今秋リリースが見込まれている次期iPhoneについて、持ち上がっては消えという噂が1つある。それが「4インチ版iPhone」だ。iPhone 6とiPhone 6 Plusがリリースされて以降、それまで3.5~4インチの比較的小型サイズだったiPhoneは一気に4.7~5.5インチと画面サイズが拡大し、4インチでの継続を希望するユーザーは旧モデルを利用するしかなかった。海外での報道によれば、Appleは次期モデルで当初4インチ版を計画していたものの、最終的に計画を断念したという。同件はBusiness Insiderが、Cowen and CompanyのアナリストTimothy Arcuri氏の情報として伝えている。それによれば、Arcuri氏が複数のサプライチェーン筋の情報を集めて分析したところ、AppleはiPhone 5cのiPhone 6版のような製品を計画していた節があるという。"iPhone 5cのiPhone 6版のような"という部分は2つの側面があり、1つは本体サイズが4インチであること、もう1つが実質的な廉価版にあたるという部分だ。この"iPhone 6c"的な製品の痕跡が存在していた兆候は今年1~3月ごろまではあったが、現在ではすでになく、計画そのものが立ち消えになったと同氏は考えているようだ。消えた理由の1つとしては、iPhone 6cを出しても価格の引き下げられたiPhone 6の売上を侵食するだけで、販売効果は薄いとAppleが判断したことだという。Business Insiderも指摘しているように、この話題は春先からすでに何度か出ており、計画破棄の噂も今回が二度目となる。Ubergizmoが関連する過去記事を網羅しているが、噂でしかない新製品が登場前に開発中止にされ、すぐに新しい噂が再び出現するなど、非常に奇妙な状況になっているが、それだけユーザーの中に4インチモデルを求める声が存在していることの現れといえるかもしれない。だが実際のところ、Appleはこうした4インチに対するニーズを新しくリリースされたばかりの第6世代iPod touchで満たそうとしているように見える。以前のレポートで指摘したように、Appleは新型iPod touchでカメラ機能やプロセッサを強化する一方で、Touch ID非搭載などコスト削減をしつつiPhoneとの差別化を図っている。この背景には「安価で小型なiPhone 5s」の影がちらついているが、おそらくはこうしたニーズを取り込みつつ、本筋である現行世代のiPhoneの売上を削りたくないという意図もみられる。iPhone新製品を開発してこの需要に応えるよりは、それに近い機能のiPod touchを投入してiPhoneのビジネスを守りたいのではというのが筆者の予想だ。
2015年07月29日STAYERホールディングスは、iPhone対応メモリ「iShowFast32GB」を7月下旬に発売する。データの高速転送ができ、USB 3.0コネクタにも対応する。価格はオープン。同製品は、iOSデバイスのLightningコネクタとMac/PC用のUSB3.0コネクタに対応した32GB容量のUSBフラッシュメモリ。iPhone、iPadやパソコンなどに接続でき、音楽、動画、写真、プレゼン資料などのデータが保存できる。専用アプリの「iShowFast」(無料)を使えば、データの閲覧や再生が可能。セキュリティにも配慮し、パスコードロックによりデータの保護も行える。転送スピードの速さが最大の特徴で、約500MBのデータ転送は、国内で流通している他社製品と比べ、USB側の読み出しで約10倍、書き込みで約4倍、Lightning側の読み出しで約2.6倍、書き込みで2.4倍程度の転送速度になったという。MFi(Made for iPhone)も取得している。
2015年07月27日●初代iPhoneを使っていたが……日本で広く普及しているスマートフォンはiPhoneとAndroidの2つに分類できる。iPhoneしか使わない人しかり、Androidしか使わない人しかり、それぞれを選んだ何がしかの理由はあるだろう。ここでは、普段、Androidスマートフォンを使い、iPhoneは使わないというライターの塩田紳二氏に理由を記してもらった。***筆者は、日常的には、iOSを搭載したiPhoneやiPadを利用していません。とはいえ、これまでiPhoneやiPadを購入したことがないわけではありません。iPhoneは米国で初代のものを購入したし、iPadも初代、3世代目(いわゆる「新しいiPad」)を購入しました。ただ、初代のiPhoneを除けば、どれも筆者を満足させるものではありませんでした。特に3世代目のiPadは、購入して1年もしないうちにコネクタが変更された4世代目が発売され、一気にやるきをなくしました。筆者がこれまでの人生で学んだことの1つは、「俺はアップルの製品を買うとろくなことがない」ということです(あくまでも「俺は」です、「誰でも」と勘違いしないでくださいね)。初代のiPadに関して他の媒体で「買って後悔した」という記事を書いたためか、熱烈なアップル製品のファンからは、筆者はあまりよく見られておらず、アップル社から声がかかったこともありません。他媒体のことなので、ここでリンクを掲載するのは遠慮さていただきますが、気になるなら「塩田紳二 iPad」でGoogle検索すると先頭に出てくるはずです。ですが、別に筆者は、ウィンドウズやマイクロソフト、アンドロイドやグーグルその他アップル社の競合のどの会社のファンというわけでもありません。アップル製品の熱烈なファンの方からは理解されないかもしれませんが、好きだからウィンドウズを使っているわけでもないし、好きだからアンドロイドを使っているわけでもないのです。これまでの経験から仕事などに利用できる機器を選択したり、ある時点で利用可能なものを探した結果、そうなったというだけの理由です。おそらく、世界中にいる多くのウィンドウズやアンドロイドのユーザーのほとんどが、「ファン」というわけではなく、なんらかの経緯でこれらを使うようになり、そのまま使い続けているというのが理由だと思います。なので、「熱烈なファン」であるアップルユーザーと「なんとなく使っている」ウィンドウズやアンドロイドのユーザーはお互いを永久に理解できないのではないかと思っています。●私がiPhoneを使わない理由○どんな製品にも尊敬すべきだが……さて、どんな製品も、技術者が苦労して設計し、製造現場の人達の努力で作られます。なので、アップル社の製品を含む、どんな製品にも一定の「尊敬」を持たねばならないと筆者は思っています。もちろん、世の中にある製品はどれも素晴らしいものだけではなく、中には「金返せ」といいたくなるものもあります。ライターという仕事をしているので、意にそぐわない記事を書かねばならないこともないわけではありませんが、少なくとも筆者は自分でテーマを選択できる場合、紹介するに値する製品の記事を書くようにしていて、そうでない製品については、基本的には扱わず「沈黙」することにしています。とはいえ、基本的には、評価する製品は、自費で購入しているため、なかには、「ホントに後悔した」と書きたくなることもあります(そうして書いてしまったのが前述のiPadの記事です)。もっとも最近では、個人的な発言としてツイッターなどのSNSで文句を言うこともできるので、「後悔した」記事を書く誘惑をなんとか押さえ込むことはできているんですが。○スタンスが合わない……なぜiPhoneを使わないのかというと、アップル社の製品作りに関するスタンスに自分とは相容れないものがあるからです。製品作りに関するスタンスとは、たとえば、コストを重視して、匡体をネジ留めせずに接着剤で止めちゃうような感覚や実用性よりも見た目を重視するような感覚です。筆者は、マッキントッシュ用のUSBキーボードを購入したことがあります。いまでも使われているアルミを匡体に使ったキーボードは、両面テープか接着剤で匡体が固定されており、中を開けるのも困難でした。また、その前世代の透明なアクリルを使ったワイヤレスキーボードや白い筐体のMac Mini(インテル版の最初の製品)は、ホコリを吸着してすぐに黒くなってしまい、その後の経年変化で白いプラスティックがいまでは黄色くなっています。見た目を重視するのはいいのですが、汚れやすいというのはいかがなものかと思います。多くのIT機器がグレーやベージュ、あるいは黒などの暗い色なのは、それなりの理由があるのです。また、標準を採用しながらも独自な拡張や自由の利かない仕様にしてしまうという感覚も筆者とは相容れないものでした。たとえば、「新しいiPad」用に購入したカメラコネクションキットは、メモリカードのFATファイルシステムにアクセスできるものの、DPOF準拠のファイル名を持つ画像ファイルでなければ、iPad側からアクセスすることもできませんでした。ウィンドウズでもアンドロイドでも、メモリカードを接続すれば、中に入っているすべてのファイルにアクセスできるのが普通で、それが「コンピュータ」というものです。なのにわざわざファイル名を制限するなど、愚の骨頂としか筆者には感じられませんでした。●スタンスについて○感覚が合う・合わないについてiPhoneの話なのにiPadやキーボードの話になってしまいましたが、これは筆者の体験のうち検証可能な確実なものだけを選んだからです。筆者が体験したり感じたことであっても、検証ができないことや完全に確認できないことは、さすがに記事に書くわけにはいかないからです。じゃ、お前が使っているアンドロイドやウィンドウズは、そうじゃないのかというと、幸いなことにウィンドウズやアンドロイドは、複数のメーカーが製品を作っているため、特定の会社のスタンスと相容れないところがあっても、ほかにいくらでも選択肢があるのです。また、そもそも、どちらも比較的緩いスタンスで仕様が決まっているため、ハードウェアにしても、ソフトウェアにしても自由度が高く、iOSのようにプログラミング言語のアプリはダメといったルールがほとんどないこと(公序良俗に反するものはもちろんダメですが)、比較的規格や仕様を遵守しているところが筆者に合っていると思っています。マイクロソフトといえば、かつては、独自拡張の王様みたいなものでしたが、ここ数年は、規格や仕様を遵守する方向に変わっています(知らない人もいるから念のため)。ハードウェアとしてのiPhoneそのものが嫌いではないのですが、アップル社のスタンスが相容れず、おそらくiPhoneを日常的に使うために購入することはないと思います。とはいえ、「仕事の関係では入手するかもしれません」と書いとかないと、なんかの記事を書いたときに「使わねぇ」って言っただろとお叱りをうけそうなので念のため。
