狭小敷地を最大限にどこにいても心地いい“ミルクカートン”の中の開放感
階段にも天窓を設けて明るさを確保。右手がベッドルームへの入り口になっている。
階段側からベッドルームを見る。手前のカーテンの奥には分電盤があり、収納としても使用。
スポットライトが幻想的。ベッドに入る時間に差があるためロールカーテンを。
照明選びは、佐々木さんにも相談して特にこだわった。こちらはヨーロッパから取り寄せたPLUMEN。
コストカットのため、木釘と丸棒の組み合わせで取り付けた階段の手すり。これも大工さん泣かせだったそう。
白、木目、グレーで空間を統一
LDKに到達すると、トップライトから落ちてくる光に包まれる。壁材のラーチ合板の木目と、キッチンや収納棚の白、光に囲まれたナチュラルで居心地のいい空間が広がっている。
「リビングが小上がりになっているのも落ち着けますね。ここでゴロゴロしている頻度が高いです(笑)。
小上がり下には収納や本棚も設けてくれました」。
小上がりがあることで、キッチン台からテレビ台へと天板が同じ高さでつながる。
「完全な造作だとコストがかかるので、引出しや扉、棚板などをIKEAで揃えて、それに合わせて設計してもらいました。クッキングヒーターや水栓などもパーツを選んで、はめ込んでもらいました」。