丁寧に断ることができれば、人間関係やビジネスシーンはより円滑に。
断る、反対する、注意するなど、ネガティブな気持ちを伝える場合、言い方を間違えば互いの関係性に溝ができてしまう原因にもなり、なかなか難しい。
とはいえ、どうしても伝えなければいけない場面はある。そんなとき、どんな言い方が最善なのか。企業の人材育成や研修などを手がける(株)ミュゼ代表の齋藤直美さんに「断る」際のコツを伺った。
相手の考えや状況を慮れば慮るほど、断るという行動は心苦しいかもしれない。
「ただ、もし無理をして引き受けてしまっても、結果的に満足のいく仕上がりにならなければ信頼を失うことにもなりかねません。
断ることはけっしてネガティブではなく、どうしたら相手の要望を実現できるのか考える機会とも捉えて」(齋藤さん)
以下で具体的な例文を紹介。文のパートごとに解説してあるので、参考にしてみて。
例:忙しいときに、別の仕事を頼まれたので、断りたい場合
「(1)申し訳ありません、(2)いまAの案件を抱えていて(3)厳しい状況です。(4)7時からでよければそちらの仕事にとりかかりますが、いかがでしょうか」
(1)(感謝+)