4月は新生活や新年度を迎え、なにかと忙しくなる時期。春から活動的に外出したり、年度初めに新しいものが増えたり、いろいろと変化の多いタイミングです。3月のうちに不要なものを処分して収納スペースを整えておくと、スムーズに春を迎えられるはず。そこで今回は、春の片付けで大切な2つのポイントを、片付けのプロである筆者が解説いたします。子どもの学用品春休みは学校から持ち帰った学用品、教科書や溜まったプリント類が子どもの机の周りに溢れがち。時間がある春休みのうちに、スッキリと整理しておきましょう。教科書©のぞみ新学期が始まると、新しい教科書やドリルがたくさん増えます。学用品の収納スペースがいっぱいのままだと、新旧のものが混在したり、科目ごとに必要なものがわかりにくくなり、通学準備も上手くいきません。今のうちに収納スペースを見直しておくと、4月からも余裕がもてますよ。わが家では、前学年分だけ取っておき、2学年前の教科書は処分してしまいます。名前シールは剥がし、学校名や氏名が書かれている部分は個人情報保護のスタンプで隠します。特殊印面パターンのローラータイプのスタンプは、一気に塗りつぶせるのでおすすめです!プリントや図工の作品©のぞみ学習プリントや図工の絵・作品は、子どもの気持ちを確認しながら処分を検討していきましょう。小学5年生の息子は、毎学期ごとに自分でプリントの整理をしています。グループ学習でまとめたプリントや先生からのメッセージなど、学校生活の思い出だと思うものは残す。間違え直しや振り返りが済んでいるプリントは、すでに学習済みとして処分する。というように、どのような基準で分別していくかを事前に子どもと話しておくと、迷わず一人で片付けが進められるようになります。習い事アイテム塾で使用しているバッグや文房具、習い事のシューズやウェアなども、新学期前に見直しておくのがおすすめです。お知らせやプリントが、バッグの底にぐちゃぐちゃに突っ込まれていませんか?また、習い事アイテムは、サイズが小さくなっていたりほつれていたり、劣化していることも。いつも使っているとつい見逃してしまいがちですが、新学年の区切りを前に、子どもと一緒に点検してみましょう。コスメや日焼け止め春になると新色のコスメや新しい日焼け止めアイテムが、たくさん発売されますよね。気温が高くなり肌の露出が増える前に、早めに日焼け止めを準備しておきましょう。こんなコスメや日焼け止めは要注意!©のぞみ以前購入したコスメや日焼け止めでも、買ってみたけれど肌に合わなかったトレンドと思っていたけれど似合わなかった年齢と共に似合わなくなってきたと感じている似たようなアイテムが複数あって使い切れないなど、「まだ使えるから」「もったいないから」と、いくつも溜め込んだままになっていませんか?新しいものを購入する前に、まず古いものを処分するのがおすすめです。一度開封した化粧品や日焼け止めを長期間放置していると、いつの間にか中身が劣化している可能性もあります。使用期限にかかわらず、以下のようなものは劣化しているサインです。変色している変なにおいがする分離している質感が変わっているなにかが沈殿しているこのような異変があるものを使ってしまうと、肌荒れやトラブルの原因になる恐れがあります。もう使う予定がなさそうなものや、去年使い残したコスメ・日焼け止めは、今のうちに中身を点検しておきましょう。コスメや日焼け止めの処分方法化粧品の基本の処分方法は、中身と容器を分けて捨てることです。液体は、キッチンペーパーや不要な布に染み込ませて、燃えるごみとして捨てています。容器はお住まいの自治体の処分方法に合わせ、プラスチックやビンなどに分別して処分しましょう。例えば、アイシャドウやパウダー類も中身はケースから取り出して燃えるゴミへ、ケースはプラスチックや金属などに分類します。まとめ新しい出会いが増えて、明るく活動的になる春。今手元にあるアイテムが必要かどうか見極めて、3月中にぜひ整理整頓してみてくださいね。©Pixel-Shot/Adobe Stock筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2024年03月14日急な来客があるとき、散らかっているものをあちこちに動かして、なんとか片付け完了!という人も多いはず。ですが、一見きれいな状態にできても、その場しのぎの片付けであることがバレてしまっていることも…。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、「普段は片付いてなさそうな部屋」の特徴と、片付けのポイントをご紹介します。「普段は片付いていない部屋」の特徴3つものを端に寄せているだけ©のぞみ机の上やキッチンカウンターの上に載った雑貨や書類を端っこに寄せているだけ。ものの住所が決まっておらず、いつも適当にこのあたりに置いていることが分かってしまいます。とりあえず隠す©のぞみゴチャゴチャな子どものおもちゃに、布をかけて目隠ししたり、畳むのが面倒で放置していた洗濯物を、空いている部屋に避難させたり…。一部を見えないようにごまかしてみても、周りがまだゴチャついていて、実は完全には隠しきれていない場合も多いのです。いったん詰め込む©のぞみ隙間なくみっちり突っ込まれた本棚、洗面所の棚にぎっしり詰まった化粧品。入りきらないアイテムが溢れて出しっぱなしになっているなど、覚えはありませんか?第三者が見ると、ものの量の管理がうまくできないタイプと思われてしまうかもしれません。上記のように、来客前に慌ててする片付けは、見えているものを見えなくすることだけで終わっていませんか?「あとでやろう」「いつかなんとかする」と片付けをいつも後回しにしていると、以下のように散らかり具合を冷静に判断できなくなることもあります。散らかっている状況を当たり前に感じてしまうホコリや汚れのひどさに鈍感になりやすいきれいな状態を上手にイメージできなくなってしまうきれいな状態がイメージできないと、「目の前にあるものを、今だけなんとかする」ことだけに集中してしまい、換気やニオイ、明るさなどお部屋全体の清潔感を整える余裕はなくなりがちです。また、来客前に慌てて一部だけ片付けることは、ただの「ものの移動」になってしまい、その後にまた元に戻すのも大変です。結局なんだか気持ちがすっきりしないなと感じる方も多いかもしれません。片付けは他人軸ではなく自分軸で考えてみよう「他人に見られてどう思われるか気になるから」「オシャレなお家だと思われたいから」など、人によく見られたいからと一時的に片付けるのは避けましょう。家族や自分の持ち物を大切に使いたい、疲れを癒してリラックスできる空間にしたい…など、「その家で暮らしている自分自身が気持ちいいから」という理由で片付けられるとよいですよね。他人軸が目的で片付けるよりも、自分軸で片付けに取り組む方が、毎日自分のために継続しやすくなります。本当に心地のよい家のイメージもはっきりと分かりやすくなり、片付けへのモチベーションもぐんと上がるはずですよ。自分自身も大切にできる片付けを目指そう!来客時に慌てて見栄えだけをよくするのでなく、自分自身も大切にできるお片付けは、「小さく続けられて、アクション数が少ない仕組みづくり」だと筆者は考えます。小さく続ける©のぞみ片付けと言えば大掛かりで時間がかかりそうと感じる方も多いかもしれませんが、引き出しひとつ分、棚一段分など、狭いスペースからまず始めてみましょう。例えば、キッチン周りだとアイテム別で見直してみたり、洗面所ではタオル類だけ取り出して肌触りを確認したり。スペースにあるものを一気にすべて片付けなくても、小さなところから手を動かしてみることがおすすめです。自分の手で少しずつ進めていくことで片付けスイッチが入ってきて、なかなか続けにくいと感じやすい片付けも継続しやすくなります。アクション数を減らす©のぞみものを置きっぱなし、やりっぱなし、開けっ放しにして散らかってしまうのは、出したりしまったりするアクション数が多いことも大きな原因のひとつです。例えば、上着をリビングに置きっぱなしにしてしまう場合、「クローゼットに持っていく、扉を開ける、ハンガーにかける、ハンガーを戻す、扉をしめる」といった、しまうまでに5つのアクションが必要です。面倒なアクション数を減らすには、玄関に上着用のフックを付ける玄関に上着を入れるカゴを用意するクローゼットの扉にフックを付けるなど、手間がかかるアクションをひとつでも減らすにはどうしたらいいかな?と、自分の行動に合った片付け方に変えてみるのもよいでしょう。「~しっぱなし」をひとつずつ改善していくことで、常に散らかった状態からいつもすっきりとしたきれいな家へと、着実に変化を起こせるはずです。来客に限らず、自分自身も気持ちよく迎えられるお部屋を目指してみましょう!まとめ来客前にお部屋をきれいにすることは、とても大切なことです。しかし、ものを「寄せるだけ」「隠す」「突っ込む」だけでは、散らかっている部屋の根本的な解決にはなりません。本当であれば、その家で暮らしている自分自身が居心地のよい清潔なお部屋にしておくことで、誰が来ても慌てず落ち着いて気持ちのよいおもてなしができるでしょう。自分もお客さまも心地よく、一緒に過ごす時間を大切にできるお部屋を目指して、小さく続けてラクに行動できるお片付けの仕組みづくりを考えてみてくださいね。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2024年02月28日キッチンは調理用のツールや調味料など、こまごまとしたものでゴチャゴチャしやすい場所。スッキリと整ったキッチンにできれば、作業がスムーズになって家事の時短につながりますよ。今回は、整理収納アドバイザーである筆者が実践する、キッチンの整理収納術をご紹介します。キッチンの整理収納術3選種類別にまとめるのをやめる©木村孝子同じ種類のキッチンツールを複数個持っている場合、種類別にまとめるのではなく、ツールの用途によって収納場所を分けると、作業効率が上がります。たとえば菜箸は、料理の取り箸にも、炒め物を作るときにも使うことがあるでしょう。筆者宅では、扱いやすい割り箸サイズの菜箸を取り箸や和え物を作るときに使っており、調理台真下にある引き出し上段に入れています。一方、炒め物や揚げ物用として30cm程の菜箸も持っていて、収納場所はフライパンや圧力鍋と同じコンロ下の引き出しの中です。同じ菜箸であっても、それぞれの使いみちによって収納場所を分けています。同じ種類のものはまとめて収納しがちですが、用途がはっきりと分かれている場合は、別の場所に収納すると作業効率が上がりますよ。使う場所のすぐそばに収納する©木村孝子キッチンで使うものをキッチン内にしまうのはもちろん、ツールをどこで使うかを考えて収納場所を決めるようにしましょう。筆者宅では、おたまやヘラなどをコンロの真下にある引き出しの中にツールスタンドを入れて収納しています。おたまは汁物を取り分けるとき、ヘラは炒め物や煮込み料理を作るときに使うため、いずれもコンロで使うことがほとんど。コンロで使うツールは、コンロ下に収納すると決めると、調理中の作業がとてもスムーズです。調理中にキッチンツールを使いたいときに、一歩も動かずに取り出せるところに収納しておけば時短になり、忙しい家事時間も少しラクになりますよ。調理中にあちこちからツールを集めてきている場合は、収納する場所を見直してみてくださいね。同じタイミングで使うものはセットで収納する©木村孝子特定の料理を作るためのツールなど、同じタイミングで使うものが複数ある場合、まとめて一緒に収納するとよいでしょう。筆者宅では、泡立て器とシリコンベラは同じ収納スペースにしまっています。泡立て器とシリコンベラを使うのは、たこ焼きやホットケーキの生地を作るときが多いためです。使いたいときにすぐに準備できるよう、”粉もん作りセット”として収納しています。おやつ作りが好きなら”お菓子作りセット”、毎日お弁当を作るなら”お弁当セット”など、暮らしに合ったセット収納を考えてみてはいかがでしょうか。キッチンでの動きに合わせた整理収納を!キッチンの整理収納は、「キッチンでどのような動きをするか」や「どのように動けばスムーズに作業できるか」を考えることがポイントです。キッチンに立ったとき、キッチンツールを取り出す動きを最小限にできれば、家事の効率化になります。キッチンの整理収納を実際に行うときは、はじめにシンク、調理台、コンロ、それぞれの場所でどんな動きをするか考えます。シンクは水まわりで使うもの、調理台は調理や盛り付けなどに使うもの、コンロは加熱に使うものを収納するとよいでしょう。以下は、シンクや調理台、コンロに収納するものの一例です。シンク…スポンジ、洗剤、タワシ、ブラシ、包丁、まな板、ざる、ボウル、鍋調理台…キッチンバサミ、ピーラー、スライサー、はかり、計量スプーンコンロ…フライパン、フライ返し、おたま、ヘラ、油、常温保存の調味料配置を考えたら、使っていないものがないかを確認しながら整理をしていきます。このとき、キッチンに置く必要のないものがあれば、別の場所に移動させてくださいね。毎日使うツールは目線から腰高くらいの取りやすい場所へ、頻度が少ないものは吊り戸棚や収納スペースの奥側に入れるなど、使いやすさを考えて収納場所を決めます。収納場所が決まったら、取り出しやすくなるようケースやカゴなどの収納グッズを活用できると良いでしょう。毎日快適に効率よくキッチンを使えるように、今回の整理収納術をぜひ参考にしてみてくださいね。筆者情報木村孝子整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home文/木村孝子
2024年02月24日1日の疲れを癒すお風呂の時間を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、お風呂場がたくさんのものでゴチャゴチャしていたら、あまりリラックスできないかもしれません。お風呂をきれいで癒しの空間にするために、整理収納アドバイザーである筆者が実践している「お風呂の整理収納術」を4つご紹介します。1.石鹸ケースを置かず、ネットで吊り下げ収納©木村孝子筆者宅はお風呂で固形石鹸を使うのですが、泡立てネットに入れて吊り下げ収納をしています。以前は、100均で購入した石鹸ケースを使っていましたが、水切りを忘れて石鹸を溶かしてしまったり、ケース自体のぬめりが気になったりとプチストレスを感じていました。泡立てネットで収納するようになってからは、ストレスなく、むしろ使い勝手がよくて気に入っています。筆者宅で愛用している『無印良品』の「洗顔用泡立てネット」にはフックがついているので、S字フックをバーに引っ掛けて使います。石鹸を泡立てネットで収納するメリットは以下の3つです。簡単に泡がつくれて使い勝手がよい石鹸が小さくなっても最後まで使える乾きやすくぬるつきなし泡立てネットと収納を兼ねているので、お風呂に置いておくアイテムも減らせておすすめ。固形石鹸派の方は参考にしてみてくださいね。2.シャンプー類は浮かせる収納でぬめり知らず©木村孝子シャンプーやコンディショナーなどのボトルを水の抜けにくい棚や床に置くと、ぬめりが気になることがありますよね。そこで筆者宅では、バーに引っ掛けられるラックにシャンプー類を入れて収納しています。ラックの底面は、約2cm間隔の目の粗い網になっているので、水切れがよくぬめりとは無縁です。ただ、せっかく浮かせる収納をしても、ラックにシャンプー類をたくさん詰め込んでしまうと、水切れが悪くなってしまいます。お風呂に置くアイテムは毎日使うものだけに厳選して、余白のある収納ができるとよいですね。3.お掃除グッズはマグネットでくっつけて収納©木村孝子お掃除グッズを清潔に保つためには、使い終わった後に干しながら収納できる、浮かせる収納がおすすめ。筆者はマグネットのついたお掃除グッズを選んで、壁にくっつけて収納しています。以前はバーにS字フックをつけて、柄の長いスポンジやブラシを引っ掛けて収納していました。しかし、子どもがイタズラで、お湯を溜めた浴槽にお掃除グッズを入れて遊んでいることがあり、お風呂場に置くことができなくなってしまったのです。そこで見つけたのが『アズマ工業』の「sm@rtシリーズ」のお風呂掃除グッズ。マグネットで壁にくっつけられるため、バーのない高い位置でも収納可能です。高い位置にお掃除グッズを置くと、体を洗ったり湯船に入ったりする間に視界に入らず、よりリラックスできるのでおすすめですよ。4.お風呂のイスは浴槽に引っ掛けるタイプをチョイス©木村孝子お風呂のイスを濡れた床に置きっぱなしにすると、カビやぬめりの原因になってしまいます。そこで筆者宅では、浴槽に引っ掛けて収納できるイスを選んで使っています。イスを引っ掛けて収納できると、水切れがよいことはもちろん、床掃除がしやすくて便利です。筆者の場合、イスや洗面器などの小物、浴槽をブラシでササッとこすり洗いした後に、イスを引っ掛けてから床の順番で掃除をしています。床掃除の際にイスがジャマにならないので、毎日のお風呂掃除も続けられています。お風呂の整理収納3つのポイントお風呂の整理収納のポイントは以下の3つです。お風呂に置くアイテムは毎日使うものだけにする床に直置きしない接地面は最小限にするお風呂に置いてあるものが多い場合は、最後にいつ使ったかを確認しながら、「お風呂に残すもの」を選びます。あまり使っていないアイテムがあれば、他の場所に移動させて、使うときだけお風呂に持っていくようにしましょう。「床に直置きしない」のは、空間をきれいに保つためには大切なポイントです。お風呂は特にカビの生えやすい環境なので、掃除のしづらい直置きはやめましょう。接地面を極力少なくするには、浮かせる収納がおすすめです。「吊り下げ」「引っ掛け」「マグネット」など、浮かせるアイテムがたくさん販売されています。マグネットのつかない壁なら、100均でも買えるステンレスプレートなどを活用してみてください。お風呂は体を清潔にする場所であるからこそ、きれいな状態をキープしておきたいですね。お掃除をラクにできて、水切れをよくしておけば、お風呂のきれいは保てます。今回ご紹介した整理収納術をぜひ参考にしてみてくださいね。【参考】『無印良品』『sm@rt』公式サイト筆者情報木村孝子整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home文/木村孝子
