年長さんにできるお手伝いは、意外とたくさんあるって本当?
「家事のほとんどは6歳児ならできます」
最近読んだ本にあった記述にハッとしました。
「もし今、6歳以上のわが子ができなかったとしたら、お母さんがわが子の成長の機会を取り上げていることになりますよ」(現代書林山岸顕司著『慶応幼稚舎・早実初等部・筑波小学校に合格する子育て』より)
え!子どもの成長の機会を取り上げているのは、母親である私なの?
お手伝いって聞こえはいいですけど、親にとっては「邪魔」でしかない時もあります。でも、手間も時間もかかるのが子育てですからね。
新年度を機に、お手伝いの見直しをしてみました。
■ 6歳にできるお手伝いは、意外とたくさんある
「マットを並べて、箸置きとお箸を置く」が、我が家の子どもの毎日のお手伝い。
あれ!たったのひとつしかさせてなかった!
子どもの成長を妨げていたのはやっぱり私だったと思うと、申し訳ない気分になってきました。
ふじよ / PIXTA(ピクスタ)
お手伝いのカテゴリ別に見ていきましょう。
まずは料理について。
毎日一緒に料理をするというのは難しいですけど、好奇心を呼び水にどんどん興味は持ってもらいましょう。
そこで私から子どもに提案をしてみました。「年長さんの1年間で、ひとりでお弁当を作れるようになろう!」
俄然、子どものやる気スイッチが入りました。
おにぎり→米とぎ・炊飯器に入れてスイッチを押す・ラップに包んで握る
卵焼き→卵を割る・調味料を入れて混ぜる・焼く
ほうれん草ポン酢和え→冷凍ほうれん草を茹でる・水にさらして絞る・ポン酢で味をつける
ウインナー→鍋に水を入れて茹でる
ミニトマト→水で洗ってヘタをとる
幼稚園児でも、自分のお弁当を自分で作ることはできます。
時間はかかるけれど、上記のひとつひとつは5歳のわが子がすべてできます。
ただ自前でお弁当を作ったことはまだありません。
料理に卵を使う時は子どもに声をかけて割ってもらうとか、習い事がない日にお米を研いで炊飯器で炊くとか、今までちょこちょこやってもらっていたお手伝いを日常化させて、最終目標のお弁当作りに繋げられたらと思ってます。ピーラーで皮むきをしたり、ご飯をよそうのは料理をしている私の横で毎日できそうですし、野菜を洗いながら水に浮く野菜と沈む野菜を観察してみたり、横に切ったり縦に切ったりして切り口がどんな風になっているのかを比べてみたり、良い学びの場にもなりそうです。