くらし情報『新月に伐採した木で造る家 洞窟で暮らす安心感と、森の力に共感する住まい』

新月に伐採した木で造る家 洞窟で暮らす安心感と、森の力に共感する住まい

新月に伐採した木で造る家 洞窟で暮らす安心感と、森の力に共感する住まい

正面上部右側が玄関口。奥の階段は地階のベッドルームへ続く。ペンダントライトは春雨紙で作られている。
新月に伐採した木で造る家 洞窟で暮らす安心感と、森の力に共感する住まい

キッチンも木材で作ることにより、家に関わる職人の数を減らしている。
新月に伐採した木で造る家 洞窟で暮らす安心感と、森の力に共感する住まい

釘を使わず、一人の職人が伝統工法で作り上げた家。「大工のスターを育てたいと思いました」。木材は丁寧に面取りされていて、優しく心休まる空間となっている。
新月に伐採した木で造る家 洞窟で暮らす安心感と、森の力に共感する住まい

玄関を入り、伝統構法の木組みの階段を降りていくと、それぞれのフロアに居場所がある。崖地の地盤に寄り添うようにスキップフロアで居室が連なる。伝統工法の木組みの階段。

大地の安定した熱を利用するアースハウジング

丁寧に伐採された木を使い、土間床式の地熱を利用した落合邸は、カビや新建材によるシックハウス症候群にも無縁だ。日本で2軒しか使われていないという真空断熱材を使って超高断熱高気密化し、屋根などから降りてくる暖気や冷気をしっかり断熱。窓にも結露が起きない。湿気がたまりやすい洗面やバスルームもいつもカラリとしている。
「体感温度に影響するのは、床や壁が発する輻射熱です。
壁や床が20度なら中の気温を20度に調整することはすぐにできますが、躯体が10度であれば、体感温度を20度にするために気温を30度にしなければなりません。

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