2024年02月18日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪家の片付けを始めるとき、どこから手を付ければいいのか迷いますよね。ただやみくもに始めてしまうと、かえって散らかってしまうこともあります。今回は効果的な片付けの順番を紹介します。これさえ押さえれば、迷うことなく片付けが進められます。1. 家の中の片付けには順番があった!家全体を片付けるときは、最初にどの場所から始めるかが重要です。まずはキッチンや洗面所、風呂場などの水回りの収納から片付けましょう。これらの場所は生活雑貨の分別がしやすく、用途ごとに整理整頓もしやすいです。次に寝室の片付けに取り組みましょう。寝室は収納スペースが少ないため、物をすぐに収納することが大切です。家の中の片付けは一部屋ずつ終わらせることが鉄則です。2. 汚い部屋の片付けを効率よく行う方法毎日の忙しさで部屋が汚くなってしまうと、片付けする気力もなくなってしまいます。しかし、そのまま放っておくとさらに悪化してしまうため、片付けに対するモチベーションを上げることが大切です。目標を立ててモチベーションを高め、部屋を細かくエリア分けして片付けましょう。また、物を種類別にまとめることで整理整頓がしやすくなります。3. 引っ越し前後の部屋はどこから片付ける?引っ越し前後の片付けは普段の片付け以上に多くのことがあります。効率よく片付けを進めないと、新しい生活に影響が出てしまうかもしれません。引っ越し前は使用頻度の低いものから荷造りを始めましょう。そして引っ越し後は、場所を決めてから段ボールを開けていくことが大切です。部屋ごとに段ボールを置き、片付けの手順を確実に進めていきましょう。片付けは順番を守ることが大切です。まずは目についた場所ではなく、効率的な順番で片付けましょう。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月18日そろそろ春服の準備をはじめたい時期ですが、その前にクローゼットへしまうべき冬物を見直してみてはいかがでしょうか。今回は、くたくたになったインナーを手放す基準や筆者なりのマイルール、見直すタイミング、再利用方法についてご紹介します。古いものを手放すだけではNG!©桐生奈奈子インナーの選別において、単純に「古くなったものから手放す」ことはしません。まだまだ状態の良いものがあるかもしれないので見極めが大切です。こちらのユニクロのインナーは2年前のものですが、まだまだ新品同様にきれいなのでキープ!同じ色は最新のもの以外を手放す自分の持っているインナーと似た色を新しく購入し、新しいインナーばかりを愛用している場合、古いインナーは手放しどきかも。そのインナーを見たときに、「見せるインナーとして活躍させたい」「保温性が高いので愛用している」など、そのインナーを持っている理由が明確に思い浮かばない場合は、来年も活躍する可能性は低めでしょう。インナーの伸び、繊維の毛羽立ちは手放すサイン©桐生奈奈子生地のフィット感も大切です。インナーはピタッと密着してこそ温かさを感じられるはず。そのため、生地が伸びていると感じたら手放す対象にしてみましょう。よく見ると、何年も前から愛用しているインナーは繊維が毛羽立っていた!ということもあるのではないでしょうか。捨てるタイミングは「燃えるゴミの日」なお、筆者がインナーを捨てるタイミングにしているのは、「燃えるゴミの日の朝」。地域によって指定されている有料のゴミ袋に少し余裕があるときに、「なにか捨てるものはなかったか」と探すときがあります。筆者の場合はそんなとき、役目を終えたインナーを使ってキッチンの床をパパッと拭きあげしてから捨てています。ゴミを捨てるリミットもあり、ジャッジに迷いがなくなるのもポイントです。手放すインナーはウエスにして再利用©桐生奈奈子タオルよりも毛羽立ちが少ないインナーは、小さくカットしてウエスにすると、ボロボロになりにくく感じます。ただ、細かな繊維はあるので、鏡やガラスを掃除するのにはおすすめできません。また、インナーは化学繊維でできた素材が多いと思いますが、吸水にはすぐれない印象です。鍋の吹きこぼしなど水分を吸って欲しいときは、不要になった綿素材のもので拭き取るのがおすすめです。来年の冬にワクワクするインナーだけをクローゼットへまた使うかわからないという曖昧な気持ちでクローゼットにしまっても、来年の冬がきたときに同じことを思うのは想定できるはず。クローゼットにしまうものは、手に取ったときにワクワクするようなアイテムだけを厳選したいものです。ぜひ今回の記事を参考に、「気がついたら増えていた」となりがちなインナーの整理をはじめてみてはいかがでしょうか。筆者情報桐生奈奈子ファッションやライフスタイルジャンルを執筆するフリーライター。プチプラファッションの人気アイテムを記事化することでWEB記事の影響力を体感。流行がめまぐるしく変わる早さに寂しさを感じ、価格を問わず長く愛用できるものについて発信できるようになりたいと模索中。パンとコーヒーが大好き。Instagram @ happynanako0111文/桐生奈奈子
2024年02月10日家がなかなか片付かないとき、美容関係のグッズが家の中の相当なスペースを占めてしまっていることがあります。そこで今回は時短美容家の並木まきが、片付かない人の家に必ずある!と言っても過言ではないアイテムをご紹介します。1:ショッパーコスメショップで買い物をしたときに付属するショッパー(紙袋)は、コスメ好きほど手元に残りやすいグッズのひとつと言えます。オンラインの公式ショップで買い物をしても未使用のショッパーが付いてくることがあり、未使用のまま処分するのはもったいないからとそのまま取っておくパターンも多いはず。しかしショッパーを使うシチュエーションは、ありそうでなかなか訪れないもの。少量ならともかくとして、気づけば大量のショッパーが収納スペースを占拠していた…となると、あっという間に片付かない原因になるでしょう。「保管しておくショッパーはこの量だけ」と自分であらかじめルールを設けておくと、ショッパーが増えすぎることもありませんね。2:ギフトボックスや空き箱ギフト包装をしてもらったボックスや、コスメそのものの空き箱も、片付かない家に置いてあることが多いグッズと言えます。スタイリッシュでかわいいデザインのものが多いので、何かに使うかもしれないと思うと捨てたくなくなりますよね。しかし空き箱は、空箱のままにしても中に何かをしまったとしても、数が多くなるほど相当な収納スペースが必要になります。「いつか使うかも」と取っておくと、際限なく増え続けてしまいがち。用途を決めて使ったものからどんどん処分していくようにすると、増えすぎずに有効活用しやすいでしょう。3:新製品パンフレットお気に入りブランドでもらう新製品のパンフレットは、ため息が出るほど美しい装丁のものもあるだけに、処分するのはためらってしまいます。そのときにしか手に入らないものでもあるので、コレクター魂に火がついてしまい、何年分や何十年分と取っておきたくなる人もいるでしょう。けれど、実際に見返す機会はなかなかないもの。また、集めれば集めるほど収納スペースを必要とするグッズなので、よほど収納に余裕がなければ片付かない原因になりがちです。どうしてもすぐに処分したくない場合には、「よほど気に入っているものや、最新のものを何年分だけ残す」といったルールを設けて保管するとスッキリしますよ。4:紙やプラスティック製のポイントカードあまり行かないブランドの紙・プラスティック製のポイントカードを持ち続けているのも、片付かない人ほどやりがちなパターンです。最近ではデジタルのポイントカードに移行しているブランドも少なくないなか、過去にアナログなポイントカードを受け取ったまま使う機会がなく、財布や引き出しに入れっぱなしになっていませんか?長期にわたって使用していない場合は、すでに有効期限が切れている可能性も。カード類は定期的に見直しをしてスッキリさせましょう。5:サンプルコスメのサンプルは、旅行や出張の際に大活躍しますが、たくさん溜めすぎると片付かない原因になりかねません。一つずつは小さなパウチやボトルでも、数が多くなればかなりのスペースを取りますよね。しかも長期間にわたって保管しておいたサンプルは品質の低下も気になるので、もらったら早めに使うほうが安心です。いつか使うかも、あれば便利かもと思って取っておきたくなるものではありますが、具体的に使用するシチュエーションが定まっていないなら、デイリーケアでどんどん使い切っていったほうが家は片付きます。大のコスメマニアというわけではなくても、いつの間にか家の収納を圧迫している美容関連グッズは意外と多いもの。一つひとつが小さなものだったとしても、数が多ければそれだけ収納スペースを必要とします。まずは今必要なものを見定めて、使うシーンが思い浮かばないものは潔く処分したほうが、部屋も心もスッキリしますよ。©bogdanvija/Adobe Stock ©chihana/Adobe Stock ©M-Production/Adobe Stock文/並木まき
2024年01月31日雑貨や食器、収納グッズなど何でも揃う100円ショップ。新商品でも手軽に試しやすい価格なので、お店に行くたびについ買いすぎてしまう方もいるのではないでしょうか?筆者も昔から大好きな100均ですが、今考えると「買わなきゃよかった」「100均じゃないほうがコスパがよかったかも」と感じるものも…。今回は、整理収納アドバイザーである筆者が「100均で買わなくなったもの」をご紹介します。100均で買わなくなったもの3つ台所用スポンジ©木村孝子以前は、100円ショップで売っている5個入りのネットスポンジを使っていました。「消耗品はとにかく安いものを選ぶべき」と考えていたからです。しかし、あるときスポンジのストックがなく、急いで近所のドラッグストアに駆け込み1個200円ほどのスポンジを購入。使ってみると、今まで使っていた100円ショップのスポンジより泡立ちがよいと感じました。そして、それまで使っていたネットスポンジは2週間ほどでへたってしまうのに比べて、200円のスポンジは1か月経ってもよい状態をキープ。200円のスポンジをきっかけに「消耗品は値段に応じて、使いやすさや消耗具合が変わる」「値段より価値でものを選ぶべき」という考えに変わりました。現在は『無印良品』の「ウレタンフォーム三層スポンジ」をリピート中。暮らし上手さんにも愛用者が多いようで、SNSでもよく紹介されています。泡立ちと水切れのよさで使い勝手のよいスポンジですよ。【商品情報】無印良品「ウレタンフォーム三層スポンジ」サイズ:6cm×12cm×3.5cm価格:¥150食品の保存容器©木村孝子残ったおかずやごはんなどを冷蔵庫で保管するのに使う保存容器。主婦になりたての頃の筆者はこだわりがなかったため、パートナーが使っていた100均のプラスチック製の保存容器を使っていました。しかし、使い続けるなかでプチストレスが続出。溝に水が溜まって乾きづらい食品のニオイが残るカレーなどの色がうつるお悩みを解消するために購入したのが『iwaki』の「パック&レンジ」シリーズでした。本体は耐熱ガラスでできていて、冷凍やレンジで使用可能。食品のニオイや色うつりがなく、清潔に保てます。「パック&レンジ」シリーズにはたくさんのサイズとカラーがあります。筆者はサイズ違いで3種類が2個ずつ入ったセットを購入し、かれこれ5年以上愛用中です。【商品情報】iwaki「パック&レンジグリーン」価格:¥880(200ml)、¥1,100(450ml)、¥1,430(800ml)※他にもサイズ違いの商品あり洗濯ネット©木村孝子100均の洗濯ネットは、かわいいデザインや用途別でたくさんの種類があり、筆者も最近まで使っていました。しかし、ファスナーがすぐに壊れたり、洗濯中に中身が出てきてしまったりして、買ってから後悔したことも一度ではありません。そこで、試しに『無印良品』の「ポリエステル両面使える洗濯ネット(丸型/大)」を使ってみると、100均のもので感じていた不満は一切なくなりました。両面使えるうれしいリバーシブル仕様で、忙しい家事時間もストレスフリー。丈夫なつくりで、今のところ壊れる気配もありません。【商品情報】無印良品「ポリエステル両面使える洗濯ネット(丸型/大)」サイズ:約52cm×35cm×35cm価格:¥490もう後悔したくない…片付けのプロが100均で購入する注意点片付けのプロとなった今だからわかる、「100均商品を買うときに注意すべきポイント」を3点ご紹介します。消耗品は多少使い勝手が悪くても使い切れるか家事で使う「道具」を選ぶならかなり慎重に収納グッズは事前の「採寸」と「シミュレーション」がマスト片付けのプロとしては、無駄なものを増やしたくない思いが強いため、100均であっても慎重に選びたいところです。最近100均で購入するものといえば、あまりこだわりのないメモ帳やポリ袋などの消耗品が中心になりました。キッチンや掃除で使う「道具」自体がイマイチだと、家事自体がストレスになってしまいますよね。自分のライフスタイルに合っているかを見極めて、購入するか決めましょう。便利そうな収納グッズも、衝動買いは失敗の元。置き場所と中に入れるものを事前に決めてから購入したいですね。かくいう筆者も、100均商品の購入で失敗を繰り返してきた一人。失敗から学ぶこともたくさんありました。プロの注意点を参考にしつつ、トライ&エラーを繰り返しながら、ぜひお買いものを楽しんでくださいね。【参考】『無印良品』『iwaki』公式サイト©ponta1414/Adobe Stock筆者情報木村孝子整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home文/木村孝子
