くらし情報『TPPで安い薬が手に入らなくなる? ジェネリックめぐる動き』

2015年6月29日 21:00

TPPで安い薬が手に入らなくなる? ジェネリックめぐる動き

ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回は、「ジェネリック医薬品」です。


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最近は病院で「ジェネリック医薬品」を選択できる機会が増えましたね。今日はその話をしたいと思います。

たとえば新薬を作る場合、開発し製品化にこぎつけるまでには、莫大な研究費用と時間がかかります。それを回収するために、製薬会社は特許をとって、一定期間、その薬を独占販売します。薬の特許の期間は20年間ですが、次の薬の研究開発費もまかなわなければいけないので、新薬はどうしても高額になってしまいます。

けれど、特許が切れれば、他社でもそれを真似て同じような効果の薬を作ることができる。開発費をかけないぶん、安く販売できる後発の薬のことを「ジェネリック医薬品」と呼んでいます。昨年は「バイアグラ」の特許が切れて、ジェネリック医薬品が大量に作られ、ED治療に明るいニュースとなりました。

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