子育て情報『幼少期から「言語が使われる状況と一緒に」包括的な外国語学習が大切オックスフォード大学Hamilton氏へのインタビュー記事公開』

2021年9月8日 12:00

幼少期から「言語が使われる状況と一緒に」包括的な外国語学習が大切オックスフォード大学Hamilton氏へのインタビュー記事公開

「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」(※以下、IBS)ではグローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。
日本では、日本語以外の言語を知らなくても社会の一員として生活することができる一方で、このような環境で第二言語を学習するとなると多くの障壁があります。
そこでIBSでは、現在イギリスのオックスフォード大学にて、歌を使って外国語を学習することの効果を研究しているCate Hamilton(ケイト・ハミルトン)氏にインタビューを行い、記事として公開しました。

<インタビューサマリー>
●Hamilton氏はマルチリンガル体験を提供する「Babel Babies」で成功を収めた後、オックスフォード大学で歌と言語学習の関わりを証明する研究を行っている。
●外国語を学ぶモチベーションを向上させるには「家庭でも学校でも、外国語への好奇心を高めること」「言語が使われる状況と一緒に、包括的に教えること」が大切だということ。
●日本の環境下では常に日本語が強化されている状態なので、早くから外国語に触れさせることが子どもの言語発達にとって悪い影響にならないかと心配する必要はない。
●早くから第二言語を学ぶことで、メタ言語意識が発達し、第一言語の発達にとってもメリットがあり、思春期を迎える前に外国語に触れることは言語学習に対する積極的な姿勢を育てることにもなる。

■ 息子が生まれたときがすべての出発点
Hamilton氏は自身が立ち上げた「Babel Babies(バベル・ベイビーズ)」というビジネスですでに成功を収めた人物でもあります。
もとはオックスフォード大学で英語とフランス語を学び、その後、教職課程を経て、中学校の教師として英語とフランス語を教えており、その時点では第二言語習得については何も学んでいなかったHamilton氏。そんな彼女が第二言語習得やマルチリンガリズム(多言語使用)の分野の研究を始めたきっかけは第一子を授かったことだという。

幼少期から「言語が使われる状況と一緒に」包括的な外国語学習が大切オックスフォード大学Hamilton氏へのインタビュー記事公開


Cate Hamilton氏

「息子とは英語とフランス語の両方でコミュニケーションをとりたいと思いました。でも、私は外国語の教師でありながら、バイリンガリズム(二言語使用)について何も知りませんでした。二つの言語を使って息子に話しかけるのは私だけになるので、息子が混乱するのではないかと思いました。

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