2024年01月16日私は物を捨てるのが大の苦手。生まれてから40年以上、生粋の「片付けぎらい」です。結婚してからこれまでに計3回の引っ越しを経験しましたが、毎回、荷造りと片付けがストレスとなり、ひどい引っ越しブルーに。そんな私が本気で片付けについて考えたのは、母が亡くなったことがきっかけでした。げんなりするほど多い母の持ち物数年前、母が小脳梗塞(しょうのうこうそく)で倒れ、意識が戻らないまま病院で亡くなりました。四十九日を終えようやくひと息ついたころ、初めて「そろそろ荷物の整理をしなくては」と父と話しました。母は、ミニマリストとは対極にあるような生き方をしてきた人。新しい物好きで買い物好き。私も幼いころから常にさまざまな物に囲まれ、まるで物に守られるように育ってきたせいか、その環境が妙に落ち着きます。しかし、いざ「遺品整理」という目線で母の持ち物を見てみると、物の多さに改めてがく然としました。何か1つのカテゴリーに偏って物が多いというのではなく、服・かばん・靴・キッチングッズ・手芸道具・本などあらゆる物が多いのです。引き出しや扉を開くたびにげんなりする状態でした。「これはかなり時間がかかりそうだ」と覚悟しましたが、実家は自宅から在来線と新幹線を利用して片道4時間ほどかかるところ。片付けのためだけに頻繁に帰省することはできません。しばらくは正月や夏休みに帰省するたび遺品整理をすることになりそうだなと思いました。遺品整理を通して感じたこと実家には年に2回ほど帰省しており、1回につき4~5泊ほど滞在しています。しかし、子どもたちも一緒に帰省するので、滞在中ずっと片付けをしているわけにもいきません。集中して効率よく片付けられれば良いのですが、そもそも物を捨てるのが苦手な私。扱いやすいカテゴリーからと思って手を付けても、ちょっと進めては悩み、ちょっと進めては思い出にふけりと、なかなか進みません。さらに追い打ちをかけるように「寂しいからあまり捨てないでくれ」と父からのひと言。こちらは善意で片付けているのに! とつい喧嘩腰に。でも、帰省するたび母のたんすの引き出しに、新しい防虫剤が追加されているのは知っていました。父が入れていたのです。普段はひとりで暮らしている家から、母の存在を感じる物が急になくなってしまったら本当に寂しいのかもしれないと、また作業のスピードが遅くなりました。結果、現在も母の荷物は完全には片付いていません。この出来事を通じて私は周囲の人のためにも、自分の持ち物は自分が元気なうちにしっかり整理しておかなくては!と強く感じたのです。自分と家族のための片付け相変わらず片付けは得意ではないけれど、母が亡くなって遺品整理を経験した今、“自分と家族のため”を意識して少しずつ片付けに取り組むようにしています。物を捨てるのに迷ったときには、インテリアコーディネーターの友人の「片付けとは、自分の決めた生き方に必要な物かどうかを見極める作業。結果的に物がたくさん残っても、今の自分が快適な生活を送るのに必要であればすぐに捨てる必要はない」という言葉を思い出すようにしています。その考え方によって私にも少しばかりの心の余裕が生まれ、「今は必要だ」と感じるものを残す勇気と、「あまり必要でない」と感じるものを捨てる勇気が持てました。まだまだ片付けは苦手ではあるけれど、少しずつコツコツと進めていきたいと思います。それが、いつか来るお別れの際に、「大切な人の物を捨てなくてはならない悲しみ」や「整理の大変さ」を自分の大切な人たちに味わわせないで済むことにもつながっていくのかなと思うのです。まとめ数カ月前、“願わくば最後”となる引っ越しを終えました。4人家族の荷造りをするのは想像以上にストレスで、引っ越しが終わっても1カ月以上、必要最低限の段ボールしか開封していない状態に陥るほどでした。ただ今回の引っ越しは、常に母の遺品整理のことが念頭にあり、荷物を大量に処分する良い機会になりました。まだまだ荷物が多すぎるわが家ですし、子どもたちはこれからも物を増やし続けるのだろうと思います。でも、家族のライフステージの変化に合わせ、家族も巻き込みながらコツコツと片付けを続けていこうと思う今日このごろです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/山口がたこ著者/わくい(42歳)「人生やっぱわくわくしなくちゃ」をモットーに、漁港のある小さな港町で、子どもたちと全力で遊ぶ日々。
2024年01月14日「終活」というと、シニア層がやることで、30代や40代の方にはまだ早いと考えていませんか? しかし、もしものことは誰にも予想ができません。仮に今、自分にもしものことがあったら…。身の回りのモノが整理されていれば、遺された大切な人たちの負担を軽くできる、立派な「終活」ではないでしょうか。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、30代からはじめる終活のポイントや、モノを整理するコツをご紹介します。30代の終活は身の回りの整理から終活といっても、葬儀やお墓の検討やエンディングノートの作成ばかりではありません。30代は身の回りを整理することからはじめるのがいいでしょう。大切な人たちの負担を少しでも軽減するためにも、終活として身の回りのモノを見直して整理していくことをおすすめします。今の自分に大事なモノを選びとるモノを整理するときに意識したいのは、「今の自分にとって大切にしたいモノを選びとる」ということです。手放すことを前提とするのではなく、大切なモノやお気に入りを残すように考えると、片付けが苦手な人も気持ちがラクになるのではないでしょうか。今の自分にフォーカスすれば、以前は使っていたけど今は使っていないモノや、なんとなく持っていたモノが不要と判断できるようになります。お気に入りや大切なモノに囲まれて生活すると気分よく暮らせそうですね。さらに大事なモノだけに整理された状態なら、結果的に遺された人の負担を減らすことにつながるはずです。管理できる量にスリム化する増えがちなモノは種類ごとにまとめる書類衣類食品や日用品ストック本や雑誌これらはいつのまにか増えがちなモノですが、ひとまとめにして収納するだけでも、管理しやすくなります。特に各種契約に関する書類は、わかりやすく誰が見てもわかるように収納しておけば、遺族も解約手続きがスムーズになるでしょう。©木村孝子書類の収納方法はたくさんありますが、今回はコスパよく簡単にできる方法をご紹介します。用意するモノは、クリアファイル・インデックスシール・ファイルボックスのみ。すべて100円ショップで購入可能です。©木村孝子同じ種類の書類をクリアファイルに入れ、インデックスシールに何の書類かわかるように書くだけ。ファイルボックスに入れるときは、必ず左側から入れるようにしましょう。古い書類が右側に集まるので、書類が増えてまた整理するときに便利です。口座やクレカは必要最低限にする現在使っていない金融機関の口座やクレジットカードについても、必要なモノだけを残して整理しましょう。退職した会社で指定された給与用の口座や、以前よく行っていた商業施設で作ったクレジットカードなど、今使っていないモノがあれば解約してください。SNSやサブスクも忘れずにとりあえず登録してみたSNSや、利用頻度の少ないサブスクリプションサービスも、忘れずに整理しておきましょう。特にサブスクリプションは、亡くなったあとも料金を請求し続けられる恐れがあるため、よく使うサービスだけを残すようにしたいですね。誰にも見られたくないモノはなるべく処分仲の良い家族やパートナー、友人であっても、見られたくないモノは誰でもあるのではないでしょうか。日記や手紙、写真など、人に見られると恥ずかしいけど、思い入れがあって手放せないモノもあるかもしれませんね。終活として整理をするのであれば、なるべく早めに処分しておきたいところ。亡くなったあとは言い訳できないので、見られてもよいモノだけ残しましょう。まとめ30代で死を意識して終活をはじめることは、これからの生活を快適にすることにもなると筆者は感じています。今回紹介したことを面倒に感じるのなら、「今自分がいなくなったら」と想像してみませんか。できるところからでいいので、少しずつ身の回りを整えてみてくださいね。©Pormezz/Adobe Stock©Syda Productions/Adobe Stock筆者情報木村孝子整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home文/木村孝子
2024年01月07日新しい年を迎えましたが、そろそろ通常モードに戻る人も多いこの時期。今年も毎月気持ちよく過ごすために、年間の家事スケジュールを立ててみるのがおすすめです!季節に合わせて、やり忘れやすい掃除や時間がかかる家事をいつするか事前に決めておくと、効率よく家事を進められますよ。今回は整理収納アドバイザーである筆者の実例と、年間家事計画の立て方をご紹介します。年間の家事スケジュールを組んでみる寒い時期の大掃除はとても大変だった…後でやろうと思っていた掃除、以前やったのはいつだったっけ?いざ掃除をしようと思っても、どこから始めていいか分からない…と思ったことはありませんか?年末の大掃除が大変だったり、家事がなかなかスムーズにできないと感じる場面もあると思います。忙しいと感じるときほど、事前に家事のタイミングを決めておくことが重要。計画を立てておくと、以下のようなメリットがあります。寒い時期の大掃除の負担を減らせる©のぞみ年末に換気扇掃除やお風呂掃除などの大掃除を行うと、水が冷たくて体力的にも辛いですよね。また、油汚れの掃除は、水が冷たい時期ではなく、気温が高くて水が温かい時期に行う方が、汚れを落としやすくて負担も少なくなります。家事の優先順位を決められる週末や時間のあるときに家事をやろうと思っていても、「どこをやろうとしていたっけ」「どれくらい時間がかかるかな……」と迷うことはありませんか?結局他のことを優先してしまって、予定していた家事をできないことが続くと、きれいな状態をキープすることが難しくなってしまいます。やるべき家事を事前にスケジュールに組み込んでおくと、優先順位の高いものや、かかる時間を考慮しながら効率的に進められますよ。年間計画を立てるポイント年間の家事計画を上手に立てるには、以下の2つが大切なポイントです。余白のある計画を立てる©のぞみ平日は忙しくて週末にまとめて家事をしようと思っていても、なかなか実行できなかったという経験はありませんか?仕事が入ったり外出したり、子どもの学校行事があったりと、休日に時間をとって家事ができない場合もあるでしょう。予定が詰まっていることが事前にわかる月は、あらかじめ家事を少なめにしておくとよいでしょう。自分と家族の予定に合わせて余白を持ったスケジュールを考えておくと、無理なく実行しやすくなります。家事の感想や来年へのメモを残しておく計画していた家事ができたらチェックを入れて、どれくらい時間がかかったか、掃除ならどんな洗剤を使ったかなどをメモしておきましょう。来年の自分への申し送り事項としてとても参考になり、来年の計画を立てる際にも役立ちますよ。毎月の家事スケジュールの例ここからは、筆者の2024年家事計画の例をご紹介します。子どもの受験や進学で忙しくなる1~4月と、慌ただしくなりやすい12月は家事負担を減らし、「予備の月」としました。忙しい月は家事を少なくして、無理のない計画を立てておくことが大切です。ワックスがけやカーテンの洗濯など、1年のうち数回しかしない頻度が低い家事もしっかりと計画に入れておくと、お手入れを忘れずに行えますよ。1月書類整理取説や保証書の整理、デジタルでの保存に変更することを検討します。2月薬箱の点検体調を崩さないよう、健康管理に気を付けます。3月文房具や子ども部屋の片づけ新年度の前に、1年間のプリントや学用品の整理をします。©のぞみ4月玄関掃除花粉が気になる季節なので、玄関周りをこまめに掃除します。5月衣替え、クローゼット整理春夏ものを出し、コートをクリーニングに出して、クローゼット内を整理します。冬物家電や寝具の片づけ暖房器具をきれいにしたり、冬物の寝具を洗濯します。カーテンの洗濯、通気口フィルターの交換花粉の時期が終わるころにカーテンを洗濯して、通気口フィルターの交換をします。6月洗面所、洗濯機周りカビが発生しやすい梅雨は、水回りの掃除を重点的に行います。エアコン掃除夏の使用前にフィルター掃除をしておきます。7月お風呂場のカビ対策筆者宅では6月に浴室乾燥をよく使うため、梅雨が終わった後に湿気対策をしてカビ取り掃除をしています。8月キッチン、換気扇掃除換気扇掃除は、気温が高くて油汚れがゆるみやすい夏場がおすすめです。防災グッズの点検防災の日を前に、防災グッズや食品の賞味期限の点検を行います。9月ベランダ、網戸掃除台風の時期が過ぎた後に、汚れたベランダや網戸をきれいにします。衣替え、クローゼット整理冬物への衣替えや、不要な洋服の処分を検討します。©のぞみ10月食器やカトラリーの整理食欲の秋に合わせて、食器の整理や割れているもの、欠けているものを処分します。カーテンや布団、大物の洗濯秋晴れの天気が良い日に、カーテンやソファなど大物の洗濯をします。11月暖房器具の準備、エアコン掃除寒くなる前に暖房器具の点検をしたり、エアコン内部のカビが気になるようなら、プロのクリーニングへ掃除を依頼する予定です。フローリングのワックスがけ天気が良く乾燥した日にワックスがけをします。12月消耗品の買い替えタオル類を一気に買い替えます。冷蔵庫の整理気温が低い時期は、冷蔵庫の中身を全部出して一気に掃除するタイミングにぴったり。年末年始にたくさんの食材をいれる前に、すっきりしておきましょう。こちらは筆者宅の一例ですので、ご家庭の予定や旅行など事前に分かっていることを考慮しながら、負担の偏りがないように計画を立ててみてください。今年一年の家事の流れが見通せると、「いつかやらなきゃ」と家事に追われることも少なくなり、気持ちもとてもラクになります。ぜひご参考にしてみてくださいね。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2024年01月04日12月も中旬が過ぎ、新年に向けて大掃除を少しずつ始めている方や、年末にまとめてキレイにしようと計画をしている方も多いでしょう。今回は整理収納アドバイザー、クリンネスト1級のお掃除のプロである筆者が、今年買ってよかったお掃除グッズ2つと、買い替えて便利になったもの2つを厳選してご紹介します!買ってよかったお掃除グッズ2つシートたわしのぞみシンクが水あかで白っぽくなったりくすんだり、なんだかいつも水回りがすっきりしないなと感じていませんか?クレンザーで時間をかけて磨くのは面倒ですが、普段から簡単にキレイにできたらいいなと思い、筆者はシート状のたわしを購入しました。一見キッチンペーパーのように見えますが、表面がザラザラしていてやや固めの肌触りです。大きさはちょうど手を広げたくらいのサイズ。ポリプロピレン製なので力を入れてこすっても簡単に破れたりせず、何度も洗って繰り返し使えます。のぞみ筆者が使用している『サクラク』の「シートたわし」は研磨剤を含まないため、ガラスコップにも使用可能とのこと。食器洗いのついでに台所洗剤をシートたわしにつけてシンク内をこすると、クレンザーを使用しなくても白っぽいくすみがとれやすいですよ。スポンジだと隙間に油や汚れが入り込んで取りにくいこともありますが、シートたわしなら汚れが染み込みにくく衛生的で愛用しています。油っぽい料理の後の食器洗いではスポンジ代わりとしても使えるほか、洗面所や浴室周りの水あか対策にも便利。汚れが落ちにくくなったときは、気軽に新しいものに交換できます。マイクロファイバークロスのぞみ汚れが落ちにくくなったら、使い捨てできる「マイクロファイバークロス」がおすすめ。今年購入して、とても便利だと感じました。繊維の断面が細かいので吸収性が良く、タオル地の雑巾よりも軽い力で汚れを拭き取れます。筆者は『ニトリ』で購入したものを愛用中。薄手の生地なのでティッシュのように取り出せて、手洗い後も乾きやすいですよ。リビングキッチン洗面所浴室玄関ベランダといった流れで使い切り、そのままポイっと捨てれば、一日であちこちが一気にキレイになります。拭き掃除の雑巾洗いが面倒で掃除頻度も少なくなりがちな方に、ぜひ使ってみてほしいです!買い替えて便利になったもの2つ洗剤自動投入の洗濯機のぞみ洗濯機から時々異音が聞こえるようになり、そろそろ寿命かもしれないと感じたため、新しい洗濯機に買い替えました。洗剤自動投入タイプの洗濯機を選び、洗剤の入れ忘れがなくなる洗剤を近くに置いておくスペースが不要になる洗濯物の量と洗剤のバランスを気にしなくてよい家族も迷いなく洗濯できるなど色々なメリットを実感しました。のぞみ洗剤がこぼれてベタベタになることもありません。洗剤の適量に毎回悩まない仕組みは、小さなことですが毎日の積み重ねで朝家事がぐんとラクになりました。ステンレス製の排水トラップのぞみヌメリやニオイが気になりやすいキッチンの排水口。ゴミ受けの奥にある排水トラップは、入居してからずっと備え付けのプラスチック製のものを使っていました。プラスチック製はニオイやヌメリ、着色汚れが落ちにくいのが難点。漂白剤でこまめに掃除していましたが、長年の着色汚れが落ちにくくなったため悩んでいました。のぞみステンレス製の排水トラップがあることを知って早速購入してみると、ステンレスのつるんとした表面にはヌメリが付きにくく、ニオイ移りもないと感じました!ゴム手袋をした手で毎日軽くこすり洗いする程度で、キレイな状態をキープできています。排水口のゴミ受けをステンレスタイプに替えている方は多いかもしれませんが、排水トラップもぜひステンレスのものに替えることをおすすめします。