちよく片付けに取り組めます。
ふじよ / PIXTA(ピクスタ)
部屋が散らかっていてイライラしてしまうと、わかってはいても難しいときもありますが……。
優しいお母さん役の女優にでもなったつもりで、気分を切り替えて、マイナスの言葉をプラスの言葉に変換してみましょう。
そのほうが、子どもも親もご機嫌でいられますよね。
■ 8. 習慣化するまでは根気よく一緒に片付ける
やる気がないときは、無理に片付けさせるのではなく、まずは大人が楽しんで片付けしている姿を見せるのがいいようです。
例えば、タイマーがなるまでに片付けるというゲーム形式にしたり、お片付けソングを歌いながらご機嫌に片付けてみたり。
「ぼくも一緒にやってみたい!」と興味を引くことができますよね。
また、やる気を出すためには、あえて反対の言葉をかけるのも試してみてください。
「今日は片付けしなくていいよ。ママがするところを見ているだけでいいからね」と声をかけ、思いっきり楽しそうに片付けをしてみてください。
Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
だんだん「わたしもやりたい!」という気持ちになってくるかもしれません。
■ 9.片付けられたら、ほめて達成感を持たせる
あの手この手で、子どもが片付けをすることができたら、片付けを頑張ったことをほめてあげたいですね。
shimi / PIXTA(ピクスタ)
カゴの置き方が歪んでいても、本が逆を向いていても、ダメ出しするのはぐっと堪えて。
まずは子どもの努力をたたえましょう。
正しい片付けのやり方は、子どもが達成感を味わった後に、アドバイスするのがいいですね。
片付ける前よりきれいになった部屋を見まわし「きれいな部屋は気持ちがいいね」と、共感しあうことを続けていれば、子どもが成長したときに「汚い部屋のほうが落ち着く」という大人にならないのではないでしょうか。
いかがでしたか?
子どもの片付けは、一人ひとりの発達や性格、生活スタイルによってもずいぶん違いがあるので、難しい問題ですよね。
昨日までうまくいっていたシステムが、突然機能しなくなる……ということも日常茶飯事です。