2015年07月25日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「新しいiPod touchは、iPhoneの代わりに使えないの?」という質問に答えます。***第6世代となる「iPod touch」が発売されました。第5世代の発売は2012年9月、iPhone 5と同じタイミングですから、約3年ぶりのニューモデルということになります。CPUにはiPhone 6と同じ「Apple A8」を搭載、64ビット化を果たしました。クロック数はiPhone 6より若干低いそうですから、処理性能はiPhone 6に見劣りするものの、iPhone 5s以上の水準は期待していいでしょう。外見がよく似たiPhoneとiPod touchですが、根本的な部分で大きく異なります。それは「モバイル回線(携帯電話回線)の使用可否」で、iPod touchは対応しません。050から始まる電話番号を割り当てられるIP電話アプリを使えば、iPhoneに近い感覚で使用できますが、Wi-Fiアクセスポイントがある場所でなければ通信できないため、iPhoneのようにいつでもどこでも通話できるわけではありません。モバイル回線を使えない点とTouch ID(指紋認証機能)を搭載していないを除けば、第6世代のiPod touchは充実の機能を備えています。ディスプレイは4インチ/1136x640ピクセルとでiPhone 5/5sと同サイズ、重量も88gとiPhone 6(129g)と比べ軽量です。それでいてメインカメラの画素数は8メガピクセル、モーションコプロセッサの「M8」を搭載するなど、iPhone 5/5sを上回る部分もあります。価格もSIMフリー版iPhone 6の半額以下ですから、第6世代iPod touchは手ごろな端末といえるでしょう。他のスマートフォンのテザリング機能やWi-Fiルータを使えばインターネットに接続できますから、アプリの利用やメール送受信にも支障ありません。iPhoneに興味はあるがメインの携帯電話にするつもりはない、という人にはちょうどいい存在なのではないでしょうか。
2015年07月22日大型化したiPhone 6/6Plusはポケットに入れにくくなり、カバンの中が定位置になっている人も多いのでは。そのおかげで大事な電話に気付かなかったり、取り出すのに手間取って着信が切れてしまうことはありませんか? そんな時こそApple Watchの出番です。○電話を受けるiPhoneに電話がかかってくると、ペアリングされているApple Watchにも着信通知が届き、そのままApple Watchで通話することが可能です。通話中にスピーカーの音量を調整したり、一時的にマイクをオフにすることができます。○通話をiPhoneにバトンタッチApple Watchで受けた電話をそのままiPhoneに引き継ぐことができます。すぐにiPhoneを取り出せない時には、とりあえずApple Watchで着信を受け、後からiPhoneへバトンタッチ。長電話になりそうな時や音質を重視したい時も、これで大丈夫です。○電話をかけるApple Watchは電話を受けるだけでなく、かけることもできます。キーパッドは使えないので、かけられるのは連絡先に登録されている相手のみです。なお、ここに表示される「よく使う項目」は、iPhoneの設定内容が反映されます。iPhoneの「電話」アプリから編集が可能です。詳しい方法はこちらで。
2015年07月21日フォーカルポイントは、本革を素材に採用した耐衝撃iPhone 6/6 Plusケース「OtterBox Symmetry シリーズ Leather Edition for iPhone 6/6 Plus」を7月下旬より発売する。価格は、iPhone 6向けが税別8,980円、iPhone 6 Plus向けが税別9,980円。「OtterBox Symmetry シリーズ Leather Edition for iPhone 6/6 Plus」は、ケースの表面に本革素材を張り込んだiPhone 6/6 Plus向けケース。アウターケースには、衝撃に強いポリカーボネートを採用し、落下等の衝撃から端末を保護する。インナーケースには、シリコン素材を採用し、端末にかかる衝撃を軽減できるほか、音量調整ボタン、オン/オフボタンスイッチ部分は、立体的にデザインされており、ボタン操作がしやすくなっている。端末と接触するケース裏面には、本体への衝撃を全体で吸収するためのトラス構造を採用した。iPhone 6向けのサイズ/重量は、幅約74.9mm×高さ約145.3mm×厚さ約11.4mm/約50g。iPhone 6 Plus向けのサイズ/重量は、幅約86mm×高さ約165mm×厚さ約13mm/約62g。カラーバリエーションは、どちらもミッドナイトブラック、アンティークタン、ネイビー、マゼンタピンクの4色。パッケージにはケースと併用できる高強度の液晶保護ガラスフィルム「ALPHA GLASS」が付属する。
2015年07月19日現在、アップルがワールドワイドで展開しているiPhone 6の広告キャンペーン"iPhone 6で撮影"。Webサイトでは、iPhone 6のカメラで撮影された動画を紹介する「ワールドギャラリーのビデオ作品」が公開されている。マイナビニュースでは、その企画で紹介された映像作家・岩元康訓さんにお話を伺うことができた。ーー採用された作品についての背景を訊いてみた。海が見えるタイムラスプス映像が採用されているのだが、撮影はどこで行われたのだろう?岩元 パプアニューギニアのソロモン海が見えるトゥフィという地域の岬から撮りました。朝日の撮影は一人で行いました。この時はiPhoneだけで作品を作ろうとパプアニューギニアに来ていて、その撮影のクルーも僕と水中カメラマンの石川肇さんの二人だけです。ぜひその作品も見ていただきたく思います。陸上は私、水中は石川さんが中心での撮影になってます。ーー場所はもう撮り慣れたところなのだろうか。岩元 これまでパプアニューギニアの政府観光局から制作依頼を頂いてて、何度も現地で撮影を行ってます。かれこれ3年くらいになりますね。各地域を周って、自分で一番綺麗だと思ったところを選んでシューティングしています。ーー機材に関しては、iPhone以外、何か特別なデバイスを使っているのだろうか?iPhoneのCMで採用された作品に関しては、三脚のみです。外部のレンズも使っていません。ーー前述の通り、岩元さんはタイムラプスでの撮影を行っているが、朝日の撮影は、露出をロックする機能を使っても、時間の経過とともに光量がどんどん上がり、やがて画面が真っ白になってしまう。かといって、自動設定にしておくと今度はフリッカー(ちらつき)が出てしまう。この問題はどうやって解決したのだろう。岩元 オートでなく、明るさを固定するのはもちろんなのですが、ちょっとした工夫をしています。夜明け前に露出を固定するのはできないので、まず、暗い部屋の中に、昼と同じだけの光量の照明を用意します。この時はLEDを使いました。太陽と同じくらいの光量になるくらいまでの距離にiPhoneを近づけて、その状態でロックすると、朝日が登っても白トビしない映像を撮ることができるんです。ーーこの辺りは、iPhone 6とiOS 8の組み合わせに拠るところが大きいように思える。iOS 8ではAE(自動露出)/AF(オートフォーカス)ロックに、独立して露出をコントロールする機能が加わった。岩元 露出コントロール機能はすごく大きな意味がありますね。オートだけでなく、露出をコントロールできるのはとても大事で、露出をコントロールすることで表現の幅が広がりiPhoneのカメラの性能が発揮されるという面があると思います。ーー撮影にはどんなアプリを使ったのか聞いてみると。岩元 タイムラプスに関しては「Lapse It」というアプリと、iOS標準の「カメラ」アプリを併用しています。シャッタースピードを調整できるのか、ホワイトバランスが調整できるのかといったように、それぞれ操作できることが異なっているので、使い分けをしてますね。実際にテスト撮影してみて、こっちがいけるっていう判断を手探りでしています。撮影期間は一週間だったのですが、その間、毎日撮影して、ベストのテイクを選んでます。朝日と一緒に、夕日も撮ってますよ。今回は使用してないですが、他には「ProCam 2」というアプリをよく使ってます。これはマニュアルで触れる部分が多いので重宝しています。ただ、操作の簡便さという点でいうと、標準の「カメラ」アプリに勝るものはないと思ってます。