筆者も、もっと早く買い替えればよかったです!まとめ年末の大掃除は、今までたまった頑固な汚れを一掃するチャンス!ただ、スポンジや雑巾を繰り返し洗いながら掃除するのはとても大変ですよね。濡れても乾きやすく、汚れたらしっかり使い切って気持ちよく捨てられる掃除道具を選ぶと、大掃除のハードルが下がりますよ。今回ご紹介したアイテムなどを活用して、より手軽に年末の大掃除に取り組んでみてくださいね。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年12月24日清々しい気持ちで新年を迎えるため、年内に大掃除や整理整頓に取りかかる家庭は多いと思います。しかし、年末は何かと慌ただしく、「細かい収納までは手が回らなかった…」という人も多いかもしれません。特にからまったコード類をまとめる作業は面倒に思いますよね。先日、かさばりがちなコード類がすっきりとまとまる便利な商品を『無印良品』で見つけました。それは、『ミシン目入り結束テープ』。価格は税込み190円です。色はホワイトグレー、ダークグレー、オレンジの3色展開です。筆者はオレンジを購入しました。このテープは、5mmピッチごとにミシン目が入っていて、手で切れます。手で切る際は、ミシン目でしっかり折り目を付けると切りやすいですよ。少し力を入れる必要があったため、手で切るのが難しい人はハサミを使用するとよいかもしれません。実際に『ミシン目入り結束テープ』を使用し、コード類をまとめてみましょう。写真の通り、かなりごちゃごちゃの状態です…。かさばっていたコード類が、『ミシン目入り結束テープ』でとてもすっきりました!マジックテープになっているので、取り外して繰り返し使えるのもポイント。価格も安く、かなりコスパのよい商品です。しっかりと整理整頓をして、気持ちよく年越しをしたいもの。コード類の収納に困っている人は、ぜひ試してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年12月19日株式会社TSUMUGIは、新サービス「片付け侍」を2023年12月12日にオープンしました。引っ越し、遺品整理や生前整理、ゴミ屋敷片付け等に伴う、不用品回収や粗大ゴミの処分、不用品の買取など、片付けに関するすべてのサービスを全国エリアで行ってまいります。「片付け侍」について当社では創業以来、ゴミ屋敷片付けから汚部屋清掃、遺品整理、不用品回収、買取など様々なお助けサービスを展開しており、自分自身ではできない不便を電話1本で解決してまいりました。特にご年配の方は、身体の調子が悪く生活に支障をきたすことや、不便さを感じる場面は多々あります。「片付け侍」は、代表自身が、亡き祖母に恩返しができなかったことを悔やんだのがきっかけで実現されたサービスです。今後も多くの人々に便利と安心をお届けしいたします。【サービス概要】サービス名: 片付け侍営業時間: 9:00~19:00 年中無休内容: ゴミ屋敷片付け・不用品回収・遺品整理・生前整理・粗大ゴミ回収・汚部屋の片づけ・不用品の買取など対応エリア: 47都道府県・日本全国に対応【お助けご希望の方はこちらから】フリーダイヤル: 0120-361-090(9:00~19:00)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年12月13日年末が近づき、「そろそろ大掃除の計画を立てなくちゃ…」と思っている人は多いはず。今回は20代~30代の女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、大掃除の反省点や掃除のコツを聞いてみました。掃除のプロが実践する予防掃除のテクニックも紹介するので、きれいなお部屋で年末を迎えたい人はチェックしてみてください。「大掃除の反省点」はありますか?anan Beauty+ clubのメンバーに「大掃除」についてアンケートを実施。女性たちに「大掃除で反省したことはあるか」を聞きました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。もっと早く始めればよかった「いまいちやる気が起きず、とりあえず目に見える範囲をちょこっと頑張った程度。11月くらいからコツコツ始めればよかったなと毎年後悔しています」(32歳・会社員)「年末は仕事が多かったこともあり、窓拭きなどが間に合わなかったこと」(25歳・会社員)12月は何かと忙しい時期。気づけば年末で焦った方も多いのではないでしょうか。毎年のように「来年は早くから大掃除を始める」と目標を立てている方、少なくないはず!中途半端になってしまった「まだ物が多くて、掃除する余地あり」(35歳・会社員)「やり残しが気になる…」(32歳・会社員)掃除を始めるとあれもこれもと気になりだし、すべてに手をつけることができないまま新年を迎えた人も。やはり思っているよりも少し早めに始めたほうがいいのかもしれません。こまめに掃除しておけばよかった…「換気扇はこまめに掃除すべきと反省」(35歳・自営業)「お風呂の排水溝を徹底的に掃除したらすごく大変でした。毎日ちゃんと掃除しておけばよかった」(29歳・会社員)汚れは日々の積み重ね。日頃から掃除をしていれば、大掃除で苦労することもないわけです。大掃除に頼り切らず、毎日コツコツ掃除しておけばよかったという声もありました。※ 文・比嘉桃子※ 2022年1月27日配信女性約100人調査! 掃除の手間が減る簡単なコツanan Beauty+ clubのメンバーに、日常の掃除で心がけていることや、プチ大掃除をするポイントを聞いてみました。Q.大掃除の手間を省くためや、汚れが最小限にすむように工夫していることを教えてください!コツコツ掃除をして汚れをためない「毎日少しずつ簡単な掃除をするようにしています」(30歳・会社員)「こまめに掃除や片付けをしておく」(32歳・会社員)「とにかく手に届くところにお掃除グッズをインテリアのように置いて、気が向いたらやるようにしている!」(25歳・会社員)「週に1回水回りを掃除する。月に1回排水口は泡で掃除できる洗剤を使っている」(30歳・会社員)「お風呂の排水口の蓋を開けておきます」(35歳・専門職)捨てられるフィルターやシートを活用!「換気扇やレンジフードにはフィルターをつけています。一気に大掃除すると大変なので、なるべく気づいた時に掃除するようにしている」(35歳・会社員)「レンジフードには必ずフィルターを、お風呂場やトイレの換気扇には不織布フィルターをつけています」(29歳・主婦)「換気扇にフィルターをつける」(33歳・会社員)「クローゼットの床にシートを拭いて、そのままシートを捨てる」(34歳・会社員)マスキングテープで汚れをカバー「巾木の上にはすべてマステを貼っています。トイレはトイレの隙間フィルム、排気口はフィルターをつけ、キッチンのコンロ周りも色を合わせてマステ、コンロカバーももちろん使っています。さらに家の水栓は全部自動水栓にして、全部オートディスペンサーです。また、キッチンの収納は滑り止めも兼ねてマットを引いてから食器を置き、棚とか掃除が大変なものは極力減らしてます」(35歳・専門職)「巾木や浴室にマスキングテープを貼る」(32歳・会社員)アウトソーシング「手間を省くと言って良いかわかりませんが、ハウスクリーニングを頼みます」(34歳・会社員)物をあまり置かない「マットやペーパーホルダーなど、トイレには何も置かない」(33歳・主婦)巾木(はばぎ)とは、壁と床の境目に取り付ける部材のことです。交換するだけでキレイになる、フィルターやシート、マスキングテープを活用している人が多いことがわかりました。その他、毎日コツコツ掃除をしておくことで汚れをこびりつかせないのが、掃除を楽にするポイントのようです。日常の掃除機がけが苦手な筆者は、お掃除ロボットに一任。お掃除ロボットが働きやすいように、マット類は一切置かず、足の高いソファやテレビ台を購入し直しました。そのおかげで、時々フローリングワイパーをする程度と簡単です。そもそも汚れが溜まりやすいものを置かない、または一度アウトソーシングでキレイにするのも良さそうですね。Q.定期的にルーティンとしているプチ大掃除はありますか?定期的なカビキラー「お風呂は2か月に1回、カビ予防の煙が出るカビキラーをする」(30歳・会社員)「トイレ、お風呂は、週1回以上はカビキラーなど特殊な洗剤を使う」(34歳・会社員)「浴槽、浴槽周りは週1でカビキラー」(34歳・専門職)水回りはこまめに掃除「キッチンや洗面台などの水回りは気になった時に時間をかけて磨く」(34歳・会社員)「お風呂あがりにスクイーパーをしている」(32歳・その他)「お風呂とキッチンの排水口の掃除は、月1以上やっています」(32歳・会社員)トイレの汚れをためない「トイレはトイレスタンプが無くなりそうになったら掃除をし、1か月に1回は大掃除をします」(30歳・会社員)「定期的な掃除とは別に、1〜2か月に1度程度、トイレの床や壁をウタマロで磨き上げたり、お風呂の床のオキシ漬けや、窓のサッシ掃除などを行っている」(35歳・会社員)「トイレは週1~10日に1回程度でがっつりと掃除をし、お風呂は毎日拭きあげているので、大掃除の必要なし」(35歳・専門職)キッチン周りもこまめに「汚れがたまらないうちに掃除する派です。ガスコンロ周りは週1くらいでピカピカにします」(29歳・主婦)「コンロは2、3日に1回軽く掃除をするようにしています」(30歳・会社員)カビや汚れがたまりやすい、お風呂、トイレ、キッチンなどの水回りをこまめに掃除している人が多いことがわかりました。その他、「天井もウェットシートで拭く」(34歳・会社員)、「玄関のたたきを水拭きする」(33歳・会社員)、「半年に1回は巾木の上のほこりをすべて取って、拭き掃除もします」(35歳・専門職)という人も。※ 文・三谷真美※ 2022年11月14日配信プロがやっている「予防掃除のテクニック」掃除が苦手な人こそ事前に汚れを防ぐ「予防掃除」を取り入れると、年末の大掃除がグッとラクになりますよ。今回は整理収納アドバイザーの筆者が、汚れやすいところを中心に、少ない手間で簡単に取り入れられる“予防掃除のコツ”をご紹介します。1.レンジフード・冷蔵庫の上にラップをかけておくキッチン周りは意外と遠くまで油汚れが飛んでしまうスポット。ホコリと油汚れが絡まってたまるとベタベタ汚れになってしまい、掃除がとても面倒に。そこでレンジフードと冷蔵庫の上は、アルコールで拭き掃除してからラップを敷いて、汚れの付着を防いでおきましょう。なかなか手が届きにくいところだからこそ、汚れたラップを取り換えるだけにしておくと、こまめに掃除する必要がなくなりラクになりますよ。2.調味料の下にキッチンペーパーを敷く盛れた液体が固まって頑固な汚れになりやすい調味料入れ。そこで冷蔵庫内やキッチンの引き出しなどに置いている液体調味料の下には、キッチンペーパーを敷いておきましょう。液漏れや油が垂れても、ペーパーを敷いておけば安心!汚れたらこまめに取り換えるだけで、簡単に汚れを予防できます。3.キッチン周りのコーキングにマスキングテープを貼るコンロ周りのコーキングには、『ダイソー』の「カビ予防マスキングテープ」が便利!油ハネやホコリが溜まりがちな隅っこは、一度汚れがつくと拭き取りにくくなってしまうことも。汚れが付着する前にマスキングテープで防いでおくと、テープを外すだけで汚れを一気に取り除けます。ただ、テープを貼ったままにするとベタついて取れにくくなることがあるので、2~3か月おきに張り替えるようにしましょう。4.脱衣所とトイレの換気扇にフィルターを貼る脱衣所やトイレは衣類の脱ぎ着をするので、意外にホコリが多い場所。換気扇はいつのまにかホコリが溜まりやすく、気づくと分厚いホコリや汚れがぎっしり!なんてこともありますよね。そこで事前にフィルターを貼って、1か月に一度張り替えることでホコリ汚れを予防しましょう。ホコリが溜まりすぎると換気が悪くなってしまうので、毎月1日に取り換えるなど交換する日を決めておくと忘れないですよ。5.お風呂場の排水溝・洗濯機の蓋は開けておくお風呂場や洗濯機は毎日濡れる場所。濡れた状態で蓋をしたままにしておくと、すぐにヌメリやカビが出てきてしまいます。なので、筆者は洗濯機の蓋は、使用したあと内側にアルコールスプレーをかけてから、蓋を開けっ放しにしています。洗濯前の脱いだ衣類は、洗濯かご代わりに洗濯槽へ入れない方が良いでしょう。また、お風呂場の排水溝も、毎日髪の毛を取り除き、蓋を開けておくのがベター。シンプルで簡単な習慣ですが、するとしないとでは掃除のときに大きな差が出てきますよ。※ 文・のぞみ※ 2021年11月3日配信日々のプチ掃除で大掃除の手間を減らそう!掃除を後回しにしていると、大掃除がどんどん辛くなることも……。日々のプチ掃除や予防掃除のテクニックを取り入れれば、大掃除の手間をグッと減らせますよ。anan Beauty+ clubメンバーや掃除のプロが実践する「掃除のコツ」を参考にしてみてくださいね。©Carlina Teteris/bloodstone/gettyimages ©ImageFlow/Adobe Stock文・比嘉桃子、三谷真美、のぞみ 再編集・Natsu
2023年12月02日部屋を片付けたつもりが、なぜかまたすぐに散らかってしまう…と悩んでいませんか?物が散乱していて思うように掃除ができない状況であっても、年末までには家のなかを整えて、新しい年を迎えたいですよね。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、「部屋が汚い人の意外な共通点」を3つご紹介します。1.家で鍵をなくしがち家のなかで鍵が行方不明になってしまうのは、”物の定位置”を決められていないためです。物ひとつひとつの住所を決めないと、使った物を置きっぱなしにする癖がつき、たちまち部屋は散らかってしまいます。上着のポケットに入れたままカバンに入れっぱなし洗面所にちょい置きしたままこちらは鍵の定位置をつくっていない人の行動パターンの一例です。次に外出するタイミングで鍵を探すはめになることが容易に想像できますね。鍵以外の他の物に置き換えて考えると、部屋が散らかってしまうのも当然といえます。おすすめの置き場所は…鍵を置く場所としておすすめなのは、玄関。物の定位置を決めるときは、使う場所の近くにしまうのが好ましいからです。帰宅時、使った鍵をすぐに玄関に置くようにすれば、部屋のなかで行方不明になることはありません。収納の仕方としてはトレーに置いたり、フックに引っかけたりする方法があります。筆者宅では靴箱の1段にケースを置き、鍵と一緒に財布や印鑑などを入れていますよ。2.財布に1か月前のレシートが入っている財布の中身を確認してみてください。レシートで財布がパンパンな状態になっていないでしょうか?1か月以上前のレシートが入ったままのようなら、要注意です。これは、”不要な物を捨てる”ことを習慣にできていない証拠。財布のような小さいスペースを整理できない人は、部屋も同様に散らかってしまいがちです。そもそもレシートは貰うべき?レシートは自分にとって必要なのかを考え、もらうべきか断るべきかを決めましょう。最近は“レシ活”などのためにレシートを集めている人もいるかもしれません。レシ活とは、レシートの写真を撮ってアプリで送り、ポイントを貯めるポイ活の一種。また紙の家計簿をつけていて、レシートを保管するなら、レシートはなくてはならない物ですね。一方でキャッシュレス決済をよく利用していて、他の方法で記録が残るのであれば、レシートはいらないかもしれません。レシート1枚にしても「とりあえずもらっておく」のではなく「もらう必要があるのか」を意識していきたいですね。レシートを溜め込まないためにはレシートを溜め込まないためには、レシートをもらってから捨てるまでの一連の流れを、毎日のルーティンにするのがおすすめです。例として、筆者が家族と決めているルールをご紹介します。レシートをもらう家族で共有している家計簿アプリに入力するレシートを捨てるとても単純な流れですが、習慣にすればレシートを溜め込まないようになりますよ。なるべくその日のうちに財布からレシートを出して、捨てるところまで一気にできるといいですね。3.未開封のダンボール箱がある節約のためにまとめ買いをしたり、ECサイトを利用したりしていると、日常的に家にダンボールがあることも多いのではないでしょうか。ここで注意したいのは、ダンボールを開けずに、玄関や廊下の”床に置きっぱなし”にしてしまうことです。ダンボールを開けずに放置すると…ダンボールを未開封のまま部屋に放置してしまうと、だんだん見慣れた光景になり、片付ける気が起こらなくなります。そして、床置きしたままなのが当たり前になると、その周りにも行き場のない物が置かれていくようになります。床に物があると掃除がしづらく、ますます部屋が汚くなってしまうのです。筆者の汚部屋時代の話なのですが、はじめての出産後は体力も気力もなかったため、片付けに手が回らずいつも部屋は散らかったまま。当時ネット通販でベビー用品や飲料品をまとめ買いしていたのですが、すぐに使わないときはしばらく開封せず、玄関の床に放置してしまうことが多々ありました。すぐ開けるor一時置きスペースを確保する購入した物はダンボールからなるべく早めに開封するか、一時的に増えた物を置けるスペースがあるといいですね。もし収納スペースに置けないのならば、物の持ちすぎかもしれません。まとめ買いの頻度や、一度に購入する量の見直しをしてみましょう。まとめ部屋が汚いとすでに自覚のある人は、今回紹介した3つを改善することから始めてみましょう。小さなことですが「モノの定位置をつくる」「不要なレシートは捨てる」「ダンボールはすぐ開けるor一時置きスペースに置く」を必ず守るようにしてみてください。少しずつ意識が変わり、部屋が散らかりにくくなるはずですよ。新しい年を気持ちよく迎えるために、大掃除の前に取り組んでみてくださいね。©Paylessimages/Adobe Stock ©New Africa/Adobe Stock筆者情報木村孝子整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home文/木村孝子
