公務員が1位!子どもに就いてほしい職業と親の就活支援とは?
超売り手市場と呼ばれている2019年卒の就職活動。
1人の学生が複数の内定を得ているために内定辞退も珍しくはなく、採用予定人数が充足しないという企業も珍しくはありません。
そんな背景から、内定を出した企業側から学生へ”就職活動を終了せよ”と迫る「就活終われハラスメント(オワハラ)」や、企業から保護者への子どもの入社承諾可否を確認する「オヤカク」など新卒採用にまつわる新たなワードが話題を呼びました。
さて、子どもが就職活動をするとなると放任ではいられないのが親心。
就活生の親たちは子どもにどんなサポートをし、そしてどんな企業に入社してほしいと思っているのでしょうか?
今回は、「就職活動に関する保護者の意識」についてのお話です。
■ 子どもに働いてほしい企業の第1位は”公務員”
「株式会社マイナビ」が発表した今年就職活動を終えた、もしくは就職活動中、および2018年3月に卒業した就職活動経験のある子どもを持つ保護者を対象とした「2018年度マイナビ就職活動に対する保護者の意識調査」を見ていきましょう。
保護者が子どもに働いてほしい企業のトップはなんと、“公務員”、2位のトヨタ自動車を引き離して圧倒的な人気です。
保護者の、「公務員は一生安泰よ!」という声が聞こえてきそうですね。
Caito / PIXTA(ピクスタ)
一方で就活生の人気企業ランキングを見てみると大手メーカー、航空、保険、旅行会社など各業界のトップクラスの企業が名を連ねています。
誰もが知っている憧れの企業ばかりですが、保護者がプッシュする公務員はまさかのランク外。
子どもに入社してほしい企業の特徴も、半数近くの保護者たちが“経営が安定している”を挙げており、”やりがいのある仕事”、”自分が今まで努力してきたことを活かす”ことを優先して就職活動する学生たちとは、人気企業や求める企業の特徴も違いがあって当然のようです。
saki / PIXTA(ピクスタ)
■ 母親の方が父親よりも「終身雇用」を求めている!
次に、”働き方”についての保護者の意見を見ていきましょう。
「新卒で入社した会社で正社員として長く勤めてほしい」が39.1%でトップ。
個別に見てみると、父親は「子どもが決めたのならどんな働き方でもよい」が40.9%と最も多い結果となっていました。