一番簡単ってことは言うまでもないですけど、スローモーションの機能も優れています。少し前まで作品作りや番組制作ではスローモーション撮影用に専用のカメラを用意しなければならなかったんですが、そのカメラに合わせた水中用のハウジングも数が少なく、海に落ちてしまいそうな不安定な場所ではほとんど使えなかったんですね。それが、iPhoneではワンタッチで撮影できてハウジングもある。今撮りたいという瞬間は、それを逃すともう二度と訪れることはないんですよ、例えば、綺麗な鳥がいたとして、スローモーション専用カメラを回すとするじゃないですか、でもセッティングしてる間に飛び立って、もうそこにはいなかったりするわけです。iPhoneなら、今はスローモーションがいいとか、通常の撮影がいいという判断をして、一瞬で切り替えられます。ーー機動力もiPhoneの長所のひとつである。岩元 感覚で思ったことがそのままカメラに反映できるのは非常に大きいです。スローモーション用の機材もタイムラプス用の機材も、普段からすぐに撮れるよう、使い方には習熟している人でも、用意する、数秒、あるいは数十秒の間に、一番大事なものを逃してしまうということはよくあったので、ワンタッチで切り替えができるというのは衝撃でした。操作が簡単で機動力がある、その上、綺麗となれば、使わない理由がないですよね。海外の撮影では持込める機材の重量やクルーの人数に制限があったりします。現地で機材を調達するのも難しかったり、重い機材を運ぶためのクルーの人件費も莫大なものになったりしますが、iPhone一台で、これらの問題がクリアになるんですよ。他にも小さく機動力の強いカメラはありますが、僕は選ぶなら絶対にiPhoneです。なぜなら、iPhoneは操作画面が大きく、現在の状態も一目で分かります。なので、操作を間違うことがない。何より、アプリが豊富という強みがあります。カメラの機能が優れているというのは大前提として、例えば今回のようにタイムラプスで朝日を撮る場合、どの方角から太陽が昇るのかもアプリで調べておける。明後日の方向にカメラを向けてしまうという失敗がこれでなくなりますよね。雲の動きや天候も分かる。こんなにたくさんの機能がついているビデオカメラって、他にはないですから。ーー何時ごろからiPhoneで作品を撮ろうと思ったのだろう? 最初に買ったiPhoneは何か聞いてみた。岩元 初めて使ったのはiPhone 4Sです。買った時からカメラの機能は優れているって認識で、iPhoneでの作品撮りも構想してました。ですが、その時点ではタイムラプスもスローモーションも使えなかったので、導入はしてませんでした。でも、進化の方が早くて、実際に使うまであっという間でしたね。240fpsのスローモーションはTVの制作現場でもよく使われるのですが、みんなが見ているスロー映像を誰もがワンタッチで撮れる時代っていうのはすごいことなんじゃないかと思います。この機能が搭載された時は、すぐに作品撮りたいって衝動に駆られましたね(笑)。ーー欲しい機能としては、やはり防水機能だそうだ。近いうちにiPhoneを搭載できるドローンが出てくるだろうと岩元さんは予想しているが、それを飛び越えて、iPhone自体が空を飛んでくれたらいいのにと夢も語ってくれた。Apple Watchとビデオカメラの連携にも期待しているとも。どうやら遠隔操作にご執心らしい。ーーまた、普段持ち歩いているだけで、制作のモチベーションが上がるとのこと。携行することで、常に映像作家でいられるということも意味している。岩元 日常の風景も、時間軸を変えて見ることができるようになるんですよ。一秒を10秒で見たり、1分を1秒で見たりすことができるようになる。現実の世界のこれまで知らなかった魅力に気づかされるんですよね。隠された感情なんかも露わになったりとか。とにかく楽しいですよね。この小さなデバイスの中にタイムラプスもスローモーションも撮れるカメラが入っているなんて、以前は想像できなかったですけど、専用機を使ってた人なら誰でも飛びつくでしょうね。作品を作る上での壁も取り払われると思います。いいアイディアを持っている人がいたとしても、それを具現化させるのが容易ではなかったんですよ。高い機材を借りたり、撮影部、照明部、録音部と、多くの人が関わってようやく形になるっていうところがありました。でも、これで埋もれたアイディアが世に出るチャンスが次々に生まれてくるのではないでしょうか。従来にはなかった表現や、新しい次元の見方も出てくると楽しみにしてます。僕自身、その中で良い作品を作っていけたらと。発表する場についてもYouTubeやVimeoなどがあり、環境は整っていますし。対象物を見て、こう撮りたいと思った方向にiPhoneがついてきてくれるというのは驚異ですよね。大きな機材を使ってきた人たちの努力やノウハウも無駄にならないとも考えていて、自分自身、今回の作品は過去の経験を踏まえて取り組んだ面があるんです。アナログでやった頃の知識や技術をiPhoneの中でしっかり反映できますね。使ったことのない人は簡単さや映像の美しさに驚くのでしょうが、プロフェッショナルな人たちもそういった知識や技術が活かされるというところに驚くのではないでしょうか。誰が使っても同じということではないですよね、反対に使う人によってまるで違ったものになる。その人その人の「思い」が乗り移ったものが撮れるというのがiPhoneなんだと思います。「思い」を写真や映像に取り込むのって難しいんですけど、本当に千差万別なものになるんですよ。それと撮った人の気持ちにも入りやすいですね。映像の向こうにiPhoneを持った人を簡単に想像できるっていうのがあると。それがあるから「思い」を乗せやすいのかなとも思いますね。ーーなるほど、ある個人の発想や表現したいことをそのまま伝えられるというわけだ。コミュニケーションツールとしてのiPhoneの面目躍如といったところか。最後にこれからやってみたいことを伺ってみた。岩元 地球上のすべての美しい場所に行きたいです。考えうる限り、ほとんどの環境にiPhoneが適応してくれるので、これまで撮影が難しかった地域でも、さあ行こうで、行けてしまうので。オーロラや雪原、深海ももちろん、空撮もしたいですね。そういう意味ではiPhoneで夢がかなり広がったのではないかと思います。
2015年07月17日7月11日、Apple Store 表参道にてシニア向けのストアイベント「iPhoneとApple Watchで健康管理をしよう - 誰もが簡単に実践できる健康管理のメソッド」が開催された。iPhone・Apple Watchと、世界で1400万人が利用するヘルスケアアプリ『Noomコーチ』を使った効果的な健康管理の方法が紹介された。登壇者は、50代からの幸せ研究所所長 馬塲寿実氏と、Noomコーチを提供するNoom Japanの濱嵜有理氏。馬塲氏は「50代から」をキーワードにしたモバイルやオンラインサービスの活用法を紹介した書籍を出版。今回は近著『健康習慣をつくる!iPhone/iPadの上手な使いかた』を元にiPhone・Apple Watchを使った健康管理を紹介する。濱嵜氏はNoom Japanのマーケティングディレクターで、自身がNoomコーチを使い2年前と比べて10kg以上減量したという経験を持つ。Noomは2008年に米国で設立され、「世界中の人の健康な生活をサポートする」をミッションとしてサービスの開発を行っている。イベントではまず馬塲氏から、iPhoneとApple Watchを使った健康管理の概要が紹介された。○ヘルスケアの第一歩は「今の自分を知る」こと減量のためにジムに通ったり食事制限をしても長続きしなかった経験は、多くの人がお持ちだろう。馬塲氏も自己流で減量に取り組み苦労していたが、そこへ今回の書籍の企画が持ち上がり、ヘルスケアの専門家や運動・食事管理などのアプリ提供企業に取材し研究することになった。結果、「今まで頑張れなかった自分が、継続することができた」という。馬塲氏が研究の中で「健康習慣を作るために一番必要なこと」として見出したのが、「自分の今を知る」というキーワードだ。馬塲「自分の今を知れば、どうやって無理なく減量し健康を維持していくか、その戦略を立てられるんです。そのためには、iPhoneやApple Watchを使い、ログを取っていくこいとがポイントです」その基盤となるのがiPhoneの「ヘルスケア」アプリだ。今回は実際に画面に触れながら馬塲氏が使い方を説明した。ヘルスケアには、毎日の歩数や歩いた距離、登った階数といった数値が、iPhoneで自動的に取得されグラフに表示される。週や月ごとの集計を見れば、自分の平均的な活動状況も把握できる。また、さらに詳しく知りたい場合はApple Watchが役立つ。Apple Watchの「アクティビティ」アプリでは、総合的な活動量を示す「ムーブ」、早足以上で運動した時間を示す「エクササイズ」、1分以上立ち上がった回数を示す「スタンド」の3つのリングで日々の活動状態を視覚的に把握できる。取得されたデータは自動的にiPhoneに送信され、ヘルスケアの集計に追加される。数値目標を達成すると「バッジ」がもらえたり、座り続けた時に振動で立つことを促してくれるなど、モチベーションの維持にも役立つと馬塲氏は説明する。馬塲「これらを使ってまずは自分を知ること。そして日常の中で活用することで、今までにない手軽に継続できる健康管理ができると実感しました。皆さんもぜひ試してみてください。」○モチベーション維持のためにアプリができること続いて濱嵜氏がNoomコーチの概要と使い方を解説した。まずはApp Storeからアプリをダウンロードし、起動したら減量の目標値などを入力。