2023年11月28日毎日忙しい日が続くと、ついつい片付けを後回しにしてしまいがち。「片付けは疲れる、時間がかかる」という行動のハードルを減らすことで、少しずつ心理的ストレスを軽減できるはずです。整理収納アドバイザーである筆者が、「片付けを難しく考えないポイント」と「ここだけ片付ければOKな2か所」を解説いたします。片付けを難しく考えない! 部屋が散らかる人に知ってほしい3つのポイント1.捨てるものではなく「本当に必要なもの」を選ぶものが多すぎて収納に収まらない、片付けが進まないと悩んでいる場合は、「ものをたくさん捨てなくちゃ」と考える方も多いでしょう。不要なものを手放せば部屋はある程度スッキリしますが、ものを捨てれば暮らしの不自由さをすべて解決できるわけではありません。片付けの目的は「捨てること」だけでなく、「今必要なもの、大切にしているものを選び取ること」も重要です。不要なものを溜め込みすぎず、必要なもの・気に入っているものに囲まれていることで、自分に合った快適な暮らしを実現できます。2.要不要の2択ではなく「保留」にしても大丈夫要不要の判断が何度も続くと、ストレスを感じてしまうこともありますよね。しかし、必ずしも「要不要の2択」だけで即決しなくても大丈夫です。一旦保留にするものがあったとしても、「今必要なものは何か」を知ることが大切です。「不要なもの探し」にフォーカスするのではなく、「今必要なもの、大切にしているもの」を見つめなおすことで、自分にとってどんな暮らしが快適なのかを改めて考えるきっかけにもなります。3.不要なものを「どうやって手放すか」を決めておくいざ片付け始めても、「まだ使えそう」「他の人が使うかも」など、ものを手に取るたびに立ち止まってしまうことも少なくありません。粗大ごみ?不燃ごみ?捨て方がわからない……次のゴミの日はいつだっけ?一旦保留にしておきたいけれど、どこに置いておこう?と、不要なものの扱いにもいちいち悩んでいると、片付けがなかなか進まなくなってしまいます。捨てるタイミングや捨て方をたびたび悩んで手が止まってしまわないよう、捨てる手順や保留にしておくマイルールを先に考えておきましょう。以下のように捨てるための次の行動をあらかじめ決めておくと、「必要なものを選び取ること」に意識を集中できます。もう不要だと思ったもの今すぐゴミ袋に入れる粗大ごみの日を調べて、すぐに依頼する分別法を調べて、次のゴミの日にすぐ出せる状態にする不要だと思うけど迷うものゴミ袋や紙袋など、他の場所に移動して保留にする…とりあえずとっておこうと、元の場所に戻さない保留期間を決める…1か月~半年以内に判断すると決めておく“メルカリに出すBOX”にいれる…BOXがいっぱいになったら、メルカリに出すこれからの暮らしに必要なものを使いやすく戻しやすい収納にすることが、片付けをするうえでとても大切な目的です。必要なものの定位置や使いやすい動線を決めるだけで、散らかりやすくなることがグンと減らせますよ。今すぐスッキリ見えが叶う! まずは2か所だけきれいにしよう最初に片付けるとスッキリ見えやすい場所は、玄関とテーブルの上です。玄関は家の顔であり人目に付きやすく、スッキリしていると来客や自分自身にとっても好印象になります。そしてテーブルの上は、部屋の中で最初に目につく場所。ここがきれいだと、他の場所もきれいにしようと自然と行動しやすくなりますよ。玄関の片付けテク何足もの靴が出しっぱなしだったり、傘立てに傘が何本もささっていたりしませんか?玄関が整理されていないと、外出時に靴を選びにくかったり、出しっぱなしの靴から嫌なにおいがしたりして、清潔感がなく暗い印象になってしまいます。まずは靴と傘の数を見直しましょう。出しておく靴は、一人1足のみにする汚れが落ちない靴や、1年以上履いていない靴は手放す家族の人数以上の傘を持たない重たい傘、壊れている傘は今すぐ処分する不要な靴を手放してから玄関にあふれている靴をしまえば、新たに収納棚を増やすこともなく、今ある収納だけで収められることがほとんどです。捨てるかどうか迷う場合は一旦ゴミ袋に入れて別の場所に置き、期限付きで保留にしておきましょう。玄関をスッキリさせると、郵便や突然の来客でも慌てませんし、家の外からいい運気も入ってきそうですよね。テーブルの片付けテクチラシ、未開封のDM、レシートや明細書、学校からのプリントなど、ちょい置きするのにちょうどよい高さのテーブルの上は、気が付くとさまざまなもののたまり場になりがちです。散らかった場所がいつまでも放置されていると、その周りにどんどんものが積み重なって、散らかっていることが当たり前の環境になりやすくなります。ものの置きっぱなしが一つでもあると、翌日にはもう一つ、次の日にはさらにもう一つと、ものが溜まってしまうことも。テーブルの上に常駐させるものはなるべくなくして、持って帰ってきたものはテーブルに置く前に仕分けをしましょう。食事や読書、子どもの勉強など、必要なときに必要なものをテーブルに持ってきて、使い終わったら戻すことが大切です。少なくとも、夜寝る前にはリセットできるよう心がけてみてくださいね。まとめ玄関とテーブルの上だけはきれいな状態をキープ!片付けが苦手な方や、なかなか継続できない方も、この2か所の片付けだけを1か月ほど続けてみてください。ゴチャゴチャ感のある暮らしのノイズを減らすことで、「面倒くさい」「あとでいいや」といったネガティブな気持ちも少しずつ軽減していくはずですよ。年末までの残り1か月、ぜひ取り組んでみてくださいね。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年11月24日お部屋を快適に整えたいけど、なんだかすっきりしない。ゴチャゴチャしがちだけど、原因がわからない…と悩んでいませんか?よかれと思って置いているモノが、実はゴチャゴチャ感の原因になっているかもしれません。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、置かないほうが「部屋がすっきりする」「きれいに見える」と感じて手放したモノを3つご紹介します。1.床に置くモノキッチンマット玄関マットバスマットトイレマット、トイレスリッパサニタリーボックス床に置いていたこれらのモノは、すべて手放しました。厚手なマット類は洗濯後も乾きにくく、晴れてしっかり乾きそうなときにしか洗濯ができません。トイレスリッパやサニタリーボックスも、床に置いておくといつの間にかホコリがたまってしまい、掃除がしにくいと感じていました。マットをやめると拭き掃除がラクになり、清潔な空間をキープしやすくなりました。また、サニタリーボックスは中身が見えない使い捨てのジップ袋に変えることで、床に直置きするより邪魔にならず、トイレ掃除の時間短縮にも繋がっています。2.とりあえず置き場レターラックカゴファイルケース郵便物や文房具、使いかけの化粧品や食べかけのおやつ、使いかけの電池など、「とりあえず今だけここに置いておこう」とモノを溜めがちな場所はありませんか?とりあえずの「ちょい置きケース」は、お部屋がすっきりしない大きな原因になっていることもあります。筆者も以前はちょい置きケース内のモノを、結局そのまま放置してしまいがちでした。溜まった量の多さにうんざりしたり、整理をはじめても判断に時間がかかったり…。いつも余計な労力がかかってしまい、見た目も気持ちもなんとなくすっきりしません。雑多なモノが溜まった風景が日常になると、家の中の散らかった状態を当たり前に感じてしまい、こまめに整理整頓をする習慣がつきにくくなると感じました。今はレターラックをなくし、届いた郵便物は手続きや保管が必要かどうかを開封時にすぐ判断しています。大切な書類や手紙が行方不明にならないよう、後回しにしない行動に変えました。こまめに判断する時間がないと感じる場合は、以下のように仕組みを整えておくのがおすすめです。ゴミ箱の近くで開封する開封しやすいはさみを用意しておく宛名を黒塗りで隠せるスタンプを使い、不要な紙を捨てやすくする不要なDMが送付されないよう手続きしておく使いかけの文房具やおやつなども、ケースにいっぱいになったら一旦すべてモノを出ようにしています。毎月1日に種類ごとに仕分けするなど、定期的に見直すタイミングを決めておくと「とりあえず置き場」に溜めっぱなしになることを防げますよ。3.収納グッズや衣装ケース散らかったものを整頓するために揃えていた収納グッズやケース自体が、実はものが余計に増えてしまう原因になっていることもあります。収納グッズが多すぎることで、いつまでも持ち物を見直さないまま、ずっと不要なものを持ち続けてしまう可能性も。収納に収まっていれば大丈夫と安心して、「残す」「捨てる」の判断を後回しにしてしまうこともあるでしょう。突っ張り棒S字フック100均の収納ケースすき間を活用するグッズ大きな衣装ケース例えば、クローゼットに入る最大限の数の衣装ケースを詰めている、洗面所下の空間を突っ張り棒や収納ケースですき間なく埋めていている、なんて場合も要注意。たくさんの収納グッズでぎっちり揃えてしまうと、空気の巡りが悪くなり、いつの間にかカビが生えてしまうことも……。スペースに余白がなく、モノが取り出しにくいため在庫管理も難しくなります。いつの間にか小さな不便が積み重なって、なんとなく暮らしにくいと感じることもあるかもしれません。収納用品を取り入れる前に、まずはモノの要不要をしっかり考えること。次に、必要なモノだけを効率的に使えるような収納方法を検討してみてください。この順番がとても大切だと言えるでしょう。筆者も、モノの仕分けや整理を行った際に、不要な収納ケースがたくさん出てきました。便利そうな収納グッズを先に買う前に、使っているモノをしっかり選びましょう。使っていないモノを、いつまでもしまったままにしていないか、今一度チェックしてみてください。きっと多くの収納グッズを手放せるはずですよ。まとめ「あとでやろう」とモノを置きっぱなしにしがち、掃除をこまめにできない……。そんなふうに、暮らしのお困りごとがある場合は、モノの選び方や仕組みを見直してみましょう。マット類を手放すことで、掃除時間を短縮する「とりあえず置き場」をなくして、すぐ仕分ける仕組みをつくるモノの要不要を決めてから、収納グッズを選ぶこれらをしっかり整えておくことで、日々の行動がぐんとはやくなり、お部屋を快適にキープできる習慣が身につきやすくなるはずです。「今の整理収納になんとなく不満がある」という場合は、ぜひ見直してみてくださいね。©kostikovanata/Adobe Stock ©smile/Adobe Stock筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年11月08日「片付ける時間やスペースがない」「上手な収納方法が分からない」など、片付けが苦手な方の特徴は色々ありますが、意外と気が付かない特徴のひとつとして、「同じものを複数持っている」ことが挙げられます。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、秋冬の季節の変わり目に見直しをおすすめする「ダブリ持ちNGパターン」を詳しく解説します。片付かない人が気づかない、複数持ちのデメリット同じものを複数持っていても、ひとつひとつが小さな物だったり、たくさんあることがずっと当たり前と思っていると、減らしたり処分する対象になりにくくなります。「うーん、なんだか不便だな」と思っていても、いつまでも改善点に気が付かない場合もあるのです。みなさんは、以下のアイテムの中で複数持っているものはありますか?実はワンサイズでも問題なかったり、少ない方がムダなく使えたりすることに気が付くかもしれません。ダブリ持ちNGパターン4つ(1)同じアイテムが複数あって、いつまでもすっきり使い切れないこれからの季節によく使うリップクリーム。使ってすぐ部屋のあちこちに置きっぱなしにしたり、ポケットの中に入れたままにしていると、また使うときに見当たらなくなりがちです。もう一本買い足すうちに、気が付くとひと冬に3~4本も持っていたことはありませんか?家用、外出用と使い方を明確に分けている場合には問題ありません。しかし、見当たらないからとつい気軽にもう1本買ってしまうと、それぞれ中途半端に使いかけが続き、いつまでたってもスッキリと使い切れません。「使い切る」感覚は、ものを多く持ちすぎないためにとても大切です!使いかけばかりが残ってしまうと、「まだ使える」「捨てるのはもったいない」と感じて、ついものの量が多くなってしまいます。小さなアイテムでもあちこちに置きっぱなしにしない・使ったものは元に戻すとてもシンプルな行動で、探し物はグンと減らせます。また同じものを買うための余計なお金も減らせますので、ぜひ意識してみてくださいね。(2)使い分けのために複数持つと、在庫の管理が面倒になるキッチンでよく使うラップ。使い分けのために大中小の複数サイズで揃えている方も多いかもしれません。しかし筆者宅では、中くらいのミニサイズのみで十分だと感じています。普段よく使うお皿は20cmが多いため、22cmサイズの使用頻度が一番高く、ワンサイズでも十分足りるからです。もし大きいものを包む場合は、2枚ずらして使用すればOK。ラップの場合は「小でも大を兼ねる」ことができます。もののダブリ持ちを減らすためには、サイズ別の使い分けを手放して、よく使うサイズのみでも対応できるか、普段の暮らしで試してみることがおすすめです。・実家はいつも使い分けていたから・使い分けたほうがピッタリ使えるから・収納ケースには複数本が十分に収まるから…と思っていても、よく使うワンサイズに絞ると在庫管理がとてもラクになります。本当にすべてのサイズが必要か、今一度見直してみましょう。(3)いつ使うかはっきりしないもののために、余計な収納スペースが必要いつか再利用しようと溜めているレジ袋。例えば収納ケースにざっくりと入れている場合、上の方から取ってばかりだと奥にあるものがずっと溜まっていく一方で、いつまでたっても減らない状況ではありませんか?・一度使ったレジ袋をきれいに畳むのが手間・使う順番に整えて置くのも面倒・肉や魚が入ったポリ袋を再利用することは衛生的に心配そう感じている筆者は、レジ袋、ポリ袋は再利用しないと決めています。普段使うバッグごとにエコバッグを一つずつ常備して、そもそも外出先からレジ袋を「もらわない」「買わない」「家に持ち込まない」ルールをつくっています。再利用する機会よりもらってくる回数が多ければ、レジ袋の在庫は溢れてしまいがち。「いつか使うかも」のためではなく、他の使用頻度の高いものを優先して収納スペースを活用できるよう、レジ袋の再利用ストックをしないと決めてみることも、ひとつの手ですよ。(4)複数持っていることで、逆に使いにくくなっているクリーニング店でもらったものや、必要になるたびに買い足してきたさまざまな種類のハンガー。ハンガーはたくさんあっても困らないと思うのは、実はNGです。ハンガーが多すぎるクローゼットは、その分スペースの容量以上に洋服がパンパンに詰め込まれている場合が多くあります。