くらし情報『1枚のコピーでも…身近にひそむコンプライアンス違反』

2015年6月8日 22:00

1枚のコピーでも…身近にひそむコンプライアンス違反

たとえば、社内で残業が禁止されているのだけど、期日に仕事が間に合わない。会社のPCは持ち出せないので、個人のUSBにデータを入れて持ち帰り家で仕事をした。ところがそのUSBを失くしてしまった!中には顧客データが入っており、個人情報の流出に…。意外とありそうな話じゃないですか?もっと細かい例を挙げると「会社のコピー機を使って、友人の結婚式の2次会会場の地図をプリントアウトした」というのも、会社の機材を私的に使ったわけですから、コンプライアンス違反になってしまいます。

企業は、不祥事が起きたらすぐに公表し、対処しなくてはいけません。とくに上場企業は、その対応を怠ると投資家から「不祥事を隠蔽した」と責められ、大問題になるので、徹底的にクリーンであるよう努める必要があるんです。不祥事を未然に防ぐために、最近ではコンプライアンスについて学ぶ特別社員研修を組む会社が増えています。けれども社内ルールが厳しくなることで、働く側が多少窮屈に感じる、という部分もぬぐえませんね…。
もしコンプライアンス違反をしてしまうと、最悪の場合、職を失うこともあるので、会社の内規をきちんと見ておくのも大事です。

◇ほり・じゅんジャーナリスト。

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