あとは毎日の食事内容を記録していくのだが、ここに様々な工夫が施されている。例えば「マック」と入れれば「ビッグマック「マックフライポテト」などのメニューが表示され、タップだけで入力が完了。「白米」と入れれば軽めから大盛りまで選べ、続けて「卵焼き」「納豆」など白米と併せて入力されることの多いメニューを入力欄へ自動的に提案してくれる。さらにヘルスケアと同期させれば、iPhoneやApple Watchが計測した運動記録が自動的に取り込まれ、摂取/消費カロリーを相殺して、今日はあとどれくらい食べればいいか、どれくらい運動すればいいかが視覚的に分かる。逆にNoomコーチで入力した食事のカロリーや体重はヘルスケアへ取り込まれ、ダッシュボードで一覧できるようになる。この他、毎日の食事や生活の改善に役立つ読み物も提供され、知識や意識の向上にも役立つ。モチベーション維持のために、仲間と励まし合える独自のコミュニティ機能も用意されている(有料)。これは属性やライフスタイルが近いユーザーを自動的に少人数の匿名グループに振り分け、その日の活動や成果を報告し合ったり、グループごとに趣味の合う話題でコミュニケーションできるSNSのようなもの。馬塲氏はこの機能でシンガポールに住む女性と同じグループになり、離れた場所でも同じように頑張っている人がいることが大きなモチベーションにつながったという。○シニア層にこそ活用してほしい馬塲氏はこうしたアプリやデバイスについて、今後はシニア層こそ活用の意義が高まってくると述べた。馬塲氏「特に40~50代は生活習慣病のリスクが高まると言われています。ただ減量だけではなく自分の健康習慣を見直すという意味でも、こうした機器でまず自分を知るということが役に立つと思います。」また濱嵜氏も、同社が糖尿病や心不全といった慢性的な病気、あるいは生活習慣の見直しにより予防できる病気のために、症例に合わせたコンテンツの提供も計画していると述べた。すでに米国では『Noom Health』がモバイルアプリとして初めて疾病予防センター(CDC)の認定を受け、糖尿病予防のカリキュラムとして医療機関で使用できるようになったそうだ。現在Noomコーチのユーザーは約7割が20~30代の女性だが、「今後は50代以上の方々の健康もサポートできる事業でありたい」と濱嵜氏は語った。最後に馬塲氏は、「自分で思っていた運動や食事の状況が、実際とはけっこう違っているものです。『今の自分を知る』ところからスタートし、ぜひiPhone・Apple Watchやアプリを使って継続してください」と、正しい現状把握と継続の大切さを改めて述べた。
2015年07月15日前回、Apple Watchで運動を記録する方法を紹介しました。ここで保存された記録は、全てiPhoneの方に保存されていく仕組みになっています。iPhoneと組み合わせることで、「ワークアウト」がもっと便利に! 長時間のワークアウトでApple Watchのバッテリー消費が気になる方も、iPhoneから節約の設定ができます。○記録確認はiPhoneでApple Watchの「ワークアウト」アプリで保存された運動記録は、iPhoneに蓄積される仕組みになっています。過去の記録を確認するには、iPhoneの「ヘルスケア」アプリを使用します。ダッシュボードに「ワークアウト」のグラフが無い場合は下記の手順で追加します。○バッテリーが気になる方は……Apple Watchの「ワークアウト」アプリを長時間使用すると、バッテリーを通常より多く消費してしまいます。長距離ランやサイクリングなどで長時間使用する場合は、Apple Watchの心拍センサーをオフにしてバッテリーを節約することができます。
2015年07月15日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneをルータ代わりに使える?」という質問に答えます。***結論からいうと、あるときはイエス、あるときはノーとなります。その理由は、iPhoneにおいてテザリングが機能するしくみにあります。いわゆる「テザリング」は、スマートフォンを介して携帯電話会社の回線網を利用するしくみのことで、スマートフォンのOSが機能をサポートし、この使い方を携帯電話会社が許可している(携帯電話会社がサービスとして提供している)ことが利用の前提となります。ここ日本では、iPhone 5以降どの携帯電話会社でも利用できるようになりました。ところで、テザリングはiPhoneが「ルーティング」を行うことで成り立ちます。パソコンやタブレットなどテザリングを利用する機器(テザリング子機)からアクセスを受けたiPhoneは、携帯電話会社の3G/4G回線をWi-Fi/USB/Bluetoothに中継ぎすることにより、インターネット回線の共有を実現します。たとえていうと、iPhoneが「モバイルルーター」としての機能を果たしているわけです。だから、携帯電話回線が利用できない「圏外」の状態では、インターネット回線に接続できない以上、テザリングは機能しません。SIMカードを挿していない場合も同様で、「設定」から「インターネット共有」の項目そのものが消えてしまいます。モバイルルーターとしての機能も、携帯電話回線の共有とセットとして扱われるため、機内モード時は動作しなくなります。機内モードにしている間は、「設定」の「インターネット共有」スイッチは強制的にオフとなり、以降機内モードを解除するまでオンにできなくなります。
2015年07月14日フェローズジャパンは10日、モバイルアクセサリーブランド「OPTRIX」からiPhone 6専用のカメラレンズ「EXOLENS for iPhone 6」を発表した。7月17日より発売する。価格は税別19,800円。EXOLENS for iPhone 6は、本体に取り付けるアルミニウム合金フレームとレンズをセットにしたiPhone 6専用カメラレンズ。フレームは、高級感があるマットな質感のデザインで、撮影時にフレームやレンズがズレにくい設計となっている。また、iPhone本体を傷付けないよう、フレーム内側に薄いパッドを貼付しており、スムーズに取り付けることが可能だ。レンズは透明度が高く、光の透過性に優れている高品質のガラスレンズを使用。望遠レンズと広角レンズの2種類を付属している。Telephoto 3x Lensは、撮影倍率が3倍になる望遠レンズ。ポートレート撮影にも適している。165°Wide-Angle Lensは、画角が165度の広角レンズ。ビデオ撮影やタイムラプス、自撮りなどに使用できる。本体サイズと重量は、フレームがH97×W80×D15mm / 20g。望遠レンズは37×16mm / 40g、広角レンズが37×16mm / 30g。レンズバッグ、望遠レンズ用レンズフード、レンズキャップ(インナー用とアウト用)が付属する。
2015年07月10日米Appleは、年内に8500~9000万台のiPhoneを製造する旨の通達をサプライヤらに行っていると、米Wall Street Journalは7月8日(米国時間)にサプライヤ筋の話として伝えている。画面サイズは現行モデルと同じ4.7インチと5.5インチの2種類で、解像度も現状維持となる。またカラーバリエーションは既存のシルバー、ゴールド、スペースグレイに加えて4色目の新色モデルが追加される見込みだという。WSJによれば、昨年同時期の発注台数は7000~8000万台で、年内のiPhone製造数が9000万台、昨年が8000万台であれば、約13%の伸びとなる。8500~9000万台はもちろん過去最大のiPhone発注数となるが、13%の増加率は過去と比較すると、その数値が持つ意味も見えてくる。多少誤差はあるものの、年内を目標に発注されるiPhoneの多くは、やはり年内に販売され、Appleの会計年度でいう第1四半期(10~12月期)の業績にほぼそのまま反映される。例えば、WSJが伝える昨年2014年内の発注数は7000~8000万台だが、2015年第1四半期(2014年10~12月期)の決算でAppleが発表したiPhone販売台数は7450万台だった。Apple側も年内の販売台数を想定して、ほぼ同水準の発注をかけているとみられる。2014年第1四半期(2013年10~12月期)でのiPhone販売台数は5100万台、2013年第1四半期(2012年10~12月期)でのiPhone販売台数は4780万台となっている。2012年10~12月の四半期の販売台数から翌年2013年同四半期への伸び率は7%なのに対し、2013年から2014年への伸び率は46%と大きく伸ばしている。この2014年での大幅な躍進は、中国市場での販売好調が後押ししたといわれている。その意味では、2015年発注分の伸びしろである13%という数字はやや低めで、どちらかといえば控え目な需要予測といえるだろう。要因としては、すでに中国最大手の中国移動通信(China Mobile)での取り扱い開始も果たし、全体に大きな拡大要因がないことが理由だと考えられる。一方で、iPhoneが主力とするハイエンドのスマートフォン市場は横ばいまたは微減の傾向が出つつあり、今年は特に経済危機の表面化で2015年後半から来年2016年にかけて、特にハイエンド市場の動向が読みにくくなりつつある。こうしたやや厳しい情勢のなか、AppleがiPhone需要予測を13%上積みしてきたのはチャレンジな部分も大きいと思われる。このあたりに留意しつつ、2016年1月後半にも発表される同社の2016年度第1四半期決算の動向に注目してほしい。