・取り出しにくい・選びにくい・アイテムが把握できない・風通しが悪いと、日ごろから頭を悩ませがちな場合も多いでしょう。クローゼットの使い勝手や見やすさを向上させるためには、バーの長さに合わせたハンガーの適量を知ることが大切です。バーの長さ(cm)÷1着ごとの厚み(3cm、厚手のものは5cm)×0.8(2割のゆとり)目安ではありますがハンガーの適量を知っておくと、思った以上に持ちすぎていることに気が付くこともあります。これから衣替えの季節。洋服の整理と共に、余計なハンガーを処分して、洋服のサイズや形状に合ったハンガーに買い替えを検討してみるのもよいタイミングです!暮らしの最適化のために、ぜひ一緒に見直してみてください。まとめ片付けがうまくできない方は、収納方法が間違っている以前に、ものの量、数の見直しができていないかもしれません。上記以外にも、傘、カトラリー、文房具など、同じアイテムを複数持っているものは意外とたくさんあります。季節の変わり目の衣替えや秋冬アイテムを入れ替えるタイミングで、身の回りのものの数や使い方を再検討するために、参考にしていただければうれしいです。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年10月12日「家の中を片付けてスッキリさせたいのに、なかなかキレイにならない」という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「部屋や家を片付けられない理由に関する意識調査」を実施。そのデータをランキングにしています。部屋や家を片付ける頻度は「週1回」が最多片付けが苦手な人500人に「部屋や家を片付ける頻度」を聞いたところ、最も多かったのは「週1回(36.8%)」でした。片付けが苦手でも、週1回は定期的に片づけをしている人が多いようです。「家事や仕事が忙しく、毎日片づけるのは難しい」という人も、休日に気になる箇所の片づけをすれば、スッキリした気持ちで過ごせるでしょう。片付けをすれば、掃除もしやすくなりますね。片付けるのが苦手な部屋・場所1位は「クローゼット・収納」「片付けるのが苦手な部屋・場所」の1位は「クローゼット・収納(126人)」。2位「寝室・自室(114人)」、3位「リビング(108人)」、4位「キッチン(61人)」と続きます。「収納スペース」の片付けに困っている人が多いとわかります。そもそも物が多い場所なので、うまく収納しないと「どこに何があるかわからない」「使いたいときに取り出しにくい」といった状況になるからでしょう。また「寝室」は快適な睡眠のためにスッキリさせておきたい場所ですが、収納スペースに入りきらない物があふれ、寝室に置くしかない状態になる家庭もあるようです。「リビングに置いておくと、子どもが触ったりお客さんが来たときに気になったりする」などの理由で、寝室が「他の場所に置けない荷物の避難場所・仮置き場」になっているケースも多そうですね。「リビング」「キッチン」も物が多くなりがちで、散らかりやすい場所といえます。片付けられない理由1位は「とにかく物が多い」続いて「片付けられない理由」を聞いたところ、1位は「とにかく物が多い(153人)」、2位は「物を捨てられない(135人)」でした。物を溜めこんでしまって片付けられない人が多いとわかります。また、3位「面倒で後回しにしてしまう(90人)」、4位「片付ける時間がない(77人)」などの理由で、片付けたいのになかなか実行に移せない人もいるようです。<1位とにかく物が多い>・衝動買いが多いので物が多く、ストック癖もある(40代 女性)・食材や調味料など、物が多すぎて収納には入りきらず溢れているからだと思います(50代 女性)・収集癖があるため、本やCDラジコンなどであふれている(60代以上 男性)収集癖やストック癖があると、物の量に対して収納スペースが足りなくなり、片付きにくくなります。衝動買いしてしまうタイプの人も、収納スペースのことを考えずに買ってしまい、片付けられなくなりがちです。食品でも服でも、買い物する際に計画を立てることが大切でしょう。<2位物を捨てられない>・服や物を捨てられない(20代 女性)・着ないとわかっていても捨てられない服が多い(30代 女性)・基本的に「捨てるのがもったいない」と思って、少しずつ物が増えていきます(50代 男性)「いつか使うかも」「もったいない」「思い入れがある」などの理由で、物を捨てられない人も多数。整理整頓しようと動き始めても、物を捨てられなければ収納スペースが空かず、結局部屋がスッキリしないことも。また古い物を処分しないで新しい物を買い足せば、物はどんどん増えていきます。捨てられないことが物の増加につながり、片付けを阻んでいるようです。<3位面倒で後回しにしてしまう>・動くのが面倒(30代 女性)・片付けようと思っても、ご飯を作ったり洗い物をしたりしていたら、面倒くさくなる(40代 女性)・掃除と片付けが一番苦手でめんどくさい。片付けって結構体力を使うので、やりたくない(50代 男性)片付けには「理想の状態をイメージする」「不要品を捨てたり売ったりする」「物の場所を決める」などの作業があります。考えることが多く、時間と労力もかかるため、面倒と感じることも少なくありません。「仕事や家事で疲れている」「片付けるべき場所が多い」という場合には、やる気が出なくて当然でしょう。<4位片付ける時間がない>・育児や家事に追われて時間がない(20代 女性)・日中遅くまで仕事をしていて、時間がなく疲れているため、なかなか実行できない(30代 女性)・片付ける時間がもったいない。他にやりたいことがたくさんある(60代以上 男性)仕事や家事・育児で忙しく、片付けまで手が回らない人も多いとわかります。ただ「忙しいから」と片づけをおろそかにしていると、散らかりすぎて手が付けられない状態になってしまう可能性も。片付ける時間がない場合は、片付けのプロに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。<5位収納スペースが足りない>・クローゼットが小さく、押し込んで収納してしまっているため(20代 男性)・収納場所が少ない(30代 女性)・棚やラックなどの収納グッズにお金をかけられない(40代 女性)収納スペースや収納グッズが足りておらず、クローゼットがキツキツになったり物があふれたりしている家もあるようですね。ワンルームやデザイナーズだと、備え付けの収納が少ない物件も多くみられます。収納場所を増やすか物を減らすかしないと、片付けは難しいでしょう。部屋をキレイに保つためにできることは「物を増やさない・減らす」最後に、片付けが苦手な500人に「部屋をキレイに保つためにできること」を聞きました。その結果、圧倒的1位は「物を増やさない・減らす(245人)」でした。「物が多い」「捨てられない」ことが原因で片付かない家庭が多いので、納得の結果と言えます。また、2位「こまめな掃除・整理整頓(133人)」、3位「物をもとの位置に戻す(68人)」、4位「物の定位置を決める(45人)」など、普段から散らからないよう工夫することを挙げた人も多数。こまめな片付けは、快適な住環境を保つためのコツです。<1位物を増やさない・減らす>・不要なものを部屋に入れない(20代 男性)・物をできるだけ減らすことと、物をできるだけ増やさないこと(30代 女性)・物があるから散らかるんだと思うので、要らない物は捨てる。使わなさそうなものは買わない(40代 女性)家を片付いた状態で維持したいなら、買い物の際は吟味して、不要なものを家に入れないことが大切。そして不要になったり、同じ種類で新しいものを買ったら、古い物は処分して物を増やさないようにしましょう。まだ使える状態なら、フリマアプリやリサイクルショップで売ったり、知り合いに譲ったりすれば「捨てる罪悪感」は薄まります。なかなか物を手放せない人は、愛着や思い入れを無視し「2年着ていない服は捨てる」などの判断基準を決めましょう。<2位こまめな掃除・整理整頓>・スキマ時間を見つけてコツコツやること(20代 女性)・今日出したものは今日片づけること(40代 男性)・こまめに「捨てるか保管するか」を判断する(50代 男性)片付ける場所を1ヶ所に絞れば、毎日こまめに続けられます。家全体を一気に片付けると確かに気分はいいですが、かなりの時間と労力を要します。また一度片付けても使っているうちにまた乱れてくることもあるので、こまめに見直す方が「いつもキレイな状態」を保ちやすくなります。<3位物をもとの位置に戻す>・使ったらもとの場所にすぐ戻す(20代 女性)・出したら元の場所に片付けること。わかってるんですけどできないです(50代 男性)物を出して使った後、もとの場所に戻さないで出しっぱなししていると、部屋は散らかります。もとの場所に戻すのが難しい人は、「置くだけ・入れるだけなど、簡単に戻せるようにする」「使う場所の近くに収納する」などの工夫をしてみましょう。<4位物の定位置を決める>・散らばらないように置く場所をまとめること(30代 男性)・物の収納場所を予め決めておく(40代 男性)・物の住所を決める(50代 女性)物の定位置が決まっていると、片付けはもちろん、物を取り出すときもラクになります。ひとつの引き出し・収納ボックスに「日常よく使うこまごましたもの」をまとめてしまってもOKです。定位置を決めるときは「同じものや一緒に使うものは同じ場所に」「使う場所と近い場所に」収納することを意識してみてください。<5位片付け・掃除をルーチン化する>・片付け・掃除を習慣化する(10代 男性)・一週間の掃除ルーティンをだいたい決めること(30代 女性)・掃除や整理整頓する日を週に一度は決めて、定期的に手入れすること(40代 女性)片付けや掃除の日を「週1回」などと決めている人が多数。週末に気合いを入れて片付けをするという人も多いかもしれません。また「寝る前にキッチンを片付ける」「リモートワークが終わったら、デスクの上を片付ける」など、毎日できる習慣もあります。例えば帰宅後のルーチンとして「鞄は鞄かけにかける」「腕時計やアクセサリーは引き出しにしまう」と決めてしまえば、テーブルやデスクの上は散らかりにくくなるでしょう。調査概要調査対象:片付けが苦手な人調査期間:2023年9月29日~10月3日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:500人(女性358人/男性142人)回答者の年代:10代 1.6%/20代 19.8%/30代 39.0%/40代 24.6%/50代 12.0%/60代以上 3.0%出典URL:(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅火葬式の参列マナーは大丈夫?恥ずかしい経験をした人も!いったいどんな失敗だった?✅【喪中はがきのマナー】出す時期に要注意!?いつ出すのが正解?送る際に必要な気遣いとは✅住んでみたいアニメ作品の家、「サツキとメイの家」「のび太の家」に圧倒的差をつけて1位に輝いたのは?/Strong>
2023年10月10日「実家の物が多い問題」に直面しています。親がもう使わない物や着ない服を捨てようと片付けに取り組んだところ、実母からの「これはまだ使える」攻撃に、片付けがなかなか進まない! 思わぬ関門に悩んだ体験談を紹介します。父の死去で家の中のものを整理することに掃除好きで整理整頓が得意だった父が亡くなり、父の遺品を整理するついでに、家の中の不要なものも一緒に整理しようと思い立ち、母にその旨を相談しました。母は、こういうときだからせっかくだし、不要なものを捨てて、これからひとりで暮らす家の中をすっきりさせたい、と私の申し出を快諾してくれました。しかし、いざ父の遺品を整理しようとしたところ、こうなることを予測していたのか、なんと父の遺品はカラーボックス1つにまとめられ、押し入れに入れられていたのです。洋服やバッグ、靴などは状態がきれいなものは、兄弟や甥、父方の親戚が欲しいと言うものがあり、使ってもらえるものは喜んで譲りました。というわけで、あっけなく終わってしまった父の遺品整理。物の管理に関しては徹底している人なんだなあと、つくづく父のきっちりした性格に驚かされました。父の遺品整理が終了し、次に取り掛かるのは、実家にたっぷりある大量のモノ! モノ! モノ! 父も整理しきれなかったものを整理しようと、母と押し入れやたんす、棚から物を取り出しましたが、出てくる出てくるあらゆるものが……! さて、捨てるか~とゴミ袋を手にどんどん不要な物を捨てていこうとしたところ「これ使うかも……」「これは捨てないで!」と横から私の手を阻む声が・・・そう、母が物を捨てることを惜しみだしたのです。母が物を捨てることを反対!計画が頓挫母が捨てようとしたものを捨ててほしくないと言いだし、サクサク進む予定だった整理整頓計画の雲行きが徐々に怪しくなってきました。特に母が捨てたくないとかたくなに処分を拒んだのが、大量の洋服や靴です。 母は昔から洋服を買うのが大好きだったこともあり、たんすやクローゼットの中はほぼ母の服で埋め尽くされています。伸びたり着古している洋服や、体形に合わないサイズアウトしたもの、今後絶対着ないであろうデザインのものなどは、本人に納得させて処分。靴もヒールがあるものやサイズが合わないものなどは処分することに。そして、なぜかわが実家は壁にいろいろと飾りがちだったため、壁に飾っているけれどそれいる? となる古い絵画や木彫りのパネルなどはすべて取り去りました。しかし、やはりそれでもまだまだ捨てるのを拒むものが大量にあり、これ以上無理に捨てると喧嘩になってしまうため、一旦、整理整頓計画は中断となりました。産後の里帰りで実家の思わぬ悩みが浮上実家の整理整頓計画が頓挫し、数年たったあるころ、私は出産の里帰りで実家に滞在することになりました。子どものちょっとした表情をスマホで撮影しようとしたときのこと。ふと家の中にあるものが映り込むのです。それは家の中どこでも。ソファに座れば、ソファの横に置いてあるカラーボックスの物が映り込み、リビングでは、積み重なっている本や新聞、テーブルの上にもこまごまと物が置かれています。そう、家の中で子どもの写真を撮ると、必ず何か映り込み、映える写真が撮影できないのです……。子どもの赤ちゃんのころの写真がこれでは、人にも見せられない……。日中は母は仕事で不在だったため、私は母に内緒で明らかに使っていない物をポイポイ捨てることにしました。また、古びたカラーボックスや統一感のない100均のカゴなども勝手に買い替えるなどし、整理整頓を強行しました。まとめ実家の整理整頓に関しては、今のところまだ完全にはうまくいっていませんが、私の強行により、だいぶ物が減りました。また、母にもわずかながら「物を減らさなければいけない」という気持ちが生まれたのか、少しずつ不要な物を捨てていっているようです。 実家の物が多い問題は、多くの家庭が抱えているようですが、わが家も少しずつ歩み寄ることで、解決できればいいなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/さくら著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2023年09月17日相変わらず、色んなものを出しっぱなしにしていることが多い小5・次男くん。次男だけに限らずですが、【あとで・絶対】という言葉ほど信用できないものはなくて…。よほどその場すぐ片付けさせない限りは、何度言ってもそのまま放置されてることが多いんですが、先日、珍しく次男に【片付けスイッチ】が入った日。弟達にも指示を出してあちこち片付けていて…。私は待っていました。彼がこの言葉を発する瞬間を。普段は【促される立場】ですが、この時は【促す立場】になったわけです。何度言っても片付けない。片付けても片付けても散らかっていく様を、次男がいつもの私目線で感じた瞬間です。私は次男に『分かった? つまり、そういう事だよ。その感覚をしっかりと覚えておいてね』と伝えました。ただただ口うるさく言われ続けるより、こうして相手の立場になって相手の目線で物事を見る方がきっと色んなことに気がつけると信じて。次男と同じく、でっかい長男(夫)も普段色んなものを出しっぱなしにするんですが、自分のスペースを片づけた時は必ずこう言うので、次男に諭すのと同じように夫にも同じセリフを言ってあげます(笑)次男も夫も、言ったところでしばらくすると結局また同じことを繰り返すのですが、それでも彼らが相手(私)の立場になった瞬間を見逃さず、今後も伝え続けようと思います!
