子育て情報『静岡県のスエヒロ工業 初めて男性育休の取得へ従業員25人の会社が今できること』

2022年9月1日 12:00

静岡県のスエヒロ工業 初めて男性育休の取得へ従業員25人の会社が今できること

の必要性を女性目線から話をしたり、部下が育休を取るためにできることを洗い出したりしました。

静岡県のスエヒロ工業 初めて男性育休の取得へ従業員25人の会社が今できること

株式会社ワーク・ライフバランスが推進する「男性育休100%宣言」に賛同しました。

【中小企業の男性育休制度。見えてきた3つの課題】
当社は、「施工管理」という建設現場の責任者にあたる職種です。一人の社員が多いときで15件の現場を担当しています。基本的に一つの現場に対して一人担当します。これまで、病気やケガの時には、業務を分散させてきました。主導となって男性育休プロジェクトを推進する女性社員は、「自分の夫が産後育休を取得してくれたらよかった」という気持ちから、当初は1か月取得が可能か検討し、課題が多いことに気づきました。
当社が男性育休を整備するにあたって見えた課題は以下の3点です。

課題1:従業員が少ない。対象社員と同じ職種は4人。
業務をフォローする人員への負担。
課題2:対象社員が「現場責任者」。替えがききにくい職種。
一人で複数社の取引先を担当。現場に対して担当者1人制。

お客様からの本人への連絡体制を変更。
課題3:対象社員が東京支店で関東圏内の物件を担当。支店・本社での連携が必要。

こうした課題もあり、今回、社員からの申し出は、里帰り期間を終え自宅に戻ってきた1週間を育休取得期間にしたいとのことでした。本人にヒアリングを行い、一か月健診の日は同行を希望したため、その日は有給を取得。所定休の土日も含めて、合計10日間業務をせず、家族で過ごす時間を確保するために業務の整理を行いました。「もっと前から整えることができれば、もっと長い期間の取得を促せた」という点は会社側の整備の至らなさと痛感しています。ただ、取得期間を充実して過ごしてもらいたいと思い、虎の巻の進呈と先輩ママ社員からの面談などを実施しました。
また、3つの課題がある中でも、できるだけ本人に電話がかかってこない体制をつくるべく、業務の棚卸に力を入れました。
管理職の社員と社長を交えてのMTGを二回、そして本人が普段整理が出来ていない部分も踏まえて個人面談を四回ほどかけて、棚卸シートを完成。育休は「休みではなく、大切なパートナーとその子供のために育児を担う期間」という点を伝え、「妻子のケア専念中により電話のかかってこない状態をつくる」を目標にしました。これにより、産後ではなく、次の「夜泣き期間」「第二子妊娠期間」

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