2015年07月09日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「Force Touch」相当の機構がiPhoneの現行モデルにある、ってホント?』という質問に答えます。***まず、「次のiPhone」は未発表であり、その外見はもちろん技術的なディテールは外部に明かされていません。感圧技術についても、その採用の有無すら裏付けがとれていませんから、あくまで推測/憶測であることを最初に念押ししておきます。指先の画面を押す強さで命令にバリエーションを持たせる「感圧タッチ」は、Apple製品では「Force Touch」と呼ばれ、すでにMacBook/MacBook ProやApple Watchに採用されています。この機構はディスプレイ下に配置される指先の圧力を測定する機構(感圧センサー)と、そのフィードバックとして指先に振動を伝える機構(Taptic Engine)により構成されています。そのうちTaptic Engineは、指先に振動を伝えるという従来の装置では実現困難な働きが求められるため、新たに採用する以外なさそうですが、指先の"圧"は感圧センサーに頼らない方法でも検知可能です。現在のiOS 8にされている、タッチしたときの指の半径を検出する機構(UITouchクラスに用意されている「majorRadius」プロパティ)がそれです。iOS 8に用意されているその機構を利用すると、ディスプレイ表面における指の接地面積の変化を調べることができます。軽くタッチすると接地面積は小さく、押し込むと接地面積は拡がるため、そこから"圧"を判断するというわけです。現在出回っているいくつかの画像処理アプリには、この機構が活用されていると考えられます。ただし、感圧センサーほどの検出精度は期待できそうにないうえに、Taptic Engineによる振動がなければ押し込んだ感覚は得られません。最新のMacBook/MacBook ProやApple Watchと同等のエクスペリエンスを得るには、Force Touchの導入を待つしかなさそうです。
2015年07月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneにつける名前なんて、適当でいいですよね?」という質問に答えます。***いえ、とんでもありません。iPhoneに付ける名前は、自分だけが見るものではありませんよ。いかにも適当な名前、見るほうが赤面してしまいそうな名前、キラキラネーム、思いつきの受け狙いで命名するとあとで後悔することになるでしょう。それでもかまわなければ、ご自由にどうぞ。きちんと命名したほうがいい理由ですが、それはiPhoneのインターネット共有機能(テザリング)を有効にしていると、他のパソコン/スマートフォンの「Wi-Fiアクセスポイントの一覧に表示されてしまう」からです。iPhoneにつけた名前は、そのままWi-Fiの識別名(SSID、Service Set Identifier)として利用されます。そしてiOSには、市販のルータやWi-Fiアクセスポイントとは異なり、SSIDを隠ぺいする機能(ステルスSSID)がありません。だから、SSIDとして表示されたくない文字列はiPhoneの名前として付けることを避けるべきなのです。たとえば、この世のものとも思えない恥ずかしい名前……そうですね、「俺のiPhoneだぜ世露死苦」という名前を設定しているとします。そしてパソコンから自分のiPhoneに接続(テザリング利用)したとしましょう。テザリングが始まり通信が安定すると、SSIDのことなど頭から消えてしまうものですが、実はその間ずっとSSIDは周囲に発信されているのです。利用場所が喫茶店やレストランであれば、この「俺のiPhoneだぜ世露死苦」というSSIDの持ち主の顔を見てみたい、と周囲を見渡す人もいるに違いありません。ほかにも、住所や電話番号など個人を特定できる文字列、所属する会社や学校名は、名前に含めないほうが無難です。個性的な名前を付けたくなる気持ちもわからなくはありませんが、他のWi-Fiアクセスポイントと区別できる文字列であれば足りるのではないでしょうか。
2015年07月06日シーガルインは、自立することで撮影がしやすくなるiPhone 6/6 Plus向けケース「シャークリップマウンテン」を発売した。価格は税別3,600円。「シャークリップマウンテン」は、カバーの底部に幅を持たせたiPhone 6/6 Plus向けケース。自立するため、ハンズフリーでの自撮りや、テレビ電話などが行える。カメラ用のナットを内蔵しており、三脚ネジが付いたマウント、三脚、バイクマウント、車用マウント、ヘッドマウント、リストマウント、ボディマウントなどにセット可能となっている。パッケージには、カメラ用のナットに対応したストラップボルトが付属し、デジタルカメラやビデオカメラなどに「シャークリップマウンテン」を装着できる。ストラップボルトは、ピンク、ブラック、カモフラージュの3色が用意されており、選択可能。
2015年07月05日じぶん銀行はこのたび、6月14日よりAndroidスマートフォン向けにサービスを開始した「スマホ認証サービス」を、7月1日よりiPhoneスマートフォンでも申込みできるようになったと発表した(手数料無料)。○セキュリティ対策として必須のスマホ認証サービススマホ認証サービスは、インターネットバンキングの不正送金被害の増加を踏まえ、より安全に利用するために、振込などの取引の際に、キャッシュカードに代わり、じぶん銀行スマートフォンアプリを「鍵」として使用するサービスだという。セキュリティ対策として利用してほしいという。○パソコン+スマホの2経路確認で不正送金を抑止できるパソコン、スマートフォンからの取引内容(振込など)を、登録したじぶん銀行スマートフォンアプリへ知らせることができる。アプリから確認後、振込を実行する。スマートフォンアプリで確認してから振込を実施する。パソコン+スマホの2経路で確認することで、不正送金を抑止できるという。また、顧客によるスマートフォンアプリでの承認操作が一定時間内に行われない場合は、不正取引と判断し自動的にキャンセルする。ワンタイムパスワードをメールで通知する認証方法は、パソコンがウイルス感染させられた場合にワンタイムパスワードが詐取されて、「なりすまし」取引が成功してしまう事例がある。 スマホ認証サービスを利用すると、パソコンとスマートフォンアプリに、認証経路をわけることで、セキュリティをより高めることができるとしている。じぶん銀行は顧客の利便性向上のため、一層のサービス拡充に努めていくとしている。
2015年07月03日今秋にも登場が見込まれる次期iPhoneについて、搭載されるモデムチップに関する噂が出ている。現状のiPhone 6/6 PlusはLTEの下り速度が最大で150Mbpsと競合のハイエンド製品に比べても決して高くないが、これが次世代モデルでようやく2倍の300Mbpsへと引き上げられるという。一方で、Galaxy S6などはすでに450Mbps対応モデルも登場しており、iPhoneはピーク速度よりも、むしろグローバル対応のための互換性を重視している印象がある。同件は9 to 5 Macが報じている。同誌は次期iPhoneプロトタイプのロジックボードの写真を入手し、ここに米Qualcommの「MDM9635M」が搭載されていたと説明している。現行のiPhone 6/6 PlusではMDM9625Mが採用されており、MDM9635Mはその上位版にあたる製品となる。MDM9625Mの特徴は、HSPA+からEVDO Rev B/Advanced、TD-SCDMAまで、現状ある3G規格をすべてカバーし、LTEもFDDとTDD両対応となっているなど、モデムチップとしては現状最高のスーパーセット的な位置付けだ。そのため「海外移動時には(カバーするネットワークとバンドの多さで)iPhoneが最強」といわれる所以の1つとなっている。一方で、MDM9625MはLTE Cat 4と呼ばれる下り最大150Mbpsの対応にとどまっており、ライバルのハイエンド向けスマートフォンが1年以上前から軒並み300~450Mbpsをサポートしている現状では、速度的に“やや遅い”部類に属する。今回採用されるといわれるMDM9635MはLTE Cat 6対応となり、下り最大速度も300Mbpsまで向上する。ただ、同モデムチップそのものは、昨年2014年夏にGalaxy S5での採用が報告されているなど、決して最新のものではない。Samsungは今春発売されたGalaxy S6で「Shannon 333」というモデムを採用しており、こちらはLTE Cat 9の下り最大450Mbpsまでをサポートする。ただし米国のVerizon WirelessやSprint向けに提供されるGalaxy S6ではQualcommのモデムチップを採用しており(おそらくMDM9635Mとみられる)、当該携帯キャリアが展開する3G CDMAのネットワークをサポートするための措置とみられている。SamsungはGalaxy S6でQualcommのSnapdragonチップセットの採用を見送って自社のExynosプロセッサを選択しているが、この米国向け一部モデルでのモデムチップ採用は例外措置だと考えられる。プロトタイプのリーク情報という位置付けだが、上記で説明した流れから考えて、次期iPhoneがQualcommモデムチップの上位版を採用することはほぼ既定路線だといえるだろう。もちろん、キャリアアグリゲーション(CA)対応かを含めて最大ダウンロード速度が300Mbpsをサポートするかは各キャリアごとのネットワークに依存するが、「かなり広範囲のネットワークをカバーする」というiPhoneの特性はそのまま次期モデルにも受け継がれるとみられる。
