不適切動画、詐欺アプリ…。子どものスマホリテラシー教育、どうしてる?
ではなく「なくてはならないもの」であることがわかります。
さらに「友人とスマホで動画を見ながら会話をすることがある」と答えた学生は実に半数以上となる53%にのぼっています。
また、「友人とスマホで動画を撮影・投稿して楽しむことがある」人も約4割(39%)という結果でした。
一方で、一日中動画を見たりネットを使ったりすれば気になるのが、スマホの料金。
高校生は特に、親が契約しているとは言え、使いすぎによって取り上げられたり禁止されたりすることもあるでしょう。
それは学生たち自身も理解しているようで、「学校の友人とコミュニケーションを十分に楽しもうとすると、スマホの料金が高くなりやすい」と答えた学生は約4人に1人(24%)でした。
また、現在のプランではスマホのデータ通信料が足りないと考えている高校生や大学生も少なくありません。
kou / PIXTA(ピクスタ)
また、「スマホの料金プランは、学校の友人とのコミュニケーションに影響すると思う」と答えた学生も3割(30%)となっています。
スマホを通じたコミュニケーションを楽しもうとするほど、料金が気になるというジレンマをかかえる学生は少なくないようです。
■ 無料Wi-Fi、詐欺アプリ…万全ではない子どもたちのリスク管理
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
今や当たり前になりつつある、交通機関やカフェなどで利用できるフリーWi-Fi(無料Wi-Fi)。
スムーズに動画を視聴でき、またデータ通信料を節約することができるので、お金がない学生たちの強い味方です。
今回の調査でも、「無料Wi-Fiの利用経験」がある学生の割合は、90%にものぼりました。また、利用頻度も「週に1回以上」と答えた人が63%に。
「週に4回以上」と答えた割合も、全体の約4人に1人(24%)にのぼっており、常日頃から無料Wi-Fiを利用している学生が多いことがわかります。
しかし意外と知られていないのが、こうした無料Wi-Fiのセキュリティ面。
個人情報やクレジットカード情報の漏洩、ウイルス感染などにつながる可能性があるので、万全な対策を取りたいところ。
den-sen / PIXTA(ピクスタ)
今回、このような「無料Wi-Fiのセキュリティリスクを知っていたか」を学生たちに聞いたところ、24%と4人に1人が「知らなかった」