2023年09月13日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。片付けができない夫日頃から片付けができない夫に頭を悩ませていた主人公。何度言っても直らないため、もう何も言わないようにしていたのですが…。夕飯準備中なのに…出典:CoordiSnap夕飯準備中、お風呂から上がった夫から「水を持ってきて」と要求が。怒りを抑えながらお風呂場まで水を持って行くと…。問題さあ、ここで問題です。主人公と一緒に風呂場へ向かった娘。そこで娘が放った言葉は何でしょうか?ヒント娘も夫のだらしなさに呆れていました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:CoordiSnap正解は「パパは赤ちゃんみたいだよね」でした。娘の発言は、夫の胸にグサリと突き刺さり…。夫は少しずつ自分のことは自分でやるようになったのでした。(CoordiSnap編集部)
2023年09月12日私は、2023年の夏に母の初盆を迎えます。大切な人を亡くした悲しみをかき消すように、今日まで葬儀や忌明けなどの法事をバタバタとおこなってきました。初盆を控え、遺品整理やお墓の問題も浮上。年を重ねて自分が残された家族の立場となったことで、私なりの「終活」を具体的に考え始めました。今後のために、できる限り身の回りの整理をしておかなければならないと感じた、私の終活についてお話しします。★関連記事:遺品やお墓、遺産について…もうすぐ70歳の両親が始めた「終活」のリアル遺品整理と掃除の日々10年ほど前だったかと思います。私が子どものころに習い事で着ていた着物を、母が京都の知人に譲ったことがありました。「着物を必要とし、喜んで引き取ってくれるところに着物を渡せてよかった」と笑顔で私に話していました。家族の本や洋服、そして私が桃の節句で親戚からいただいた博多人形なども、ひとまとめに整理していたのを覚えています。そのときは、「何で思い出の品を整理整頓しているのだろう」と思いました。今思うと、母なりに身の回りの整理をしていたのだと思います。しかし、母は体調がすぐれなくなるにつれて、物を捨てることが難しくなっていきました。私は、今年に入ってから現在に至るまで毎週のように実家に通い、母の遺品整理と掃除をしています。片付けても、片付けても、次から次へと家族の思い出の品が出てきます。思いが詰まった遺品の整理は涙が出てきて手が止まることもあり、心身共に大きな負担となっています。私は今回、遺品整理の大変さを実感したことで、身の回りの物について生前整理をする「終活」を始めました。捨てるかどうかを迷う物は、写真を撮り「ありがとう」と言って‟さよなら”しています。できるうちにしておかないと、体が思うように動かせなくなったときには物を捨てられなくなってしまうかもしれません。生前の母の姿を思い出し、そう思ったのです。お墓の管理と今後の不安も…今後のお墓の管理も、私の悩みの一つです。実家のお墓には先祖代々の親族が埋葬されています。しかし、私以降はお墓を継ぐ者がいないので、先々のことを考えると、永代供養(遺族の方に代わって、霊園や寺院が遺骨を管理・供養してくれる埋葬方法)についても検討しなければなりません。また、実家のお墓は山の中腹にあり、歩いて坂を上り下りします。年齢のことを考えると、「いつまでお墓に足を向けることができるのだろうか」と不安を感じます。ゆくゆくは墓じまい(墓石を撤去し、墓所の使用権を返還すること)をして、永代供養にするかもしれませんが、それに伴う費用の問題も浮上します。また私自身、自分の葬儀にかかる費用だけは、残される家族の負担にならないように、できるだけやりくりしておきたいと思っています。母の葬儀後に親族で集合写真を撮影したのですが、全員、生気のない表情で写っていました。大切な人を亡くして、心身共に疲れ果てています。そんなときに、葬儀やお墓にかかる多額の費用の悩みも出てきてしまうと、想像もできないほどの大きなダメージになると感じたからです。私の代で、できる範囲でお墓の供養を済ませておき、残された家族に心身的・金銭的負担のかからない葬儀をおこなってほしいと思っています。お墓に関する「終活」もしておきたいと思いました。いざというときの「終活ノート」も私の暮らす街には、初盆にお墓へ提灯(ちょうちん)を供え、花火や爆竹を鳴らして精霊船を流す伝統行事(死者の魂を弔う行事)があります。初盆に用意する物などを私が教えてもらう前に、母は病に倒れてしまいました。私は姑や親戚、そしてご近所の方にいろいろと教えてもらいながら、どうにか初盆の準備をしました。初盆に用意する提灯だけでも、お迎え提灯・仏壇の前に置く行灯・送り提灯・お墓の提灯があります。また、精霊船を用意し、お盆に海に流しに行き、翌日、後始末までします。その他にも、初盆に向けてお坊さんと連絡を取ったり食事の手配をしたり、準備しなければならないことがたくさんあります。私は、残された家族が、故人を送るためにどうしたら良いのかわからなくて困らないように、初盆では何を準備すれば良いのか、どういうふうに親族などに連絡をしたら良いのかなど、「終活ノート」のようなものを作って少しでも書き留めて残しておこうと思いました。今回、わが子と一緒に初盆の提灯の組み立てをおこないました。いつか「こうするんだったな」と初盆の風景を思い出してくれると良いなと思いながら。まとめ母の初盆を機に、身の回りを整理する「終活」を始めました。また、お墓や仏事など、手間や準備の大変な行事に関して、どのようにしたら残された家族に負担をかけないで済むか、「終活ノート」にまとめておこうと思っています。私ひとりでは解決できない問題でもあります。もうすぐ迎える初盆で、家族そろって故人を懐かしみながら、今後についていろいろな話ができるといいなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/ちびむす(52歳)マスコミで働いていた両親に似て、仕事に真っ黒になるきらいがある。衛生管理者の資格所持者。仕事と健康の両立を図ろうと奮闘する一児の母。
2023年09月05日自分なりに部屋をうまく片づけているつもりでも、実は逆効果になっていることもあるでしょう。整理収納アドバイザーである筆者が、きれいに見せようとして失敗してしまいがちな「NG収納術」の特徴を3つ解説いたします。NG収納1.「いる・いらない」の2択で分ける「定期的に片付けている」「持ち物の量をきちんと把握している」という方は、ものの要不要を迷わずに判断できるでしょう。しかし、いつも収納からものが溢れていたり、片付けが得意ではないという方は、まだ使うかもと思ってなかなかその場で判断できないかもしれません。整理するかどうか即決することが難しい方は、「要不要」の2択ではなく「使用頻度」で考えることをおすすめします。筆者は以下のように基準を設けています。・1軍=毎日~1週間に1回使っている・2軍=1か月に1回、3~4か月に1回くらい使っている・3軍=1年に1回くらい使う・補欠=1年間一度も使わなかった例えば、筆者宅では、毎日使うキッチン用品はキッチンツールスタンドに入れて出しっぱなしにしています。ときどき使う2軍は収納ケースにまとめて吊戸棚の一番下の手が届きやすいところに、3軍は吊戸棚の一番上に保管しています。一年以上使わなかったものは、一旦ゴミ袋に入れて2週間ほど置いてみて、取り出してまで使いたいと思わなければそのまま処分するようにしています。「いる・いらない」を即決できず、いつも判断を後回しにしてしまう場合は、過去や未来の使い方ではなく、現在の使用頻度で分けてみてくださいね。NG収納2.真っ白なケースや蓋つき収納ボックスを使う白くて四角いファイルケースや蓋が付いている収納ボックスを使うと、見た目がゴチャゴチャしなくなり、すっきりと整ったように感じますよね。しかし、・ラベリングをしないと中身が分からない・ラベリングをしていても、ケースを引き出すか、蓋を開けないと在庫数を把握できない・ものの種類と在庫数まで把握できていなので、買い忘れや重複買いをしやすくなるといったことも。「ケースの中身が一目で確認できない」ことで、余計なお金やアクションを増やしてしまうのです。片付けのプロである筆者自身も、在庫を把握しておらずつい持っていることを忘れてしまうことがよくありました。そのため、高さがある真っ白なケースは持っていませんし、蓋のある収納ボックスには3軍のものだけを入れています。1軍、2軍のものを入れるには、半透明やカゴなど中身が見えやすいものや高さが低めのものを選ぶと、在庫管理がぐんとラクになりますよ。NG収納3.先に「隙間収納グッズ」を取り入れるものがうまく収まらない場合、コの字ラックや吊り下げ収納など、隙間を有効利用できる収納を取り入れるのは要注意です。とりあえず収納スペースを増やしてから溢れているものを収めよう!という案は、「ただものを移動しただけ」になってしまいます。収納するときは、まず不要なものを手放してから、本当に必要なものを使いやすい場所にしまうことが大切です。・使い勝手が悪く長年手に取っていないものは処分する・傷んでいたり壊れかけているものを買い替えのために捨てるなど、改めてものの状態を見直すと、手放すタイミングのものが意外と多いことに気が付くはず。そうすれば、収納スペースを増やす必要はありません。最初から収納グッズを増やすよりも、まず今必要なものを選び取る。それから、最も使いやすい高さ・位置にぴったりの収納アイテムを検討したほうが、暮らしやすさがぐっとアップしますよ。まとめ良かれと思って最初に収納術を取り入れたり、アイテムを購入する前に、・使用頻度を優先・見やすさ重視・収めるもの、場所が決まってから収納グッズを購入この3点を意識して、自分のライフスタイルとものの持ち方を見直してみましょう。片付けは試行錯誤の連続です。何度も見直していくうちに、自分軸での判断基準が分かるようになり、自然とすっきりした状態をキープできるようになっていきますよ。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年08月25日気温や湿度が高く、不快に感じる日が続きますね。猛暑日が続くと、家事や片付けも面倒に思うことも多いかもしれません。しかし、夏の間に少しずつ不要なものを整理しておくと、湿気やカビ対策になったり、無駄な買い物を減らすメリットもあります。整理収納アドバイザーである筆者がおすすめする、「夏のうちに捨てておきたいモノ」を解説します。夏に不要なものを整理するメリット(1)動線がスムーズになり、掃除がしやすくなるクローゼットや玄関など、狭いスペースを扉で閉めきっている場所は湿気が溜まりやすく、匂いが気になったり、空気が淀みがち。洋服や靴が隙間なく詰め込まれていると、風通しが悪くなり、カビが発生しやすくなります。不要なものを処分して余裕のある空間ができると、・ものが取り出しやすく、アイテムが選びやすくなる・お気に入りに囲まれて、コーディネートが楽しくなる・掃除がしやすくなり、ほこりも溜まりにくくなる・風通しが良くなり、カビの予防につながる出し入れもスムーズになり、掃除機や拭き掃除のハードルも下がるので、家事の時短にもつながります!(2)収納ケース自体が不要になり、収納棚に余白ができるものを整理整頓すると、元々収めていた収納ケース内がスカスカになるほどスペースが空いたり、収納グッズやケース自体が不要になることがよくあります。収納とは、・どれだけたくさんものが収められるか・隙間スペースを最大限活用できるか・ごちゃごちゃしたものをすっきり隠しておけるかではなく、見やすさ、取り出しやすさを最優先するために、詰め込みすぎないことが一番大切です。収納棚に余白ができると、身の回りのものをこまめに整える習慣がつくようになりますよ。空いた収納ケースは、他で使う場所がすぐ思い浮かばないのであれば、思い切って処分してしまうのがおすすめです。また使うかもと処分しないでいると、「収納できる場所はあるから」と思い、またため込んでしまう可能性があるからです。(3)持っているものが把握でき、ムダな買い物が減らせるものの要不要を見極め続けていくと、年齢や好み、ライフスタイルに合ったもの選びの基準も徐々に明確になってきます。筆者も、「機能重視・デザイン重視」など自分の価値観を知ることで、使用頻度やメンテナンスのしやすさなど、購入後の使い勝手も冷静に判断できるようになりました。その結果、満足度の高い買い物ができる確率がぐんと高まるでしょう。夏の間に捨てると良いもの夏のうちに不要なものをしっかり処分しておくことで、秋冬の買い物がしやすくなることも期待できます。そこで、今のうちに手を付けておきたい場所をご紹介します。古い、汚れている洋服衣替えはもう少し先ですが、持っている夏服のうちすでに劣化を感じているものは、今のうちに少しずつ選別しておくことがおすすめです。・洗濯のしすぎや日焼けにより、色褪せまたは変色している・汗染みや黄ばみなど、どうしても消えないシミがある・首元やよく擦れる部分など、生地が薄くなったり、ヨレヨレになっている普段繰り返し着ていると気が付きにくいですが、洗濯回数が多い夏場は生地の劣化が思ったより早い場合もあります。生地の傷みや変色があり清潔感がない洋服は、思い切って早めに処分を検討してみましょう。今のうちにクローゼットの整理ができていると、秋冬物のアイテムを購入する際も収納計画を立てやすくなりますし、コーディネートを考えやすくなるのでメリットは大きいですよ。虫が湧きそうな本、段ボールしばらく本棚に置きっぱなしの本を久しぶりに取り出すと、本の隙間から小さい虫が出てきてビックリしたことはありませんか?見た目は「ダニかも?」と思うこともありますが、これはチャタテムシと呼ばれる虫です。別名「本シラミ」とも呼ばれ、薄暗く湿気が多い場所を好み、本棚の古本や段ボールなどに生息していることが多くあります。主に、カビを食べて生息しているため、人を刺したり吸血したり直接危害を加えるわけではありませんが、繁殖しすぎるとアレルギーの原因となることもあるため気を付けましょう(※1)。古い本を入れっぱなしの本棚は、湿気が溜まりやすく、ホコリもたくさん溜まっていることも多いでしょう。チャタテムシは夏から初秋にかけて繁殖しやすいため、夏のうちに本棚を整理して風通しを良くしておきましょう。湿気が溜まりやすい段ボールも同様です。長期間放置せず、すぐに処分してくださいね。古本は今のうちにまとめて買取に出し本棚をすっきりしておくと、読書の秋を迎える前に余裕のあるスペースができます。夏だからできる整理収納を暑すぎる夏には、なるべく家事を減らしたいですよね。そんな時は、消耗しやすい衣類や、虫が湧きやすい場所など、ピンポイントで2か所だけに絞り、ちょっと頑張って不要なものを処分してみませんか?目に見えて余白ができると、お部屋もすっきりして風通しも良くなります。今回ご紹介した方法を参考に、無理のないように少しずつ取り組んでみてください。【参考】※1 アース製薬.よくダニと間違えられる?新築にも発生するチャタテムシってどんな虫?筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年08月18日親が高齢になってくると、多くの人が直面する『実家の片付け問題』。片付けようとしても、「物が多すぎてどこから手を付けていいかが分からない」「親と揉めてしまう」などスムーズに整理が進まないケースは多いです。