2015年07月02日プラザクリエイトは30日、iPhone 6用とiPhone 6 Plus用の「olloclip 4-in-1 Lens/olloCase」を発売した。魚眼と広角、2種類のマクロレンズとiPhoneケースをセットにした製品だ。直販価格はいずれも税込12,980円。4種類のレンズを一体化させた「olloclip 4 in 1」とiPhone 6/6 Plus用ケースのセット。iPhone 6/6 Plusをケースに入れたまま、olloclip 4 in 1を取り付けることができる。olloclip 4 in 1は、画角約180度の魚眼レンズ、画角約125度の広角レンズ、10倍マクロレンズ(最短撮影距離約2㎝)、15倍マクロレンズ(最短撮影距離約1.5㎝)を利用できる。olloclip 4 in 1のサイズはW54×H26×D38mmで、重量は26g。iPhone 6用ケースのサイズはW71mm×D10mm×H142mmで、重量は48g。iPhone 6 Plus用ケースのサイズはW82mm×D10mm×H161mmで、重量は54g。また、2倍望遠レンズと画角155度の広角レンズを一体化した「olloclip Active Lens」を同時に発売する。本体サイズはW55×H28×D42mmで、重量は40g。直販価格はこちらも税込12,980円。
2015年07月01日去る6月21日、Apple Store, Omotesandoにて「目の不自由な方のiPhoneやiPadの活用法」と題された、iPhoneやiPadのアクセシビリティ機能の運用法を紹介するセミナーが開講された。当日は眼科専門医の三宅琢氏と、北京パラリンピック柔道日本代表の初瀬勇輔氏が登壇し、iOSデバイスの実演を交え、ロービジョンと呼ばれる低視力者にとって有用な使用方法を解説した。これまで低視力者は外出する際に、音声時計や音声方位磁針、ルーペなどなど、様々な支援ツールを携行しなければならなかった。ところが、iPadの登場で状況が一変したという。三宅氏は、診察中にiPadを使って説明をしてみたところ、患者に見やすいと喜ばれたのをきっかけに、医療にiPadを活用できないかと模索を始めたと話す。iPadのカメラを拡大鏡の代わりに利用可能なのではと思い、手始めにテストしてみたとのことだが、一般機器でこれほど使えるものがあるとは、と、導入当時の驚きを隠せない。最近になって眼科医はiPad/iPhoneの使い方をアドバイスすることでも保険点数を取れるようになり、仕事の範疇としてiPhone/iPadの話を患者の時間を使ってできるようになった。これまでボランティアだったこと考えると、この差はとても大きい。初瀬氏との出会いもiPadをただの板でなく、道具として使うことを通じてからだと語る。初瀬氏は中央大学法学部法律学科に在籍していた11年前、緑内障により視覚障碍を持った。失意の底にあったが、高校時代に打ち込んだ柔道を再開することで障害を克服、2008年には北京パラリンピック出場を果たしている。その後、就職活動で苦労することがあったが、その経験をバネに、障碍者の就労支援や社会進出に貢献するため株式会社ユニバーサルスタイルを設立。視覚障碍者柔道の選手として活動を継続しながら、講演やセミナーも精力的に行っている。初瀬氏は外出する際、iOSの「マップ」アプリが欠かせないと言い、アクセシビリティ機能がその際、強力にサポートしてくれると強調する。これについては三宅氏が説明してくれたのだが、通常、「マップ」アプリをピンチで拡大しても、その周辺は大きくなっても場所を指し示す文字は拡大されない。そこでアクセシビリティ機能の出番である。画面を3本の指でダブルタップし、タップした状態でそのまま画面上方にスワイプすると、任意の拡大率で画面をデジタルズーム出来るのだ。「マップ」だけでなく、PDFや各種書類の拡大が可能なので、目の不自由な方々には重宝されるであろう。視覚障碍者にとって、日常生活で困難な局面は「情報の取得」と「移動」だと初瀬氏は続ける。今、自分がどこにいるのか分からず、路地に嵌るとそこから抜けられないこともままあったらしい。それがGPS機能とナビゲーション機能のおかげで、目標地点の近辺には確実に行けるようになった。目標付近まで辿りついても分からなかったら、周囲の人に声をかけ、すいません、ここは何処何処ですかと訊けば良い。これは、健常者でも同じ行動をとることだろう。糅てて加えて、iPad/iPhoneは、皆が使っているのものなので、周りの人も簡単にサポートができる。誰もが持っている、使っているという観点より言及するなら、iPad/iPhoneは街の風景と自然に溶け込める。この点に於いては、両氏ともに障碍者にとって心労から解放されると意見する。前述の専用支援ツールは、取り出すだけで、周りの人々に「障害者であること」を主張し過ぎる面があり、それはとても心理的にストレスとなるそうだ。だが、iOSデバイスなら、ああ、写真を撮っているのだな、地図を見ているのだなという風に映るし、スクリーンをオフにした状態でも使うことができる。違和感なく使えるというファッション性もここでは着目しておきたい。「バリアフリー」の謂いもあるが、視力障碍を持つ人々は、自分の目が悪いことがバリアーだと思っていない。取り巻く環境の情報が視力障碍者向けに最適化されていないことこそがバリアーだと感じているのだ。そういった問題をiPad/iPhoneは解消してくれるのである。また、iOSデバイスは機器の世代が変わっても使い方が大きく変わることはない。基本的にホームボタン1つだけで、使用感に連続性がある。このことは大きな意義があると指摘している。専用機は往々にして世代が変わるとボタンなどの位置も変更されてしまい、一から使い方を覚え直さなければならないからだ。機能の面ではそのほかに、黒地に白を切り替えるといった画面全体を見やすい色に反転できることや、写真に撮って後で何度でも確認できること、画面読み上げ機能のVoiceOverで操作できることなどを挙げてくれた。読み上げ機能に関しては、これのおかげで読書量が増えたと初瀬氏。点字読み上げアプリをインストールしているので、日本点字図書館が所蔵する何十万冊の書籍が読み放題になったとのことだ。従来は点字データを点字プリンタで印刷したり、PCに送って読んでいたのだが、iPadなら何時でも何処でも読みたい本を読めるようになる。これまでは出かけるのも億劫なところがあったが、旅行も楽しめるようになったそうである。普通の人には想像がつかないかもしれないが「あなたが宇宙旅行に行ける、F1カーを乗りこなせる」くらいの感動があり、その強烈な感動が毎日自分に起こると明かしてくれた。三宅氏は、一人でできることが増えるということが大事で、それが日常生活の質を向上させてくれると伝える。iPadは単に実用的というだけでなく、文化的、精神的活動を豊かにしてくれるということもまた看過できない。そしてまたiPadは、それまで確実に隔たりがあった障碍者と健常者の間に橋を渡すという役割をも担っているのだ。
2015年06月30日●まずiPhoneに双眼鏡を装着します普段使いするiPhoneのメインカメラは画質に定評あり、iPhone 6 Plusでは800万画素ながら光学手ぶれ補正機能まで搭載した本格派です。唯一の不満は光学ズームレンズを搭載していないこと。たとえば遠くにいるネコ様の表情を食い入るように拝見し、撮影する用途には向いていません。ホント、ガッカリです。そこで、ネコ様をこよなく愛する人々の欲望を満たしてくれるアイテム、サンコーの「ライブビュー双眼鏡 for iPhone 5/6/6 Plus」を試してみました。iPhone 5 / 5s / 6 / 6 Plusを装着可能な光学8倍の双眼鏡セットです。サンコーレアモノショップで税込6,980円販売されています。iPhoneとの装着は実にイージーで、かつ確実に双眼鏡と一体化させることが可能です。ここでひとつ注意があります。光学8倍の双眼鏡に取り付けることで、4隅にケラレが写り込んでしまうんですね。というわけで鑑賞するときはそのままでもよいですが、写真や動画を撮影するときにはデジタルズームで少しズームインして、ケラレを画面の外に追い出しましょう。●光学8倍の威力はいかほど?さて「ライブビュー双眼鏡」を取り付けてまずは外出してみたのですが、その効果は8倍というスペックより大きく感じられました。いまさらですが双眼鏡って楽しーですね。近所をぐるっと回っただけですが、遠くの風景を引き寄せて細部をじっくり見られるということには、たとえ写真に残さなくても不思議な感動があります。またライブビュー双眼鏡には、メガネを装着したままでも利用できる、複数人で映像を見られるというメリットもあります。機会あれば、ぜひイベントやスポーツ鑑賞に携行してみたいところです!●愛しのネコ様にズームイン!!……さて、肝心のフォトジェニックな被写体を忘れておりました。妻の実家で暮らしているメス猫のモモちゃんです。いやあネコ様って本当に可愛いですね! 私がネコ様アレルギーでなければ一緒に暮らしたいところなのですが、我が身の体質を呪わざるをえません。遺伝子治療の人体実験被験者に志願したいところです。さてマジメな話、自分が一緒に住んでいるネコ様であれば近づいて撮影できますが、いつアウトドア派なネコ様と遭遇するやもしれません。そんなときにiPhone 6 Plusしか持っていなかったら絶望ですね。と言うわけで、いつ遭遇するやも知れないナイスルッキングなネコ様に備えて、ライブビュー双眼鏡を携帯することをオススメいたします!
