子育て情報『外国人が日本で初めての災害体験・避難生活日本の課題が浮き彫りに』

2022年5月31日 10:00

外国人が日本で初めての災害体験・避難生活日本の課題が浮き彫りに

尾西食品株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 古澤紳一 ※以下、尾西食品)は、防災食・備蓄のリーディングカンパニーとして、”アルファ米”をはじめとする非常食を製造・販売。「誰にとっても安心安全な食」の提供を通じ、日常の防災意識を高める活動をすすめています。2021 年3月より、公式サイトにて防災コラムの発信をしております。

災害時の避難生活は、特に外国人の方の場合、言語の壁に加え、宗教上の理由などにより食べ物などの環境も異なり、大変厳しい状況を強いられることが容易に想像され、私たち日本人としてもその状況を知り、さまざまな背景を持つ方々と共に生活を送るためにいろいろな点に配慮する必要があります。

今回は、外国人の立場からの災害避難時の実態を知るために、2019年の九州豪雨災害にて避難所での生活を経験されたマレーシア人のヌルルフダ・ビンディ・シャフィフィ氏にお話を伺い、公式サイトにて取材記事全文を公開しました。

外国人が日本で初めての災害体験・避難生活日本の課題が浮き彫りに

ヌルルフダ・ビンティ・シャフィフィ氏(プロフィール)
マレーシア出身。母国で大学在学中、岡山理科大学電気電子システム学科編入の
ため来日。その後日系企業等で勤務後、2017年~2021年まで鹿児島県日置市
国際交流員として入庁。
2020年、鹿児島市観光アンバサダーに任命。
現在はゼネコン企業の国際業務に携わっている。

マレーシアのマラッカ出身のヌルルフダ氏は小学生の時、文化交流で漫画に触れたことがきっかけで、日本に興味を持ち、日本語を勉強するようになりました。岡山の大学に編入のため来日、その後一度帰国し母国の大学を卒業後、日本の国際交流員として採用され、鹿児島県日置市役所にて勤務していた時に、九州豪雨災害を経験。ヌルルフダ氏はイスラム教徒なので、イスラム教の教えで食べてよいとされている食べ物であるハラール食品が日々の食事には欠かせず、また1日5回の礼拝の義務があります。当時の被災状況や避難所での生活などについて、ヌルルフダ氏にお話を伺いました。

――2019年の九州豪雨災害で避難所に避難されたと伺いましたが、当時の状況についてお聞かせください。

ヌルルフダ氏(以下 フダ) 九州は台風の通り道に当たるので毎年のように豪雨災害があります。
2019年7月3日夜、住んでいた日置市内の近くの川の氾濫の危険が高まったとして緊急避難指示が市から出され、アラートメッセージ(Emergency Alerts)

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