しかし、物が多いと家の中で転倒などの事故が起きる危険もありますし、必要なものがどこにあるかを把握しておくためにも、親が元気なうちに片付けと真剣に向き合うことが大切でしょう。不動産業者も驚愕実家の片付け代金が?「実家の片付けは普段からしておこう…」そんなコメントとともに、ある請求書の写真を投稿したのは、不動産業を営む、あモン(@ashita_keiyaku)さんです。客が80代の親と同居することになり、実家の整理を頼まれた、あモンさん。周辺地域で良心的な価格の不用品処理の会社に依頼をし、ひと通り家の片付けをしてもらいました。その後、会社宛てに届いた請求書を見て、思わずため息を付いてしまったとか。こちらの1枚をご覧ください。「合計金額198万円」めちゃめちゃ高い…!今回、片付けた家が、母屋と離れの2棟あったことや、大きめのトラックや重機が入れない場所にあり、何度も往復をする必要があったことにより、この金額になったといいます。多くの人が、実家の片付けに本腰を入れるのは、親がひとりで生活できなくなったり、親が亡くなったりしたタイミングでしょう。しかし、その時になって一気に物を整理しようとすると、大変な作業になります。業者に依頼すると、その額は想像以上に高額になるケースも多いのです。投稿には「ゾッとしました。肝に銘じます」「両実家ともに物が多いから、今から胃が痛い」「親の不用品を捨てることに、自分の老後費用を費やすなんて…」などの声が寄せられていました。遠方に住んでいたり、親との関係がよくなかったり、人にはさまざまな事情があるため、『実家の片付け』は一筋縄ではいかない問題です。だからこそ、先々のことを見据えて、家族と話し合ったり、実家の様子を見に行ったり、早めにできることからコツコツと整理を始める必要があるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月07日オシャレなインテリアを揃えても、ものがいっぱいすぎて「なぜか居心地が悪い」と思うことはありませんか?片付けや掃除など苦手な家事を後回しにしてしまうと、散乱した環境に慣れてしまうかもしれません。整理収納アドバイザーである筆者が、今すぐ心地のよい部屋にするための3つのポイントを紹介いたします。1.居心地の悪い部屋の特徴とは?玄関に大量の靴が出ている玄関に靴が出しっぱなしになっていると、出かける際に靴をスムーズに選べず、余計な時間がかかってしまいがち。帰宅時に散らかった靴を目にすると、玄関の暗さやニオイも気になり、気分も下がってしまいまうでしょう。テーブルの上が散らかっている持ち帰ったチラシ、読みかけの本、食べカスやお菓子の袋など。テーブルの上の不要なものが目に入ってくると、ゆっくり落ち着いて食事もひと休みもできません。目の前に見えているものすらすぐに片づけられないのは、心の余裕がなく、かなり疲れがたまっているサインかもしれません。床が見える面積が少ない洗濯物が山になっていたり、バッグや脱いだ服が散らばっていたり。床にものが散らかっていて、掃除もこまめにできない状況が続くと、部屋の空気も淀みがちになってしまいます。掃除を後回しにするほど、汚れもストレスも溜まってしまい自分の家なのにリラックスして過ごせません。2.居心地の悪い部屋が続いてしまうと…なんでも面倒になるすぐやれば5分以内で終わる小さなタスクさえ、後回しになってしまいがちに。何をするにも腰が重くなり、ますます面倒になってしまうことも。居心地の悪い部屋が当たり前になる片付いていない風景が当たり前になると、その状態が「いつも通り」になり、きれいな状態をキープできなくなります。床や椅子の上にものが散らかって動きにくいと、余計に部屋が狭く感じたり、気持ちにゆとりがなくなってしまいがちです。今すぐ居心地のよい部屋にするための3つのポイント(1)溜まる前に片付ける「片づける」とは、ものをきれいにしまうことではなく、次に使いやすく収めておくことが大切です。使ったものをいつまでも放置していると、探し物が多くなったり、やりたいことがスムーズにできなくなってしまいます。玄関に出しておく靴は各自一つだけ、テーブルの上には基本的に何も置かない状態にすると、見た目もスッキリして部屋の空気が明るくなりますよ。(2)汚れる前に掃除する忙しくて時間がないと、ついつい掃除を後回しにしがち。5分程度でできる簡単な掃除も、後回しにすればするほど面倒に感じてしまいます。汚れが落ちにくくなってしまう前に、ゴミを集める、汚れを拭き取るなど、片手ですぐできる掃除の仕組みを取り入れてみましょう。ミニほうきやウェットティッシュを近くに置いたり、掃除道具選びや置き場所を工夫すると「ついで掃除」が身につきやすくオススメです!(3)やる気を待たずにまずは動く掃除も片付けも、「時間ができたらやろう」「やる気がでてきたら頑張る」と思っても結局なかなか実行できない…という経験がある方も多いかもしれません。時間もやる気も、待っているだけではいつまでも行動できません。まずはクッションの位置を整える、本を本棚に戻すなど、小さな行動を5分だけ頑張ろうと動きはじめることで、「スッキリした!」という感情が動き、「やってよかった、もっとやろう!」という行動につながります。さいごに居心地のよい部屋づくりは、広い部屋に住むことやオシャレなインテリアを選ぶことだけではありません。・清潔感があり、掃除が行き届いていること・ほどよいゆとりがあり、次の行動がスムーズにできること片づけのプロである筆者は、この2つをとても大切にしています。もし部屋に居心地の悪さを感じるのであれば、玄関周り、テーブルの上、床の上にものが溜まりすぎていないか今すぐチェックしてみましょう。目に見えるところから少しずつ行動することで、スッキリ気持ちよくなり、片づけや掃除をコツコツと継続しやすくなりますよ。©Micolas/shutterstock筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年07月23日すっきりさせたいのに、いつの間にかモノだらけになってしまいがちな家の中。きれいな部屋を取り戻すには、自分の行動パターンや癖を見直すことが重要です。Instagramで生活のライフハックを紹介しているyuri(yurimochi.home)さんの投稿から、モノを増やしてしまう原因と対策法について紹介します。モノが増える5大原因と対策法yuriさんはものが増える原因を5つ挙げて、それぞれの対策法を紹介しています。【原因1】モノの量が把握できていないトイレットペーパーや洗剤など、安売りしているとつい買っておきたくなりますが、家に帰ってみたら何個もストックしていた…なんて人もいるのではないでしょうか。消耗品であっても収納する場所は限られているので、買いすぎるとあふれてしまいます。買い物に出かける前に、家にどれくらいストックしてあるか確認しましょう。【原因2】もったいなくて使っていないから使うのがもったいなくてずっと使っていないモノってありませんか。特に高価なものや貰い物などは、使うのを渋ってしまうという人も多いはず。しかし、使わないでずっと取っておくと荷物になり、部屋が散らかる原因となってしまいます。【原因3】ストレス発散のために買い物をしているから「買い物がストレス発散の手段」という人も多いでしょう。「頑張った自分へのご褒美として欲しかったものを買う」というのは、よいストレス発散法です。しかし、ストレスを発散するためだけに買い物すると、必要のないモノがどんどん増えてしまいます。買い物は程々にして、別のストレス発散方法を考えてみてください。【原因4】アウトよりもインが多いから家に入ってくる「イン」ばかりが多く、家から出ていく「アウト」が少ないと、インしたモノを収納する場所がなくモノが増える一方です。インとアウトのバランスが取れるよう、必要ないものは処分することを常に心がけましょう。【原因5】モノの「定位置」が決まっていないからモノを収納する定位置が決まっていないのも、モノが増える原因になります。「とりあえずここにしまっておこう」を繰り返すと、どこに何があるか把握できなくなり、また新しいモノを買う…という悪循環に陥ってしまいます。1つ1つモノの定位置を決めて管理することが大切です。モノが増える原因を紹介しました。思い当たる節がある人は早めに改善して、おうちをスッキリさせましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年07月15日何かあるとすぐ口ゲンカ、すぐカッとなって相手の気持ちを考えられない子どもたち。話合いできるようにするのも指導者の力量?また、ゴール設置やグラウンド整備などの準備や片づけをしない子たちに声をかけても改善ナシ。どんなアプローチをしたらいい?とのご相談をいただきました。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、自信の指導チームのエピソードを交え、アドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<遊びやケンカで時間が過ぎてしまう低学年の練習のさせ方を教えて<お父さんコーチからの質問>池上さん初めまして。少年団(U-6以下~U-10)で指導をしている者です。早速なのですが相談です。チーム内での口ゲンカがたえません。ケンカ自体がダメということではないのですが、何かあるとすぐ言い合いになるのはどうしたものか、もっと相手の気持ちを考えたりカッとならずに話し合いができないものかと思っています。それも含めて指導力の問題かもしれませんが......。また、ゴールなどの準備や、片付けをやる子とやらない子の差があります。グラウンドの整備もです。こちらから全員でやるように毎回声かけをしていますが、自ら動こうとする子たちが増えてはいません。自分たちで準備、片付けをするようになってほしいのですが、どのようにアプローチすればいいでしょうか。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。遊びやけんかで時間が過ぎてしまうのは、よくあることです。ただ、「そういう時間が必要でもある」ということは覚えておいて欲しいと思います。■常に誰かより得点した、上手い、下手と比べられる毎日。ケンカが起きるのは必然まず、子どもの口げんかについて。先日、私のスクールでコーチとも「子どもはどうもひとりでいろんなことやりたがるね」という話になりました。フリーの仲間になかなかパスしなかったりする光景は日常的に見られます。そこに注目すると、日本の教育が往々にして、大人からの評価をベースに成り立っていることに気づきます。子どもたちからすると常に「誰かと比べられる」毎日なのです。誰よりたくさんゴールを決めたとか、誰より少ないとか。誰かより上手いとか、下手だとか。そういった「相対評価」が目立ちます。その対岸には、試合や練習で「こないだよりも今日はこれだけできてたね」みたいな「絶対評価」はなかなかされません。ひとりの子どもがどう伸びたか、どれだけ成長したかには注目しない。サッカーだけでなく、学校教育もその傾向があります。そうなると、子どもも「アイツより上に行きたい」とか「目立ちたい」といったマインドになります。よって、ご相談にあるような口げんかが起きるのは、必然的だと私は思います。例えば、誰かがドリブルしだすと、本来味方のはずの選手がそのボールを取りに行ったりします。守っている対手側も当然奪いに来るので、もうカオス状態。ごちゃごちゃになります。ドリブルのコースに入ってきて、味方の子が「パスしろよ」と言ったりします。その、パスしろよと言った子がボール持つと、今度はその子もパスしません。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■ひとりの技術を追いかけるトレーニングが多すぎないか、見直しを子どもたちには「サッカーはチームでやるものだよ」「みんなで協力して攻めて、守るチームスポーツだよ」ということを何度も繰り返し言って聞かせながら、トレーニングの見直しをやってみましょう。ひとりの技術を追いかけるトレーニングが多すぎないか。例えば、コーンドリブルやボールコントロールなど、ひとりでやるメニュー。そのようなクローズドスキルも必要ですが、他者とかかわるメニューを増やしましょう。仲間と協力しないとうまくいかないような、そういうものを多く取り入れていけば子どもは変わっていくと思います。例えば私のクラブで、3人一組で、パスしながらシュートまでいく練習をやるとします。毎回シュートを打つ人は替えるよう呼びかけます。何回かやって、3人ともシュートを打ったら次の違う3人組を作ります。グループを替えながら、誰とやってもできるようにする。そんな意識を、指導者に持ってもらえたらと思います。■子どもたち自身に「交代して」と声を出させる次に片付けの問題。グラウンド整備でトンボをかけてるとき、私は「交代してほしい人、声をかけてください」と言います。トンボの数は限られていますから、かけてる側に自分で「交代して」って声をかけてごらん。そういう言い方をします。指導者は、トンボをかけていない子に「交代してやれよ」と言ってしまいがちですが、そういう言い方はしません。そんなことをやっているので、低学年たちが1周すると「誰か交代して!」と大きな声で叫んでいます。それを聞いて、他の学年がやってくるわけです。そうやって子ども同士が言い合ったり、感じ合うことが大切です。最初から指導者が「こういうルールでやります」と決めてしまうのではなく、自然にコミュニケーションできる環境作りを考えてください。■最初にコーチが動機付けをしてあげて、子どもたちにアイデアを出させるのも良いとはいえ、最初に外発的な動機付けを用意するのもありです。例えば「今日から5回だけこんなルールでやるよ」と言って、順番に交替で5回やってみる。そこで、子どもたちに「このやり方、どう?」と尋ねてみる。今まで5回、みんなでやると早く終わったね?みんな、いいと思いませんか?そんなふうにコーチの話を聞いて「そうだ。みんなでやって早く終わろうぜ」っていうふうになっていくのが内発的動機付けです。この時点で、最初の5回のやり方を子どもたちに納得してもらうこと。そこが重要です。「やっぱりみんな順番に交代でやると早く終わる」そんな意見が出てくるはずです。もしくは「こんなやり方もある」と違うアイデアが出てくる。じゃあ次はどんなやり方でしますか?と子どもたちに決めてもらうのです。■片付けも遊びの一部みんなで協力したらいいことが起きる、と実感させれば良い(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)具体的な説明をすると、ひとりの子がずっとトンボをかけたのと、みんなで交替でやったのではスピードが変わるわけです。ひとりでトンボをかけていると、疲れちゃってスピードが落ちますから。元気な子に代わって、その子はちゃんとやる。すると、早く終わります。トンボをやってない子たちは、自分でボールを蹴って遊んでたりしています。そこを叱るのではなく「みんなで協力したらいいことが起きる」に持っていくのです。実際に私のチームの低学年の子たちは、試合が終わって「はい、片付けするよ」って言ったら、ほとんどの子が走ってトンボを取りに行くようになりました。片付けも遊びの中に入っている。そういう感じになればいいと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年06月30日