2015年06月30日フォーカルポイントは、防水・防塵性能のほか、「MIL-STD-810G」に準拠した耐衝撃性能を備えるバッテリー内蔵iPhone 6ケース「mophie juice pack H2PRO for iPhone 6」を7月中旬より発売する。価格は税別16,800円。「mophie juice pack H2PRO for iPhone 6」は、IP68に準拠した防水・防塵性能を備えるバッテリー内蔵iPhone 6ケース。米軍の物資調達規格「MIL-STD-810G」に準拠しており、1.2メートルまでの耐落下性能を有している。本体は、ポリカーボネートによる多重構造を採用。スクリーン部分にはTouch IDにも対応したクリアプロテクターを搭載する。内蔵されているバッテリー容量は、2,750mAh。通話時間は最大14時間、インターネット接続は最大10時間、動画再生は最大11時間、音楽再生は最大50時間、iPhone 6の使用時間を延長できるという。背面には、充電のオン・オフを切替えられるボタンと、LEDインジケータを搭載。LEDの点灯数によりバッテリー残量が確認できる。また、iPhone 6の電源ボタン、音量調節ボタン、サウンドボタンを、ケースを装着した状態でも操作できる。サイズ/重量は、幅約77mm×高さ約156.3mm×厚さ約17.4mm/約114g。
2015年06月28日スペックコンピュータは、指紋認証機能「Touch ID」に対応した防水仕様のiPhone 6/6 Plusケース「WATER PROOF CASE for iPhone 6/iPhone 6 plus」の販売を開始した。価格は、iPhone 6向けが税別3,500円、iPhone 6 Plus向けが税別3,900円。「WATER PROOF CASE for iPhone 6/iPhone 6 plus」は、IP68に準拠した防水・防塵性能を備えるiPhone 6/6 Plus向けケース。iPhoneに搭載されている指紋認証機能「Touch ID」や、音量ボタンや電源ボタンなどの各種ボタンを、ケースを装着したまま操作できる。Lightningコネクタやイヤフォンジャックには、防水カバーがついており、外すことで接続可能となる。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ピンクの3色。パッケージには、クリーニングクロス、ストラップ、イヤホンケーブル、ケースオープナーが付属する。
2015年06月27日フォーカルポイントは24日、バッテリー内蔵のiPhone 6向け防水ケース「mophie juice pack H2PRO for iPhone 6」を発表した。発売は7月下旬。同社オンラインストアの直販価格は税別16,800円。IPX8の防水性能、IP6Xの防塵性能、アメリカ軍物資調達規格準拠の耐衝撃性能(MIL-STD-810G 516.6)を持つiPhone 6ケース。アップルのMFi認定を取得している。容量2,750mAhのバッテリーを内蔵しており、本体背面の下部にはバッテリー残量確認ボタンと、充電の開始/停止を切り替えるボタンを用意する。バッテリー残量は、ボタン横のLEDインジケータの点灯数で確認できる。本体サイズはW77×H156.3×D17.4mmで、重量は約114g。
2015年06月26日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「次のiPhoneに活用されるApple Watchの技術は?」という質問に答えます。***第1世代の製品が発売されたばかりの「Apple Watch」は、腕時計/アクセサリとしての側面を持つためか、技術的な先進性よりもデザインが先行している印象もあります。しかし、指先で画面を押す強さにより命令のバリエーションをもたせる「Force Touch」など、iPhoneの先を行く技術もいくつか搭載されています。そのForce Touchも次のiPhoneで採用が見込まれる技術ですが、もうひとつ「SiP」も有望視されています。SiPとは「System in a Package」の略で、iPhoneなどスマートフォンのさらなる薄型化/軽量化に貢献する技術です。現在のiPhoneには、iPhone 5sの「A7」、iPhone 6/6 Plusの「A8」など、SoC(System on Chip)と呼ばれるタイプの演算装置が採用されています。独立したICとしても存在しうる機能を1枚のシリコンウェハーに複数搭載することで、1つのチップでシステムを実現します。いっぽうのSiPは、複数のICや小型部品を1つにパッケージ化したものです。SoCの場合、CPUやGPU、メモリといった性質の異なる機能/部品を同じ製造プロセスで1枚のチップに載せなければならず、製造工程は複雑になりコストも増えますが、SiPの場合は別に製造された部品(サブシステム)をまとめあげるのでよりシンプルです。CPUとメモリを積層構造にするなどSoC以上の省スペース化も見込めるため、スマートフォンで採用すれば強みになります。もっとも、SoCをコアとして各種部品を搭載したタイプのSiPも登場するなど、両者の区別は曖昧になりつつあります。AppleはSoC/SiPの設計を行う企業であり、どちらのタイプを採用しても不思議はありません。性能とコスト、省スペースのバランスを見極めつつ、次のiPhoneにとってベストな選択をするのではないでしょうか。
2015年06月24日サンコーは、冷却シートが付いたiPhone 6/6 Plus向けケース「iPhone 6 クーラーケース」「iPhone 6 Plus クーラーケース」を発売した。価格はどちらも税込み4,980円。「iPhone 6 クーラーケース」「iPhone 6 Plus クーラーケース」は、端末の熱を抑える冷却シートが付いたiPhone 6/6 Plus向けケース。冷却シートは、ケースに直接、貼付されているため、端末に貼り付ける必要がなく、ケースを装着するだけで端末の熱を抑えられる。また、高周波電磁波放射も吸収する素材を使用している。サイズ/重量は、「iPhone 6 クーラーケース」が幅約70mm×高さ約138mm×厚さ約8mm/約29g、「iPhone 6 Plus クーラーケース」が幅約82mm×高さ約158mm×厚さ約12mm/約76g。
2015年06月22日アピロスがiPhone 6/ 6 Plus向けケースの新シリーズ「クリスタルアーマー 手帳型クラムシェルケース」の提供を6月16日より開始した。本シリーズは、使いやすさを極限まで突き詰めたデザインと豊富なカラーバリエーションが特徴だ。本稿で詳しく紹介しよう。○豊富なカラバリで利用シーンに合わせて選択可能同シリーズのラインアップは、表面加工が施された「Zara for iPhone 6」、マットな質感の「Matt for iPhone 6」の2種類。それぞれ5色、計10色のカラーバリエーションが用意されている。Zara for iPhone 6は、製品名の通りザラついた表面加工が特徴の製品。カラーバリエーションはBlack、Blue、Purple、Silver、Whiteの5色。シックな落ち着いたカラー展開となっており、男性・女性に関わらず好みのケースを見つけることができるだろう。価格は3,240円(税込)。デザイン面での特徴としては、iPhone 6のラウンド形状に合わせたラウンドフォルムを採用している点。iPhone 6の側面にぴったりフィットする。本体素材にはPU(ポリウレタン)を使用しており、触り心地は良好だ。ケース内にiPhone 6を固定する留め具はなく、本体を粘着シートで貼り付ける構造となっている。粘着シートは何度でも剥がして再利用できる仕様。このためフォーマル、ビジネスなどTPOに合わせて複数のケースを使い分けることも可能だ。このほか、ケースの内側にはカードポケットを装備。ICカードなどを入れることができる。続いて、Matt for iPhone 6を紹介しよう。同製品は基本的なデザインはZara for iPhone 6と同じだが、マットな表面加工が特徴となっている。カラーバリエーションはBlack、Brown、Navy、Pink、Redの5色。Black、Brown、Navyは落ち着いた印象、Pink、Redはインパクトあるビビットなカラーリングだ。こちらも価格は3,240円(税込)。両製品ともにサイズは140(縦)×70(横)×14(厚さ)mm。重量も45gと軽量なのでiPhone 6の使い勝手を損なうことがない。なおiPhone 6 Plus向けも同種のラインナップが用意されている。価格はすべて3,780円(税込)。○女性も男性も好みにあわせて選択可能今回、クリスタルアーマー 手帳型クラムシェルケースを実際にiPhone 6に装着して、使用感を確かめてみたので、紹介しよう。筆者が気になったのがケースを粘着テープで貼り付ける点。だが、粘着テープはしっかりしており、一度貼り付けるとグラつくことがない。また、カメラ周りも干渉していない。軽いにも関わらずクッション性が高いので、傷はもちろん、多少の衝撃にも充分耐えられそうだ。女性のカジュアルな装いには、Matt for iPhone 6のPinkが似合いそうだ。ケースを閉じたまま通話できるので、ディスプレイに化粧や油がつかずに済むだろう。また、使用後は無造作にかばんに放り込んでもディスプレイが傷つく心配がない。これも手帳型ケースの良いところだ。Zara for iPhone 6のSilverなら、スーツ姿の男性にもマッチする。カラーバリエーションが豊富なので、職種、性別、年齢を問わず幅広い層が利用できそうだ。動画を鑑賞する際には、折り返すことでスタンドの機能も果たす本製品。カジュアルにプライベートに、利用シーンが広がりそうだ。クリスタルアーマー 手帳型クラムシェルケースはアピロスの直販ECサイトなどで購入可能。夏物ファッションに合わせて本製品を選んでみてはいかがだろうか?
2015年06月19日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneが金属探知機になるってどういうこと?」という質問に答えます。***方位磁針(コンパス)にはいろいろな方式がありますが、もっとも一般的な磁石の性質を利用するタイプは、周囲の磁気に対し敏感な反応を示します。永久磁石や鉄製品に反応することはよく知られていますが、鉄骨を使用した建築物、携帯電話などの電子機器も該当します。現行モデルのiPhoneには、地磁気のように微弱な磁気を検知する磁気センサーが内蔵されています。その磁気センサーを利用して方位を測定する機能が「電子コンパス」で、「マップ」や「コンパス」などの現在地や方位が重要な意味を持つアプリで活用されています。この電子コンパスは、アプリ開発に使用できるようフレームワークが整備されており(CoreLocation)、実際多くのサードパーティーからアプリが公開されています。その多くは、方位を測定する目的で電子コンパスの機能にアクセスしますが、例外も存在します。それが、いわゆる「金属探知機アプリ」です。金属探知機アプリは、iPhoneに内蔵の電子コンパスが周囲の磁気にどの程度反応しているかをチェックし、周囲に永久磁石や鉄製品があるかどうかを判定していると考えられます。iPhoneに標準装備のアプリにそのような機能はありませんが、永久磁石を用いた方位磁針同様に電子コンパスも周囲の磁気に反応しますから、動作原理としてはうなづけるところです。実際に「Metal Detector」というサードパーティー製アプリで試したところ、包丁に近づけたとき明確な反応を示しました。スピーカーなどの磁石を用いた機器には、より強く反応します。センシティビティ(感応度)を調整すれば、小さな金属にも反応することでしょう。実用性では疑問が残るものの、金属探知機として動作するかどうかという問いには「YES」が答えになります。
2015年06月16日センチュリーは11日、マグネット式のスタンドとフリップを採用したiPhone 6 / iPhone 6 Plus用ブックタイプケース「マグネット レザーケース for iPhone 6 / 6 Plus」を発表した。6月中旬より発売する。全7色を用意。価格はオープンで、直販価格は税込3,218円。iPhone 6 / iPhone 6 Plus用のブックタイプケース。マルーン / ダークブルー / ダークブラウン / ブラウン / ライトブラウン / ブラック / ホワイトの7色を用意する。ケースの内側にマグネットスタンドを装備し、持ち上げるだけでiPhoneを立てかけることが可能。磁力で傾斜を固定できるので使用中に倒れることもない。フリップ部もマグネットを使用しており、スムーズな開閉が可能。最大限に開けばケース背面にくっつくのでiPhoneの操作の邪魔にならない。またケース全体が磁石のようなものなので、スチールデスクやホワイトボードなどにも固定できる。フリップ内側にはカードなどを収納できるポケットを3カ所装備。カメラやコネクタ用のホールもあるので、ケースを装着していてもiPhoneの機能を損なうことなく使用できる。ケース表面は耐久性に優れた高級合皮を使用。内側は柔らかい素材を使用し、本体を保護する。落下防止用のストラップも付属。本体サイズはiPhone 6用がW76×D20×H147mm、重量が100g。iPhone 6 Plus用がW86×D20×H163mmで125g。
2015年06月11日●iPhone 4sは相当古いアップルが次期iOS「iOS 9」を発表した。対応機種としてiPhone 4sが発表されたことは、ある種の驚きをもって受け止められている。今となってはかなり古い機種となるiPhone 4sだが、どうしてアップルはiOS 9でiPhone 4sのサポートを続けることにしたのだろうか?○iPhone 4sは4年前の端末iPhone 4sは2011年10月に発売された、iPhoneとしては5代目に当たる機種だ。ディスプレイは3.5インチ(960×480ドット)、CPUはデュアルコアのApple A5を搭載する。搭載メモリは512MBだ。OSは当初iOS 5を搭載しており、音声アシスタント「Siri」が使えるようになったのも当機からだ。通信機能としては3Gまでで、LTEには対応していない。細かいことだが、発売当初は「4S」であり、iPhone 5s/5cが登場したのに合わせて「4s」と、小文字になったという経緯がある。もうひとつ、アップルの創業者にして伝説的な経営者となったスティーブ・ジョブズはiPhone 4sの発表翌日(10月5日)に息を引き取っており、ジョブズが見届けた最後のiPhoneでもあるわけだ。4sのsはスティーブのSだ、という人もいるほどだ。最初の発売からすでに4年半を経ており、翌年型落ちになってから購入したケースを考慮しても、さすがに国内でもバッテリー等にかなり経年劣化が見られる端末が増えているだろう。こうした古い機種は最新OSのサポートから外し、さりげなく(……でもないが)買い替えを勧めるのが通常の方針だ。実際、1つ前のiPhone 4はiOS 8でサポートされなくなっており、順当にいけばiOS 9でiPhone 4sが外れるはずだった。なぜ4sだけはこんなに長くサポートされ続けるのだろうか。理由を考えてみよう。●iPhone 4sがサポートされる理由:その1理由1:開発途上国での人気が高いから考えられる理由のひとつが、開発途上国では比較的最近まで販売されていたことだ。iPhoneはスマートフォンの中でもプレミアムブランドであり、アップルは理由もなくブランド価値を下げるような廉価販売を嫌う傾向にある(そのためiPhone 5cが想像より高く、あまり売れなかったということもあったが)。しかし一方で、潜在的ユーザー数が圧倒的に多く、成長市場として無視できない開発途上国にも端末を投入する必要がある。そこでアップルが取ってきたのが、1~2年型落ちの機種を、フラッシュメモリの容量も減らした上でこれらの市場に投入するという手法だ。たとえば新興市場であるインドは12億人以上の人口を持ち、将来世界2位となると言われている巨大市場だが、未だにiPhone 4sが人気機種として販売されている。最新のiPhoneには手が出ないが、それでもiPhoneが欲しいという層に人気があるそうだ。アップル自体のインドでのシェアは5%前後にすぎないが、それでも年間200万台程度は販売が見込める。将来インド市場が現在の中国市場のように成長したときを考えて、種をまいておくのに越したことはないというわけだ。いくら型落ちで安いとはいえ、月収の数割を費やしてやっとiPhoneを購入した人たちに、「君たちがこの間買ったiPhoneだけど、もう最新のOSは動かないからね」と言うわけにはいかないだろう(もっとも、実は2014年前半に、iPhone 4で同じことをやったようなのだが……)。理由2:ほかの機種もA5を使っているからApple A5を搭載している機種は、iPhone 4のほか、iPad 2、iPad mini、それに第3世代のApple TVがある(ただしApple TVのA5はシングルコアになっている)。Apple TVのOSはiOSベースで、バージョンから類推するとiPhoneのそれよりも1世代低いようなのだが、CPUがA5であることには違いがない。A5を搭載した機種はいずれも、比較的長く売り続けられた端末だ。iPad 2は2011年4月に発売されて2014年3月まで、iPad miniは2012年11月に発売され、今なお販売が続いている。iPad 2とiPad miniは教育市場などでも多く使われており、これを早々とカットするのは戦略的に見ても得策ではないだろう。また、Apple TVは発売以降3年以上が経過しており、今年中にも新型の登場が噂されているものの、値下げしたばかりでこれからユーザーを増やそうというところ。iOS 9でもイチオシのHomekitでも、家の外からiCloudを経由して家電を制御する際に、Apple TVがハブとして機能することを発表したばかりだ。つまり、戦略上もこれらの機種を無下にカットするわけにはいかないので、結果的にiPhone 4sも延命されたというわけだ。●iPhone 4sがサポートされる理由:その2理由3:来年大きなカットオフが行われるから来年は初代iPhone OSから数えて10年目、iOSもバージョン10となる記念すべき年だ。筆者はここで、比較的大きな改定がおこなわれるのではないかと見ている。それは画面解像度や対応CPUといった部分にまで大きく影響してくる変更になる。たとえばiPhoneはiPhone 4でRetina化、5でワイド化、6/6 Plusでさらなる高解像度化と画面サイズの変更を経ている。またCPUは、iPhone 5sのApple A7で64bit化を果たしており、Touch IDが採用されたのもここからだ。つまり、4sを切ればワイド化以前の画面アスペクト比を、5(および5c)までを切れば32bitコードとTouch IDを搭載しない不用心な環境も排除できる。アプリ開発やサービスを提供する上で、ユーザーの環境を一定に揃えるのが理想的だが、アップルはiOS 10でこうした大粛清を行い、一気にユーザーの環境を均質化する可能性はないだろうか。以上、つらつらと思いつくままに考えてみたが、どの理由が正しいというよりは、複合的に絡まっているように感じられる。アップルがどのような戦略のもとにサポートを決定したかは、アップルのみぞが知るというところだろう。とはいえ、日本市場に限って言えば、iPhone 4sはそろそろ本気でバッテリーも辛くなっているはず。余計なお世話かもしれないが、2年縛りも終わっているだろうし、iOS 9を待たずとも、そろそろ新しい機種に買い替えを考えてみてはいかがだろうか。
2015年06月10日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneで撮影したビデオ、やたらと容量が大きいような?」という質問に答えます。***お使いのiPhoneは、iPhone 6かiPhone 6 Plusではないでしょうか? そうであれば、ビデオの「フレームレート」が毎秒60枚(60fps)に設定されている可能性大です。「設定」→「写真とカメラ」の順にタップし、「60fpsでビデオを撮影」スイッチをオフ(白色)に切り替えましょう。これで、フレームレートは一般的な毎秒30枚(30fps)となり、撮影したビデオの容量はスイッチがオン(緑色)のときに比べ半分近くにまで減少します。ビデオカメラは、パラパラマンガのように連続した写真を撮影することで、動画を再現します。従来のiPhoneを含め、一般的なビデオカメラは毎秒30枚のペースとなるよう動画を撮影しますが、被写体の動きが激しいときは動きが不自然な印象になります。1秒あたりの画像の枚数(fps、frame per seconds)を60枚に増やせば、動きは滑らかとなり肉眼で見たときのものに近づきます。ただし、適用できるフレームレートはカメラの性能により決定されます。iPhone 6/6 Plusのカメラは、60fps対応のイメージセンサーを採用していますから、事前にスイッチを切り替えておくことで60fpsというハイフレームレートでの撮影が可能です。iPhone 5s/5cなど以前のiPhoneに搭載のカメラは、ハイフレームレート非対応ですから、60fpsを適用することはできません。このように、ハイフレームレート(60fps)のほうが通常(30fps)に比べ映像品質の点では有利ですが、引き換えにファイルサイズが2倍近くに増えます。そのぶん空き記憶容量の消費ペースも増えるため、ふだんは30fpsにしておき、高品質で記録したい"ここぞ"という場面で60fpsに切り替えるのがコツです。
2015年06月10日